2016/12/30 - 2016/12/31
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norijiroさん
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毎回難渋する長期休暇の渡航先選びだが、今回は珍しくすんなりと決まった。妻が「シンガポールに行きたい」と主張したのだ。シンガポールには2012年の年始にも行ったが、なかなかの好印象だった覚えがある。何よりもご飯がおいしい。遊園地や水族館など子どもが楽しめるスポットも増えているようだし、冬の寒さからも逃れられるし、よさそうではないか。
とはいえ、海外での正味10日間をずーっと同じ地域で過ごすのはどうなのだろうか。さすがに飽きるのではないか。すると、いつものごとくANAからメールが入り、そこには「羽田~クアラルンプール線」が新規就航するとある。シンガポールと隣国のマレーシアを組みあわせてみるのも手かもしれない。前年のシドニーに続き、またもやANAの都合で決められるわが家の目的地。
クアラルンプールにも行くか、と一度は考えたものの、現地の治安に懸念があることがわかった。日本人在住者が発信するいくつかの情報をネットでみると、マレーシア国内でとにかくクアラルンプールとジョホールバルはダメ、と口を揃える。なぜマレーシアが「治安のよい国」というイメージをもたれるのか、この2都市の現状をみるに理解できない、と。他国と比較してどれくらいダメなのかは不明だが、近年は身に危険の及ぶような犯罪が増加傾向なのは間違いないようだ。
一方、「ペナンは安全」ともある。そうそう、ペナンの旧市街ともいえるジョージタウンは世界遺産にも登録されているし、前々から行きたいと思っていた。クアラルンプールはスルーして、そのままペナンに行こう。ペナン~シンガポール間はエアアジアの直行便で簡単に移動できるようで、羽田→クアラルンプール経由ペナン→シンガポール→成田(羽田より安かった)という経路を決め、前回のタイ・サムイ島に続いての東南アジアシリーズに出発!
が、待っていたのは波乱の幕開けであった…。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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子連れ旅行で一番重要なこと。それは子どもの体調管理である。いつも書いているが、とにかく出発日に子どもを健康体にしておかないといけない。特に各種の感染症が流行する冬は要注意である。
2016年末、インフルエンザはまだ本格的な流行前だったものの、ノロウイルス等による感染性胃腸炎が社会問題レベルで多発していた。餅つき大会が中止になったとか、どこぞの施設で集団感染とか、そんなニュースが毎日のように流れている。そのため、12月後半は学校・保育園を除いて極力外に出さず、旅行前週の3連休も、子どもの「クリスマスなのにつまらない」という不満も無視して自宅内に監禁。生ものは一切食べさせず、ようやく無事にこの日を迎えた。やれやれ。 -
定刻より若干遅れて搭乗開始。深夜便なので、目が覚めればそこは南国。楽しみだ。
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約7時間のフライトを経て、クアラルンプールに到着。本空港では後日、日本でも連日報道されることになる某国某重大事件が発生するわけだが、この時点では知る由もなし。
日本でクアラルンプール~ペナン間の搭乗手続きができなかったので(理由不明とのこと)、乗り継ぎ便は改めてクアラルンプールで搭乗の手続きを行う。カウンターには同じ飛行機で到着した日本人も多かったが、他の皆様の最終目的地はほとんどがランカウイだった。ペナンよりランカウイが人気なのだろうか。
荷物は自動的にそのままペナンまで行くのだが、これが後々大問題に。 -
空港の表示は5か国語。
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クアラルンプール~ペナン間はマレーシア航空での移動となる。日本発の直前に、長男は「マレーシア航空機失踪の真実」みたいなテレビ番組を熱心に見ていたが、怖くならないのだろうか。
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幸いなことに失踪も墜落もなく、無事にペナン国際空港に到着。なかなか快適であった。
ペナン国際空港 (PEN) 空港
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ペナンのジョージタウンといえば「アートの街」。で、こんな絵が空港内にもあったわけだが、この数分後、われわれもこんな表情で天を仰ぐはめに。
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バゲージクレームで預けた荷物が出てくるのを待つが、3つのトランクのうち残り2つがなかなか出てこない。ターンテーブル周辺には難しい顔をした乗客たちがまだ多数いた。すると突然係員がやってきて、その場の全員に対し、カウンターへ行くように促す。もしや…。
