2016/12/31 - 2017/01/01
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norijiroさん
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はじめてのロスト・バゲージ。果たして荷物は手元に戻るのか?
ジョージタウン後半戦。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2016年も最終日を迎えた。マレーシアでは旧正月やラマダン明けが連休となるため、年末年始は一休日に過ぎない。そのためか、日本のような街をあげた年末感はあまりない気がする。
ホテルではパンと果物の簡単な朝食が用意されていた。雰囲気がラグジュアリー。 -
マレーシアの朝食で有名なのが、この「ナシレマッ」(最後の「ッ」をどう表現すればよいのか悩む。威勢のいい感じにすればよいのか?)。ココナツミルクで炊いたご飯に、辛いえびペーストがかけてある。ちょっと辛いが、ほんのりと甘みのあるご飯とえび風味のバランスがよい。
さて、朝食を食べながらそろそろ荷物が届くことを期待したが、残念ながら一向にその気配がない。荷物の現在位置もよく分からない。バゲージクレームのカウンターでもらった紙切れには、ロストした荷物の状況を示すURLが印字されていた。これをみると、前日と変わらず「continue searching」の文字が示されている。捜索中とな…。世界の果てへ旅立ってしまったのだろうか。ちなみに、クアラルンプールから直行便で行ける最遠の地はロンドンである。その距離ざっと1万km。さらば、わが愛しきトランクよ。主を置いて英国旅行を楽しむとよい。
あれこれ考えていても仕方ないので、ホテルのマネージャー格のスタッフに空港へ電話してもらい、状況を尋ねてもらった。すると、「昨日は荷物を別のホテルに届けてしまったため、荷物はまた空港に戻ってきた」という実に間抜けな回答が返ってきたという。前日の手続き時にはきちんとカウンターでホテル名を告げ、その内容をカウンターの係員がメモした紙も確認したのに、どこでどう間違えるというのだろうか…。
マネージャーがホテル名と所在地を正しく教えたため、「今日の昼には届く」とのことであった。これで安心だ。ロンドンまで行っていなくてよかった。 -
本日は終日ジョージタウンの中心部を巡る予定。空は薄曇り。晴れていると暑くて仕方ないので、雨さえ降らなければこれくらいの天気が一番ありがたい。
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島の北東端にある「ビクトリア時計台」から探索スタート。英国・ビクトリア女王の在位60年を記念して、1897年に建てられたものである。
ビクトリア メモリアル時計塔 モニュメント・記念碑
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時計台に隣接するコーンウォリス要塞へ。18世紀末にイギリスの東インド会社が建設したもので、五稜郭のような形状をしている。
コーン ウォリス要塞 建造物
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壁はレンガ造り。とはいえ城壁はそれほど高くなく、本気で一戦交える感じの構造ではない気も。五稜郭のほうがはるかに堅い。
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海沿いには大砲数門が据え付けられている。
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ここの大砲に願をかけると子宝に恵まれるとか。そうと知ってか知らずか、大砲と戯れる二児。孫の顔でも見せてもらおうか。
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続いて「ペナン・プラナカン・マンション」へ。19世紀末に建てられたプラナカン(中国系移民)の邸宅である。もちろん、ここでいう「マンション」は英語本来の「大邸宅」の意。まさに金ぴか、ゴージャスの極み。こんな落ち着かないところでソワソワしながら食事をしてみたい。
ペナン プラナカン マンション 現代・近代建築
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鮮やかなステンドグラス。
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椅子一つにも細やかな細工が。
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プラナカンの栄華を感じた後は、打って変わってインド人街へ。お昼ご飯は本場?のインド料理。
GEM レストラン インド料理
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定食を注文。どの料理も重層的にスパイスが効いており、辛さも奥深い。味が立体的に感じられ、スパイスのオーケストラといった感がある。
ところで、わが家で辛い料理を食べられるのは私だけで、子どもたちはもちろん、妻もかなり苦手だ。そんなヤワな奴らは日本のバーモントカレー(甘口)でも食っておけ、と言いたいが、そういうわけにもいかず、一番辛くないもの、と聞いてオーダーしたのがバターチキン。が、これは日本の基準でいえば十分すぎるほど辛口で、子どもたちの口には合わず。結局パパド(豆せんべい)とアイスクリームしか食べてもらえず、ほぼ私一人が料理を堪能したのであった。 -
食後は中国式寺院の観音寺へ移動。
