2017/04/06 - 2017/04/19
9位(同エリア71件中)
youさん
初春の南イングランド(コッツウォルズを含む)の美しい村や町を列車とバスで巡ってきました。日程は下記。
4月6日 羽田→ロンドン(泊)
4月7日 ロンドン→ヘイスティングズ(泊)
■4月8日 ヘイスティングズ→ライ(RYE)→ヘイスティングズ (泊)
4月9日 ヘイスティングズ→ソールズベリ(泊)
4月10日 ストーンヘンジ→オールド・セーラム→ソールズベリ(泊)
4月11日 ソールズベリ→バース(泊)
4月12日 バース→チッペナム→カースルクーム→チッペナム(泊)
4月13日 チップナム→マムスベリー→サイレンセスター→バイブリー→サイレンセスター(泊)
4月14日 サイレンセスター→チェルトナム→ウィンチカム→サイレンセンター(泊)
4月15日 チェルトナム→ボートン・オンザ・ウォータ→チェルトナム(泊)
4月16日 チェルトナム→ロンドン(泊)
4月17日 夕方ロンドン→
4月18日 羽田
この旅行記は、4月8日のライ(RYE)観光を掲載します。
表紙の写真は、ライのマーメイド・ストリート。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
4月8日 この日は、1日中ライの観光をします。
ライは、イングランドで最も美しい中世の雰囲気が残る街として知られており、今回の旅は、ここを訪れてスケッチ等楽しむことが目的の一つでもあります。
ライまでは宿泊しているヘイスティングズから列車で往復(チケットは窓口で購入往復6.1£)します。1時間に1本程度の本数です。
ヘイスティングズ駅の高架橋からライ方向の眺め。 -
ライに向かう列車の車窓からの風景。4月はじめのこの時期、黄色の菜の花畑が目につき、新緑と草花が咲き始め、晴天も続いてベストシーズンかも知れません。
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9時30分
ヘイスティングズから約20分でライの駅に到着。 -
中世風レンガ造りのライの駅舎。
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駅から案内サインに沿って先ず観光案内所に行き、地図や見所などの情報を得ます。
かってライは海岸線に面し、港町として繁栄した時代もあったとのこと。案内所はそのことを物語るこの碇が目印です。観光案内所の隣はライ・ヘリテージ・センター。 -
ライの地図。
端から端まで500m程のコンパクトな街。1日この街に滞在するので、すべての道を歩けそうです。街の三方に川が流れていますが、中世の時代はこの付近まで海が迫っており、街は城壁に囲まれていたとのことです(観光案内所女史の話)。 -
観光案内所の手前の川を見に来ました。流れは穏やか。ヨットが係留されていますが、夏はもっと賑うことでしょう。
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観光案内所の脇道から街に入ります。坂を上る手前の街角にあるB&B・カフェ。
この建物付近に、1329年に建てられた古いゲートがあったとのこと(建物に付けられている解説版)。 -
カフェ裏手から伸びる小さな脇道TRADERS PASSAGEを上って丘の上に来ました。
小高い丘からの眺望。船が浮かぶ川の下流は英仏海峡。海岸線は中世の時代から3Km近く後退しています。 -
丘上の広場から続くWatchbell Streetを歩きます。
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つたの絡まるレンガの家々。
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木組の家も並びます。
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小さなセント・アンソニー教会。多分ご近所さんらの安らぎの場所なのでしょう。
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中は質素なつくり。ガイドブックに掲載されていない、この街で普通に使われている教会です・・・。
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小石を敷き詰めた通りと家並みとがいい感じに融合しています。
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イチオシ
木組みの家と白い花の咲く木・・・中世から変わらない街の風景です。
この白い花の木はナンジャモンジャかな?? -
セント・メアリー教会(1561年に建造)の裏手に出てきました。
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セント・メアリー教会の裏庭は、桜が満開でした。
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教会の裏手の通りを少し下ってイプラ・タワーに来ました。
1249年に造られた要塞です。 -
タワーの南側テラスからの景色。川の奥は英仏海峡。
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現地の「ウィリアムの征服トレイル1066」の解説版。
ライの対岸は、英仏海峡をはさんでフランスのノルマンディー地方。1066年は、イギリスの歴史を大きく変えたと言われているヘイスティングスの戦いがあった年、その後、ライやヘイスティングズは、対岸のノルマンディーとの交易上、重要な港街となり、外からの侵略に備えて要塞が建てられたとのことです。 -
Punp Streetに面して建つ円形の建物。これは中世からあるポンプ小屋かな??
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セント・メアリー教会の入口側に出て来ました。
教会の鐘楼にある時計は、10時40分を示し今も時を正確に刻んでいます。イギリス最古の振り子時計だそうです。 -
教会の中に入ります。
美しいステンドグラスで、見応えがあります。礼拝堂の片隅に図書が並べられていたり、キルト作品が展示されていたりして、地域のコミュニティーセンターとしても機能しているみたいです。 -
イチオシ
ライの街を見渡すために、狭い階段を上って鐘楼の展望台に来ました(3.5£)。
こちらは北側の内陸方向。レンガ色の屋根が重なる中世の街です。 -
南側の海方向。川下先に薄らと英仏海峡が見えています。
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西側方向。
この時間帯、ここまで上ってくる観光客はおらず、雰囲気のある中世の街を一人独占して堪能しました。 -
鐘楼内部にある時計の機械部。
ゼンマイ仕掛けで、そこに繋がる振り子は教会入口まで下がっています。 -
セント・メアリー教会の入口に戻ってきました。
見上げると、ほ~ら。。。入口の上部に左右に動いている振り子が見えているでしょう。 -
セント・メアリー教会の目の前にあるカフェ&レストラン。
ここは、シェイクスピアに匹敵する劇作家でライ出身の、ジョン・フレッチャーが1579年にお生まれになった家です(看板)。 -
セント・メアリー教会から伸びる Lion Streetを下ってきました。
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High Streetを歩きます。
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High Street。
買う気はありませんが、アンティークショップを覗きながら歩きます。 -
風変りなギターが陳列されていますが、これもアンティーク??
