スリランカとケララの記憶　２　シギリア

2003/12/01 - 2003/12/13

スリランカではシギリアに行ってみたかったので、スリーパーダの後は、とりあえずキャンデーに行くことにした。

エリア キャンディ(スリランカ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー

来るときのバスは女学生できゃぴきゃぴしていたが、帰りのバスはなぜかこの少年がバックパックを持ってくれた・・・マニュキアがやばい？

この辺りの高原はお茶の産地でもある。

マスケリアでハットン行きのバスに乗り換える。

本当にお別れ、スリーパーダ。

ちょうどお昼にキャンデーに到着。
ヤモリ部屋に２連泊したので、ちょっと奮発して3000円のホテル。


キャンデーはこの辺りでは一番大きな町で、世界遺産の仏歯寺がある。

右のベッドの上に置いてある青いものは、膝のサポーター。
この頃は仕事が忙しくて、膝の調子が悪かったのだ。
この後も十数年、膝痛に悩まされていたが、仕事を辞めたら、腰痛と一緒に治ってしまった。

ホテルの裏の風景・・・熱帯感があるよね。

一休みしたら、広大な敷地の植物園へ。

ここは家族連れやカップルの人気スポット。

私は、写真の「ジャワビンロー」に興味があった。
あのー木なんの木、気になる木・・・の。

我が家にも一本欲しい！

家族連れ

子供たちが踊ってた

キャンデーの町は美しい。

世界遺産、仏歯寺。
「歯」を見たいとは思わなかったので、中には入らなかった。

スリランカに来てから、まともなものを食べてないので、何か美味しいもの・・・と思いながら、ケンタッキーに入ってしまうのが恥ずかしい。っていうか、日本じゃ入ったことないのにね。

更に変なもの食っちまった・・・とか思ってたら

あ～・・(名前忘れた）スリーパーダでパイナップル食ったイギリス人カップル。

そうか～君らも美味しいもの求めた結果がケンタッキーだったんだ。
このシギリアに行く、と言っていたが会うことは無かった。

ネットカフェに寄った。
受付がオタクっぽい。

電話ボックスみたいな個室が並んでた。

明日はシギリアへ行きたいが、さてどうやって行こうか。

ホテルまで乗ったトゥクトゥクのオヤジが、私の気持ちを見透かしたように、シギリアまで往復3000ルピー(4000円）で行くぜ、と誘ってきた。私はこの手のお誘いは大歓迎。往復なら200㎞以上はあるだろうから「安い！」とか思いつつ、「2000ルピーなら」と値切ったら返事をしない。こちらも突然だったので相場が分からない。「じゃ、ホテルまでの代金を入れて3000ルピー」でどう？　で、ＯＫ。

ホテルまで乗せて、「じゃ、明日8時に迎えに来るから・・」と前金も取らずに帰っていった・・・う～ん、いいヤツかもしれない。

時間通りにお出迎え。

まずはガソリンを入れて・・・

そうそう、トゥクトゥクって2サイクルエンジンだから、ガソリンを入れたらオイルを添加して、トゥクトゥクをゆっさゆさ揺らすんだよね。

アジアを旅するとトゥクトゥクにはよく乗る。
沿線の景色が近くて楽しいんだな・・・これが。

でも、200㎞も走るのは初めて。

途中で植物園に寄る・・・多分、客を連れて来ると、一人当たり幾らかのバックマージンを貰えるのだろう。

ジャックフルーツの木。

スリランカのジャングルを歩くと、時々ジャックフルーツの木を見掛ける・・・野生なのかなぁ？

かなり美味しい。

ヤシの実の殻の護岸。

カカオの実は初めて見た・・・って、カカオ豆とは違うのかなぁ。

トゥクトゥクの運転席。

途中、内緒で運転させてもらったが、ハンドルグリップが変速機になっていて、リズムが合わなかった。

寄り道ばかりするので、なかなかシギリアに着かない。

寄り道は好きなので歓迎だが。

トイレタイム。

スコール・・・キター！
あっという間に道路は川に。

雨が容赦なく吹き込むので、足はびしょびしょ。

シギリアには13時ころに着いた。

早速、登る。

例の壁画。

なんだったっけ・・・？

中央下にライオンの手が彫られている。

胴体は壊れちゃったの？　掘らなかったの？

断崖に付けられた鉄製の階段を上がる。

階段が無かったときはどうしてたんだろ。

鉄パイプの溶接は、かなりいい加減。

左の岩肌にステップが刻まれている。
その昔は、これを上ったのかなぁ。

この運ちゃん、見てくれはアレだが、なかなか真面目でいいオヤジ。

「キャンデーに戻らないで、このままネゴンボまで走っちまわないか？」と提案。
「全部で5000ルピー出すから」

やった～・・と、へらへらするかと思ったら、なぜか渋い顔で地図を広げた・・・って、私が持っていた「地球の歩き方・スリランカ編」なのだが。

私も距離感が掴めていないので、ここからネゴンボ（く交際空港があるところ）まで行って、キャンデーに戻ることがどの程度のことなのかが分からない。で、6000ルピーなら・・ってことで決まった。

