スペイン横断へろへろ旅行 パラドールに泊まりたいか～！！

2017/04/29 - 2017/05/06

今年のゴールデンウィークこそベルリンからヘルシンキ陸路移動しようと計画を練りはじめたとき、少し前に妻がこんなことを言っていたのを思いだした。
「お母さんにサグラダファミリアを見せてあげたい。」
妻の母は、一昨年の冬に手術をして香港旅行を見送った経緯がある。
ありがたいことに、その後の経過も順調。
そろそろどうだろうか..
だめ元で妻からお母さんに電話してもらったら、かなり乗り気な返事。
よっしゃわかった！ そうとなればこの鼻毛に任せておきたまえ。
と言って、勢いよく飛行機調査を開始。
スペインまでの最安フライトは、中国東方航空マドリード行き8万円のエコノミー。さっそく妻に打診したら。
「お前はバカか。母を殺す気か。ビジネスクラスじゃなきゃダメに決まっているだろう。エコノミーはおまえだけにしろ。」
ぐぇ… 正気か… 僕の給料知ってるだろ…
「わかった。母の分は私が出すよ。」「ただし、私の分は鼻毛が出すのだ。」
何かがおかしい気がするが、仕方なくビジネスクラスを探すとこんな飛行機が見つかった。
中国国際航空バルセロナ行き21万円
これか…
妻からもOKの返事あり。
お母さんが一緒に行くなら、パラドールにも泊まるかぁ…
そんなことを思いつつ、恐らく生涯無いだろう超豪華な鼻毛ツアーを催行することになった。

概略旅程
2017/04/29(土) 北京ダッグディナーと機内泊
2017/04/30(日) アンドラ公国泊(行けなかった)
2017/05/01(月) シグエンサパラドール泊
2017/05/02(火) 豚丸焼きランチとレオンパラドール泊
2017/05/03(水) 大西洋とサンティアゴパラドール泊
2017/05/04(木) パエリアランチとサグラダファミリア前泊
2017/05/05(金) グエル公園と機内泊
2017/05/06(土) 帰国

3人のお土産含む費用総額
成田→バルセロナ エアチケット 638,040円
サンティアゴ→バルセロナ エアチケット 19,270円
WiFiレンタル 4,880円
成田駐車場 4,500円
指差しスペイン語 1,400円
400€両替 49,736円
500元キャッシング 8,101円
120€キャッシング 14,808円
4/30宿代 32,933円(含むキャンセル代16,729円)
5/1宿代(シグエンサパラドール) 39,182円
5/2宿代(レオンパラドール) 37,351円
5/3宿代(サンティアゴパラドール) 48,756円
5/4宿代 35,697円(含むキャンセル代16,768円)
レンタカー代 50,829円
ガソリン代 10,518円
高速料金 4,368円
その他食費移動費土産等 63,266円
173.97€繰越 -21,631円
計 1,042,004円

この旅行記は行って帰って来る感を出すため、一冊で全旅程を綴っています。

エリア サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 2.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: レンタカー 飛行機
• 航空会社: 中国国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: ブッキングドットコム

2017/04/29 11:54 成田空港
昨夜から自宅に泊まりに来ていた母と妻を車に乗せて、圏央道で成田へ。
駐車場はシャトルパーキング。
WiFiはQAでおなじみのフォートラベルWiFiにした。8日間4880円と、他のWiFiより安い。
母から「連れってくれるから使って」と渡された5万円を400ユーロにし、さぁ出国。

成田空港第1ターミナル 空港

2017/04/29 15:05 ビジネスクラス初搭乗
おお～　ひろい。
飛行機のドアが閉まる前に振舞われるウェルカムドリンク。
フルフラットになるシート。
フェアバンクスからの帰りにラッキーで乗ったユナイデッドのファーストクラスは、あまりのもてなしに緊張したが、なんとなくだが落ち着くのもいい。
僕の列の担当は、すごい美人のCAさん。
北京まで楽しみなのだ。

2017/04/29 16:11 成田離陸
成田滑走路はすっごい並んでて、動き出してから離陸まで30分以上かかった。
離陸すると水を張った隅々まで区画整理し尽くした美しい水田。
成田は日本を象徴する風景を見ることができる空港だと改めて思う。

2017/04/29 18:25 大陸
美人のCAさんに呆けていると、あっと言う間に北京。
窓から見る北京の街には、濃いスモッグが厚く覆っていた。
機内アナウンスによると、市内の気温は32℃
そうか、これが噂に名高いPM2.5か…

2017/04/29 19:06 北京空港
機はほぼ定刻の18:40に着陸。
長い通路を越え、無人電車に乗り、入国審査をパスしたらATMで500元キャッシング。
北京ダックを食べにタクシー乗り場へ。

北京首都国際空港 (PEK) 空港

2017/04/29 19:24 北京空港
タクシー乗り場に着き、運ちゃんに便宜坊を印刷した紙を見せる。
が、わからないと首を振る。
仕方無い、別のタクシーを当たるか..
そう思って辺りを見回すと、若いやつが便宜坊の紙を見て「俺はわかるぜ! 着いてこい!」と話しかけてきた。
奴はタクシー乗り場から階段を上がり、出発階の普通の車に案内した。待て、いくらだ!　と聞くと、料金表を見せて、350元だと言う。
高い。べらぼうに高い..
他のタクシーで行くことを伝えると、さらに声がかかった。
「250でどうだ」
いらん。
「200でどうだ」
いらん。
「じゃ、一体いくらならいいんだ?」
うーんと今は100元札5枚しかないから.. 100かなぁ。
「わかった.. 100でいいよ。」
と言うやり取りがあって乗ったが、正規タクシーならば、20～30で済む料金なので3倍以上払った計算になる。
まぁ、便宜坊の場所の情報料だと思えばいいか。
この100元の支払いが、後にすざまじい問題に発展するとは、この時は思いもよらなかった。

2017/04/29 19:30 北京 便宜坊空港店
こちらが、北京ダックの有名店。便宜坊でございます～
さささ、中へ中へ…
ええっとー　北京ダッグ1羽とー…
スープとー　お茶ください。

2017/04/29 19:45 北京 便宜坊空港店
うまい!!
スープ美味い、ダック旨い、お茶もうまい。
ふぃ～食った食った。
お姉さん、いくら～?
笑顔のお姉さんから425元と書かれたレシートを手渡されて血の気が引いた。
今、手元にある元は400。
カード切るかぁ..　えっ? カード使えない?
じゃユーロを両替してくれ。えっ? だめ?　日本円もだめ?
近くのATMを教えてくれ。えっ? ない?
ちょっとした騒ぎになっていた受付に、ここの女ボスもやってきた。
事の成り行きを聞いた女ボスが僕にこう言った。
「オッケー　わかった 400元でいいわ」
じわ.. 途端に目に涙が溜まる。
ありがとう女ボスさん。あなたは僕の恩人だ。

