2017/05/27 - 2017/05/28
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kemurさん
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2017年は一体何がどうなっているのか、自分が長年思い描いていた"夢"がどんどん実現しています。
短期間に一気に実現していて、正直怖いくらいです。
まず第1弾は3月のケアンズ近郊でヒクイドリ探しの旅↓
http://4travel.jp/travelogue/11227701
続いて5月にもう1つの夢が叶いました。2017年第2弾とでもいいましょうか。それが今回の旅。
ヒクイドリの旅行記で"どうしても会っておきたい生き物4種"は全て達成したと書きました。これを"海外編"とするならば、"国内編"は以下の3種。
・アマミイシカワガエル
・オオサンショウウオ
・ニホンマムシ
爬虫類、両生類ばかりです。今回の目的はもちろん奄美大島にしか生息していないアマミイシカワガエルを観察・撮影することです!
正直、普通の旅行客からすると「カエルのためにわざわざ奄美に行く」ことが理解不能かもしれませんが、奄美大島には多くの爬虫類・両生類が生息しており、しかも世界中で奄美群島にしか生息していない固有種が多いため愛好家からとても人気が高いのです。
両生類や爬虫類が苦手な人からして見ればただ気持ち悪いだけの存在かもしれませんが「日本で一番美しいカエル」の異名を持つアマミイシカワガエル。
発見したときは自分の眼を疑うと同時に興奮で震え、その圧倒的な存在感に驚愕しました。
そして奄美大島といえばアマミノクロウサギが一番有名な生き物ですがそれはまた続きの旅行記で。。
<行程>
往路
[便名] JL2465
[出発日] 2017年05月27日(土)
[区間] 大阪(伊丹) → 奄美大島
[発着時刻] 09:30 ‐ 11:15
到着後、レンタカーを借りて翌朝まで島内を周遊。
復路
[便名] JL2464
[出発日] 2017年05月28日(日)
[区間] 奄美大島 → 大阪(伊丹)
[発着時刻] 12:05 ‐ 13:35
*2018年5月1日追記:今回は気に入ったアマミイシカワガエルの写真を撮影できなかったので、表紙の画像は2回目の訪問で撮影したアマミイシカワガエル(自分がこれまで5回訪問して出会った個体の中では一番美しい個体)の画像にしています。この写真を撮影した2回目の奄美訪問についてはhttps://4travel.jp/travelogue/11301892になります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
今回は完全に自力で夜間観察・撮影になります。要になるのは懐中電灯(トーチライト)です。
このライトは石垣島のガイドさんにご教示いただいた一品。撮影時に被写体の色を忠実に再現してくれるそうです。
1年以上前には購入していたものの、本格的に使用するのは今回が初めてです。
(現在は生産終了しています。) -
レンズフードを改造して、このトーチライトを装着可能にしています。夜間撮影仕様です。このジョイントパーツのおかげで、フードがレンズケースに入らなくなってしまいました。
ちなみに、自転車にトーチライトを取り付けるパーツを改造して取り付けています。クリック式で角度も調整できる優れものです。
自分ではとても気に入っています。 -
今回はアマミイシカワガエルを探索するために渓流沿いの茂みに脚を踏み入れる可能性があるため、ハブには注意が必要です。ちなみにハブも目的の1つなので出会えたらそれはそれで嬉しいのですが。
本当はハブ取り棒を現地調達するのがベストかもしれませんが、素人では使いこなせないはずですし、何より高価なので諦め、手近にあったトレッキングポールを1本持参しました。行く手を遮る茂みがあった場合はこれでハブがいないか確認する作戦です。 -
24時間しか滞在しないとはいえ息子を家に置いて出かけているので、せめて息子が大好きな空港の風景でも撮影してお土産にせねば・・・と伊丹空港に到着してから出発までは飛行機周辺を撮影。
伊丹空港から電車で十数分のところに住んでいるので、毎週のように連れてきてはいるのですが。 -
2時間弱のフライトで奄美大島に到着。
家から十数分で伊丹空港。伊丹空港から2時間弱で奄美大島。
この利便性の高さは癖になりそうです。 -
楽天トラベルで一番安かったレンタカー会社で手配。
安いだけあって座席調整用のレバーが調子悪かったりしました。
そして徹夜で生き物の夜間観察を楽しむことにしたため、宿も取っておらず、この車が宿替わりになります。 -
足掛け1年ほどインターネットで調べ上げた情報を頼りに、まずはアマミイシカワガエルが生息していそうなポイントへ向かいます。夜間観察のためには日中に入念な下見をしておくことが必要です。
暗くなるとポイントの全体像がわかりづらくなるので事故がないように身の安全を確保するためと、恐怖心を克服するのが主な目的です。
当然ですが日中に訪れたことがない場所に夜になっていきなり訪れると恐怖心が増幅するので少しでもそれを和らげておく必要があります。
そしてここまで来たからには見ておきたいアマミノクロウサギのポイントにも向かう必要があります。インターネットの情報ではアマミイシカワガエルとアマミノクロウサギは異なるポイントで観察できるようなのです。 -
少し走ると島がとても広いうえに他の車の運転速度が遅いことがわかり、どうやら予想していたよりも移動に時間がかかりそうです。
本当は名瀬でゆっくりと名物の鶏飯でも食べてのんびりしようかとも考えていましたが、計画変更。
