2015/02/07 - 2015/02/12
468位(同エリア1114件中)
KONAさん
タイ、インドネシア、シンガポール、中国、マレーシア、韓国、ベトナムとここ数年で旅をした国は圧倒的に東南アジア。
その東南アジアでも、まだ行けていない、そして行きたい国がラオスとカンボジア。
今回念願かなってラオスに旅をすることができた。
ウドンタニを経由していよいよラオスへ。
- 旅行の満足度
- 3.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- エアアジアX
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
メコン川を渡り切ってすぐにラオス側のイミグレかと思ったけど、しばらくバスは走る。川を渡って数分走ってから到着。タイのイミグレに比べると明らかに殺風景だ。
-
ネットでは、国際バス車内で入出国カードが配られるとの情報もあったけど、このバスでは配られなかった。降車してから記入するしかない。
降車しようとすると、隣の席の女性が僕のバックパックを指さして、持ち上げるようなジェスチャーをしている。バックパックも持って降車せよという意味のようだ。女性に礼を言い、バックパックを背負ってブースに向かう。
空港のイミグレだと入国カードが置かれた記入スペースがある。ここには記入スペースはあるけど、肝心のカードがどこにもない。とリあえずブースに向かうしかない。5人ほどの列だけど「カードだけ下さい」と割り込んで訴える度胸と語学力がない。おとなしく6人目として並ぶ。
10分ほどして係員(コワモテ女性)にパスポートのみ差し出す。係員は黙って未記入のカードを添えてパスポートを渡す。
これから記入スペースに戻って記入し、また並びなおすことになる。何てアホなシステムだろう。
腹を立てながらも、これも経験と受け入れる。記入スペースで事前に記入方法を指南するサイトのプリントアウトを参照し記入し終える。
ふと見ると、イミグレブースには1人しか並んでいない。出遅れ感たっぷりだ。
まさかとは思うけど、バスに見切り発車されたらどうしようと、不安をよぎるが、幸いにもバックパックは背中にあるので最悪バスが待っていなくても、何とかなるさと切り替える。
イミグレをクリアし、荷物のセキュリティチェックを経て、とうとうラオスに入国、と思いきやまたしてもバリヤがある。自動改札が目の前にある。これが事前に調べた時に気になったスマートパスってやつだろうか。スマートパスを購入するところがどこにもなかったのでどうしようもない。また、入国からやり直しとか言われないだろうか。なるようになれ、と係員にパスポートのスタンプの押されたページを見せる。係員の反応を伺っていると、改札機の端にあるドアを開けて「通れ」というジェスチャー。それに従う。ドアを抜けるとそこはラオスだった。
とうとう念願のラオスに入国。ラオスはタイに比べてかなり殺風景。でもそれはタイ側のイミグレに比べてであって、予想以上にお店も軒を並べていてにぎやかだった。ただ、胡散臭い土産物店ばかりでとても近づく気にはなれない。
オンボロバスは待ってくれていた。
というか、バスには数人しか乗っていない。僕がイミグレ通過最終客だと思っていたが。皆どこにいるのだろう。
結局100円程度だろうけど、入国税を払わずに入国したことになる。ここも東南アジアだと痛感する。 -
イミグレを離れて1分もしないうちに建物は見当たらなくなる。
そしてホコリっぽい。砂煙が舞い上がっている。バスが走っている道路は片側二車線の舗装路だが、この道路と交差する道路はほぼすべて未舗装。
スワンナプーム空港からパタヤに向かっていると、時折未舗装道路で砂埃を上げながら車が走っている姿を見かけるが、ラオスは「時折」なんてもんじゃない。
天気はいいけど全体にモヤがかかったような中をビエンチャンに向かって進む。
本当にエアコンバスで良かった。窓が開くタイプのバスやソンテウだったらホコリまみれになっていただろう。
20分ほどすると道路脇に建物が増えてきた。車の通行量も増えてきた。
30分経過すると明らかにビエンチャン市内に入ったことが実感できた。渋滞とまでは言えないけど、バスの速度はゆっくりになった。
国境からおよそ40分でタラートサオバスターミナルに到着。
バスの乗降客、物売り、自転車、バイク。混沌としたバスターミナルだ。数時間前に驚いたウドンタニのバスターミナルが整然と思えるほどだ。
バスはなぜか狭い駐車スポットに入れてから降車となった。もっと広い場所で降ろしたらいいのに、と思うがこれがラオス。 -
国際バスが発着するバスターミナルなので、周囲にいくつも両替する場所があるだろうとタカをくくっていたが、まったく見当たらない。朝からコンビニパン以外は口にしていないのでビアラオ片手に何か食べたいけど現地通貨がないと叶わない。
とりあえずホテルへ向かうしかない。おおよその方向は理解しているので、歩きはじめる。10分も歩けば着くだろうという読みは甘く、多少迷ったこともあり15分要した。
バックパッカーの姿が多く見られるようになり、街の雰囲気もホーチミンのデタムを彷彿とさせるようになったところで Nokeokouman通りに入る。メコン川に向かって歩くとホテル発見。
大汗を掻きながら無事チェックイン。ホテルスタッフにはネット情報通り日本語が話せるお兄ちゃんがいて心強い。
