![2015年夏休みのスリランカ旅行9日目後半。<br /><br />スリランカの旅の最後は、旧首都で、最大の都市でもあるコロンボの観光。<br /><br />午前中にガンガラーマ寺院、国立博物館を訪れた後、午後は、ジェフリー・バワの設計で有名なシーマ・マラカヤ寺院、ペター地区と回っていき、最後はゴール・フェイス・グリーンでインド洋に沈みゆく夕日を鑑賞。<br /><br />10日間に及んだスリランカの旅。<br />古代・中世・近代の遺跡から、ジャングルが広がり様々な野生生物が生息する大自然、そして人懐こくて親切な人々と、非常にバラエティに富んだ内容で、全体としてみれば、これまでの旅の中でもベスト5に入るほどの充実ぶりでした。<br /><br />内容の充実さに加え、スリランカは毎日が灼熱の日射しと突然のスコールの連続で、それだけに体力もかなり消耗しましたが、旅を終えた今となっては、その過酷さが旅をより思い出深いものにしたのかなと思います。<br /><br />年齢的にハードな旅もそろそろきつくなってくるところですが(笑)、またいつか、毎日が発見と驚きのこんな充実した旅をしてみたいものですね。<br /><br /><旅程表><br /> 2015年<br /> 8月14日(金) 成田→バンコク→コロンボ<br /> 8月15日(土) コロンボ→アヌラーダプラ<br /> 8月16日(日) アヌラーダプラ→ミヒンタレー→アヌラーダプラ<br /> 8月17日(月) アヌラーダプラ→ポロンナルワ<br /> 8月18日(火) ポロンナルワ→ダンブッラ→シーギリヤ→ダンブッラ<br /> 8月19日(水) ダンブッラ→キャンディ<br /> 8月20日(木) キャンディ→ピンナワラ(象の孤児園)→キャンディ(ペラヘラ祭)<br /> 8月21日(金) キャンディ→コロンボ→ゴール<br />〇8月22日(土) ゴール→コロンボ<br />〇8月23日(日) コロンボ→バンコク→成田](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/25/10/650x_11251093.jpg?updated_at=1498415599)
2015/08/22 - 2015/08/23
20位(同エリア559件中)
エンリケさん
2015年夏休みのスリランカ旅行9日目後半。
スリランカの旅の最後は、旧首都で、最大の都市でもあるコロンボの観光。
午前中にガンガラーマ寺院、国立博物館を訪れた後、午後は、ジェフリー・バワの設計で有名なシーマ・マラカヤ寺院、ペター地区と回っていき、最後はゴール・フェイス・グリーンでインド洋に沈みゆく夕日を鑑賞。
10日間に及んだスリランカの旅。
古代・中世・近代の遺跡から、ジャングルが広がり様々な野生生物が生息する大自然、そして人懐こくて親切な人々と、非常にバラエティに富んだ内容で、全体としてみれば、これまでの旅の中でもベスト5に入るほどの充実ぶりでした。
内容の充実さに加え、スリランカは毎日が灼熱の日射しと突然のスコールの連続で、それだけに体力もかなり消耗しましたが、旅を終えた今となっては、その過酷さが旅をより思い出深いものにしたのかなと思います。
年齢的にハードな旅もそろそろきつくなってくるところですが(笑)、またいつか、毎日が発見と驚きのこんな充実した旅をしてみたいものですね。
<旅程表>
2015年
8月14日(金) 成田→バンコク→コロンボ
8月15日(土) コロンボ→アヌラーダプラ