観音寺 寺院・教会
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線香を供えてお参り。立ち上る煙がものすごい。日本のお寺の数倍はけむい。一度お布施をすると、線香は取り放題、備え放題だった。
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子どもたちには別の店で炒飯を食べさせ、再びインド人街のメインストリートへ。規模は小さいが、その分インド感は濃密。町並みや流れる音楽はもちろんのこと、歩いている人もインド系が圧倒的に多くなる。
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この雑貨屋で、カレープレートなどを購入した。
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インド人比率が本国と変わらない件。
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インド人街を後にし、ジョージタウン観光の目玉ともいえるアート探訪へ。まずは「兄妹ブランコ」。ブランコ部は本物で、固定された座面に座ることも可。ジョージタウンのアートは、このように一部が本物になっているものが多くておもしろい。
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ブランコと道をはさんですぐの「姉弟バスケットボール」。ボールとゴールは本物で、壁にめり込むように設置されている。
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巨大猫。あまりにもでかい。
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超有名な「姉弟自転車二人乗り」。そういえばきょうだいモノが多い。
この辺りにくると観光客が多く、しばし列をつくって撮影待ちの状態に。他の人がキメキメのポーズで写真を撮っているのをみるのは、何となくこちらまで恥ずかしい。ちなみに、ここは「自転車の前ではね飛ばされる」か「後ろから自転車を追いかける」の2パターンが多かった。 -
同じく代表作品の「古バイク」。少年が後ろを向いているためか、記念撮影は「後ろから追いかける」あるいは「後ろから引っ張る」パターンが王道。
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バイクのすぐ隣には「少年と恐竜」。
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「ブルース・リー」。ここは奥まっていて人がいなかったため、猫と一緒に蹴られる写真を撮った。なかなか楽しい。
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「椅子の上の少年」。上の窓のところに何か置きたい。
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最終目的地の「クー・コンシ」へ到着。中国系移民・邱(クー)家の霊廟として建てられた。
クー コンシー (邸公司) 寺院・教会
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中国本土から職人を呼び寄せて作ったという細工が見事。現代では再現困難とか。
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入り口左右の獅子像の口中には、鈴のような感じで石の玉が入っている。看板があり「絶対に玉を動かすな」としつこく忠告してあった。玉の直径は開いた口の幅より大きく、つまり、口を彫る時に玉部を残してくり抜いたものなのだ。もし玉が割れたら、全部最初から作り直しになってしまう。
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色鮮やかな内部。相当な力の入りようだ。
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さて、一日楽しく観光をして、夕方前に一旦ホテルへ戻る。朝の話から、当然荷物は来ているものと思っていたが、どういうわけか未着。
マネージャーに再度督促の電話をしてもらったところ、「こっちには何百も荷物があり、とても時間がかかっている。が、午後7~11時には届けるように努める」という状況。何百個もロストしたのは世界各国の出発地・経由地の空港の責任ではあるのだが、その後の配送能力には大いに問題があろう。マネージャーが「明日にはチェックアウトするから必ず持ってこい」と念押しした、とのこと。大晦日という特別な日に、本当に荷物が届くのだろうか。 -
夕食は屋台街の「ガーニー・ドライブ」へ。ペナン島最大の屋台街で、前日来た「ガーニー・プラザ」の隣りである。
ガーニードライブ ホーカーセンター 露店・屋台
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まずはもっとも有名なチャークイティアオの屋台へ。チャークイティアオの店は他にもあるのだが、ここだけものすごい行列ができていた。こういう屋台街は繁盛している店と閑散としている店の差が激しい。
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20分近く並び、苦労して手に入れた戦利品。コテコテの味を想像したが、意外とあっさり。タイのパッタイに、そこはかとなくオイスターソース風味を加えた感じだ。マレーシアも薄味志向?