今日の昼ご飯、夕ご飯、そして明日の朝ごはんと3食分をコンビニで買い込み、完全徹夜の夜間観察のはじまりです!体力がもつか今から心配です。 -
奄美大島まで来たのに3食連続コンビニ飯。
しかも時間節約のために運転しながらおにぎりを頬張ります。
我ながら必死すぎます。
原生林が多かった風景も、名瀬に近づいてくると市街地感が出てきます。 -
名瀬を突っ切って一路、アマミイシカワガエルの生息地を思われる地域を目指します。
-
森には基本的に夜行性の生き物が多いはずなので、昼間は全く生き物の気配はありませんでした。
時折、ルリカケスやアカショウビンの声が聞こえますが葉が生い茂っているため姿を確認することは難しかったです。 -
最初のポイントに到着。
何だこの燃える看板は。
ここが生息地だと教えてくれているようなものですね。どうやら的は外していない模様です。 -
ドロドロになるは覚悟の上なので、海水パンツ+タイツ+長靴に着替えました。
夜間の観察においてこのスタイルは大正解でした。 -
この時間ではカエルの声すら聞こえません。ポイントを確認できたので、次なるポイントを探しに行きます。
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次なるポイントは渓流沿い。足場を確認して、夜に備えます。
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続いてアマミノクロウサギが現れると思われるポイントへ向かいます。
まだコツが掴めないためナビの言う通りに走ったら、イシカワガエルのポイントからクロウサギのポイントまで60kmも走ってしまいました。。。
途中、マングローブ原生林を高台から眺めました。 -
夜な夜なアマミノクロウサギが出没すると思われる林道を探索。ポイントを外していないと信じて、イシカワガエルのポイントへ戻りつつ夜を待ちます。
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行けども行けども原生林が広がっています。この森のおかげでたくさんの生き物が生活していけるわけですね。素晴らしい。
名瀬の中心部に行くと石垣島の雰囲気ですが、それ以外のエリアは西表島に近いです。 -
日が暮れて林道がだんだんと不気味さを増してきました。明日の朝まで生き物を探してひたすらこの林道を車で徘徊します。最初は体力がもつか心配でしたが、これから始まる興奮の連続のおかげでこの心配は全く無用だったことがわかりました・・・。
コツが掴めてきたのでイシカワガエルポイントとクロウサギポイントの最短距離を走りましたが、それでもやはり1時間はかかる距離でした。奄美大島の広さを思い知りました。 -
暗くなってからまずはカエルが現れそうな水場を散策。そこには無数のリュウキュウカジカガエルが待っていました!黄色い体色が可愛いです。体調は5cmくらいでしょうか。
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実に可愛らしいフォルムです。
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そしてトーチライトで照らした先に・・・憧れ続けた、夢にまで見た、アマミイシカワガエルを発見!!
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リュウキュウカジカガエルと違って警戒心が強いのか、または警戒心が強い個体だったせいか終始防御姿勢だったので、ささっと写真を撮らせてもらいました。
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興奮!そして感動!
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「日本一美しいカエル」の異名は嘘ではありませんでした。
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そしてこの大きさ!!思っていたよりずっと大きいです。この姿勢でiPhone6と同じくらいの大きさがあります。
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数年前にモリアオガエルを観察して以来、両生類にも興味が湧いてきてしまい、その過程でこのアマミイシカワガエルに憧れ続けていたので本当に嬉しいです!
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首尾よく苔の上に居てくれたので観察はしやすかったですが、防御姿勢を崩さずかわいそうだったので一時この場を離れることに。
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しばらくして再訪してみると、岩の上に移動していました。
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名残惜しいですが1個体に集中してライトを当て続けたりするのは避けるべきなのでそろそろ立ち去ることに。
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最後にその美しい正面顔を拝ませてもらいました。
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イチオシ
このカエルに出会うためにいつかまた奄美に来る!
そう心に決めて、この場を去りました。
続いて、周辺をさらに探索しつつアマミノクロウサギのポイントへ向かうことにしました。
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