8月16日(日) アヌラーダプラ→ミヒンタレー→アヌラーダプラ
8月17日(月) アヌラーダプラ→ポロンナルワ
8月18日(火) ポロンナルワ→ダンブッラ→シーギリヤ→ダンブッラ
8月19日(水) ダンブッラ→キャンディ
8月20日(木) キャンディ→ピンナワラ(象の孤児園)→キャンディ(ペラヘラ祭)
8月21日(金) キャンディ→コロンボ→ゴール
〇8月22日(土) ゴール→コロンボ
〇8月23日(日) コロンボ→バンコク→成田
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
8月22日(日)
13時30分、国立博物館を3時間たっぷり見学した後、敷地内にある売店でコカ・コーラ(50ルピー=約50円)を買って水分を補給し、再び街歩きへ。
午後の灼熱の日射しが厳しいところですが、まずは国立博物館から1km弱のところにある、ジェフリー・バワの設計で有名な“シーマ・マラカヤ寺院”を目指して歩いていきます。 -
途中にはこんな菊地亜美似の女性の看板も。
スリランカにはくりくりした目の美人が多い印象ですね。 -
13時50分、ベイラ湖(Baira Lake)の畔の“シーマ・マラカヤ寺院”(Seema Malakaya Temple)に到着。
高層ビル群をバックに水上に佇むシンメトリーな寺院。
なんとも芸術的な姿です。シーマ マラカヤ寺院 寺院・教会
-
入場料を支払って(200ルピー=約190円)水上に浮かぶ寺院の敷地内を見学していると、本堂の両脇にはブロンズの仏像がズラリ。
スリランカには似つかわしくないブロンズ製の仏像が、バックの高層ビル群とあいまって、何だかシュールな印象です。 -
菩提樹を意味している木の周りにも、ブロンズの仏像群。
このシーマ・マラカヤ寺院を設計したのは、インフィニティ・プールの生みの親としても名高いスリランカ出身の建築家、ジェフリー・バワ(Geoffrey Bawa、1919-2003年)。
スリランカの伝統に沿っているようでいて、新しさも導入している、さすがはジェフリー・バワといったところです。 -
本堂の入口には、アヌラーダプラやポロンナルワの遺跡でお馴染みのガードストーンとハーフムーンストーン。
水上に浮かんでいるように見える革新的なデザインの寺院だけれども、ガードストーンやハーフムーンストーンなどのスリランカの寺院の伝統的要素はしっかり継承。 -
本堂は木造ですが、ガンガラーマ寺院のように派手派手しいものではなく、木のぬくもりが伝わってくるようなシンプルな構造が見事ですね。
【灼熱と豪雨、そして笑顔のスリランカ(14) ガンガラーマ寺院の本堂】
http://4travel.jp/travelogue/11244342#photo_link_48781983 -
14時30分、シーマ・マラカヤ寺院を見学した後は、途中途中でジュースを買って水分を補給しながら、てくてくと北を目指して歩いていきます。
-
と、こんな灼熱地獄のような大通りを歩いていたら、“あなたはどこに行くの?手伝いましょうか?”と話しかけてくる若者が。
まだあどけない表情の若者でしたが、自分から話しかけてくるやつは危ないという警戒心がはたらいていたため、話を適度にスルー。
向かう方向が同じなのか、彼は名前を名乗ったり(ポルトガル系の姓で、祖先がポルトガル人入植者のようでした。)、こちらの名前を聞いたりしてしばらく話を続けますが、彼が勤務しているというホテルに着いたところでお別れ。
きちんとしたところに勤めているようだし、本当に親切心から話しかけてくれたのかな?