2017/04/29 20:29 北京市街
さて、実は本当に大変なのはこれから。
僕ら三人、夜の北京の街で一文無しになってしまった。
どうやって空港に帰ったらいいんだろう…
まずはホテルだ。
妻と母を店の敷地に残して、ホテルを探し周る。
一周しても見つからなかったが、灯台下暗し、便宜坊敷地内目の前にあった建物が、よく見たらホテルだった。
早速、フロントでユーロの両替… できない。円の両替… できない。
ATM無いの? 無い。

2017/04/29 20:41 北京市街
「いくらあればいいの?」
フロントのお姉さんが僕にそう聞き、30元くらいと答える。
「じゃ、私のポケットマネーで両替してあげるよ」
そんなやり取りしてたら、おじさんが話しに入ってきた。
「よし。あと25分待てば、ホテルの空港シャトルバスを出してやろう」
「今、運転手に連絡した。運転手が来るまで25分かかる。」
やったー　ありがとーおじさん。ありがとーお姉さん。
親切にしてくれた事を一生忘れないよ。

2017/04/29 21:07 北京市街
運転手が来てシャトルバスに乗り込む。
本当に助かったぁ。これで空港に帰れる。

2017/04/29 21:08 北京空港へ
旅は人の善意を受けて初めて成り立つ。
それを身を持って示したような出来事だった。
母が一緒なので、スペインではこんな危ない橋は渡らないようにしなきゃ..
空港への送迎バスの中で、そう決意した。

2017/04/29 23:28 北京空港
空港にさえ来てしまえば、ビジネスクラスのチケットを持つ、ちょっぴり優遇された立場。
CAのファーストクラスラウンジで一休みして、シャワーを浴びて歯を磨く。
しかし、暑い..
そして、このラウンジの冷蔵庫はなぜにこんなにも生ぬるいのだろうか…

北京首都国際空港 (PEK) 空港

2017/04/30 01:16 出発ゲート
01:20のボーディング開始に合わせてゲート到着。
しかしなにか様子がおかしい。みんな諦め顔でベンチでじっとしている。どうやら遅れていることは間違いない。
なんで遅れているんだろ?
たまに流れるアナウンスに耳を傾けるが、ぜんぶ中国語。
英語ぐらいは流してもいいじゃないの?
と思ったが、知りたければカウンタのお姉さんに聞けばいいとも思った。
みんな、ここでじっとしているから、機材が少し遅れていると言う事なのだろう。

北京首都国際空港 (PEK) 空港

2017/04/30 02:37 出発ゲート
あれから1時間は経っただろうか..
機材がやっとゲートに着いた。
10分くらいすると、パイロットとCAさん達が列を成して機に入って行くのが見えた。
今から準備か..
あとどのくらいかかるのだろうか…

北京首都国際空港 (PEK) 空港

2017/04/30 03:33 出発ゲート
さらに1時間経ってようやく搭乗。

北京首都国際空港 (PEK) 空港

2017/04/30 04:00 北京離陸
さらば北京。
タクシーと北京ダックには散々な目に遭わされたけど、英語のアナウンス皆無の深夜2時間遅れに遭ったおかげで、大したことでは無かったかのような気がしてきたよ。
PM2.5も初体験することができたし、もう君には用は無いよ。
いつまでも達者でな。

2017/04/30 04:00 ～ 07:00 ウィーンへ
新しい機材。厚いおもてなし。フルフラットシート。そして、美人のCAさん。
寝て起きたら、隣りのちょいワル風おやじが日本語で話し掛けてきた。
どうやら日本語のできる中国人らしい。
京都在住の彼曰く、中国国際航空に乗ってANAのマイルを貯める。
溜まったマイルで、ANAに乗っているとのことだ。
実は僕は今までマイレージカード持ってなくて、先月それに気づいてANAのマイレージカードもらったことを話した。
「それはなんて勿体無い…」
彼の意見に同意する。

2017/04/30 06:46 ウィーン
機はウィーンに途中降機を始めた。
窓から見える美しい街並みに心が踊る。
「ウィーンで降りても楽しいでしょうね。」
隣のちょい悪おやじの言葉に頷く。
いつか来てみたいな.. ウィーン。

2017/04/30 07:14 ウィーン空港
7時に着陸した機は、ウィーンに1時間ほど寄港したあとバルセロナに飛ぶ。
バルセロナまで飛ぶ客は、この間ゲートの待合室で待つことになる。
しかし、ビジネスクラスの乗客だけは、ラウンジチケットを受け取り、ウィーン空港内を自由に散策できる。
写真はラウンジの風景。

ウィーン国際空港 (VIE) 空港

2017/04/30 08:30 バルセロナへ
8時頃ウィーンを飛び立った機は、アルプス山脈を越える。
この山脈を越えると、いよいよ目的地バルセロナだ。

017/04/30 11:29 バルセロナ入国審査
30分ほど遅れた10時ちょい前にバルセロナ到着。
トイレ行ったらすごい入国審査の列。
「ここまで3時間かかったわよ」
列の折り返しの人がうんざりしている僕にこうささやく。
どうにかならないものか..

バルセロナ エル プラット空港 (BCN) 空港

2017/04/30 13:07 ハーツカウンタ
結局、本当に入国審査に3時間かかった。
ハーツの人にそう文句を言って同情を買うことはできたが、料金は負けてはくれない。
「あなたの車はVOLVOよ」
「保険はどうする? フルね」
「料金はサンティアゴで支払ってね」
「じゃ、言ってらっしゃい～」
気がつくと妻が駐車場に向かう途中でバリアードを早々と捕まえていた。
僕も捕まえなきゃ...

バルセロナ エル プラット空港 (BCN) 空港

2017/04/30 13:21 ハーツ駐車場
僕のVOLVOを見つけた!
ええっとトランクに荷物入れて..
シート調節して…
シートベルト締めて…
エンジン掛けて…
スペイン初めて運転なので、妻にgoogleマップナビをお願いし、さぁ出発!!

バルセロナ エル プラット空港 (BCN) 空港

2017/04/30 14:24 スペイン初ドライブ
うわ～　駐車場の通路狭い。
ええっと右側通行、右側通行..
「右だ、いや左だ」
妻の的確な指示に従い、ロータリーを3周する。
ふぅ… やっとバルセロナを抜けたぁ…
郊外までくれば快適ドライブに様変わり。

2017/04/30 16:09 リポル
この旅の第一観光地リポルに到着。
計画では、バルセロナ近郊にあるコロニア・グエル教会に立ち寄る予定だったが、入国審査で3時間ロスがあったためコロニア・グエル教会をパスした。
もう4時かぁ..　ちゃちゃっと見て、今日の宿泊地アンドラを目指そう。

サンタ マリア修道院 (リポイ) 寺院・教会

2017/04/30 16:12 リポル
世界文化遺産に登録されているリポルのサンタマリア修道院。
入口の彫刻が石の聖書と呼ばれていて、手厚く保護されている。
聖書の文字が彫刻されているとのことだが、この時は時間がなくて本当にちゃっちゃっとみてしまった。