部屋で荷物を降ろし、ついにラオスに到着したぞ、とビールを飲みたいところだけど、現地通貨の調達が最優先。バスターミナルからホテルまでの道のりでExchangeは1ヶ所しか見当たらなかったので不安になり、フロントで尋ねる。最寄りのExchangeをわかりやすく地図を描いて教えてくれた。
歩いて2分程度でExchangeに到着。個人が営む雑貨屋という風情で、看板がなければExchangeとは気付かない。
やっと現地通貨KIPを入手。さあビールだ。ビアラオだ。
ホテルが面するNokeokoummane通りはバックパッカー向けのゲストハウスと小規模なホテルが軒を並べている。そういうところを利用する外国人向けだろうか小奇麗なカフェが何軒もある。
こうしたカフェではなく、もう少しローカル色が感じられるお店がいいな、と思いつつ歩いているとホテルのちょうど向かい側におあつらえ向きのレストランがある。チェックインの時ちらっと見て気にはなっていたけど改めて見ると、まさにピッタリのレストランだ。
陽の当たるテラス席はさすがに暑そうなので、手前からひとつ奥のテーブルに座る。
午後2時半という半端な時間にもかかわらず、テーブルの7割は埋まっている。後で調べて分かったことだけどこの「ViaVia」というレストランは石窯焼のピザが有名なところだった。この時はそんなことは知る由もなく(知っていてもピザはオーダーしないが)、ラーブをオーダー。そしてもちろんビアラオを。
日本で飲むことはおそらく困難なビアラオ。メコンを渡り、国境を越え、ここまでバスと徒歩でこのラベルの看板やのぼりをあちこちで見せつけられた。やっと味わうことができる。 -
やっぱり旨い。味はあっさりしていてタイのSinghaやChangというよりはベトナムの333やビアサイゴンに近いように感じる。
しばらくしてラーブ登場。結構なボリュームだ -
朝ウドンタニで食べて以来だから、お腹は空いているし、ホテルは目の前でトイレにも困らない。非常に開放的な気分で、今日初めてのしっかりしたごはんに臨む。
アツアツのラーブを頬張りながら冷えたビアラオを流し込む。
もう、これだけでビエンチャンに来た目的を達成したと思えるくらい満足した。
ビアラオは大瓶が14,000KIP、約200円だ。タイに比べ、ラオスは物価がぐっと安いだろうと想像していたけど、昨晩飲んだバンコクのChangの値段とほとんど同じ。これは意外だった。アルコールだから特別なのかと思いきや、ラーブは25,000KIPだから約360円。全体的に食事はバンコク並みだ。 -
お客さんは場所柄ラオスの人は皆無。欧米系の旅行者がほとんど。タイで見かける中華系や中東系、ロシア系は全くいない。ある意味ほっとする。
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ラオス最初のビールと食事を満喫した後、一旦ホテルに戻り、着替えて街歩きを開始する。ホーチミンのような歩きにくさはないけど、バンコクのように縦と横がはっきりしていないので、マップを見ながら歩かざるをえない。
歩き始めてすぐに面白い道標を見つけた。
ここから東京は4,194キロあるそうだ。しかも直線で。もし徒歩で向かう状況となったら、1日30キロとして半年はかかる。
東南アジアは週末にサクッと行けるイメージを持っているけど、こうして距離で示されるとずいぶん遠くにきたな、と思う。 -
バスターミナルからホテルへと向かった際とは違う経路で歩いていると、ロータリーがあり、その中央に塔が立っている。
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That Damというらしい。静かな住宅地の中にひっそりと建っている。ベンチが設置されているけど、とても観光スポットとは思えない地味さ。
それでも不思議と存在感はある。プレートの英語案内を見ると16世紀に建てられたそうだ。 -
That Damを後にしてバスターミナルへ向かう。
スーパーとかコンビニが全く見当たらない。個人商店ばかりだ。
バスターミナルの隣に市内唯一のショッピングモールがあるとの情報があったので、そこを目指す。
確かにそれらしい建物はあった。中に入ってみると携帯ショップやコスメ・アクセサリーの小さなお店が並んでいる。市内唯一のショッピングモールの割にさみしく感じるのは、すべてのテナントが埋まっていないからだろうか。
エアコンが効いていたので、しばらく涼んでからもう用のないショッピングモールを出て、隣接するバスターミナル周辺を見ると、人・人・人、バイク・バイク、自転車・自転車で騒然としている。
停車しているバスは都バスのたたずまい。それもそのはず。日本からの援助だそうだ。ボディに日の丸がペイントされている。 -
一方こちらは都バスもどきとは異なり、かなり年季の入ったバス。
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このバスターミナル敷地内に市場があり、野菜をはじめかなりの種類の食品が売られている。
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その一角にバゲットのサンドイッチの露店がいくつもある。どのお店でも次から次へとバゲットに切れ目を入れ、そこに具を詰めていく。出来上がったサンドイッチもまた次から次へと売れていく。買っていく人は皆地元ラオスの人たち。
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お店ごとの違いはほとんどわからない。あるとすれば、売っている人の違いだけ。目が合ったスレンダーな女性のお店で買うことにする。