一度海外でひどい目にあうと、こういうところでなかなか人を信用できないものですね。 -
フォート地区まで来て歩き疲れたところで、赤レンガ風のオシャレな建物の中にある“カーギルス”(Cargill's)というスーパーを見つけ、休憩ついでに紅茶などお土産の調達。
同じ建物内には酒屋もありましたが、やはりスリランカでは一般的にお酒はタブー視されているのか、あまり人は寄り付かず、カウンターの係員も厳しい表情をしているように見え、一種異様な雰囲気でした。
【灼熱と豪雨、そして笑顔のスリランカ(4) アヌラーダプラの酒屋】
http://4travel.jp/travelogue/11183734#photo_link_46087328 -
お土産の購入を終え、再びてくてくと歩いて15時55分、ペター地区の手前の時計塔までやってきました。
このあたりはトゥクトゥクなどの交通量が多いので、道路を渡る際は注意が必要です。時計塔 (コロンボ) 建造物
-
そしてコロンボの下町とも言えるペター地区へ。
先ほど通ってきた、整然とした官庁街のフォート地区に比べ、こちらは人、街並みとも雑多な印象です。
道路も狭く、あまり整備されていないようで、あちらこちらには国立博物館に入っている最中にあったスコールの跡の水たまりも。ペター地区 (コロンボ) 散歩・街歩き
-
そんな人の間をかき分けるようにしてやっとたどり着いたのが、この“ジャミ・ウル・アルファー・モスク”(Jami-Ul-Alfar-Mosque)。
たくさんの方の旅行記でも触れられている、ペター地区を象徴する赤と白の縞模様のド派手なモスクです。ジャミ ウル アルファー モスク 寺院・教会
-
このジャミ・ウル・アルファー・モスクの下はこんな感じで、カメラを構えているのが危ぶまれるほど人通りが多く、ちょっとコワい雰囲気。
こんな人混みの中でモスクの入口を探すのもたいへんな気がして、外観の写真を数枚撮っただけで気が引けて退散してしまいました・・・。 -
続いてやってきたのはペター地区のほぼ真ん中にある“オランダ時代博物館”(Dutch Period Museum)。
オランダ統治時代(1658-1796年)の政府の建物をそのまま転用した博物館とのことで、早速入ってみることにします。
ちなみに入場料は500ルピー+撮影料250ルピー=750ルピー(約700円)と、スリランカの他の博物館同様、やや高めです。オランダ時代博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
まず入口付近には、当時のオランダ人総督の肖像画や風景画などが。
-
こちらは1783年、キャンディの宮廷でキャンディ王国の廷臣を待ち受けるオランダ政府の使節を描いたものとのこと。
キャンディ王国の貴族がオランダ人に対して五体投地しているように見える、現代のスリランカの人々にとってはかなり屈辱的な場面なのに、よくこのように展示されているものです。 -
1階の展示室を抜けると、赤い屋根との対比が美しい、緑の芝生の中庭が。
ここで写真を撮っていたら、庭の一角でくつろいでいたおじさんが近づいてきて、“どこから来た?日本人か?これから館内を案内しよう”とのこと。
“地球の歩き方”にも、オランダ時代博物館にはガイドがいることが書いてあったし、ここは無下に断らず、そのままガイドを任せることにしました。
(断ろうにも、ほかに誰も観光客がなく、最後まで付きまとわれそうな気がして、面倒くさかったこともありますが。) -
中庭に面した回廊には、こんな墓石のようなものが。
当時のオランダ人たちのお墓でしょうか。 -
おじさんに案内されて2階に上がると、ガランとした空間の隅に、当時オランダ人が使っていたものと思われるテーブルやタンス、ベッドなどが。
-
壁には1796年のコロンボを表した地図。
左が北になっており、海や湖に囲まれたペター地区が街の中心であったことがよく分かる地図になっています。 -
展示品の最後は当時オランダが求めていたカルダモン、ナツメグ、胡椒、シナモンといった香辛料。
以上をもってオランダ時代博物館の見学は終わり。
途中からガイドしてきたおじさんがチップが欲しそうな顔をしていたので100ルピー(約95円)を渡すと、“スリランカではこんな額は低すぎるぞ”とのこと。
国立博物館と比べれば明らかに小さくてレベルが低い博物館にこれ以上払う気になれず、そのまま無視して退出。