サンタ マリア修道院 (リポイ) 寺院・教会

2017/04/30 16:22 リポル
中に入ると重厚な造りに心が洗われる。
少しくらい時間かかってもいいか。

サンタ マリア修道院 (リポイ) 寺院・教会

2017/04/30 16:32 リポル
リポルの街を後にし、アンドラ公国に出発する。
も少し時間欲しかったかな..
妻のぐるぐるマップナビによると、リポルからアンドラまで2時間半。
ノンストップで19:00着。ちょっと苦しい。
自然とアクセルに力が入る。
道が山間部に入ると、母に車酔いを発症させてしまい、嘔吐までさせてしまった。

ダメだ。辿り着けない。

2017/04/30 18:04 Sant Quinze de Besora
一旦平地に戻って、Wifiを駆使してアンドラの宿のキャンセルと、今晩の宿の予約の後、辿り着いたのがSant Quinze de Besoraという街。
宿はCal Capita Soraという日本でいうところのペンションと言うところか。

2017/04/30 18:51 Sant Quinze de Besora
直前予約だったので、オーナーが待っていなくて探し出して部屋に案内してもらう。
なかなかいい部屋だ。

2017/04/30 19:10 Sant Quinze de Besora
腹が減ったので母と妻をホテルに残して街に夕食。
車があると、移動が簡単にできて良いかも。
母はまだ食事が喉を通らない。
妻も少し気分が優れないが、テイクアウェイしてきてくれとの使命を受けてのディナー。

2017/04/30 19:26 Sant Quinze de Besora
レストランがなかなかやっていなかったけど、ホテルのレストランが営業していたので入店。
「できるのはタパスとピザだ」
との言葉に、適当に上から順番に3っオーダー。
おおー　うま!!

ホテル サン キルツェ デ ベソラ ホテル

2017/05/01 08:10 Quinze de Besora
おはようございます!!
スペイン最初の朝はすっごい快晴。幸先がいい。
母も気分がいいとのこと。
昨夜、レストランでテイクアウェイしたタパスとパンを並べてささやかな朝食。うん。うまい!!
今日は、サラゴザで観光して、シグエンサのパラドールに泊まる。
途中に山岳地帯はなく、快適ドライブになるよと妻と母に伝えて出発。

2017/05/01 08:49 サラゴザへ
サラゴザへの高速道路を走っていると、気球が打ち上がっている場面に遭遇した。
快晴の空に映える黄色い気球。

2017/05/01 11:16 サラゴザへ
スペイン全土に張り巡らせた高速道路。
その高速道路を走っていると、数キロ置きにガソリンスタンドのサインが出てくる。
トイレ休憩に寄って見ると、コンビニとカフェが併設された作りになっていて、とても美味いエスプレッソを出してくれる。

2017/05/01 11:54 サラゴザ
iPhoneを空調口に固定したgoogle Mapでピラール聖母教会に到着。
相変わらず狭い駐車場通路を巧みな運転で地下に停め、地上に上がると目の前に目に入るバカでかい聖母教会に圧倒される。
おお～　すごーい...

聖母ピラール教会 寺院・教会

2017/05/01 11:58 聖母教会
入場は無料。
時はちょうど12時。
ミサも始まっていた。

聖母ピラール教会 寺院・教会

2017/05/01 12:24 聖母教会
橋の上からこの教会を見よう。
そう考えて川に向かって左側の出口から出ようとすると、LIFTという文字が見えた。
有料だが、塔に登れるみたい。
LIFTを降りると、螺旋階段でさらに上に.. 上に..

聖母ピラール教会 寺院・教会

2017/05/01 12:39 サラゴザ
塔を降りたら教会の全体を撮影するため、橋の上に。
すごいいい感じ。

2017/05/01 13:25 サラゴザ
CAFETERIAでランチを摂り、駐車場へ。
いい街だったね。
母も絶賛のサラゴザ。
また、来ることあるのかな?

2017/05/01 15:18 シグエンサへ
この旅初めてのガソリン給油。
初めは給油口が左だと思って、右側に車を着けたらスタンドの兄ちゃんが違うって教えてくれた。
給油口を開けるレバーは無く、給油口カバーを押すと開く。
兄ちゃんにディーゼルだって言うと、入れ始めはスタッフがやってくれ、終わったら自分で戻してレジで精算。

2017/05/01 15:45 シグエンサ
そして、車を走らせること30分。
シグエンサのパラドールに到着。
すっごいかっくいい。

パラドール デ シグエンサ ホテル

2017/05/01 16:01 シグエンサ
かっくいいにも程がある廊下を歩いてお部屋にも到着。
妻と母にベッドを使ってもらい、僕は窓際の簡易ベッドを使う。

パラドール デ シグエンサ ホテル

2017/05/01 16:25 シグエンサ
一休みの後、パラドールの中庭へ。
それにしても、すごい調度品達だ。

パラドール デ シグエンサ ホテル

2017/05/01 16:31 シグエンサ
中庭もすごい。
中庭には宿泊客以外でも無料で入ることができるため、近郊からたくさんの人達がカフェでくつろいでいる姿があった。

パラドール デ シグエンサ ホテル

2017/05/01 16:52 シグエンサ
暑いため、妻と母には部屋に戻ってもらって、僕は街を散策。
サインに従ってパラドールから坂を下るとカテドラルに着く。

サンタ マリア デ シグエンサ大聖堂 寺院・教会

2017/05/01 16:53 シグエンサ
シグエンサのカテドラルは無料。
中に入ると、暑さから一転、ひんやりするのが好きだ。

サンタ マリア デ シグエンサ大聖堂 寺院・教会

2017/05/01 17:30 シグエンサ
街並みを越えて、パラドール全景を見渡せる場所まで歩く。
明日の朝は、パラドールの裏庭にまわってみよう。

2017/05/01 20:40 シグエンサ
8時半になるとレストランでディナー。
3人だと窓際のテーブルがチョイスできないのが残念だが、わくわくするレストランであることに違いはない。

パラドール デ シグエンサ ホテル

2017/05/01 20:57 シグエンサ
夕食込みプランで予約すると、専用のMENUが手渡されて、それぞれ三人が別々のものをオーダー。
味は正直なところ、そんなに美味しくはない。
しかし、場の雰囲気を充分味わうことができたディナーであった。

パラドール デ シグエンサ ホテル

2017/05/01 22:25 シグエンサ
ディナーの後、妻と母に部屋に戻ってもらい、僕はお城を見ると言って外へ。
ライトアップされたシグエンサ城。
美しい。否、おどろおどろしい。
人により意見が分かれるかもしれない。
しかし、一見の価値があるパラドールであることは間違いない。

パラドール デ シグエンサ ホテル

2017/05/02 06:59 シグエンサ
おはようございます!!
日が昇ったら、朝食前に妻と共に朝の散策。

パラドール デ シグエンサ ホテル

2017/05/02 07:24 シグエンサ
気温は摂氏4℃と肌寒い中、昨日見に行こうと思った裏庭に出る。
僕らが泊まっている部屋も見える。
寒かったのだろうか。
気がつくと、妻がさっさと部屋に帰り初めていた。

2017/05/02 08:07 シグエンサ
8時スタートの朝食をとって、この宿を後にする。
今日は、セゴビアの水道橋で豚の丸焼きを食べて、レオンのパラドールに宿泊するのさー!

