仄かな香水の香りがする街角で～萩オープンガーデン野田家・俥宿天十平他編

2017/05/16 - 2017/05/16

実は、この日5/16は午前10時にスタートしたのですが、午後4時に自宅に来客が有り、遅くとも午後3時半には帰宅したいと考えていました。
徒歩で街歩きしていたので、萩市内の中心部から駐車場まではおよそ40分は見ておかなくてはいけません。
自宅までの時間を考えると、午後2時半くらいが観光のリミットです。
花南理の庭から、萩城下町周辺の野田家、俥宿天十平（くるまやどてんじゅっぺい）、端坊（はしのぼう）、まつうら歯科を急いで回ることにしました。
まず最初に訪れた、野田家では、何代にも渡って完成するように考えられた臥龍の松の姿に感動しました。
こちらの臥龍の松は、一部がもう枯れており、今の姿が見れるのも時間の問題のようです。
貴重な姿を拝見できました。
俥宿天十平（くるまやどてんじゅっぺい）は、観光用の人力車をやっておられる方がオーナーの、喫茶、雑貨のお店です。
お庭は、日本風の中にも欧風な感じが取り入れられていて、二度楽しめます。
日本家屋の中のギャラリーには、これまた和風と欧風が混ざった雑貨が展示販売されていました。
端坊（はしのぼう）では、もう時間が押していて見所と言われるソテツが見当たらず、周囲に聞く人もいなくて一先ず退散。
今日の最後と決めた、まつうら歯科は入口も、幟も見たらず、パスポートを見てみると週末のみの見学ということで諦めました。
後半は駆け足で回った、萩オープンガーデンは、約5時間半かけて12施設を回りました。
5/21の期間内にもう1日回ろうかと考えています。

エリア 萩(山口)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 徒歩

野田家住宅は、萩城下町にひっそりと有りました。

ご丁寧に、玄関に立て札がしてあります。

旧野田家住宅は、江戸時代の武家屋敷の佇まいを今に残す貴重な建物です。

門をくぐってすぐの所にも立て札があり、親切な感じがします。

庭は縁側に面していて、この時期は緑に覆われています。

この松が臥龍の松だそうですが、どこが臥龍かと思っていますと、案内人の方が説明して下さいました。

先程の松の枝が地を這うように伸びています。もちろん、自然にこうなるわけではなく、少しずつ枝を矯正しながら伸ばすのですがそこには長い年月を要します。それこそ、一代では成し遂げられるものではありません。
この枝の部分は既に枯れていていつ朽ちてもおかしくはない状態です。
先代のご当家主人が亡くなられた頃から枯れだしたといいますから何とも不思議な忠義の松ですね。

臥龍の松の後方には、剪定された高い木が聳えていますが、これを帆に見立てて、臥龍の松が庭を囲んで船の船体を表し、これらを合せて庭に帆掛け船を再現しようとされたようです。すごい発想と構想ですね。

駆け足で着いた次の庭園は、俥宿天十平さんです。こちらは喫茶・ギャラリーのお店になっています。

門をくぐるといきなり芝生とテーブルが有り、入口の和風から急にイングリッシュガーデンに来たような雰囲気です。

それでもお庭の方に行くと、これが純和風とは言えませんが、しっかりと和のテイストが漂うお庭です。

人の気配を感じてご挨拶をしようとしましたが、看板娘はカワイイお人形さんでした。

こちらでのクイズの問題は、ホルトノキの名付け親は誰でしょうというもの。
私は、フランシスコ・ザビエルかと思っていたんですが、実は平賀源内だったようです。勉強になりました。

和室に展開されたギャラリーの様子です。和物の陶器と洋服や雑貨が混在していて和洋折衷、多国籍雑貨の趣がありました。

このコレクション棚は実にいいです。趣味が良いというか見やすくてお洒落ですね。

机の上にこんなセッティグも、実にセンスがいいですね。フランスのエスプリを感じます。

こちらがクイズの問題にもなったホルトノキです。渡辺蒿蔵旧宅にも有りましたね。

この雰囲気というか、セッティングまるで映画のワンシーンみたいです。実に趣のある素敵なお庭でした。

俥宿天十平（くるまやどてんじゅっぺい）を後にして、城下町を歩きながら次の目的地である端坊（はしのぼう）へと急ぎます。時間は午後2時10分、タイムリミットまで後20分です。

端坊（はしのぼう）に到着です、表に緑色の幟が無かったので行き過ごすところでした。

早速、問題ですがところでソテツはどこにあるの？

紅葉はあるけれどと思って撮った画像ですが、今見れば右端の方に写っていました。

ソテツを確かめる余裕もなく、端坊を後にします。こちらは後日、リベンジをするということで。今時刻は午後2時20分、残り10分です、先を急ぎましょう。

まつうら歯科にやっと辿り着きましたが、どこから入ればいいか分かりません。小心者な私は、歯医者さんの受付で聞くなんて出来ません。治療で勧められたら断れませんし、自力でオープンガーデンを探します。

緑色の幟は見たらず、このような表示札が見つかりました。
じゃあ入口はどこなんだよと毒づきながらパスポートを見ると、こちらは14日、18日、21日の3日間限定で公開されているお庭でした。
調査不足で残念な結果になりました。時刻は午後2時30分ジャスト、図ったような行程でした。