2017/03/25 - 2017/03/30
55位(同エリア392件中)
ほいみさん
母島3日目。今日は午前中に乳房山に登って、14時の父島行の船に乗る。
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 船
PR
-
朝7時半、民宿のおばちゃんが作ってくれたオニギリを持って、いよいよ乳房山に挑戦だ! 遅くても13時までには戻って来てね・・・と念を押される。そりゃ父島行の船に乗り遅れたら大変だからね。
標高はわずか463mだが、なんてったって南の孤島、父島母島の最高峰。
もしかしたらジャングルの中を行くのかも。
獰猛な野生獣や、恐ろしい毒虫・軍隊アリなどが我々に襲い掛かって来るかもしれないので慎重に行こう。 -
いきなり葉っぱの先が尖った謎の植物の洗礼を受ける・・・実はさ尖った先っぽは、けっこう刈られていて素肌を晒さなければ大丈夫。
-
猛獣じゃなくて火星人が襲って来たか・・・!
「母島の木」タコノキであった。 -
グロテスクな下半身とは違って、上半身はこんな風だ。
下半身にばかり関心が行っていたので、暫くはこれは巨大パイナップルの木かと思っていた。 -
ジャングル地帯を越えて、すがすがしい尾根に出た。
右の方に見えている辺りまで行くのかな。 -
と思ったら再びジャングル地帯へ。
カジュマルの木だったっけ・・・?
夜だったら気味悪いよね。 -
あれ、山頂、さっきより遠くなってない??
-
カーペットにしたい様なコケ。
-
固有種の巨大トカゲ・・・うそうそ12-15㎝くらい。
-
結局最後までジャングルウォークが続き・・・
-
8時45分山頂着。
-
たいへいよ~!
-
ところが・・・だ。
山頂周辺の木々が育ちすぎてしまっていて、特に肝心?の集落を見下ろすことが出来ない。この案内板を設置した時は、前方の木がこんなに育っていなくて
母島の絶景を拝めたはずだ。このままだと数年後には海も見えなくなっちゃう。
最近、どこの山でもこの傾向が強いが、これって木(枝)を切っちゃいけないの? -
民宿のおばちゃんがくれた「富山の干し柿」を食べる。
-
母島最高峰の乳房山も、我々還暦登山隊にとっては大した障害ではなかった。
-
ちょっと下ったら、木々の隙間から母島の集落と港を見下ろすことが出来た。
ところで午後から乗る船は、父島を8時に出港して午前10時に下の港に入港予定。
見えるかな~・・・と暫く待っていたが来ない、やな予感。 -
乳房山は周遊コースを取ることが出来るので、下りは別のコースを降りた。
-
やはりジャングル地帯が多いが、上りに取ったコースより明るくて景色も良いので、こちらを登るっていうのも良いかも。
-
どちらもたくさんいる。
https://youtu.be/QKD8HPphbA0 -
戦時中の高射機関砲の残骸。
他にも爆弾が落ちた跡などもあった。 -
10時50分には下山。
民宿のおばちゃん曰く。
今日は海が荒れているので、予定の船は父島を11時出港に変更になったよ。
13時過ぎにここに入港したら、直ぐ折り返して父島に向かうから、父島に着く時間は同じだけどね~・・こういう時は間違いなく揺れるから気を付けてね。
オェ・・・。 -
船乗り場に荷物を預けて、近くの戦跡を歩いて巡ってみた。
-
基礎のコンクリート。
大きな石が混ぜられていて、当時の物資不足が想像出来る。
靴は比較対象のためです。
なんだか失礼な写真になってしまったことをお詫びします。 -
フルーツロードなんていう「分からない」看板があったので歩いてみた。
パパイヤ・マンゴー・パッションフルーツの木がたくさんあったが、収穫の時期はこれからだろう。 -
13時、「ははじま丸」が到着。
通常だと10時には入港して14時に出港するので、その4時間弱を利用して「日帰り母島観光」をする方も多い。
今回はそれが1時間以下になってしまったから、もう大変。
怒涛の様に観光客が降りて来て、港周辺を観光。 -
いくら時間が無くても、ソファーに上がって写真を撮るのは良くないと思う。
-
帰り「父島往き」は定刻14時に出港。
https://youtu.be/Zo_01MS8yXU
やべ~・・酔いそうだ。
https://youtu.be/uvRarzYOTr8 -
父島の民宿。
ここで二人で一杯やってると、学生時代に戻ったみたいだ。
2食付きで7000円だったかな。
ここも5部屋くらいあったが、観光客は我々だけ。
他の部屋は仕事師さんたちが長期滞在してる模様。
男ばかりが長期滞在してるのに、台所・トイレ・風呂とも、超綺麗になっていて驚いた。これじゃ「きれい好きな私」でも共同生活が苦じゃない。 -
翌日はいよいよ「おがさわら丸」で帰る。
出航は16時。
ジョンビーチへ行って来よう・・・徒歩じゃないと行けないところ大好き?