パラドール デ シグエンサ ホテル

2017/05/02 09:38 セゴビアへ
シグエンサからセゴビアへのルートは、高速道路は使わずローカル道をチョイス。
草原が広がる中に、どこまでも真っ直ぐな道。
的確なgoogle Mapの道案内。
アンドラへの道もこんなんだったらよかったなぁ..

2017/05/02 10:22 セゴビアへ
車を走らせると、次は風力発電の風車がたーくさんのところに出くわす。
向こうの草原では、無数の羊達が放牧されている。
なんて気持ちのいいルートなのだろうか。

2017/05/02 10:38 セゴビアへ
次に出てきたのが小さな集落。
集落としての統一感を醸し出す赤茶色に染められた家壁。
次は何があるのだろう?
わくわく感を感じながら運転できる素晴らしいルート。

2017/05/02 12:09 セゴビア
しばらく運転を続け、セゴビアの街に入る。
都会のため交通量が多く、途端に難しくなる運転。
水道橋が見えてきたが、この車をどこに停めようかだけに頭が集中して景色を楽しむ余裕がなくなる。
カテドラルパーキング
そんなサインを見つけて、ハンドルを切る。
はぁ.. やっと着いたぁ。

2017/05/02 12:16 セゴビア
駐車場を出て、少し歩くとセゴビアのカテドラルに出る。
えっ? 入場料取るの?
ええっ? タワーツアーが12:30スタート?
タワーにはLIFTがある? あ、無いんだぁ。

マヨール広場 広場・公園

2017/05/02 12:31 セゴビア
そんなやりとりをして、タワーツアーは諦めて中にだけ入ることにした。
うーん。
訪れる街でカテドラルに入っていると、どこも一緒に見えてくるにゃ～。

セゴビア大聖堂 寺院・教会

2017/05/02 12:58 セゴビア
白雪姫の舞台となったアルカサスに行きたかったが、妻と母の反応が芳しくなかったためカテドラルから水道橋を目指して通りを下る。
豚の丸焼きを売りにするレストランもちらほら現れた。
水道橋のふもとのそんなレストランに入ってランチスタート。

2017/05/02 13:23 セゴビア
僕は豚の丸焼き、妻が肉団子、母が魚。
写真はスターターの白アスパラガス。

2017/05/02 13:36 セゴビア
そして、メインの豚の丸焼きが運ばれてきた。
僕らと隣のグループのテーブルに置いて記念撮影。
この時までは高かったテンション。

2017/05/02 13:42 セゴビア
運ばれてきたメイン料理。
どうやら僕は右前足が充てがわれたみたい。
パクっと口に。
うーん… 味がしない。
強いて言えば油の味がする。
皮がすごい硬い。
「肉団子おいしー」妻が嬉しそうに言う。
あ、本当だ、すごい美味い。これは当たりだ。
さっきまでテンションすごかった隣のグループは、全員が押し黙っていつまでもいつまでももぐもぐしている。
隣のグループちらっと見ると、全員が豚の丸焼きをオーダーしていた。

2017/05/02 14:18 セゴビア
そしてついに水道橋観光。
水道橋の左側は車が通るためのロータリー。

セゴビア旧市街とローマ水道橋 旧市街・古い町並み

2017/05/02 14:19 セゴビア
そして右側は車が通らない歩行者エリア。
と、この水道橋が街の設計に重要な要素となっているのがわかる。
水道橋の上を歩いてみたいけど、誰も歩いていないので我慢しなきゃ。

ローマ水道橋 建造物

2017/05/02 14:27 セゴビア
妻と母に、水道橋下のロータリーで待っているように伝え、駐車場に車を取りに行く。
こんな感じに街歩きをするのも悪くない。

2017/05/02 15:16 レオンへ
妻と母を拾ってレオンへ。
レオンへの道は、1時間ほどローカル道、その後は高速道路。

2017/05/02 18:12 レオン
レオンの街中に入ると、すっごい車、車、車。
ロータリーで自分の位置を主張しながら、googleマップ片手にパラドール・デ・レオンの駐車場に到着。
ふぃ～…
都会は嫌だにゃ～

パラドール デ レオン ホテル

2017/05/02 18:16 レオン
パラドールの受付。すっごいなぁ。

パラドール デ レオン ホテル

2017/05/02 18:26 レオン
そして、お部屋。
ベランダからは迷宮のような庭園。
僕はまた、窓際だな…

パラドール デ レオン ホテル

2017/05/02 18:48 レオン
外にでて、パラドールを正面から撮影。
修道院と併設していて、右側が修道院である。

2017/05/02 19:03 レオン
修道院に入ってみる。
すみと、途端に厳かな雰囲気に全身が包まれる。
中がひんやりしているのも、相乗効果なのかもしれない。

サン マルコス修道院 寺院・教会

2017/05/02 20:54 レオン
8時半に予約したレストランへ。
今夜もディナー込みプラン。

パラドール デ レオン ホテル

2017/05/02 21:12 レオン
ディナーセット。
前菜のスープはおいしいが、メインがあまり美味しくない。
格式が高いのだろうけど、味はイマイチなのが少し残念。

パラドール デ レオン ホテル

2017/05/02 22:08 レオン
ふぅ.. 腹いっぱい。
ロビーのふかふかソファーで寛ぐ。
色々なことがあったけど、ここまでよく来たな。
明日は最終目的地のサンティアゴだ。

パラドール デ レオン ホテル

2017/05/03 07:29 レオン
おはようございます!!
7時半に開く朝食会場へ。
今日は、アストルガの司教館と大西洋を見て、サンティアゴに行く計画。
今日も頑張って運転するぞー。

パラドール デ レオン ホテル

2017/05/03 09:01 レオン
アストルガはレオンから車で1時間。
司教館のオープンは午前10時。
だ・か・ら。
出発は9時なのさ。

2017/05/03 09:52 アストルガ
予定通りアストルガに10時に到着。
おお～
あれが噂に名高いガウディが途中まで設計した司教館かぁ。
へんなのー。

城壁 (アストルガ) 建造物

2017/05/03 10:13 アストルガ
司教館に金を払って入場。
なるほど..
司教が恥ずかしくて、ここに住めなかった訳が少しだけわかった。
まったくガウディなんかに設計を依頼するから、こんなことになったんだ。
他の教会とまったく違うから、見る分には楽しいけど。

司教邸 (アストルガ) 寺院・教会

2017/05/03 10:53 アストルガ
司教館の隣にはカテドラルがあった。
入り口に行くと、ひとり6ユーロ。
その場で緊急家族会議を開き結論を出した。
また、今度の機会にしよう。
今度って一体いつなのだろうか..

大聖堂 (アストルガ) 寺院・教会

2017/05/03 11:14 大西洋へ
高速道路を飛ばして西を目指す。
いっけーっ!!