日本だったら会場ガイドなんて普通タダなんですけどね。 -
17時にオランダ時代博物館を出て、最後はインド洋に沈む夕日を見ようと、再びフォート地区の中を通って海沿いへ。
先ほどのペター地区と違い、フォート地区はこんな高層ビル群が並び立つスリランカの先端地区となっています。ガラダリ ホテル ホテル
-
こんなヨーロッパ風の旧国会議事堂の前を通って・・・。
-
17時30分、インド洋沿いの緑地、“ゴール・フェイス・グリーン”(Galle Face Green)に到着。
陽もだいぶ傾いてきて、付近は夕暮れ時を海の近くで過ごそうとする地元スリランカ人でいっぱいです。ゴール フェイス グリーン 広場・公園
-
こんなふうに海沿いでは散歩をしたりベンチに腰掛けたりして、皆、思い思いの過ごし方をしています。
-
広々とした緑地帯では凧揚げに精を出す親子も。
インド洋から吹き付ける風が強いので、凧揚げにはぴったりの場所かも。
温泉のようなにおいのする、湿ったじめっとする風ですが。 -
こんなふうに凧が飛び立って・・・。
-
空にはほかにもたくさんの凧。
あんな高いところまで、一体誰が揚げているのでしょう? -
そんなゴール・フェイス・グリーンに集う様々な人々を見ているうちに、17時50分、日没の時刻に。
インド洋の方向に目を移すと、水平線の近くには分厚い雲。
前日のゴールと同様、この日もまともに夕日を見られないのか・・・。
【灼熱と豪雨、そして笑顔のスリランカ(13) ゴールの夕暮れ】
http://4travel.jp/travelogue/11235321#photo_link_48423418 -
そんなふうに思っていたところ、18時、雲を突き破って、まぶしいほどの夕日が顔をのぞかせます。
・・・スリランカの旅の最後の最後で、ようやくまともな夕日が拝めました。 -
そんな時間も長くは続かず、18時10分、太陽は雲の中に姿を消し、辺りはだんだんと薄暗くなっていきます。
わずかの時間でしたがインド洋に沈むきれいな夕日を見られたことだし、そろそろこちらも引き揚げることにします。 -
18時30分、空港へ行くにはまだ少し余裕があったので、“地球の歩き方”にも載っているフォート地区のChatham Street沿いのカフェ、“t-Lounge by Dilmah”へ。
高級紅茶ブランドであるディルマの紅茶が楽しめるカフェで、店内は紅茶の缶をデコレートしたこんなオシャレな空間になっており、来店しているのは外国人観光客ばかり。
【t-Lounge by Dilmah】
http://www.dilmaht-lounge.com/The t-Lounge by Dilmah カフェ
-
と、店内の華やかさに呆気にとられていると、“Hey!”と呼び止める声が。
声をかけてきた男性をよく見ると、日中シーマ・マラカヤ寺院からフォート地区に向かう途中で声をかけてきた若者。
ホテルに勤務していると言っていましたが、どうやらこちらの店員としても働いているようです。
ともかく偶然の再会に驚き、思わず手を挙げてハイタッチ。
日中声をかけてきたときは怪しい人物と思っていましたが、こんな高級そうなお店で働いているところを見ると、本当に親切心で話しかけてくれたのかな? -
イケメンで気さくな雰囲気の彼との会話を楽しんだ後、注文したのはアイスのレモンティー。
こんなオシャレな(?)スタイルで出てきます。
ふたの部分には氷がどっさりと置かれていましたが、外国人が多く利用するこの店ならちゃんとしたものを使っているはずで、お腹を壊すことはないでしょう。 -
柄に似合わずマンゴークレープも注文。
さすがに高級店だけあって、上品な味。
お代はアイスレモンティーと合わせて1,000ルピー(約930円)と、スリランカの一般のお店に比べかなり高めでしたが、お店の内装やスタッフの質を含め、この雰囲気なら仕方ないでしょう。
食後、リラックスできたことに対してイケメンの彼に最大限の賛辞を贈り、“日本に帰ったらみんなにこのお店を紹介するよ”と、がっちり握手して店を退出。
今回、旅行記にアップすることでようやくその約束が叶いました(笑)。 -
すっかり暗くなった19時、コロンボ・フォート駅に到着。
駅のCLOAK ROOMから預けた荷物を引き取り、空港への出発準備完了です。 -
駅周辺の売店では、色鮮やかな果物がこんなアートな感じに並べられていて、先を急ぐ身でしたが、思わずパチリ。
-