そう、これが噂のロスト・バゲージ。人生初体験である。これだけの同志がいるからには、経由地でコンテナごとまとめて積み忘れたに違いない。クアラルンプール~ペナン間は便数も多く距離も短いから、ほどなく到着するだろう。カウンターの係員も「すぐに滞在先へ届ける」と笑顔をみせる。それなら、それほど深刻なことにはならないか。
この時点ではそう思っていたが…。 -
荷物の配送を空港に託し、タクシーで空港からホテルに向かう。
ペナン島は南国のリゾートである。椰子の木がゆったりと揺れているようなのんびりとした感じを想像していたのだが、そのイメージに反して至る所に高層マンションが林立していた。千葉市よりやや大きい面積の島に約70万人が住んでいるというから、立派な大都市なのだ。 -
ペナン島の中心部・ジョージタウンに入ると、いわゆる「プラナカン建築」があちこちに。間口が狭い代わりに奥行きがあり、数軒が繋がっているのが特徴。豊かな色彩や装飾が目を引くものも多い。
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空港から約30分で、本日の宿泊先「ジャウィ・プラナカンマンション」へ。華人の集会所として使われていた古い建物をホテルとしてリノベーションしたようで、なかなか雰囲気がよい。
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客室の調度品も凝っている。
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庭も立派だ。
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外はどう考えても30度を超える熱気+南国の日射しで、真冬の日本から来た身では順応ができず辛い。そういえば以前、お正月にシンガポールに行った際も、初日は蒸し暑さでヘロヘロになった覚えがある。
本来であればすぐにでも軽装に替えたいところ。が、残念ながら荷物がない。未着の2つのトランクには、私と子どもの着替え(夏服)が入っていた。子どもたちは夏の着替えを1セットだけ手荷物に入れていたので難を逃れているが、私だけが長袖・長ズボン・厚手の靴下という場違いな格好で街歩きを強いられる。苦行だ。 -
お土産のダメなTシャツでも何でもよいので着替えたいと思っていたが、ホテル周辺は住宅地で店がほとんどない。諦めて先に昼食。
中華料理の「風味小食館」へ。 -
ペナン島は中国系住民が多く、中華料理も充実している。
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鶏肉の下にはマヨネーズ、その下にはほのかに甘い果物が敷いてあり、南国風のテイストに。
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ペナンの名物料理・チャークイティアオ。フォーのような米麺と野菜・卵を炒めたもの。ガイドブックでは「マレー風焼きそば」などと紹介されているが、麺よりも具材のほうがはるかに多く、その麺も細切れになっているため、麺料理というよりは野菜炒めである。オイスターソースのコクのある味つけに食が進む。
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食後は何よりもまず着替え。ジョージタウンのメインストリートの一つ・ペナン通り方面へ展開する。土産物店で日本では決して着なさそうなTシャツ・半ズボンを購入したので、これでしばらくは戦えそうだ。
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ジョージタウンの街角アートその1「トライショーおじさん」。エアコンの室外機と比較してわかるとおり、ビルの壁面に大々的に描かれており、かなりでかい。ちょっとやさぐれ気味の表情がなかなか味わい深い。
このようなアートの配置場所は、ホテルに置いてあったパンフレットに示してあった。この日はホテル近くのものをまわってみる。 -
ペナン通りを北上し、ジョージタウン随一のクラシックホテル「イースタン・アンド・オリエンタルホテル」へとたどり着く。白亜の佇まいが美しいが、来訪の目的はトイレでの着替え。ようやく夏服になり、気合いが入る。さすがに土産物店に靴下はなかったので、石田純一風に素足でキメた。
ロビーには著名な宿泊者の写真が飾られていて、孫文やチャップリンのものがあった。由緒正しきホテルを更衣室代わりに使って申し訳ない。イースタン アンド オリエンタル ホテル ホテル
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ホテルの裏手には海が広がる。20世紀初頭には「世界一長い海岸線をもつホテル」だったらしい。当時は海沿いのリゾートホテルみたいなものはなかったのだろう。
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いつかは泊まってみたい。
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ホテル近くには、有名な「チョン・ファッ・ツィー」、通称ブルー・マンションが建つ。19世紀に財を成した華僑の邸宅で、現在はホテルとして使われている。その名のとおり青い壁の色彩が見事だ。