バス会社でバスの時間を尋ねたら、
{え~・・出航日にジョンビーチまで行くのは無理です、やめて下さい」
バスの終点から往復5-6時間は掛かるので、順調に行っても戻れるのは14時。
何かあれば船に乗り遅れて、1週間帰れなくなりますよ・・・っていうことだろう。
そう言われたんじゃぁねぇ~。
朝7時のバスに乗って、終点の小港で降りてジョンビーチを目指す。 -
ジョンビーチへ行くには、100-200mの山を2-3越えなければならない。
ガイドブックによると、停留所からジョンビーチまでは、徒歩で片道2時間半。
まぁ「還暦登山隊」にかかれば1時間半だろう・・・とか思いながらも、帰りのバスに間に合わなかったら恥ずかしいぜ。 -
小港のバス停を7時25分に出発。
100数十mの中山峠を越えて、ブタ海岸に下りる。
海鋒0mまで下りて、再び山へ登り返す。 -
そうそう、小笠原には杉が無い。
私は花粉症はほとんどないのだが、この時期になると喉がちょっと気持ち悪い。
これがスギ花粉症なのか? 小笠原でも症状が変わらなかったら、スギ花粉以外が原因ということになるので楽しみにしていたのだが、今年はなぜか本土?にいても違和感がないので比較にはならなかった。
地面がカーペットの様になっているのは、スギナみたいな葉の松の木の落葉だ。 -
この木ね。
-
これは小笠原ビローだったかな。
-
父島の南の方、ジニービーチ。
右の岬の反対側が、目指すジョンビーチとなる。
ジョンビーチには9時30分に到着・・・1時間5分! -
これって、カツオノエボシ・・だよね。
-
お~大漁だ!
-
おがさわら丸にもたくさんいたし。
-
誰もいないジョンビーチ。
左の方には人気の南島があって、ボートによる半日ツアーで人気。 -
すごく綺麗な海岸だったが、潮だまりに生物の気配がまったくないのは何故?
-
オヤジ「二人のアイランド」・・・恥ずかしいったらありゃしない。
-
いろいろ便利に使われてる葉っぱ。
-
中山峠から小港を見下ろす。
帰りも1時間くらいだった。 -
12時半のバスに乗れば間に合うので、時間があったら小港を見学するつもりだったが、腹が減ったので11時20分のバスで帰ることにした。
-
南の島みたいだ~
-
11時40分には町に戻って、お土産買ったついでにスーパーで昼ご飯を買って食べた。
-
これで500円。
こういうものは高い。 -
これが父島のメインストリート。
-
14時30分には港へ。
-
太鼓で見送り
-
15時半に出港後、夜までけっこう揺れたが、酔い止めが効いたのか気持ち悪くならない。とんかつ定食を食べて様子を見た。
研究熱心な私は、アルコールが船酔いにそう作用するかを身をもって実験するために、いやいやながらビールも飲んでみた。 -
船内には数時間おきに天気図も張り出される・・・理解できる人が何人いるのか?
-
夜遅くには揺れも止まって、幸せな朝を迎えた。
朝食はご飯・たまご・サケ・納豆・味噌汁他を好みで選んで清算する。 -
隊長は洋食風・・・なぜか勝った気がした!
-
酔わない自信がある強者は、窓から海を眺めながら食べている。
-
え~・・海見ながら食べるのがそんなに楽しいか!