この8日間、毎日が発見と驚きの連続だったスリランカ。
このコロンボも、滞在すればするほど新しい発見がありそうですが、出発便の時刻が迫ってきているため、名残惜しくもフォート駅を後にすることにします・・・。コロンボ フォート駅 駅
-
19時30分、道路を挟んで駅の向かい側にある空港行きのバスに乗車(運賃100ルピー=約95円)。
よく見ると、乗車しているのは地元の人々ばかりで、外国人は一人も乗車していません・・・。
後で確認したところ、駅の向かい側から出発する空港行きのバスは、停留所が多い上に空港が終点ではなく、しかも空港から少し離れたところに停まるため、外国人旅行者にとっては便がよくないとのこと。
ここはスリランカ到着時に利用した、駅東側のセントラル・バスターミナルからの空港バスを利用するべきでした・・・。 -
そんなことに気付いたのは後のことで、最初は去りゆくスリランカの景色を目に刻み付けるように、窓の外をじっと眺めながらバスに揺られていきます。
-
スリランカは仏教徒が人口の7割を占める国ですが、仏像と並んでこんな大きなキリスト像や聖母マリア像も道路のところどころに設置されています。
どんな宗教の人でも、宗教が生活の大部分を占めている様子が伝わってきます。 -
コロンボから空港のあるニゴンボ周辺までは、田園風景がなくずっと市街地が続いており、コロンボから1時間以上離れたところでもこんな派手目のファッション店舗が。
コロンボ都市圏はスリランカの他の都市圏と比べ、段違いに広いですね。 -
20時30分、コロンボ・フォート駅を出発して1時間が経過するのに、まだ空港へ到着する様子はありません・・・。
渋滞にも遭遇し、少し焦り始めた頃、窓の外では同じく渋滞にはまって暇をもてあましている5人乗りバイク(!)のお子様たちが。
向こうでもバスの外を見ている色の白い外国人に気付いたらしく、カメラを向けるとにこやかに笑って手を振り返してきます。
今回のスリランカの旅、最後まで人懐こい笑顔がいっぱいの旅でしたね。 -
渋滞を抜け21時、もう出発から1時間半が経過して、精神的にもかなり疲れてきたところですが、燃料が少なくなったのか、バスは突然ガソリンスタンドへ。
いい加減空港はまだかと焦っているときだっただけに、さらにイライラが募ってきます・・・。
ちなみにガソリン代は1リットル110ルピー(約100円)と、日本とそれほど変わらない感じ。 -
ガソリンを補給して少し走った後の21時10分、車掌から“ここが空港だ”と言われ降りると、普通の道端のようなところに。
何だか訳が分からないでいると、トゥクトゥクの運転手が寄ってきて、“乗れ”とのこと。
シャトルバスみたいなものかと思い、言われた通りに乗ると、わずか1、2分で空港の建物入口に到着。
そして到着した途端、どしゃ降りのようなスコールが。
ともかくも無事、空港に到着。
運転手に感謝の言葉を伝えると、“運賃は?”とのこと。
“空港行きのバス”(行き先表示もちゃんと“Airport”)なのだから、連結のトゥクトゥク代も込みなのだろうと思っていたら、ちゃっかり別料金とのこと。
仕方なく100ルピー札(約95円)を渡しましたが、コロンボからここまで1時間半もかかったバス代と同じなのが腑に落ちないところ。
まあ最後は突然の雨に濡れずに済んだからよかったとしますか・・・。バンダラナイケ国際空港 (CMB) 空港
-
空港では余ったルピーをドルに両替したり(一部の銀行では表示のレートから手数料が別途かかってくるので注意)、日本の協力で建設された空港施設を見学したりして過ごします。
そして日付が変わって8月23日(日)の1時20分、タイ国際航空TG308便は、定刻通りバンダラナイケ国際空港を離陸。
7時35分、経由地のバンコクにてTG676便に乗り換え、15時45分、無事成田空港に到着。今回の旅が終わりました。
前文に書いたように、スリランカの旅は遺跡あり、自然あり、人懐こい人々ありと、非常に多彩で、一度の旅で数回分の旅を味わえるような旅でした。
一方で、灼熱の日射しや毎日のようにあるスコールは過酷で、着ていた服やカメラがかなりのダメージを受けたりと、これまでになく被害も大きかったです(笑)。
しかし、人生は一度きり。
似たような旅が続いて物足りない思いをしている方は、ぜひスリランカを訪れてみてください。
旅の原点に立ち返ったような、様々な発見や驚きが待ち受けていて、あなたの心をきっと豊かなものにしてくれるはずです!