事前情報により「1日に2回の有料ツアー以外は中に入れない」というのは知っていたが、外観くらいは見られると思っていた。が、周囲にめぐらされた想像以上に高く立派な壁に視界を阻まれる。木戸銭払わん奴には見せん、ということらしい。
警備員にツアー情報を教えてもらったが、わが家は子どもはもちろん、大人も「自由に見たい派」(協調性ない派ともいう)なので、説明を聞きながら決まったルートを決まった時間で見るような見学ツアーにはどうも食指が動かない。チョン ファッ ツィー ザ ブルー マンション ホテル
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壁の隙間から盗撮。青い壁の前に置かれたトライショーは、有名な撮影スポットだ。
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引き続きぶらぶらと散歩。針金細工もあちこちに置かれていた。
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古い建物もなかなか絵になる。
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アーケードの入り口に合わせて描かれた大きな口。
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かなり大きな「カンフー・ガール」。本物の窓に手を置いて浮いている。なかなか立体的。
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夕方まで楽しく散歩をしたが、さすがに歩き疲れた。トライショーにのってホテルまで戻る。トライショーとはいわゆる自転車タクシーであり、唯一の動力は車夫の脚であるから、速度はとにかくゆっくり。歩いているのとあまり変わらないくらいだが、ゆっくりと街を見ながら移動するのはなかなか風情がある。料金は通常のタクシーとほぼ同じ。
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ホテルに戻るが、空港から届けられるはずのロストした荷物が来ていない。このままではパジャマもないし、翌日の着替えもない。まだ届くには時間がかかるというのだろうか? このままではどうしようもないので、夫婦の間で速やかに現地緊急対策会議が開かれた。必要なものは買うしかないわけだが、何となく、こういう時は当座の必要物資の購入に保険が使えたような気がした。そこで、旅行前に加入した任意の保険証券を見ると…「航空機寄託手荷物遅延等費用」。そして、印字されている補償額は「100,000円」!
解説しよう。この保険項目は、預けた荷物の到着が6時間以上遅延した場合に適用される。そこから4日以内に購入した必要物資に対し、保険会社より10万円までの支払いがなされるというものなのだ。もちろん、その後荷物が届いた場合でも支払いは行われる。保険万歳! 入っておいてよかった! すでに6時間は経過しているので、買い放題。とりあえず、衣類とカメラ充電池は必須である。
そこで、衣料品店と電気店がありそうな大型ショッピングセンターを調べ、地元でも有名な「ガーニー・プラザ」へと急行した。海外で肌着から上着まで衣類一式を買うのも大変そうに思えたが、あるではないか、「ユニクロ」が。地獄に仏、ロスト・バゲージにユニクロ。品揃えは日本の店舗と何ら変わらず、衣類の問題は簡単に解決だ。ガーニー プラザ ショッピングセンター
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大型紙袋3つ分の爆買い。訪日中国人を超えた? 夏服なので単価は安いが、それでもユニクロだけでしめて45,000円相当のお買い上げ。レジの店員が「この日本人はなぜこんなに服を??」という顔で延々と会計をしていた。もっと買えたが、「多すぎる」などと保険が下りなくても困るので、ほどほどに。カメラ充電池も純正品を入手し、怪しげな充電器も買ったので、写真撮影にも困らない。
そういえば、長男の冬休みの宿題も未着のトランクに入れていたのであった。これはプライスレスなので金銭による慰謝はされない。荷物が出てこなかった時、担任の先生に「宿題はロスト・バゲージで全ロストした。世界のどこかにはあると思う」と言ったら、許してくれるのだろうか。前代未聞の事態に違いない。長男は宿題がロストする可能性に胸躍る? -
宿題はともかく、当面の物資に不足なし。すっかり安心し、買い物後はガーニー・プラザの地下にあった「鼎泰豊」で小籠包を。台湾で食べるより安かった(結構食べて1人1,000円)ような気がしたが、皮がちょっと厚くてかたい。高級店というよりはファミレス仕様だ。
ガーニー プラザ ショッピングセンター
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2017年ペナン・シンガポールの旅
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イースタン アンド オリエンタル ホテル
4.31
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