2017/04/01 - 2017/04/01
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OE-343さん
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18きっぷ3日目。漢方産業化推進研究会のウェブサイトで見て気になっていた塩山の甘草屋敷に行ってきました。
もちろん189のホリデー快速で行きます。JR30年の日、国鉄型に乗ります。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JR特急 JRローカル 徒歩
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18きっぷ3日目は中央線方面へ向かうことにしました
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新宿駅に来ましたらこちらが入線していました
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華はグリーン車指定席の扱いですので18切符にはなりません
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電光掲示板を見ていたらなんと山梨富士が全車指定席に変わっていました。数年前は三両は自由席だったのでそのままだと思っていたのですが。あと5分しかないので急いで数が多い西口の券売機に行って慌てて指定券を発見しました。その時も駅ネット経由にしてポイントをつけました
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戻ってくると今度は外国人客と駅員がもめていました
どうやら指定席であることを知らず、山梨富士に乗りたがっているようです。「どうせガラガラなんだから車内で車掌に席なし指定券を発券させてあげれば」と言ってあげたら、駅員は「私にそんな権限は無い」とか、「ジャパンレールパスでしょ、車内だとタダにならないから迷惑だし」、とか、いろいろと列車に乗せない理由ばかりを考えて、片言の英単語で「No,no, take train on Plattform 11 , go to Ostuki, change to Fujikyu line 」とだけ言っていました。実際には、そちらに乗ると大月での接続が悪く、1時間半も遅れて河口湖に着くのですけどね。満席ならとにかく、ガラガラなのは目に見えているのですから、車内で520円売れば良いだけのことを、なぜできないのでしょう。あれほど金がない金がないと言ってあけぼのを廃止にするし、保存のカネもないと言って485・583はスクラップにするくせに、なぜ520円稼ぐのが嫌なのでししょう? -
車内はこのような状況です
結局検札はなく、指定券を買わなくても乗れてしまう状況でした。駅員が英語わからないことをいいことに、多分車内に乗ってしまえば車掌から買えるよ、とその外国人グループには言っといたのですが、駅員に従ってホリデー快速を待ったようです。
私も実はこの山梨富士でいちど指定席を巡るトラブルに遭遇したことがあって、河口湖の駅で外国人客と改札待ちをしながら話をしていて、そのグループが指定席にいたので乗車してからも誰も乗っていない指定席にダラダラ立ってその外国人客と話をしていたら、新宿運輸区の車掌がなんだかんだ言ってきて大月から高尾まで延々と押し問答のあげく、席なし指定券の発券を拒否、八王子で降りてもらうとか脅迫までされたことがあります。新宿運輸区の車掌が乗っている列車には気をつけた方が良いと思います. ドイツ語と英語で話をしていたのが気に障ったのでしょうか? -
485も583ももうないのに、新宿から189に乗れるなんて
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朝食を食べながら1時間ほど、大月に到着しました
このまま乗っていたいところですが乗り換えます -
富士急の写真とかを撮りながら20分ほど待って215のビュー山梨に乗ります
215系のもつ、「非日常的な雰囲気」の威力 by OE-343さんホリデー快速ビューやまなし号 乗り物
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特徴的な215系の機器配置がみたくて先頭車にのりました
大月のホームで「先頭車は1階がないんだよね」と話をしていた方と車内でもお話しし、このページのことも紹介しました
電動車配置の影響でしょう、客車のような加減速の乗り心地がありました -
残念ながら天気が悪かったのですが、笹子峠付近では雪がそれなりに降っていました。雪を見るのが久しぶりとなりました
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勝沼駅。車内でお話ししたグループによると本来は勝沼の桜を見たかったとの事ですがこの模様です。もう少ししたら咲いたのでしょうけれど
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結局後続の211系に乗って予定通り塩山まで来ました
先程のグループは甲斐善光寺に行くと言っていました -
E351通過。
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さて駅前の甘草屋敷
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こちらが甘草の畑になります
写真に載せた庭で作っていた甘草が幕府に納品されていただけとのこと by OE-343さん旧高野家住宅・甘草屋敷 名所・史跡
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私は薬の方を目当てに行きましたが大半の客は雛人形を目当てに来ていたようです
甲州市えんざん桃源郷「ひな飾りと桃の花まつり」 祭り・イベント
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お話を聞いたところ、この地域は甘草の産地とかであったわけではなく、たまたまこの写真にある、この家の前の広めの庭のような畑で、作った甘草が江戸幕府に納品されていた、と言うだけだ、とのことで、この地域が甘草の産地であったのかな?などと考えて期待して訪問した私はかなり拍子抜けしました
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こちらが甘草。
上に見えるのが甘草の根です。
左に下にあるのは刻んだ生薬で、主に煎じ薬の材料として使われ、日本での生薬の流通はほぼこの形です。ちなみに、このくらいのサイズで刻むのが日本式の「漢方」で、例えば中国ではもう少し大きく切っています。そして、1回分の量に使う生薬の量も日本式よりかなり多いのが中国式です。なお、この日本式や韓国式中国式と言うものは、その地域の水質などに合わせて数百年かけて研究されてきたものですから、とにかく広い中国だとその中にもおそらく様々なやり方があるものと思われます。
右下にあるのが粉末にした生薬で、これはもともと薬の処方名が「散」の処方はこれくらいの粉末生薬を使います。ただ、現在の日本の漢方では一般的にそういったものも左下の状態で煎じて使用されることがほとんどです。 -
甘草を育てている様子。パネルで展示されています
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甘草についてきちっとした専門家による解説をご覧になりたい方はこちらのページをご覧ください。https://kampodesk.com/reading_matters/76188
漢方薬関連を扱ったウェブサイトの中には、フェイクニュースを流すものもあるような気がしますが、こちらのリンクのサイトは慶應義塾大学医学部、環境情報学部の教授がやっている大変信頼性が高いと思われるサイトで、この解説を書いている薬剤師も、慶應義塾大学の専門の先生ですので、甘草の事のみならず漢方薬について何か知りたいと思われた方はこちらのサイトをご覧になることをお勧めします。(一部広告ページなどもありますのでもちろんそこはしっかりと区別しましょう)。
甘草屋敷で甘草についてしゃべっている人も薬の事はよく知らないので、解説を求められたらこのウェブサイトを見るようにと紹介しておきました -
製薬会社から提供された他の生薬のサンプルもあります
しかしながら残念なことに、甘草は確かに入っているものの、漢方薬とは呼べない、どちらかというと栄養ドリンクの類に近いものや、民間薬の類になるものも展示されており(漢方薬と言うものは数千年の歴史の中で学問として体系化されたもののみをいいます)、展示の質に関しては問題があり、そこにいた人に一応しゃべっておきました。甘草は甘味料としても大量に使われており、糖質カット等を謳った商品の甘味料は甘草由来のものか、あるいはアメリカ産の遺伝子組み換えとうもろこしを原料にした異性化液糖かのどちらかですので、実は漢方薬を本気で飲む人にとって、甘草の摂取量が多くなりすぎないのか、というのは普段から気にする問題です -
これで午前の分は終了しました。午後の分はこの後投稿いたします
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