(灼熱と豪雨、そして笑顔のスリランカ旅行~終わり~) -
(おまけ)
スリランカのお土産といえばやはり紅茶製品。
わたしはフォート地区の“カーギルス”(Cargill's)というスーパーで購入しましたが、有名なディルマ(Dilmah)のものなら、50パック入りのプレミアムが175ルピー(約165円)、20パック入りのジンジャーが170ルピー(約160円)ほど。
日本ではあまり有名ではありませんが、“STEUARTS TEA”のBOPFが25パック入りで85ルピー(約80円)とかなりオトク。
個人的にはディルマよりも“STEUARTS TEA”の方が、味にクセがなく、飲みやすかったです。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- 川岸 町子さん 2017/06/28 22:16:58
- 切なくなるような旅の終わり
- エンリケさん、おばんでした☆
とうとう旅の終わりになってしまったのですね。
私まで切ない気持ちになります。
最後の最後でご覧になった夕陽、声をかけてきた男性との出会い、旅は不思議です!
懐かしのペター地区は、私もあまり長居をするところでないと感じました。
駅から空港へのバスは、同じく外国人は私くらいで、ヤンキードライバーにドキドキしながらやはり1時間以上乗りました。
でも空港の前で私を降ろしてくれて、どこかへ行きました。
北部の遺跡から始まった旅。
暑い中のシーギリヤ、石窟寺院、コロニアル都市、仏教寺院、眩しい海、動物、お祭り、博物館
一つ一つあげてゆくと、なんと中身の濃いお時間を過ごされていたかと思います。
なかでもスリランカ旅の一番印象的なのは、人々かもしれませんね。
私は今も、スリランカの人々の輝く笑顔が忘れられません。
その笑顔や表情をエンリケさんの旅行記で久しぶりに見せて頂き、うれしかったです(*^▽^*)
「これまでの旅の中でもベスト5に入るほどの充実ぶりでした。」
今まで沢山旅されてきて、その中のベスト5に入るとは、それほど素晴らしかったとの証ですね!(^^)!
あとはペルーやラオスかな〜?と勝手に想像(笑)
「旅を終えた今となっては、その過酷さが旅をより思い出深いものにしたのかなと思います。」
そんな風に思えるお気持ちの柔軟さが、素敵ですね!
どれだけ柔軟な気持ちで、その国に目線を近づけて旅できるかで、中身の濃さが違うのでしょうね。
「年齢的にハードな旅もそろそろきつくなってくるところですが(笑)、またいつか、毎日が発見と驚きのこんな充実した旅をしてみたいものですね。」
エンリケさんの次のお出掛けをまた見せて頂ければと思います!
スリランカ編、ずっと楽しませて頂き、ありがとうございました(@^▽^@)
お疲れさまでした。
町子
- エンリケさん からの返信 2017/07/02 21:47:04
- リアルな旅
- 川岸 町子さん
こんばんは。
スリランカ旅行記、最後までお読みいただきありがとうございます!
今回のスリランカの旅は、毎日が発見と驚きの充実の内容だっただけに、最後は去り難い気持ちがいっぱいでしたね。
> なかでもスリランカ旅の一番印象的なのは、人々かもしれませんね。
> 私は今も、スリランカの人々の輝く笑顔が忘れられません。
まさにおっしゃるとおりですね。
スリランカの人々は人懐こくて親切で写真にも興味津々で(笑)、これほどまでに現地の人々のお顔を撮ることができた旅はほかにはなかったですね。
> 「これまでの旅の中でもベスト5に入るほどの充実ぶりでした。」
> 今まで沢山旅されてきて、その中のベスト5に入るとは、それほど素晴らしかったとの証ですね!(^^)!
