2012年 メープル街道(10 days) =Day 5= ～世界一の紅葉に日本人であることを感謝～

2012/10/02 - 2012/10/02

・9月28日：ロサンゼルス ⇒ 機中泊
・9月29日：機中泊 ⇒ トロント ⇒ ケベック･シティ
・9月30日：ケベック･シティ
・10月1日：ケベック･シティ ⇒ モントリオール
・10月2日：モントリオール ⇒ モン・トランブラン ⇒ モントリオール
・10月3日：モントリオール
・10月4日：モントリオール ⇒ オタワ ⇒ トロント
・10月5日～6日：トロント
・10月7日：トロント ⇒ ワシントンDC ⇒ ロサンゼルス

エリア ローレンシャン高原周辺(カナダ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日は人生初の日本語・英語圏以外でのドライブ。正直、めちゃめちゃ疲れた。

7時半起きで、まず空を確認。おぉ、晴れてる！
ホテルのクロワッサンとマーブル・ブレッド(?)とホット・ココアで朝食を済ませ、9時にレンタカーをピックアップ。

レンタカーのオフィスに向かう途中に会ったこのお城のような建物・・・。
実は消防署です。

レンタサイクル施設。

町の至る所にある・・・。

レンタカーをピックアップした際に受付の人に一通り必要な英語をフランス語に翻訳してもらった。

東西南北の方向と駐車表示のテンプレートなど。
しかし実際に走らせてみるとやはり勝手が大きく違う・・・。

道路標識は読めないし、高速に表示される緊急情報を流す電光掲示板も読めない・・・。
またアメリカは赤でも右折OKで、カナダもOKだけど、ケベック州のみダメとか、やめてくれ！そして一番困惑したのが青の点滅信号！これって何だ！？

何はともあれ、2時間ほど目的地に向かって走るのだが、精神的に非常に疲れたが、その一方で素晴らしい紅葉に心癒される。昨日電車の中から見えた景色も格別だったが、今日のそれは別格だった。

フロントガラス越しに見える山という山が赤・黄・緑の綺麗なバランスを見せてくれる。
途中から曇ったり、晴れたり、曇ったり、霧ったり・・・、でやや不安になる。

途中立ち寄った町に会った教会。

こちらがレンタカー。

TOYOTAのカローラです。

このドライブの目的地であり、この紅葉の旅の目的でもあるモン・トランブラン。

トランブラン山 山・渓谷

モン・トランブランに到着すると当たり一面曇っている。マジか!?

少しへこみつつ、無料のリフト、そして有料のリフトと乗り継いで山の頂上へ。

ここは冬はスキー場になるため、リフトはあちこちにあるのだが、シーズン以外は動いているのは1つのみ。

こちらは無料のリフト。

リフトの乗換地点。

ここからが有料のリフト。

後ろを振り返るとこんな感じ・・・。

頂上でリフトを降りてもやはり曇り。しかしそんなことはどうでも良いくらいの絶景が目の前に広がっている。

あたり一面の紅葉。遠くに見える山も全体が赤く見える。

山頂のロッジ。スキー・シーズンはここが人でごった返すのだろう。

ロッジの中。

ロッジから眺めた景色の中で旗がなびくのが見えたので行ってみる。

どうやらここが山頂らしい。

旗には山の名前が書かれている。

広島の宮島の紅葉もすごく綺麗だったが、ここのはスケールが違う。

また昨日電車の車窓から見えた紅葉も綺麗だったが、基本的に平面上でのそれだったが、ここのは高低差がある分、さらに凄い。

さすがに世界一の紅葉とも言われるだけのことはある。
お茶のCMじゃないが、ここの紅葉は見てはダメである。他の紅葉が見れなくなります・・・。

思っていたほど日本人率は高くはなかったが、それでも3割くらいは日本人だっただろうか？

とりあえず曇りのままなので、トレイルを歩くことにした。

一周2.5kmのBコース、目安は40-60分となっている。トレイルと言われたので、てっきり均された山の中の道を歩くものだと思っていたら、かなりの獣道。

しかも前日が雨だったらしく、ぬかるみまくっている。また靴にしみこんでくる～！さらにこのBコースは紅葉していない森の中を歩くので、ただの前日雨が降った獣道ハイキングだった・・・。

獣道を抜けると上ってきたのとは別のリフトが・・・。

そしてその向こうにはどこまでも続く紅葉の山々・・・。

しかし1時間後、トレイルから戻ってくると北のほうから晴れ間が！！しばらく待っているとだんだんと青空が広がってくる。

やはり陽が当たると更なる輝きを増す紅葉たち。思わず、おぉ！と声が漏れた。

何とも言えない、素晴らしい景色が広がる。

到着した時の曇り空とは全然違う。
紅葉見るなら、やはり青空に限る！

これでもかというくらいに写真を撮りまくっているとバッテリーが残り少なくなったので、近くのレストラン(というかスキー用のコテージ)で充電させてもらい、リフトで下山。

リフトの乗車券とトレイルの地図。

麓のショッピング＆ホテル街。

冬のスキー場として作られているため、リゾート感が強い！

ゴンドラの背後に赤と黄色の紅葉・・・。何とも贅沢な光景だ!!