交渉成立ってことで、昼ご飯を奢った。

この運ちゃん、話が本当なら、14・15・16・17歳の子供（器用なヤツだ）がいて生活が大変なんだって言うから、私も12・14・16歳の子供がいるんよ・・・と。そんなことで、話が合った。

途中の村で運ちゃんが「俺の友達さぁ」と紹介してくれた。
この日本製の旋盤？が自慢。
日本素晴らしい！を連発していた。

この機械1台で家族を養っている。

またスコールきた～

ほとんど休まず、ずいぶん走ったが、町中ではすばしっこく見えるトゥクトゥクだが郊外の幹線道路人出ると、端っこをバタバタと走るのがやっと。

ネゴンボに着くずいぶん前に陽が暮れてしまった。

昼ご飯を食べ過ぎたので、夕飯は軽め。
場末の食堂で、何やら食べたことが無いものが出たぞ。

どうだ、これうめ～だろ・・・と得意そうな顔。
いいヤツなんだけど、その顔、ちょっと警戒されちゃうタイプだね。

20時ころ、やっとネゴンボに到着。

なかなか楽しませてくれたので「4人の子供に何か買ってやって・・」ってことで、1000ルピー（1200円）のチップ。運ちゃんにとっても私にとっても、とっても良い日だった。これで帰りにキャンデーまでのお客を捕まえてくれることを祈る・・・子供たちのために、しっかりボレよ！

この旅行記へのコメント （12）

• ワミさん 2017/02/17 16:10:52

  スリランカ興味あります。

  アジアはどこでもトゥクトゥクがあるんですね見た事あるけどまだ乗ったことないから一度チャレンジしたいわ〜あれって日本の田舎も導入してくれたら高齢者が免許返納するのに！
  マネキュアの少年に負けた気がするチャント爪もお手入れしよう♪
  あのライオンの岩山行きたいわ〜スリランカは象のお祭りも確かありましたよね〜
  私も初海外の時ハワイでケンタッキー食べましたここなら日本語でいけると思ったら全く通じなかった思い出が・・・
  

  ほいみさん からの返信 2017/02/17 19:32:30

  RE: スリランカ興味あります。

  日本でも昔は「ミゼット」とかありましたね。
  トゥクトゥクは２サイクルなんで、環境にやさしくないから日本じゃ無理かな。
  今の技術なら電動で良いものが出来そうだけどね。
  
  シギリアはいいですよ。
  高さもほどほどなんで、割と楽に登れるし。
  
  鶏肉はあまり好きじゃないので、ケンタッキーには４回しか行ったことない。
  エジプト・スペイン・スリランカ・伊豆の国市。
  
  マックは、妻が出産後、実家に帰っていた１か月間、毎日マックを食べたらどうなるか実験をやってみた。だから30回は食ってるな。

• gontaraさん 2017/02/15 21:13:22

  ヤシの実の護岸

  僕もシギリアには行くつもりなので、興味津々で拝見しましたが、ツゥクツゥクで２００?はチョット・・・
  短距離なら楽しいけど、この距離だと行になるんじゃないですか？
  気になってるのが、階段が長いって事。
  ほいみさんはどうって事ないだろうけど、普通の人は階段はどうなのかなぁ〜

  ほいみさん からの返信 2017/02/16 20:00:32

  RE: ヤシの実の護岸

  シギリアの登りは大したことないですよ。
  一気じゃないし、見学しながらだから知らない間に登れてしまうと思います。
  
  トゥクトゥクもシャコタンに乗ってると思えば快適。
  雨も意外と巻き込みませんでした。
  
  個人的には、シギリアはスリランカで一番の見ものかな。

• ミータさん 2017/02/15 09:39:40

  人はなぜ高いところを目指すのか？

  シギリア、高所恐怖症の私にはあの鉄製階段でもハードルが高いのに、
  岩場に刻んだステップを利用して上るなんて無理です。
  13時頃に到着して、上に登って見学をして、それから昼食？
  1時間以内に往復したということでしょうか？
  