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ペナン・アッサムラクサ。シンガポールのラクサはココナツミルクが効いている味だったが、それとはだいぶ違う甘辛の味付けである。沼のような見た目のスープは、煮干しっぽい魚系統のダシに、パイナップル風の甘みとほのかな酸味、さらに唐辛子の辛さと、そこに生姜っぽい風味もあるような。未知の味の全容把握は困難だが、意外と軽くスルスルいける。
2011年に米国・CNNが発表した「世界美食ランキングトップ50」によると、このアッサムラクサは堂々7位にランクインしている。ただ、3位がチョコレート、9位が「アメリカの」アイスクリームになっていたりするので、信憑性があるかどうかは不明、というか、ない。 -
食べ物のほかに、おもちゃなどの屋台も多少あった。ペナン島最大の屋台街というが、台湾の夜市などに比べると、規模はそれほど大きくない。
その後、夕食を終えてホテルに帰るも、荷物はやはり来ていなかった。悲しいことだが想定の範囲内である。ホテルのスタッフに督促の電話を入れてもらうが、電話がつながらないらしい。まだ営業時間内のはずだが、「土曜日だから午後は休みなのでは?」とのこと。何ていい加減な。
別にホテルのせいではないのだが、あまりに荷物が届かないためか、空港近くに住むホテルのスタッフが通勤途中に空港まで様子を聞きにいってくれるという。このホテルは毎回とても親切に対応してくれるので助かる。
結局、2016年中には荷物届かず…。 -
明けて翌日、迎えた2017年。昼にはホテルをチェックアウトしなければならない。空港の実務能力は、この数日で完全に把握した。もし別のホテルに移ったら、荷物が手元に届く可能性は完全にゼロである(断言)。もちろん、ホスピタリティの固まりのようなこのホテルのスタッフは、「チェックアウト後にここに届いたら、われわれで次のホテルに届ける」と言ってくれているが、配達員が「持ち主が泊まっていないホテルには引き渡せない」などと荷物を持ち帰ってしまったら目も当てられない。
ユニクロで爆買いした衣類もそろそろ底をついてきた。ダメ元で空港に直接取りに行ったほうが確実なのではないか。空振りに終わる可能性も高いので行くかどうか迷うが、社会人になりたてのころ、先輩社員から聞いた「迷ったら行け!」の格言?を思い出す。日ごろ失墜気味の父親の威厳を再び取り戻すべく、単身、空港へと向かった。 -
荷物がゼロであることをタクシーの運転手に訝しがられながら、約30分で空港に到着。行きのタクシー内では、そこで披露する英文を必死に考えていた。そう、いまさらながら告白するが、私は英語がまったくできない。これだけ海外に行きながら、英語はすべて外国語大学卒の偉大な賢妻に委託しているのである。外国人相手に「ロストした荷物を取りに来たが、どこに行けばよいか」と尋ねるには、スティーブ・ジョブズのプレゼン準備に匹敵する仕込みが必要なのだ。
臨戦態勢をとり、まずはインフォメーションカウンターへ向かった。中学レベルの英単語を惜しげもなく並べ、ロストした荷物を取りにきた哀れな旅行者であることを主張する。語学力の限界からスムーズに本題には入れないので、「私は旅行者です。30日にここへ到着しました。そして、ターンテーブルの前で荷物を待ちました」などと、自己紹介の後に丁寧に順を追った背景説明も必要であった。苦労のかいあって何とか意図は通じたらしく、バゲージクレームの出口に行くように指示された。
到着ロビーから逆走し、思い出のバゲージクレームカウンターへ直行。ロストした荷物を取りに来たことを告げると、係員は空港の一隅を指さす。そこには主を失った荷物が雑然と積まれていた。確かに数百はある。数百人分の絶望の結晶といってもよい。
このなかにあるのか?と目をこらすと…あった! なぜかカートに乗せられているが、見まごうことなきわがトランク。感動に打ち震えながら駆け寄った。もう、君たちには会えないかと思っていたよ…。
なお、私が出発した後、マネージャーが再度空港へ電話してくれ、「昼に到着するように発送の準備がされたようなので、彼(=私)は手ぶらで帰ってくるだろう」と言っていたらしい。その「準備」とやらの形跡が皆無であったことは言を俟たない。
【教訓】ロストした荷物の確保には、行動あるのみ。待っていても届かない。