> あとはペルーやラオスかな〜?と勝手に想像(笑)
さすがに鋭いですね(笑)。
ヨーロッパを旅すると、建物や街並みばかりの旅行記になってしまいがちですが、今回は表紙も多彩になったし、自分でもバリエーション豊かな旅行記に仕上がった気がします。
そういう意味では、ペルーやラオスも多彩な楽しみ方のできる、充実の旅先ベスト5といったところですね。
あとの2つのうちひとつはヨーロッパを代表してバルセロナ、そしてもうひとつはまだ見ぬ旅先のためにとっておきましょうか(笑)。
> 「旅を終えた今となっては、その過酷さが旅をより思い出深いものにしたのかなと思います。」
>
> そんな風に思えるお気持ちの柔軟さが、素敵ですね!
> どれだけ柔軟な気持ちで、その国に目線を近づけて旅できるかで、中身の濃さが違うのでしょうね。
インターネットで事前予約してそのレールに乗って自動的に進む旅よりも、旅先であれこれ考えて、間一髪になりながらもその場でチケットを買って進めていく旅の方が、やはり何倍も楽しいですよね。
インターネットが進んだ現在となっては、そういうリアルな世界で人間同士のやりとりができる旅というのも、限られてきますよね。
> エンリケさんの次のお出掛けをまた見せて頂ければと思います!
こういう大充実の旅をしてしまうと、満足度のハードルが上がってなかなか満たされる旅ができなくなってしまうものですが、また新たな目標をもって旅を続けていきたいですね。
今後ともいい旅行記を作っていければと思いますので、ぜひまた覗きにいらしてください!
-
- rinnmamaさん 2017/06/26 09:24:41
- インド洋の夕暮れ・・
- エンリケさん、おはようございます。
インド洋の夕暮れ‥旅の終わりの表紙。。。奥深いですね!
旅の終わりは切なさと安ど感の狭間で揺れ動きますが、如何でしょうか?
スリランカという名前は知っていても、地方の名前など知る由もなく、エンリケさんの旅程地も把握できませんでした。
ただ、このような旅を拝見できる4トラとエンリケさんに感謝です^^
普通の旅を体験中の身ですので、更に高みの旅に突入していく、エンリケさんの旅行記から目が離せません。
さて、旧都のコロンボは近代的な地区と、踏み入れても怖そうな地区があるのですね。
近代的な地区なら散策できそうな気がしました。
カーギルスというスーパーと遠方に見える高層ビルは現代の風景ですもの・・・
素敵な建物のスーパーですね!
一期一会の若者との出会い・・Dilmahの方だったんですか・・
多分、彼はエンリケさんとご縁があったんですね!
旅先での思い出はこの様な出会いのような気がするんですよ。
私も一人旅での思い出は、各地で出会いった方の笑顔ですもの。
最後にリラックスできてよかったです(^^)
スリランカを体感させて頂きました。
rinnmama
- エンリケさん からの返信 2017/07/02 19:58:07
- スリランカは本当に去り難い国でした。
- rinnmamaさん
こんばんは。いつもご訪問ありがとうございます。
今回のスリランカの旅は、遺跡に、自然に、そして人懐こくて優しい人々にと、大充実の内容だったので、旅の終わりがとても残念に感じられましたね。
あんなに暑くて体力を消耗した国だというのに、どこか居心地がよくて、滞在すればするほど新しい発見が待ち受けているような気がして、本当に去り難い思いでした。
> 一期一会の若者との出会い・・Dilmahの方だったんですか・・
> 多分、彼はエンリケさんとご縁があったんですね!
同じポルトガル系の名前ですから、そういうところでも縁があったのでしょうね(笑)。
> スリランカを体感させて頂きました。
わたしの旅行記でそんな気持ちになっていただけるとは、何とも有難い限りです。
これからも、見てくださった方々が一緒に旅をしているような気分になれる、臨場感のある旅行記を作っていきたいものですね。
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