2017/05/03 12:45 大西洋へ
お昼になったので、給油を兼ねて併設のカフェでささやかなランチ。
サンドイッチは普通だが、カフェはどこで飲んでも最高。

2017/05/03 14:24 ア・コルーニャ
やって来ました大西洋。
ここは、ア・コルーニャの街の外れ。ヘラクレスの塔。
世界文化遺産にも登録された歴史ある灯台。

ヘラクレスの塔 史跡・遺跡

2017/05/03 14:39 ア・コルーニャ
ここで母が風邪をひいてしまっていることに気づく。
車のエアコンに当たりすぎたのが原因かもしれない。
妻と母を下に残して、僕だけ階段で灯台の上に登る。
眼下に広がる大西洋。
やっぱり高いところはいいにゃ～。

ヘラクレスの塔 史跡・遺跡

2017/05/03 15:53 サンティアゴへ
ヘラクレスの塔からサンティアゴへも、張り巡らされた高速道路を使う。
スペインの高速道路は、無料のところが多いが、一部有料である。
しかし、僕のような旅行者は、無料と有料の見分けが付かない。
なので、運転していると突如料金所がでてきて、この道路が有料であることがわかる。
あぁ～また金取られるって嘆いてたところを妻に写真を取られた。
ヘラクレスの塔で母の風邪に気づいたが、何も対策を打たなかったことも反省すべきこと。
アンドラへの道で車酔いしたため、それから前に乗ってもらっていたが、高速道路であれば後部座席でも酔うことは無い。

2017/05/03 16:52 サンティアゴ空港
空港のハーツに車を返す。
本当は、パラドールまで車で乗り付けて、チェックインして妻と母をホテルに残して、僕だけ空港に車を返しにくるつもりだった。
しかし、サンティアゴ市街が込み入っていて、パラドールに辿り着けずみんなで一緒に空港に来た。
焦っていたことと、妻の小言にさらに焦って、給油しないで返却してしまった。
ペナルティは90ユーロ。
以後、気をつけたい。

ラバコージャ空港 (SCQ) 空港

2017/05/03 17:06 サンティアゴ・デ・コンポステーラ
空港からタクシーでパラドールへ。
空港から市街へは、21ユーロ固定と決まっているみたい。

2017/05/03 17:23 サンティアゴ・デ・コンポステーラ
着いた!! パラドール・デ・サンティアゴ!!
やっと着いたぁ..
長かったなぁ..

パラドール デ サンティアゴ デ コンポステーラ ホテル

2017/05/03 17:49 サンティアゴ・デ・コンポステーラ
チェックインして、部屋に荷物を置く。
風邪をひいている母に部屋で休んでもらって、妻と街の散策を開始。

オブラドイロ広場 広場・公園

2017/05/03 17:59 サンティアゴ・デ・コンポステーラ
まずはやっぱりカテドラル。
聖ヤコブの像が祀られている中央祭壇。
裏に回る階段があって、みんな像にキスしていたので、僕も真似してキス。
何かいいことあるかな。

サンティアゴ デ コンポステーラ大聖堂 寺院・教会

2017/05/03 18:38 サンティアゴ・デ・コンポステーラ
母がスーパーマーケットに行って缶詰をお土産にしたいと聞いていたので、スーパーマーケットを探す。
しかし、なかなか見つからない。

2017/05/03 19:11 サンティアゴ・デ・コンポステーラ
地元の人に何度か聞いても分からず、最後にはその辺のホテルのフロントで聞いて地図をもらって書いてもらってやっと辿り着いた。
ええっと..　缶詰と、缶詰と…
「おー　このカップ麺すっごーい」
ええっと.. 非常食になりそうなパンと..
「わたしこのカップ麺買うー」
妻がなにかぶつぶつ言ってるが、さっきドラッグストアで母の風邪クスリも買ったからこんなもんでいいか。

2017/05/03 20:08 サンティアゴ・デ・コンポステーラ
8時なったら予約したパラドールのレストラン。
おお～　なんかすごい。

パラドール ラス レエス カトリコス ホテル ホテル

2017/05/03 20:55 サンティアゴ・デ・コンポステーラ
今夜はディナー込みじゃ無いので、アラカルトで。
海に近いから魚かな..
僕が本日の魚料理、母が鱈、妻がホワイトアスパラガス。
そして、前菜にクロケット。
うまい!!
このレストランは美味しい。
パラドールのレストランは、シグエンサ、レオン共に美味しくなかったが、サンティアゴのレストランはすっごく美味しい。
スタッフの応対も落ち着いていて、すっごくいい感じ。
ここのレストランはオススメである。

パラドール ラス レエス カトリコス ホテル ホテル

2017/05/03 21:24 サンティアゴ・デ・コンポステーラ
ぷはぁー　うまかったぁー
いいディナーをして穏やかを感じている心を、さらに素晴らしいロビーが包み込んでくれる。
いいホテルだにゃ～

パラドール ラス レエス カトリコス ホテル ホテル

2017/05/04 06:55 サンティアゴ・デ・コンポステーラ
おはようございます!!
今日は、飛行機でバルセロナに戻る日。
もう運転しなくていいから、気分が軽い。
部屋をチェックアウトして、荷物をフロントに預かってもらい、7:30にタクシーお願いして朝食会場へ。
入り口で物欲しそうに中を見てたら5分前に開けてくれて、フライングスタート。
ここでスペインで初めて、日本人旅行者と一緒になった。
とても嬉しそうに話し掛ける母。
日本語で話ができることにほっとしていたのかもしれない。

パラドール ラス レエス カトリコス ホテル ホテル

2017/05/04 07:31 サンティアゴ・デ・コンポステーラ
お願いしていたタクシーで空港へ。
21ユーロだけど、ちょっとだけチップしちゃった。

2017/05/04 08:12 サンティアゴ空港
飛行機チェックインして、ゲートへ。
既に飛行機は準備OK。

ラバコージャ空港 (SCQ) 空港

2017/05/04 09:04 サンティアゴ空港
さらばサンティアゴ。
君の街並みはとても入り組んでいて、ついに車でパラドールに辿り着くことができなかったよ。
でもカテドラルの聖ヤコブにキスをすることもできた。
きっと、何か素晴らしいご利益があることを期待しているよ。
また、来ることがあったら、その時はよろしくね。

2017/05/04 11:31 バルセロナ空港
機は定刻10:35にバルセロナ到着。
荷物を受け取り、ATMで120ユーロキャッシング。
カタルーニャ広場行きのバスを探し当てて市街へ。

バルセロナ エル プラット空港 (BCN) 空港

2017/05/04 12:08 バルセロナ
バスはカタルーニャ広場に到着。
人がたーくさん。

カタルーニャ広場 広場・公園

2017/05/04 12:37 バルセロナ
コインロッカーに荷物預けて、地下鉄でバルセロネータへ。

2017/05/04 12:52 バルセロナ
バルセロネータ駅から、歩いてちょっと。
今日のランチ、セッテ・ポルタスに到着。
ロケみつの咲ちゃんが、このパエリアを食べて涙を流したレストランとして僕の中では有名。
レッツ　パエリア!!

セッテ ポルタス 地元の料理

2017/05/04 13:24 バルセロナ
まずは前菜。
うん。うまい。

セッテ ポルタス 地元の料理

2017/05/04 13:42 バルセロナ
1つ目のメイン。
魚のスープ。これもうまい。
すっごい優しくて、いくらでもいけそう。

セッテ ポルタス 地元の料理

2017/05/04 13:50 バルセロナ
そして、パエリア。
妻と1人前づつオーダーしたが、これはまちがい。
2人で1つで丁度いい分量。
味付けは濃く、若者向けかな。
涙を流すほどでは無いが、確かにうまい。
でも分量が..