-
寂しい奴らだ・・・負け惜しみ。
-
定刻通り、3月30日15時30分、東京竹芝桟橋に到着。
品川から新幹線に乗って、18時前に帰宅。
何時も通りに晩酌が出来た。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (12)
-
- お気楽母娘二人旅さん 2017/05/21 04:36:58
- 見っけ~~!
- あぁー!良かった!
見つけられて超スッキリ☆(喜)
しっかしビーチリゾート?小笠原は、なぜに先生が書くとリゾート感がナイ!(爆笑)
揺れたネェ(泣)
酔い止めってそんなに効くんだぁ…。
あれは↑マジでヤバイゾーンじゃないの?(汗)
もう漁師さんの域に見えるわぁ。。。
行きたいんだけど、船がなぁ…。
- ほいみさん からの返信 2017/05/21 12:06:58
- RE: 見っけ??!
- 実際に小笠原はリゾートって感じは少ないですよ。高級ホテルとかないしね。世界遺産ですからビーチも地味です。そこへ私が行ったんだから、こうなっちゃうよね。
酔い止め、効くで〜。手振れ補正スイッチが入った感じ。帰りの船では、酒飲んでも大丈夫だし、本1冊読んでも全然OK. お試しあれ。
-
- jamokaさん 2017/04/07 10:24:38
- パラダイス小笠原
- 何から何までツボでした~!良いなぁ♡
船底で這いつくばって寝るとしても8時間が限界かな…後は酔止めのお世話になれば私も行けるでしょうか
グリーントカゲを何で駆除するのでしょうか??トカゲって何か悪い事するのかなぁ。。
虫が少ないとの事。農薬や化学肥料を使わない場所には害虫があまり発生しないと聞きましたが本当なんですね!!
大きな葉っぱの筋模様きれいです。何という植物かな、リサーチしなきゃです。
せっかくジョンビーチまで行ったのにゆっくり散策出来ないなんて勿体無い!一歩一歩を味わいたいです。でもほいみさん達には時間に挑戦の達成感の方がスリリングだし満足感が味わえるのでしょ(笑)
母島の最初に登った小山も面白そうです!
家の前にあんな山があったら毎日のエクササイズに丁度良さそう。
忙しい仕事の合間に近くの小山を登ってますが今回の美しいジャングルもどきを見たら、もうつまんなくなりました(;O;)
とりあえず雪のない九重連山でも行くしかないかなぁヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
- ほいみさん からの返信 2017/04/07 13:30:50
- RE: パラダイス小笠原
- 酔う前に酔い止め飲んじゃえば、何でもないかと・・・自信着いちゃいました。
グリーントカゲは世界遺産の犠牲者でしょう。
島の固有種を食べちゃうみたいですよ。
あれ串焼きにして売ればいいのに。
あの葉っぱは「オガサワラビロウ」だと思います。
丈夫なので、いろいろ使い道があったみたいです・・・全然違かったらゴメン。
>農薬や化学肥料を使わない場所には害虫があまり発生しないと聞きましたが
そうなんですか。
蜘蛛が餓死しちゃいそうなレベルでした。
ゴキブリはいるのかなぁ。
そうそう、スギ花粉も無いしね。
ジョンビーチって岩場っぽいので、覚悟?準備?がないと海には入れませんね。
その手前の小港は子供でも大丈夫っぽかったです。
還暦登山隊の隊長と小笠原に行くことになるとは、全く思ってもみなかったことなのですが、小笠原滞在中に海水に触ることも、ほとんどなかったっていうのも驚きました。
-
- 猫大好きさん 2017/04/05 20:26:28
- 私も映像の波で酔いそう!
- 父島への船の動画は最初だけみました!
ほいみさんはカメラ抱えて大丈夫でしたか?
乗り遅れたら1週間帰れないってタイヘン
制限を受けたら還暦登山隊も頑張ってしまうのでしょう
何だかおじ様2人が必死で歩く図が
浮かびます(⌒-⌒; )
猫大好き@セントレア
- ほいみさん からの返信 2017/04/05 21:18:15
- RE: 私も映像の波で酔いそう!
