バルセロナモデルニスモ建築を巡る！④　カサ・アマトリエール　by　プッチ

2015/08/09 - 2015/08/18

カサ・アマトリエールはグラシアス通りに面して、カサ・バトリョと隣

合って建っています。


カサ・バトリョをガウディが改修するときは、アマトリエールをすごく意識

したんじゃないかと思われます。

施主にも「隣のアマトリエールさんとこに負けないようなのを

おねがいしますよ！」なんて言われたかも。

エリア バルセロナ(スペイン)

建物の中に入ると、右手に階段があります。

奥にはチョコレートショップ、カフェがあるので、ここまでは

誰でも入ることができます。

階段を上がっていくと、天井にステンドグラスが見えてきます。

見学はガイドツアーのみで、靴カバーを付けて見学して回ります。

照明は当時と同じような暗さに設定してあるようで、

内部はけっこう暗かったです。

採光のためか、階段に向けて、いくつも窓をとってあります。

そんな中、リビングには大きな窓があり、光が差し込んで明るい部屋になっていま

した。

大きな暖炉が目を引きます。

家具や、照明器具がそのまま残っているのがすばらしいですね。

プッチは外装、内装、照明器具、家具など、トータルに

改装を請け負いました。

窓の水玉のような模様は照明器具にも使われています。

窓の水玉と同じモチーフで作られた照明器具。

こちらも同じ水玉をモチーフにした照明。

中世風のデザインも随所に見られます。

こちらも中世風ですね。

食堂への入り口には海老、野菜、葡萄などの彫刻が見られます。

この建物の主だったアマトリエールはチョコレート王といわれる実業家であり、

陶磁器の収集家でもあったそうです。

それらのコレクションも邸内には展示されています。

こちらは硝子のコレクション。

天井も、一部屋ごとに装飾が違う凝りよう。

優美な模様と色の天井。

六角形の模様の天井。

バリエーションに富んだ天井の模様。

床も部屋や廊下ごとに模様を変えています。

床の保護のために、見学は靴カバーをつけます。

洗面所も修復されて公開されています。

トイレまで公開するところは少ないですが、こちらはトイレも公開しています。

一部屋だけすごくモダンにリフォームされていました。

それもこの建物の歴史ですね。

窓の上部はかわいらしいレースカーテンのよう。

見学を終えて一階に降りたところがチョコレートショップになっていて、チョコ

レートの試食がありました。

包み紙がミュシャ（アールヌーボーつながりということでしょうね）だったので

バルセロナには直接は関係ないなと思いつつ、詰め合わせがきれいにセッティング

されていたので、お土産に購入しました。