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イチオシ
THE MINT Street。
素敵なアンティークショップを覗くのも楽しみな街です。 -
イチオシ
THE MINT Street。
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THE MINT Street。
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THE MINT Streetに面した家から入るNeedles Passage。
人だけが通り抜けできる公道で、奥にお店も並んでいます。 -
THE MINT Street。
出窓が歩道にせり出し、しかも傾いた感じの家。 -
街をだいたい一周して、最初に歩き始めたTRADERS PASSAGEのところに来ました。
今度は、TRADERS PASSAGEに入らないで直進して、このMarmaid Streetの坂を上ります。
小石が敷き詰められた中世の時代のメインストリートです。 -
イチオシ
急な坂道に面して建つ家々。
中は段差のある部屋で結ばれているのでしょうが、老後の生活は大変かも。。。 -
Marmaid Street。
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Marmaid Street。
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Marmaid Street。
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小石が敷かれたMarmaid Streetを歩けば、それは自然に足つぼマッサージ効果が期待できそう♪。
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イチオシ
Marmaid Streetに面した老舗のホテル、マーメイド・イン。レストランも併設しています。
1156年に創業、1420年に再建され、エリザベス女王やジョニー・デップなど多くの著名人が訪れています。 -
ホテルの中庭へ通じる通り抜け通路。これらの建物自体がアンティークです。
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12時30分
建物の中が見たいので、ここで昼食をとります。フィシュ&ポティトとティーで約18£。
食事の後、館内を見学させてもらいます。ここは、1階のロビー。左側に噴水のある小さな中庭があります。 -
食事をしたレストランに通じている廊下。
壁に貴婦人の絵が描かれています。かっては密輸業者たちの溜まり場だったところで、こんな絵があるのも分かる気がします。 -
ラウンジ。
ここで見られる装飾品や絵はすべて歴史ものなのでしょう。 -
2階へ通じている階段。歩くたびにギシギシ鳴りますが、600年以上耐えてきたという実績があるので、構造は確かでしょう。
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Marmaid Streetは、ライの街の人気の場所。
観光客が通過し終わるのを待って木陰でスケッチします。 -
Marmaid Streetの一番奥まで来て、振り返った風景。
道に敷き詰められた丸い小石、これらは多分ライの海岸から運んだものなのでしょう。ヘイスティングズの海岸にも同じような小石がゴロゴロありましたから。 -
West Street。
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再びHigh Streetに出てきました。観光客の数も多くなってきています。
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やっぱしこの街はイギリスだぁ~!!
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High Streetの東端にライ・アート・ギャラリーがありました。
気に入った絵があれば購入するつもりで、ギャラリーの店員と会話しながらの絵画鑑賞タイム。結局何も買いませんでした。<m(__)m> -
Hilders Cliffのテラスからの眺望。
左側が海側、今は崖の斜面にも家が建てられていますが、中世の時代は崖下まで海が迫っており、ライの街は崖上に築かれていたのでしょう。 -
Hilders Cliff Streetを下って東端にあるランド・ゲートに来ました。
1329年に建てられた城門、中世の時代には街を囲む城壁に4つの城門がありましたが、現在残っているのはこの門だけです(解説版)。 -
イチオシ
Conduit Hill Street。
古い建物と小石を敷き詰めた道路、人気のない通りです。 -
アンティークショップを覗いたり、路地裏歩きなどして夕方までライの街を堪能しました。
列車とバスで巡る南イングランド。。。ソールズベリにつづく。
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この旅行記へのコメント (2)
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- pedaruさん 2017/05/11 05:36:07
- RYE
- youさん おはようございます。
一見してyouさんの絵と分かる独特のタッチ、色使い、素晴らしいスケッチを見せていただきました。
ライという町、想像以上に素敵な所ですね。小石を敷き詰めた道、木組みの家々、赤い屋根、ああ、世の中にはこんな街もあるのですね〜 ここにも行ってみたくなりました。
私の心は揺れています。今度はどこへ行ったらいいのかなぁ 限られた時間、残り少なの人生と貯金で・・・・
pedaru
- youさん からの返信 2017/05/11 23:16:04
- RE: RYE
- pedaruさん こんばんは。
毎度のこと、訪問と嬉しいコメントを有難うございます。
ライは、評判通りの素敵な街でした。イギリスは所要で何度も訪れていますが、その都度、知人から、ライに行くように勧められておりました。今回、実際にこの街を訪れてみて、知人が、自慢げに勧めていたのが納得できた次第です。
今度はyouから、旅先でのスケッチを同好とする旅友のpedaruさんに、小石の敷き詰められた坂道の上り下りが自由にできる体力が残されているうちに、ライへの旅を是非ともお勧め致します。
you
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