菜の花時々梅　＠浜離宮　2017春

2017/03/05 - 2017/03/05

浜離宮の菜の花が見頃との情報を受け、久しぶりに自転車に乗って出かけてきました。
赤いド派手な自転車が壊れてからしばらくサイクリングはご無沙汰していました。
最近はもっぱら歩いてばかり。
新しい愛車にまたがり天王洲から海岸通を走り、４０分ほどで浜離宮に
都心でこれだけの菜の花を見ることができるのはここだけでしょうね。
汐留の高層ビルをバックに見る黄色いじゅうたんとピンクの桃の花とのコラボ
なかなか見事でした。

エリア 汐留(東京)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 交通手段: 徒歩 バイク

銀座や新橋にほど近い都心のど真ん中にある浜離宮恩賜庭園

ここでは都心ではなかなかお目にかかれない光景を四季を通していろいろ見ることができます。

その一つがこの菜の花の黄色いじゅうたん

汐留の高層ビルをバックに黄色い花の広がる光景はなかなかのもの

この菜の花は2月中旬ころから咲き始めるのでここだけ一足早い春を感じることのできるスポットです。

春のこの時期は菜の花ですが、秋になると絨毯の色はオレンジに変わります。

秋の主役はキバナコスモスに変わります。

菜の花のお花畑の南側には梅園があります。

ここも2月頃から梅の花を楽しむことができます。

ほとんどが白梅で今まさに見頃を迎えた感じ

ここでちょっと浜離宮恩賜庭園について触れてみます。

江戸時代の代表的な大名庭園で、国の特別名勝及び特別史跡となっています。

江戸時代に徳川将軍家の別邸として利用され「浜御殿」と呼ばれた南庭と、明治時代以降に造られた北庭とで構成されています。

広さはなんと25ヘクタール
正に都心のオアシスといった感じ

現在の梅の本数は130本ですが、かつて将軍家の別邸だった頃はなんと1万本もの梅の木があったそうです。

白梅のすぐわきにちょっと濃いめのピンクの花が混じっています。
接ぎ木をしているのでしょうね。

梅の木の向こうに見えるのはコンラッドホテル

ちょっと不思議な構図になっています。

再び菜の花畑

畑の真ん中に野鳥の集団が

ヒヨドリのようです。

一面の黄色いじゅうたんの菜の花畑の面積はなんと3000㎡もあります。

向こうに見える高層ビルは1棟建ってしまうほどの広さ

その広大なお花畑の中に敷地に約30万本の菜の花が咲いている姿はまさに都心のオアシス

黄色い菜の花に戯れているのは先ほどのヒヨドリだけではありません。

寒い冬の間巣にこもっていたミツバチが活動を始めるのは梅や菜の花が咲き始めるころから。

立春が過ぎると、春の気運を感じた女王蜂の産卵が始まります。

その時期に合わせて 暖かい日中には、働き蜂たちは花粉を求めてこのように外に出かけるわけですね。

まだ3月の初めの肌寒い時期ではありますがこのお花畑の周りには大勢の人たちがシートを広げて寛いでいます。

芝生では赤ちゃんがハイハイしています。
こんな広い所では延々とハイハイが続きそう

何度も来ているところではありますが、せっかくなので案内を一回り。
こちらは東京湾から海水を引き、潮の満ち引きによる景色の変化を楽しむ潮入りの池

鴨場の横で見つけたアオサギ

こちらは将軍家の別邸だった頃からある鴨場

庚申堂鴨場と新銭座鴨場の二つがあります。

鴨場は池と林を3ｍほどの土手で囲い、土手には常 緑樹や竹笹をびっしりと植え、鴨が安心して休息できるように外部と遮断しました。

ここでは池に幾筋かの引堀を設け、小さなのぞきから鴨の様子をうか がいながら、稗・粟などのエサとおとりのアヒルで引掘におびきよせ、機をみて土手の陰から網ですくいとるという猟を行っていたそうです。

野に咲く花もアップしてみるとなかなかのもの
ホトケノザもこんな感じに見えます。

園内では年間を通していろんな花が楽しめます。

早春の梅に始まって先ほどの菜の花

こんなコラボを楽しんだ後は・・・

春の桜が待っています。

庭園には約100本の桜があります。
数は少ないながら種類は豊富

ソメイヨシノは少なくて、あまりなじみのない「雨宿、白雪、白妙、一葉、関山、普賢象」といったサトザクラが多いのが特徴なんだそうです。

今は桜と梅のコラボですが、菜の花は桜の時期まで残っているので菜の花と桜のコラボも楽しめるそうです。

菜の花と桜のコラボは都内では昭和記念公園、埼玉幸手の権現堂堤が有名ですね。

年に何度か訪れる浜離宮ですが実は桜の時期に来たことがありませんでした。
ひと月後また訪れて、桜と菜の花のコラボを見るようですね。