セッテ ポルタス 地元の料理

2017/05/04 14:47 バルセロナ
ふぅ.. 腹いっぱいで動けない。
地下鉄でカタルーニャ広場に戻り、荷物を受け取ったらタクシーでサクラダファミリアへ。

2017/05/04 15:00 バルセロナ
おお～　見よ、これがサグラダファミリアだ。
時はちょうど3時。
アパートのスタッフとの待ち合わせ時間ぴったり。
自分の計画実現能力が恐ろしい。

サグラダ ファミリア駅 駅

2017/05/04 15:30 バルセロナ
あれ.. アパートの人来てくれてない。
15分待っても来ないので、隣の土産屋さんの兄ちゃんに電話を借りて、アパートのスタッフのビクトリアに電話する。
「OK あと1時間で行くからアパートの前で待ってて」
え.. 16時からサグラダファミリア入場時間なんだけど..

サグラダ ファミリア駅 駅

2017/05/04 15:57 バルセロナ
ビクトリアが来るのは16:15過ぎだ。
僕らが緊急家族会議で決した結論は、妻と母が先にサグラダファミリアに入場する。
僕がアパートの鍵を受け取った後に、後から追いかける。
僕がもしサグラダファミリアに入場できなくても、被害は1人で済む。
写真は妻が撮影。

サグラダ ファミリア 現代・近代建築

2017/05/04 16:11 バルセロナ
妻と母は入場を果たして、夕焼けを堪能。

サグラダ ファミリア 現代・近代建築

2017/05/04 16:23 バルセロナ
さて、時は16:18。アパートの前でほーってしてたら、僕の目の前に美人が現れた。
彼女の名はビクトリア。アパートのスタッフだ。
彼女とともにアパートに上がり、鍵を受け取る。
「明日は何時出発なの?」
うーん.. 7時半だな。
「えっ? 7時半.. じゃ、チェックアウトの時は鍵をテーブルに置いてそのままオートロックで鍵を閉めて出てってくれるだけでいいわ。」
このアパートでは、チェックインの時にデポジット200ユーロを預かることになっているが、朝7時半出発ということでデポジッドを免除されたようだ。
ビクトリアに事前にメールで15:00到着を知らせていたことを伝えたら、
「わたしはこのメールを見ていない。他のスタッフが返したものだわ」とのこと。
よし。妻と母を追いかけるぞー。

2017/05/04 16:39 バルセロナ
追いついた!!
塔に登ろうとしていた妻と母に声を掛けて、一緒に登る。
おー、絶景かな。
とにかく、はぐれなくてよかった。

サグラダ ファミリア 現代・近代建築

2017/05/04 16:47 バルセロナ
塔はエレベーターで降りることができる受難のファザードを選択。
しかーし。
工事が進んだことで、受難のファザードも階段で降りることができるようになっていた。
お願いすればエレベーターで降りられるけど..
「いいわ。頑張って降りるわよ。」
母が頑張って、降り始める。
そうそう、体を横にして、半歩づつ、半歩づつ...

サグラダ ファミリア 現代・近代建築

2017/05/04 16:51 バルセロナ
受難側は工事中が多い。
途中美味しそうなオブジェを見ながら頑張って降りる。

サグラダ ファミリア 現代・近代建築

2017/05/04 17:20 バルセロナ
降り切った。
記念に夕日の間を僕のカメラテクニックで幻想的に撮影。
いい感じだにゃ～

サグラダ ファミリア 現代・近代建築

2017/05/04 19:33 バルセロナ
サグラダファミリアからアパートに帰ると、ここで大問題が勃発。
アパート内に入る鍵は開いた。
しかし、部屋のドアの鍵が開かない。
何度やっても開かない。
30分はトライしただろうか。ダメだ開かない。
仕方なくまた隣の土産屋の兄ちゃんに頭を下げてビクトリアに電話する。
「はぁ? もっとトライするのよ!!　今からなんて行けないわよ!!」
電話口からはそんな風な声が聞こえた。
開かないんだからこっちに来てくれ! を必死に繰り返し、次の手を打った。
ここはダメだ。別のホテルにして、部屋から電話しよう。
と、そう決めてBokking.comで近くのホテルを予約して、そのホテルに行ったら、そこは玄関から中に入れない。
呼び鈴を何度押してもダメ。
不の連鎖だ..
もう一回、アパートの鍵開けにトライして見るか..
アパートに戻ると知らない青年がアパートの前で待っていた。
彼はアパートの別のスタッフのようで、鍵開けにトライするが彼もなかなか開けることができない。
僕と妻と彼の三人が力を合わせてしばらくトライしていたその時..
ガチャ
開いた!!
彼とハイタッチ。が、よく考えると彼とハイタッチする理由がない。
こっちは被害者だ。
結局、さっき予約したホテルも、連絡なしキャンセルで100%課金されたし、踏んだりけったり。
写真は、バルコニーからの風景。
鍵がちゃんと手元に届いて、ちゃんとドアが開けば、素晴らしいアパートであるんだけどなぁ...

2017/05/04 19:56 バルセロナ
世話になった隣の土産屋にお礼を伝えないと。
妻がこのカップかわいいと、グエル公園のトカゲのカップを買う。
甥っ子に、FCバルサのメッシのユニホームも買ってあげた。
兄ちゃん、ありがとう！

2017/05/04 20:41 バルセロナ
さすがにちょっと疲れた..
僕達は21:30開演のコンサートのチケットを持っている。
みんな疲れ果ててるだろうから、コンサートはパスするかなぁ…
そう考えて妻に聞いたら「絶対いく!」って言ってくれた。
よし。そうだ。行こう。
タクシー捕まえて、カタルーニャ音楽堂へ。

2017/05/04 21:19 バルセロナ
音楽堂に入ると、前から二列目。
これが世界遺産の音楽堂かぁ。
すっごいなー。

カタルーニャ音楽堂 建造物

2017/05/04 22:50 バルセロナ
演目はオペラ・フラメンコ。
オペラなのでストーリーがあって、歌がある。
自分的にはフラメントだけの方が好みだけど、母は喜んでくれた。
諦めかけたconcertだったけど、妻が強い気持ちで行くと言ってくれて助かったよ。
ありがとう。

カタルーニャ音楽堂 建造物

2017/05/04 23:02 バルセロナ
タクシーでアパートの近くのサグラダファミリアへ。
僕たちにはアパートに帰る前に、一つやらなければならないことがあった。

2017/05/04 23:15 バルセロナ
それは、ライトアップのサグラダファミリア。
池の向こうから見ると、ライトアップされた全体を見ることができる。
かっくいい。すっごいかっくいい。
明日はスペインを後にする日。
様々なトラブルには遭ったけど、やっぱり来て良かったな。