  ケンタッキー、本当にお肉に飢えていたのですね。
  
  
  

  ほいみさん からの返信 2017/02/15 12:18:26

  RE: 人はなぜ高いところを目指すのか？

  相変わらず鋭いですね。
  この時って、デジカメの多機能ぶりに混乱してしまって、途中で時差を合わせてないなと気が付いて直したら間違えたとか、いろいろあって正確な時間は分かりません。しかもどうしちゃったのか、写真の並び方もめちゃめちゃ。それを整理しようという意図もあって、スリランカ編をアップしました。
  
  日記によるとシギリアには12時15分頃に到着。
  先にご飯を食べちやうとダルいので、先に登った・・・みたいに書かれてます。
  昼ご飯は14時半、夕飯が19時15分とかあります。
  
  シギリアロック事態は200ｍもありませんから、ただ登るなら20-30分ですよ。
  
  スリランカはお寺に限らず、大衆食堂で普通に定食頼むと、肉はまずあり得ませんね。

• jamokaさん 2017/02/15 02:57:54

  トゥクトゥクの旅

  トゥクトゥクで２００ｋｍも走るなんて楽し過ぎます！私は途中下車多すぎて目的地到着は夜になるに違いありません。
  
  スリランカ行ったら、トゥクトゥクで行く屋台見学＆フルーツ食べ歩きツアー企画して行かなきゃ(^o^)丿

  ほいみさん からの返信 2017/02/15 12:08:25

  RE: トゥクトゥクの旅

  トゥクトゥクは楽交通事故を考えなければ楽しいです。
  エアバックどころかシートベルトも無いしね。
  
  女性の場合は、ちゃんとホテルや旅行会社を通じて乗った方が安心です。
  １回の旅行で２回利用するとして、3000円のところを6000円ボラれても、大したことないというおおらかな気持ちで。
  
  スリランカ一周3泊4日トゥクトゥクの旅・・・んなて面白そう。
  やってみようかなぁ。

• くろねこだりゅんさん 2017/02/14 17:28:13

  ２サイクル

  懐かしいですね〜あのオイルの独特の香り…
  グリップが変速機でクラッチはどこになるのでしょう？
  乗り心地もあまり良くないでしょうからほいみ様も大変だったかと思います。
  シギリヤロックって13時に到着しても半日あれば十分観光できる場所なのですね！
  
  運転手さんおすすめの料理は郷土料理？
  最中の皮みたいのにトマトのソースみたいのを付けて食べるのですか〜
  
  マニキュアの彼、今は立派なおかまになっているのかしら(笑)
  

  ほいみさん からの返信 2017/02/14 23:33:11

  RE: ２サイクル

  クラッチは、遠心クラッチかな？
  カブは足で変速だけど、それがグリップにある感じです。
  トゥクトゥクに実質6-7時間乗ってましたから、腰に来るかと思っていましたが大丈夫だったようです。
  
  あの食べ物はもう忘れちゃったけど、小麦粉や米粉を薄く延ばして焼く・・・っていうには世界共通ですね。
  
  あの少年、1時間以上私のバックパックを守って？ました。

• 猫大好きさん 2017/02/14 17:26:03

  運転手さんは当たり〜？

  ほいみさんはいつも良い運転手さんに当たるのですね
  ミャンマーでも良すぎて殿様旅行だったしね〜
  顔つきでチョイスですか？
  ２人で移動中に手なづけるとか？
  
  私はなかなか現地のおひととは仲良くはなれません
  女一人だから 身を引き締めすぎ？なのでしょうか
  コツを伝授ください〜！
  
  仕事を辞めて治った膝痛
  仕事を辞めて患った膝痛
  なんでかなぁ？も

  ほいみさん からの返信 2017/02/14 23:28:09

  RE: 運転手さんは当たり〜？

  もちろん、ちょい乗りで悪いヤツにも当たりますよ。
  そういうヤツは雇わない。
  もちろん、自国民並みの値段で利用しようなんて無理な話。
  その辺りは外国人税として受け入れないとね。
  日本じゃ、タクシー貸し切りの旅なんて出来ませんから、物価の安い国で利用しなくっちゃと思ってます。この後インドでも乗りますよ。
  
  徐瀬の一人旅だと危険なんで、ホテルで旋回してもらうといいかもしれません。割高だけど、非常識なボラれ方はしないし。
  
  相手を信用して上げないと、なかなか親しくはなれませんね。
  女性だと有利なこともあるけど、危なっかしいのも事実かな。
  
  せっかく治った膝痛、歩き過ぎて再発しそう。