今回の旅行の目的はもちろん上海ディズニーランドなのですが、市内のホテルに泊まったので、初日やパークから帰った後などに周辺を散歩してみました。３月下旬の上海は、東京とほぼ同じ気温で15度前後、街歩きにちょうどいい体感でした。

上海ディズニーランド旅行その２市街散策編

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2017/03/17 - 2017/03/20

5074位(同エリア11700件中)

エリア

上海(中国)

交通手段: 鉄道タクシー徒歩

航空会社: JAL

まずは近くにある外灘に行ってみました。上海に共同租界があった時代に金融街だった地区で、20世紀の初めに建てられたヨーロッパ風の建物が並んでいます。ヨーロッパに行かれたことがある方には何てこともない場所かもしれませんが、アジアとハワイしか知らない私にはとても面白かったです。様々な様式の建物が並んでいて、次々に写真を撮りたくなりました。上海といえば私には作家の魯迅が住んでいた街というイメージが強いのですが（最近ではサッカーのオスカル選手のイメージもありますが）、ここの建物の大部分は魯迅の時代に既に建っていたので、この風景を魯迅も見たのかなと想像してみました。魯迅のモダンな作風に合っている気がします。
この建物はアン・リー監督の映画で観たような。上海でロケをしたのかな？
道を渡ると川沿いの遊歩道になっていて、浦東の高層ビル群が見えました。旅行前に上海が舞台の1つになっている「ミッション・インポッシブル３」を観たのですが、あの映画でトムがダイブしたビルは、今では他のビルの谷間に埋もれてしまっています。10年で高層化が進んだんですね。映画の最後にトムが疾走する西塘にも行ってみたかったのですが、時間の関係であきらめました。
川は船の行き来が激しく、特に砂の運搬船が多かったです。
途中、ペニンシュラホテルに寄ってみました。日本のペニンシュラと似た建物ですね。
この近くで、中国人のおじさんと英語で会話したのですが、そのおじさんは土浦にある日立建機で働いていたんだそうです。中国で日本に親しみを持っている人に会えるとは思っていなかったので、嬉しかったです。
外灘の通りを南京東路で折れて、大丸百貨店に入りました。香港の奇華餅家があるとネットで見かけたので、バラマキ土産用にパンダクッキーを買おうと思って。吹き抜けや螺旋エスカレーターがあったり、鯉が泳いでいたりとバブリーな作りでしたが、その割にハイブランドはあまりなかったです。従業員の態度も、日系のデパートなのに、市内の他の店よりむしろ悪いぐらいかも。でも、食料品売場には奇華餅家以外にも台湾の小林煎餅や地元のリリアンベーカリーなど人気店が入っていて、他の支店とは違って全く並ばずに買える穴場でした。空いているのは、大丸のためには良くないですが。
南京東路は大丸の前の道を渡ったところから人民広場まで、地下鉄一駅分歩行者天国になっていました。３日目の夕方に歩いたのですが、高級ブランド店からちょっと怪しげな店まで色んな店があり、地元の人たちで賑わっていました。ハーゲンダッツやスタバといったアメリカのチェーン店や、日本の吉野家・和民などもありました。吉野家は牛丼が500円以上と日本より高い設定だったので、上海では高級店なのかな？
日曜の夕方だったのでそれなりに混んではいましたが、同じ時時間帯の銀座と変わらない感じなので、人ごみで疲れてしまうというほどではないです。ここに限らず、３月末の週末という外出しやすい時期なのに、上海市内はどこもそこまで人が多くなくて、観光しやすかったです。
大丸で買物をした後、豫園まで外歩きました。外灘と豫園は十分歩ける距離でしたし、道路が碁盤目に近く、標識も漢字なので迷わずに行けると思いますよ。
本物の古い豫園はこの塀の向こう。終了時間が早いみたいですね。
庭園にも中国建築にも興味がない私には外側にある豫園商店街で十分。京都のコンビニやファストフード店と同じで、新しい建物だけど色や様式を豫園に合わせてあります。老舗と怪しげな店が混ざった不思議な空間でした。裏通りには時計の客引きもいましたが、全然しつこくないので女1人でも歩けそうです。食べ歩き用の店も多かったです。
ライトアップされるといい感じです。日本では面倒くさがってイルミネーションも滅多に見に行かないのですが、たまに見ると綺麗ですね。
豫園からホテルに戻る前に外灘を再訪しました。さっき話したおじさんが、ここは夜がオススメだよと教えてくれたからです。確かに、おじさんが自慢するだけあって幻想的でした。普段は、荷物になるのが嫌なのでスマホのカメラ専門なのですが、この時は、もう少しいいカメラがあればよかったなと思ってしまいました。
ここもライトアップされていました。
上海の中心部はそれほど大きくないので、途中カフェでグダグダしても、結構見て回れました。その気になれば、ディズニーランド旅行の合間でも全部見て回れる規模かと思います。
歩きタバコが多いのがちょっと気になりましたが、それより日本と大きく違うのは、横断歩道を渡っている時、車が平気で右折してくること。日本とはルールが違うとガイドブックに書いてありましたが、それにしても、あまりに強引すぎるような。それに、バイクの信号無視がひどい上にほとんどが電気バイクなので油断すると音もなく忍び寄ってきます（プリウスが流行り始めた頃と同じです）。といっても、大人ならそこまで危なくはないと思いますが、子どもさん連れの方は気をつけてくださいね。大通りには警官が大勢いるので、そこを選んで歩けば大丈夫ですよ。外灘などはボランティア警備員も多く、信号無視した観光客がお説教を喰らっていたほどです。