ガウディ広場 広場・公園

2017/05/05 05:22 バルセロナ
おはようございます!!
トラブルばかりのアパートの中を紹介。
どうしてこんな時間に起きたのかというと、グエル公園でサンライズを見る為。
今日の日の出は06:42。
この時間に合わせてグエル公園に出発。

2017/05/05 06:10 バルセロナ
タクシー捕まえて、グエル公園へ。
タクシーは大通りなら、数分置きに流していることを、ベランダで確認しておいた。
昨日いろんなことがあって疲れているだろうから、僕一人で地下鉄で行こうと打診したら、母も妻もグエル公園に行くって言ってくれて、それならタクシーでということになった。

2017/05/05 06:18 バルセロナ
あっ、
というまにグエル公園に到着。
えっ? 閉まってる。
どうしよう…

グエル パビリオンズ 現代・近代建築

2017/05/05 06:21 バルセロナ
向かって右を見ると、別の門が開いているのが見えた。
あれかな?
行ってみよう。

グエル パビリオンズ 現代・近代建築

2017/05/05 06:24 バルセロナ
入れた!!
グエル公園のトカゲにも逢えた。
おおぉ～　か、か、かわいい。

グエル パビリオンズ 現代・近代建築

2017/05/05 06:32 バルセロナ
時はそろそろサンライズだが、暑い雲に覆われていて日の出は望めないみたい。
少し上の通路には、日課なのだろうか、ジョギングしている人が多い。
その人達にとっては日常の風景だが、僕らにとっては紛れもない非日常の風景が目の前にひろがっている。

グエル パビリオンズ 現代・近代建築

2017/05/05 06:50 バルセロナ
帰り際にトカゲの前で妻と二人で写真を撮ってもらった。
そろそろ帰るかぁ..

グエル パビリオンズ 現代・近代建築

2017/05/05 06:51 バルセロナ
あれ?
帰ろうと思ったら、入り口の門が開いている。
日の出とともに開くことになっているのかもしれない。

グエル パビリオンズ 現代・近代建築

2017/05/05 06:58 バルセロナ
グエル公園に乗せて来たタクシーを捕まえて、サグラダファミリアまで乗車。
このおっさんがまたすごいおしゃべりで、俺はスペイン語とドイツ語とフランス語はペラペラだが、英語はちょっとしかダメだ。
いろんなビルを紹介してあげたいから、色々と回ってもいいかい?
と聞いて来たが、時間が無いからダメだと言った。
しかし、適当に色々と教えてくれて、メーターが10ユーローを超えてしまった。
まぁ、楽しかったからいいか。

2017/05/05 08:02 バルセロナ
いろんな意味でお世話になったアパートに別れを告げ、地下鉄で空港へ。
地下鉄の空港線は、なんと無人運転だ。

2017/05/05 10:38 バルセロナ空港
ラウンジ休憩して、10:50ボーディングに合わせてゲートに。
機は準備万端。
さぁ、帰るぞ～

バルセロナ エル プラット空港 (BCN) 空港

2017/05/05 11:20 ～ 2017/05/06 14:00
中国国際航空で、ウィーン、北京を経て成田へ。
何かにつけて評判の悪い中国国際航空だが、僕にはなぜこんなに評判が悪いのかあまりピンときていない。
新しい機材、美人のCA。
食事はあまり美味しくはないのは確かだが、それだけで評判が悪いとも思えない。
中国国際航空、そして中国東方航空。
評判の悪い秘密を探る為、今後も乗り続けなければならないだろう。

2017/05/06 14:03 成田
ほぼ定刻に成田に帰着する。
出発時も思ったが、成田の田園風景はもしかすると世界で一番美しいのかもしれない。

・北京無一物事件
・バルセロナ3時間入国審査によるスケジュールぐちゃぐちゃ事件
・アンドラくにゃくにゃ道車酔い事件
・豚の丸焼きゲロマズ事件
・大西洋エアコン風邪ひき事件
・レンタカー給油忘れ90ユーロ事件
・バルセロナ鍵が届かない事件
・バルセロナドアが開かない事件
・バルセロナ無断キャンセル100%課金事件
など、さまざまなトラブルに見舞われた今回のスペイン旅行。
人は失敗から経験として学び、次の旅行への教訓とする。
これまでかなりの数の旅行を経験して来たつもりだが、まだまだ経験が足りないという証拠でもあるのだろう。
だから失敗しているうちは成長できる証。

そして、次の旅行が素晴らしい旅行になることを願って。
次はツバルだ!!

成田空港第1ターミナル 空港

この旅行記へのコメント （8）

• keiさん 2017/05/23 23:19:39

  泊まりたーい！

  　お疲れ様でした〜。。。の、スペインだったのかなぁー。
  でもとっても楽しそうで、見どころ多しの旅でしたね。
  義母様を連れての海外旅行とは、鼻毛さん、なんて優しいお方
  なんでしょうか。
  海外では自分たちだけで手いっぱいなのに義母様への気遣いも
  してあげて、そこへ車の運転とさらに様々なトラブルと、へろへろに
  なるの分かります。。。
  1つトラブルがあるだけで、解決するまでに相当疲弊しますもんね。
  だけどさすが鼻毛さん！名探偵シャーロックの如く、華麗に解決して
  いきますね！
  (内心は鼻毛から湯気が上がっていたのはここだけの内緒にしておきます)
  
  子豚の丸焼きはやっぱ美味しくないのかぁー。
  名物にうまいもん無しだ。
  パラドールはやっぱいいなぁー、古い造りだけど雰囲気とかは
  素敵だよね。しかも3泊とも併設のレストランとは！豪華〜♪
  
  しかしこの時期になるとスペインはとても暑くなるんだね。
  7月8月が恐ろしいよ。。。
  
  次は待望の一人旅！思いっきり羽を伸ばせる♪
  楽しみだね！
  
  　　　　　　　　　　子豚のkei
  

  鼻毛マンさん からの返信 2017/05/24 23:47:43

  ここで問題です

  keiさんも泊まりたいと表明しているパラドール。
  休息所という意味を持ち1928年から営業を初めています。
  さて、記念すべきスペイン最初のパラドールは、今回の旅行で鼻毛も宿泊したサンティアゴ・デ・コンポステーラのパラドールである。
  ○か×か。
  
  もうくたくたにつっかれましたよー。
  この仕事熱心な僕が業務で残業しないで帰って来てしまうくらいくたくたになりました。
  嫁さんと二人だったら多少のとらぶるは笑い話なのですが、母が一緒だとキツイキツイ。
  僕はきっと添乗員にはなれないです。
  
  でも、失敗ばかりじゃなくて、収穫も多数ありました。
  例えば、例の子豚丸焼きゲロマズ事件が勃発した後の車の中でのこと。
  母が、「隣のグループ見事に無言でいつまでももぐもぐしてたわね」
  「体格が立派な方たちだから、豚が豚を食べてる見たいだったね」
  って、今まで人の悪口を聞いたことがない母からそんな言葉を聞くことができました。
  よっぽど印象に残ったのかも。
  
  あと、母の姉妹からいつも国内旅行に誘ってくれるのだけど、手術の後はみんな誘ってくれなくなってしまった。
  だけど、スペインに8日間も行ってこれたという事実から、また誘いがきたそうです。
  我ながらいいことしたなーって思ってます。
  と、誰も褒めてくれないから、自分で褒めているんです。
  
