2017/02/23 - 2017/02/25
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しんちゃんさん
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「いつか韮山(にらやま)反射炉を見学したい」と思っていたら、
あれよあれよで、世界遺産に登録され“えらい出世”をしてしまった。
旅行での見学先は下調べ等の予備知識を入れないようにしている。
そんな見学先で、ここは非常に感動した場所である。
反射炉だけの見学だけなら、5分もかからない。
「韮山反射炉ガイダンスセンター」にて、何故反射炉が必要だったのかどのように造ったのかを学習して非常に感動した。
「韮山反射炉」と韮山反射炉を作った江川英龍(ひでたつ)の功績をご紹介します。
写真は「韮山反射炉」と韮山反射炉を作った江川英龍(江川太郎左衛門、江川坦庵)の像。
彼は「韮山反射炉」作製だけで有名ではなかった。
- 旅行の満足度
- 5.0
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ナビを韮山反射炉へ合わせたが、案内は信用出来ない…
信号機の案内にも頼った!
青信号で写真を撮るには勇気がいる。 -
駐車代は無料!
流石!韮山反射炉 名所・史跡
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「韮山反射炉ガイダンスセンター」にて韮山反射炉の概要を理解してから見学します。
レンガで出来た反射炉だけ見学すると、数分以内で終了できる。
「館内の写真は撮って良いですか?」
「フラッシュを使用しなければOKです」
と言う訳で少々撮った。 -
「韮山反射炉ガイダンスセンター」内部
江川英龍(太郎左衛門・坦庵)はどこがが素晴らしいか…
1. 甲州騒動(郡内騒動)の平定
2. 西洋砲術の普及
3. 台場の建設
4. 反射炉建設
5. 農兵組織計画
6. 様式船の建造
7. パンの祖兵糧パン
8. 種痘(予防接種)の普及
江川邸ホームページ等からの抜粋 -
「たたら製鉄」宮崎駿監督のアニメ「もののけ姫」にも出て来ました。
“たたら”とは足で踏んで空気を吹き込む、大型のふいごの事です。 -
熱が上の壁に“反射”して鉄を溶かします。
なぜ反射炉が良いか?
【炎が壁面に沿って回るので熱が均一に伝わる。燃焼室と加熱室とが別になっており、天井と側壁の放射熱で加熱】Wikipedia、デジタル大辞泉より -
「韮山反射炉ガイダンスセンター」内部
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「韮山反射炉ガイダンスセンター」内部
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韮山反射炉操業の記録_安政6年12月、岩手県南部産の銑鉄を使用した18ポンドカノンの試鋳の許可より時系列が展示されていた。
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「29ドイムモルチール」
人間との比較
モルチール(臼砲)とは…
・箱状の台座に固定され、臼に似た形をしている。
・一度実質弾を目標の上に天に向かって発射され、下に落ちる弾道を描く。堤や壁の向こうにいる敵を砲撃するのに用いられた。焼玉も使用された。
・弾の運搬が大変。
・携帯可能なものもあるが、近距離の砲撃に適している。
・野戦砲であるが、命中率が低く、主に街や城郭といったインフラ破壊用に用いられた。 -
【日本人ではじめて本格的にパン製造を行ったのは、伊豆韮山の代官であり、軍学者でもあった江川太郎左衛門です。江川太郎左衛門の師に当たる高島秋帆の従者に、長崎のオランダ屋敷に料理方として勤め、製パン技術を覚えた作太郎という人がいました。そこで、作太郎を伊豆韮山の江川太郎左衛門宅に呼び寄せ、パン焼き窯を作り、1842年4月12日、記念すべき「兵糧パン」第1号が焼き上げられました。】パン食普及協議会のHPより「http://www.panstory.jp/」
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「種痘」について。
【嘉永3年正月には、息子英敏と娘卓子に種痘を受けさせている。配下の医師肥田春安らに命じて試験的な種痘を行わせ、その結果が良好であることを確認した上で、同年2月管轄する韮山代官領全域に「西洋種痘法の告諭」を発した。その文中で英龍は、自らの二人の子供達にも種痘を行い成功したことを明らかにした上で、種痘を受けるよう諭している。この成功は、幕府の認めるところともなり、安政5年(1858)伊東玄朴や大槻俊斎(おおつきしゅんさい)らが中心となって江戸お玉ヶ池に種痘所が設置され、江戸町民にも種痘をうけるよう勧告がなされるに至っている。なおこの種痘所は、文久元年(1861)には西洋医学所となり、さらに幕府直轄の医学所として明治維新まで活動を続ける。維新後は新政府に引き継がれ、後の東京大学医学部の前身となっている。】江川太郎左衛門英龍と三島より抜粋「http://egawatarouzaemon.sa-kon.net/index.html」 -
「韮山反射炉ガイダンスセンター」から韮山反射炉へ
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ここを歩いて…
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「韮山反射炉」ゲート
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案内説明無料
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1600度を耐えるレンガは火山灰から作成。(説明員から)
経年変化で倒れを防ぐ鉄枠で覆われている。 -
高さ15.7mがちょうど良い高さ…
説明員の話ですと
フイゴを使用しない燃焼は
これ以上高くとも、低くとも空気の流れが悪いそうです。 -
「24ポンドカノン砲」
ここで造られた大砲_レプリカ
本物の鉄(鋳物)です。
なのになぜレプリカか?
砲身が入る砲腔(砲身の内側)に穴が空いていないためです。
空いていると実際の大砲になってしまうそうです。
コンクリート製の大砲(戦争で鉄を国に供出しなくなったため)を地元の木村鋳造所さんが寄贈したそうです。「http://www.kimuragrp.co.jp/cast_talk/image/nirayama.pdf」 -
説明員_S様
上手な説明で聞く方々を唸らせていた!
「反射炉の仕組み判った?もう一回言うよ、良く覚えて!!」
「あと5分しゃべらせて…江川英龍は反射炉製作以外にした事があるよ!
1.パンの普及…日本中にパンを普及させた
2.軍隊等の号令を作った…オランダ式の号令は長かった農兵を統率するには・・・
3.種痘の実施…自分の子供に接種
自分の生活では質素と倹約を旨としていた・・・ -
左:焚口(たきぐち)
右:鋳口(いぐち) -
説明版からです。
【焚口(たきぐち)石炭(筑後、常磐等)などの燃料を入れるところ。当時の技術書によると最初、弱火にてロストルを温め、この上に木屑と薪を置き、石炭を堰(えん)よりやや高くなる程度にいれていた。】 -
説明版の絵
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説明版からです。
【鋳口(いぐち)溶解させる銑鉄(せんてつ)等をいれるところで、燃焼ガスの集合によりもっとも高温になるところ。炉床面は、右の出湯口に向かってゆるやかな下り勾配となっている。】 -
溶けた鉄が鋳型へ流れる出口。
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4ヶ所から効率よく一箇所の鋳型へ入るように“L形”になっている。
鋳型は深さ約4mあったが、危険なので埋めたてられている。
大砲の鋳型は横より縦にしたほうが -
説明版
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早口ではあるが、説明は上手であった。
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聞く手は誰もが納得
「ん~なるほど」
バスガイド・ツアーコンダクターらしき方も
「ん~ん」と唸るほどであった! -
この出口から下記銅像はすぐそばであった。
が再入場はできなかった。 -
韮山反射炉を作った江川英龍(江川太郎左衛門、江川坦庵)の像。
このあと時間がなく江川邸(代官所跡)は次回の旅行になってしまった!!
江川邸「http://www.egawatei.com/」
「韮山反射炉」見学終了。
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