- 実はあの動画、私も編集していて酔いそうでした。
酔い止め、効きます!
高山病予防のダイアモックスも効くし、完全に薬物依存です。
まったくね・・・オヤジ二人って、どこにいても変な存在です・・・似合うのは焼き鳥屋くらいかなぁ。
そうそう、この時のカメラはLX 7がほとんどです。
セントレア経由ホノルルかな?
てるみくらぶ、飛行機代は大丈夫…って人もいたような。
-
- くろねこだりゅんさん 2017/04/05 11:23:32
- 酔っちゃった…(涙)
- 父島への船の映像で酔う私…(-_-;)
クジラも出るくらいの外洋だから、荒れちゃうと過酷ですね〜欠航しなくて良かったですね!
母島への日帰り観光の方も焦ったでしょう…からといって、椅子の上のポスターを椅子に乗ってまで写真に撮らなくても(笑)
乳房山のジャングル探検、ガジュマルの木がおみごと。「何とかの木」で観光客を呼べそうなレベルですけど観光地化していないのが良いですね!
やはり高い場所に行くと景色が凄い☆海の色がきれいです。
トカゲ…蝙蝠は見かけられましたか?
来月、私も未知の生物遭遇を期待して夜のジャングル探検します☆
- ほいみさん からの返信 2017/04/05 19:57:15
- RE: 酔っちゃった…(涙)
- この日は父島からは条件付き出航だったそうです。
母島の港は小さいので、3時間遅れで父島を出航しても波が高くて母島の港に入れなかったら、そのまま父島に戻るってことで。
それを聞いた瞬間「こりゃ酔うで・・」って思いました。
いや〜・・酔い止めって効きます。
吐き気は全くなかったのですが、脳みそがその状況をどう判断したのか、若干の頭痛を覚えました。
カジュマルとタコノキが異国情緒です。コウモリは夜にならないと現われないみたいですね…夜はこっちも飲んでるし。
夜のジャングル・・・なんだか怪しい響き。
スナックニューギニアとかじゃないですよね。
-
- gontaraさん 2017/04/04 19:39:39
- 和食の勝ち!
- もう帰って来ちゃったんですか?
だから1航海じゃ無く2航海を!
南の島も、ほいみさんに掛かったら山歩きと化してしまうんですね。
おが丸の料金、高いと思いませんか?
この値段だと学生たちが気楽に行ける雰囲気じゃなくなりますよね。
もっと若い人達が渡って欲しいな〜(と思うのは僕だけでしょうか)
こんな絶海の孤島の為にオスプレー就航なんてことには成らんわな・・・
- ほいみさん からの返信 2017/04/04 20:58:17
- RE: 和食の勝ち!
- おが丸、確かに料金高いです。
島民はかなりの割引がある様なので、その分を負担してると思えば、そんなものかなと。
で、思ったのがオスプレー。
35人くらい乗れそうだから、ひとり15万円で元が取れないかなぁ。
週に1000人が移動するとしたら、15万円出す方はけっこういるんじゃないかな。
週2便飛ばせば滞在スタイルが変わるし、常に満席状態。
-
- ワミさん 2017/04/04 15:22:22
- カツオノエボシだ〜
- カツオノエボシ面白い風貌だから触りたくなるけど触っちゃいけないんですよね!
小笠原のトカゲ貴重な生き物とご対面できましたね、植物も南国独特ですね。
夏場だともっと観光客も多いのでしょ〜が一週間に一度の船ならなかなか行けないわ〜
酔いを気にしながらトンカツ食べれるなら大丈夫ですね、還暦登山隊活動がどんどん広がりそうで楽しみです♪
- ほいみさん からの返信 2017/04/04 20:49:01
- RE: カツオノエボシだ〜
- カツオノエボシ、クラゲのイメージじゃないですよね。
トカゲは茶色も緑色もたくさんいました。
緑の方を駆除したいらしいのですが、串焼きにして名物として売ったら、一気に減るんじゃないかなぁ。減らなきゃ、それはそれで商売になるし。
還暦登山隊、老人ホーム・葬祭場巡りとかもありそうです。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 二人のアイランド 小笠原編&マルタ島編
12
58