  さて、クイズの答えはわかりました?
  正解すれば、パラドールに自費で宿泊する権利を得られますので頑張ってくださいね。
  
  それでは、夏のツバルまで〜

  keiさん からの返信 2017/05/25 22:04:41

  RE: ここで問題です

  
  ええと〜、、、〇！！
  ファイナルアンサー？？
  ・・・・フ、ファイルアンサー・・・(自信なし、正直言ってテキトーw )
  だって正解しても自費〜！クラーッ！
  
  　お母様の本音がポロリ。
  きっとリラックスできた瞬間だったのでしょう。
  お母さんなりに気を使ったり、海外ということもあり、
  気が張っていたのでしょうね。
  あんなに過酷？で珍道中な海外を経験できたのだから
  国内旅行なんて屁みたいなもんです。
  いや、もぅ安定した旅行は物足りないものになってしまったかも！？
  それもひとえに鼻毛さんのおかげかっ？(笑)
  
  それにしてもお母様、娘夫婦はいつもこんな大変な旅行を
  しているのかしらんって思っただろうねww
  
  
  

  鼻毛マンさん からの返信 2017/05/25 23:31:01

  ざんね〜ん

  正解は×
  どこかのサイトで以下のように紹介されています。
  パラドールの歴史は1928年に当時の国王であったアルフォンソ13世によって、マドリッドの西、グレドス山脈の中に最初のパラドールが作られてからおよそ70年の歴史を持っています。
  
  ということで、keiさんは自費でパラドールに宿泊できる権利を失いました。
  そのため、パラドールに宿泊する場合は、旦那さんに宿泊費を出して泊まってください。
  
  まー、そんなことより、素敵で元気の出るコメントをありがとー。
  また頑張って旅行行こうと思いました。
  嫁さんと溜まったマイルでどこ行こうかと話をしていたら、中国四川省の成都が候補に上がりました。
  そこには、麻婆豆腐があり、赤ちゃんパンダを抱くことができる施設があり、ドローンで世界中回った夫婦が行ったいい感じの赤茶けた街があります。
  いったいいつになるかわからないけど今から楽しみです。

• Mugieさん 2017/05/23 15:49:52

  こんにちは！

  北京で無一文になるとはしょっぱなから飛ばしましたね。
  私もボロブドゥールの遺跡を見に行ったときにやりました。
  レストランでカードが使えない、ATMもないと言われ、パニック。
  しばらくして腹巻に予備のお金を入れておいたことを思い出して無事にお会計できました。
  
  それにしてもビジネスクラスにパラドール3か所とは、ずいぶんとリッチな旅ですね。
  節約旅行仲間だと思ってたのに…
  私もリスボンの宿泊はアパートにしたのですが、鍵の受け渡しとか開け閉めとかちょっと心配になってきました。
  ドアが開かなくて大騒ぎ事件をけっこう聞くので、鍵をもらったら、即行開け閉めしてみます。
  
  それにしても義母様を連れても弾丸旅行ですね。
  いつも盛りだくさんで感心します。
  私は飛行機を駆使してトルコとギリシャを駆け抜けたのがウソのように年々のんびり旅行になっていきます。

  鼻毛マンさん からの返信 2017/05/24 00:30:25

  こんばんわ！

  そう..
  このスペイン旅行は最初から飛ばし過ぎでした。
  北京ではどうなることかと思ったし、車酔いの母が「私はここで待ってるから二人で回って来なさい」と言われた時は、そりゃもう旅人失格という烙印を押された気になりました。
  しかし、それ以上に気になったのが、Mugieさんの腹巻発言。
  ええっ? スタイリッシュな美人のMugieさんが腹巻してるんだ..
  どんな腹巻なのか一度確認しなければなりませんな。
  ふふ..
  
  あ、僕の貧乏旅行はこれからも続けますので安心してください。
  今回はやむを得なかったんですよー。
  だって、手術後初旅行の母を連れてなので、できるだけのことをしてあげたくて..
  次はいつも通りの貧乏旅行なので、期待しててくださいね。
  
  でも、僕は最近マイルを貯めるという知恵を身につけてしまったので、今までとは少し違った旅行をするかもしれないです。
  すでに溜まったマイルで香港に行こうかという話をしています。
  目的がなくて行く旅行はつまらなくなってしまいますが、そこを上手に目的をつけて楽しんで旅行できるようにしたいと思っています。
  
  そうそう。
  アパートの鍵は重要です。
  リスボンでは気をつけてくださいねー。
  もしトラブルがあったら、すぐ駆けつけますので僕を呼んでください。
  役に立たない男が1人増えるだけだけど、励ますことくらいならできます。
  
  年々のんびり旅行になっているのは、年を取ったからなのかもしれないです。
  だから、逆に年々弾丸旅行にしてゆくと、いつまでも年を取らなくからオススメです。
  
  それでは、いつか腹巻を見る日を夢見て..

  Mugieさん からの返信 2017/05/24 21:17:57

  RE: こんばんわ！

  鼻毛マンさん、こんばんは。
  
  > しかし、それ以上に気になったのが、Mugieさんの腹巻発言。
  > ええっ? スタイリッシュな美人のMugieさんが腹巻してるんだ..
  > どんな腹巻なのか一度確認しなければなりませんな。
  > ふふ..
  
  私が腹巻からキャッシュを出したのには娘も相当びっくりしたようです。
  いつもしてるわけじゃないのですが、なんか治安が悪そうなので用心して持っていきました。
  旅行グッズのお店で買えるお金が入れられる腹巻ですよ。
  決してバカボンのパパみたいな腹巻ではありません。
  
  > 年々のんびり旅行になっているのは、年を取ったからなのかもしれないです。
  > だから、逆に年々弾丸旅行にしてゆくと、いつまでも年を取らなくからオススメです。
  >
  
  ちょっと目からうろこが落ちました。
  最近、将来は上品でかわいらしいおばあちゃんになりたい、なんて思ってたのですが、自然の摂理に飲まれてたのかもしれません。
  少しは抗って、弾丸旅行で気持ちだけでも若さを維持するのもいいかもしれませんね。

  鼻毛マンさん からの返信 2017/05/25 21:16:21

  こんばんわ〜

  Mugieさん、こんばんわ〜
  
  今日は職場でレイアウト変更と強い定時退社日で、なんか強いプレッシャーに負けて、定時退社してきました。
  でもMugieさんの腹巻がどんなものかすごい気になっていて、後で内緒でこっそり、その時の写真を送ってくれると嬉しいです。
  
  そうですね..
  いいですよ弾丸は。一度ハマると病みつきになります。
  なぜかというと、終わりがありません。
  ここで観光を1時間短縮すれば、もう一箇所巡れる。
  ここをこう乗り継いで行けば、一筆書きで巡れる。
  旅行直前は、計画と情報収集で仕事が手につかなくなります。
  
  必要でしたらいつでも弾丸計画しますので、必要になったら声かけてくださいね。
  それでわ!!