下にもトレイルがあり、今度は1kmのIコース(目安30-45分)を歩いた。

こちらは頂上とは違い、紅葉の中を歩くし、足元も頂上に比べたらかなり整備されていて、所々板なんかも置いてあり、歩きやすいことこの上ない。

途中ゴンドラの真下を通り抜ける。

こんな感じの道がずっと続く・・・。

そしてこのトレイルのハイライトが、この滝。

この滝では視覚ではなく、聴覚で癒された。

紅葉の中を歩くというのがこんなにも楽しいものだとは思わなかった。

ただ山道を歩いているだけなのに、こんなにも楽しいとは・・・。

途中アスレチックっぽいものがあるエリアに遭遇した。

これまた何とも楽しそうではないか！？

北米ではエビアンくらい有名な天然水のDASANIの看板。

カナダの北東地域でチェーン展開しているお店、Beaver Tails。

直訳するとビーバーの尻尾。
見た目の形状からその名前になったと思われるが、揚げ菓子にメープルシロップなどをかけたスナック。

微動だにしないリスが現れた！

この姿勢のまま1分位動かなかった・・・。

ようやく左手が動いた!!

再び中心部へ戻ってくると青空が南の方へと移動し、更に山が輝きを増している！

場所を移動し、湖の反対側から写真を撮る。

写真では伝わらないが、湖が山の色を反射して、赤く染まっていて、感動が増す。

そして帰路へ着いたのだが、せっかくのレンタカーなのでというもったいない精神と見知らぬ場所に入ってみたいという冒険心でわき道にそれてみた。

キタ～！！この旅最大のヒット！水面がたっていない湖の向こうに紅葉が広がっており、湖面に綺麗に紅葉が反射しているではないか！？

シャトー ボーヴァロン ホテル

この美しさ！

しかも青空！！いや、もうこの旅満腹です。

明日帰っても良いくらいです・・・はい、嘘です。
でもそれくらいに感激の風景でした。

帰り際マックによって、コーヒーを頼む。ケベック州はいくつかの税金が合わさって、20%近くになるので、高いのかと思っていたら、コーヒーだけならアメリカよりも安く拍子抜け。

モントリオールに戻るとすっかり陽は落ちていたので、ガイドブックを見て夜景の定番スポットらしいモン・ロワイヤル公園の展望台に向かった。
しかし展望台が一方通行の反対側で通り過ぎてしまった。

そこで脇に停車し、地図を確認すると近くに面白そうな場所が・・・。聖ジョセフ礼拝堂という宗教建築物。

聖ジョゼフ礼拝堂 寺院・教会

モントリオールの最高地点に建っているだけでなく、ドーム建築としてはバチカン市国のサン・ピエトロ寺院に次ぐ世界第2位の建物・・・。

これは行かねば！ってことで展望台は後回しにし、礼拝堂へ。

22時まで開いているということで、ギリギリ間に合った。入って直ぐ聖堂があった。

しかしドームは工事中のため、上れなかった。とはいえ、6階までは登ることが出来、そこにもう1つの聖堂を発見。

これが映画「ロード・オブ・ザ・リング」の地下迷宮さながらの造りで圧倒される。

聖ジョセフ礼拝堂のテラスからの眺め。

中央の階段は巡礼者のための階段としてReserveされていて、一般の観光客は上ることができない。

聖ジョセフ礼拝堂からの帰り道、当初行きたかったモン・ロワイヤル公園の展望台に無事到着！

モン ロワイヤル公園 広場・公園

そこから見えるオリンピック公園。

タヌキが集まってきた。

そして夕飯は昨日に引き続き、歩き方に載っていた有名店へ。

シュワルツ デリ

今日はスモーク・ミートの有名店らしく、いつ行っても行列ができていると紹介してあったので、ロスのホットドッグの有名店Pinksのようなものをイメージしていたら、普通のお肉屋に大衆食堂が併設されている感じで、ちょっと予想外。

そして味のほうはかなりの予想外、もちろん良い意味で。歩き方によると秘伝のタレに12日間漬け込んでスモークされたらしいのだが、激ウマ！でした。

レンタカーを23時半頃返却して、キーはドロップ・ボックスに入れ、そこからホテルまで30分歩いて戻った。

夜の消防署。

しかし、振り返ってみれば、今日は何という素敵な1日だったのだろうか？まだ旅の半分も終わっていないのだが、おそらく今日がこの旅のハイライトだったと確信できる1日でした。

しかしホテルに戻る途中、昨日に続き仕事コール。でいろいろと対応していたら、寝れたのは27時過ぎでした・・・。