ただ、お店だけでなくこの市場全体にハエが飛び交っていて、バゲットの上にも平気でとまっている。こんなところを見ると引いてしまう。日本だったらこの状況では絶対に買わないけど、ここはラオス。郷に入れば、の精神で買う。1本5,000KIPと信じられない安さ。 -
バスターミナルを離れ、メコン川に向けて歩く。
大きな像が見える。 -
ロイ・アヌ王像というのは後で調べてわかった。近づいてみると一帯は公園になっている。
ロイ・アヌ像は国境の向こう、タイを向いている。握手を求めているようにも見えるし、威嚇しているようにも見える。 -
メコン川の河原に来てみる。まあ、なんてことはない普通の河原だ。でもこれが夕暮れ時になるときっといい感じになるのだろう。
川沿いの道路ではバイクを使った売店。ラオスにしては立派な道路だが、通行する車はほとんど見かけない。 -
ホテルのあるNokeokoummane通りまで戻ってきた。
やっぱりこの雰囲気はいい。東南アジアのバックパッカー街の匂い。ビアラオを購入してホテルに戻る。
バスターミナルで購入したスレンダー女性のサンドイッチ。
普通の古紙で包まれている。学校のテストの解答用紙だろうか。個人情報も何もあったもんじゃない。 -
しっかり歩いて汗をかいた身体にビアラオは沁みる。旨い。
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窓の外はまだ陽が高く、サンセットまでは時間がかかりそうだ。
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改めて部屋を眺める。キングサイズのベッドが2台。
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さあ、サンドイッチ。
これは旨い。ホーチミンで食べたパンドミーも美味しかったがこっちの方が旨い。 -
下の通りを見下ろすと、お坊さんたちが歩いている。
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夕暮れが近づいてきたので、移動開始。
川面に太陽が映っている。やはりいい風景だ。 -
どんどん歩いて川沿いの建物がなくなる手前にあるセンタワンリバーサイドホテルへ。
このホテルの最上階にはオープンエアのレストランがあって、メコンに沈む夕陽をながめながら食事ができるそうだ。TripAdviserの情報。
ホテルのフロントを通り抜け、奥のエレベータで5Fに上がる。屋内のレストランはガラガラ。テラス席は満席だろうと覚悟して向かうと、ラッキーにも最も川に近いテーブルが空いていた。
陽の傾き具合がいい感じになってきた。 -
河原の歩道部分はテーブルが並べられ、レストランになっている。あそこもいい感じだな。
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ビアラオをまずはオーダー。つまみは何かないかとメニューを眺めるが、いまいちピンとくる料理がない。美味しいサンドイッチを食べたばかりで、お腹は空いていない。スタッフに確かめたわけではないけどここはバーではなく、レストランなのでビアラオだけでサンセットタイムを過ごすのはなんだか申し訳ない。
無難なところでチャーハンをオーダー。
ほどなくしてチャーハン登場。やはり無難以外の感想は持てない。 -
対岸はタイ。今は乾季で川の水量が少ないけど、雨季はこの中州も見えなくなるのだろう。
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陽が沈み、レストランに中華系大人数のグループがやってきたので、お店を後にする。
河原を歩く。上から眺めた河原レストランが営業を始めている。
なかなかいい感じだ。さっきのレストランよりこっちにすれば良かったと思うが、もう遅い。無理してチャーハンを食べたので、お腹いっぱい。ビアラオすら今は厳しい。
道路を挟んで、川側がテーブル。道路側が厨房や食材を並べたショーケース。 -
広場ではエアロビクス。結構な数の人が集まっている。
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ホコ天となっている道路上も老若男女が集っている。まるでお祭りのようだ。
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ホテル前まで戻ってきた。昼間とは異なった感じで、バックパッカーが集う雰囲気だ。
屋台で串焼き購入。東南アジアならではだ。 -
この時間のViaViaは満席。人気店なんだ。コンビニ(ファミマやセブンではないローカル)っぽいお店でビアラオを購入してホテルの部屋に戻る。
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屋台の串焼きはまだ温かい。
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ビアラオと串焼き。この組み合わせもいい。
22時を過ぎてViaViaにやっと空席が見え始めた。
ほどよく酔ってきたので、今日はシャワーを浴びて寝よう。
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