結果的には荷物も出てきたし、ユニクロで買った衣類は保険で丸儲け、という形になったのでよしとするか。幸か不幸か、長男の白紙の宿題も無事にそっくり戻ってきたのだった。 -
数日ぶりにユニクロ以外の衣類を着用し、再び街へ。懸案事項が解決し、足取りが軽い。
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アーケードが強烈な日射しを遮ってくれる。ホテルから10分ほど歩いて、ガイドブックに掲載されていた土産店「鴻業」へ。
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スズ製のカップを購入。とても冷えるようなので、夏に活躍しそうだ。購入時には、カップにスプライトを注いだものを試飲させてくれた。次男は炭酸飲料を飲んだことはなかったかと思うが、その刺激に「クシャおじさん」のような表情になりながらも、おかわりを所望していた。記念すべき異国での初体験。
この店は全面的に日本人観光客に対応していて、日本語が通じるのはもちろん、日本円の支払いもできるのであった。 -
続いて、ジョージタウン随一の65階建て高層ビル「コムター」へとやってきた。3つ上の写真で全景をご覧いただければ分かるとおり、低層の建物が軒を連ねる旧市街では異彩を放つ。ショッピングセンターにレストラン、役所などがあってかつては相当なにぎわいを見せていたというが、すでに竣工から30年が経過し、ネットでは「さびれている」「老朽化がひどい」「廃墟」などの評ばかり目にした。「新・世界三大がっかりに」という意見まである始末である。
低層部分のショッピングセンター(の跡地?)では、その評判に違わぬさびれっぷりを体感できる。エスカレーターは止まり、エレベーターも3機のうち1機しか稼働していなかった。コムタ 建造物
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泥棒市場と大差ないような店舗が並ぶ。どんな正規品であろうとも、ここに並べばバッタ物にしか見えなくなるパワーが充満している。もう、この建物は用済みなのだろうか…?
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ところが、われわれの知らぬところでコムターはすさまじい進歩を見せていた。この12月に屋上部分が全面的に「The Top」としてリニューアルされ、「スカイウォーク」的な設備が追加されたのだ。出来たてホヤホヤなのでガイドブックはもちろん、ネットにも情報がほとんどなく、行ったらあった、というパターン。
入場料が一家4人で1万円という、展望台にしては相当強気の価格設定に少々たじろぐが、「迷ったら行け!」。 -
「The Top」の入り口があるフロアは、さび付いたエスカレーターが放置されている下層階とは別世界。屋内ステージが設けられ、天井にまで映像が流れている。
なお、当局も下層階の惨状は看過できないようで、そちらも順次リノベーションの予定とか。 -
もともとあった65階の上に、さらにフロアを増築したようだ。景色は申し分ない。
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床の一部が強化ガラスで下が透けている。かなり怖いが、子どもは楽しそうだ。
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さらに登って屋上に出ると、さらに恐怖のスカイウォークがお出迎え。
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この手のスケスケが世界中に増殖している。足下に世界遺産の町並みという絶景が広がる。
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閑散っぷりをザーッと見るだけのつもりだったコムターで、想像以上にたっぷりと時間を過ごした。古いものから新しいものまでいろいろと楽しめたジョージタウンを後にし、次の滞在地である島北部のビーチリゾート地区「バトゥ・フェリンギ」へと向かう。
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