2017年新春の旅行　２日目は足を延ばして　大宰府編

2017/01/16 - 2017/01/19

　～西鉄の大宰府・柳川観光きっぷでお得に回ります～　
　
西鉄で大宰府と柳川を回るには観光きっぷがお得なのですが、福岡から大宰府には観光列車「旅人（たびと）」号が走ってます。
　
当初はこの観光列車の利用を考えていたのですが、よくよく考えると観光客いっぱいの列車に乗ると、大勢の観光客と一緒に行動することになります。
　
それでは写真も撮れないし趣も感じることができません。また大宰府には、美味しそうなランチのお店がない？
それで、逆コースを取り柳川を先に歩いて、ウナギを頂いて来た訳です。
　
しかし、しかし、しかし、、、、
太宰府天満宮は午後になっても人で溢れかえってる。おまけにコリアンの多いこと！
まるで、東京の浅草寺と変わらんではないかい？
　
お参りして御朱印を頂き、早々に退散します
そして、また歩いて大宰府政庁跡へ向かいます。
　
　
夜は博多へ戻り、今回の旅行グルメのメインで天然トラフグ料理を頂きます。
　

エリア 太宰府(福岡)

• 旅行の満足度: 4.5

午後３時を過ぎました。
でも、こんなに人がいっぱい。もし午前中にきていたら、どうなっていたやら？
　
名物「梅ヶ枝餅」も買わずに退散しました。

大宰府駅
　
午前中に観光を済ませたコリアン族が空港バスに行列を作ってました。

人の多い太宰府天満宮よりも、静かで昔の夢がある大宰府政庁跡を見たいのです。

駅前の参道から見ると、鳥居が３重に見えます。
　
沿道には梅ヶ枝餅を販売するお店がずらっと並び、観光地そうろうの風景です。

あらっ～、着物を着た可愛いお嬢さんたちが歩いてます。
　
たぶん、コスプレ店の衣装を借りた外国人だと思いますが　(*_*)

太宰府天満宮　三の鳥居
　

左に曲がって、有名な太鼓橋を渡ります。

心字池と太鼓橋
　
落書き防止でしょうか？　アクリル板が前にありました。
有名観光地の宿命かな？
　
　我登上了長城！
　

太鼓橋
　
漢字の「心」の字を象った池に掛かる御神橋三橋は、手前から過去・現在・未来を表し、三世一念の仏教思想を残した物と伝わります。この橋を渡ると心身ともに清められるとも謂われています。
　　　　　by　大宰府観光協会
　
　
日本では先人の功績に感謝の念を持つ風習がありますが、儒教の国とか共産主義の国では全てを破棄する傾向があります。
　
焚書坑儒やら廃仏毀釈政策やら、色々あるのが世界です。
　
神仏迎合の日本は八百万の神を称えます。
どんな悪人でも、死んだら「あの人は良い人だった」と仏様になったと褒めたたえるのが風習です。
　
良いか悪いかは、地獄の閻魔様に判定してもらいましょ！　(^_-)
　

心字池には噴水もありました

ここが最後の鳥居かな？
後ろに楼門が見えます。
　
鳥居にスピーカーが縛り付けてあるのは愛嬌か？

威風堂々

屋根が二重になってます
朱塗りで素晴らしい！

大きな提灯です。
　
さすがに「松下電器」とか龍の彫り物はありません。( ^^)

本殿前には人が大勢
昼からでもこんなに居るのだから、観光列車に乗って午前中に来たらどんなことになっていたのやら？
　
んっ？
本殿前の太鼓橋は神さまの渡る橋だよね。
人が渡るのは？　そうか日本の神さまだからコリアンは関係ないんだ　(･･？

檜皮葺で唐破風の屋根
豪華絢爛です。さすが日本の天神さんの総本家
　
私も、もっとお参りして頭を良くして頂ければ人生が変わっていたのかも？　(^^ゞ
　

カラフルな彫刻は権現造りを感じさせます。

ご神体の鏡です。
魔鏡かな？
　
道真公と鏡のエピソードを伝える鏡天満宮も参拝して来なくては

飛梅
　
　東風ふかば　にほひおこせよ　梅の花　あるじなしとて　春な忘れそ
　
道真公を慕い京から飛んで来たと云われる梅の木です。
一輪、一輪と咲き始めてます。

飛梅と対になってる皇后の梅

本殿でご祈祷を受けてる親子
合格祈願なのでしょう
　
この季節は神さまも大忙しでしょう(^^♪

受験合格のお札を授けてる巫女さんの所に御朱印受付がありました。

牛さんの頭をなぜて

屋根を貫通してる大きな木を見て

ご神木の大楠
　
大きすぎて全部は写らないのが残念！

春ですね～～
　
でも、参拝が３日前だったら・・１週間後だったら・・
大寒波の真っただ中！　ぞっ～とします。
　
　
きれいな梅の花を見て、天満宮を後にします。

戻りの参道
３重の鳥居をくぐって戻ります
　
もちろん、それぞれの鳥居をくぐる時は一礼をして神さまにご挨拶をします

ぷっ！
　
おいっ！　着物を着ての参拝は良いけど、自撮り棒を持って歩くなよな！
外国人観光客が貸衣装でコスプレ候です。　笑

太宰府天満宮から歩いて観世音寺と大宰府政庁跡を目指します。
　
柳川を歩いた後だから、最後はばてました。
バスを使えばよいのだが、知らない土地でバスを利用するのはとっても怖い！
一つ間違えばトンデモナイ所に行ってしまう。
　
大宰府駅の観光案内所で大体の所要時間を聞いたら、観世音寺まで約20分、それから大宰府政庁跡まで約10分。そのまま都府楼前駅歩くと更に20分ほどかかるとか。
　
ならば、全体で約4kmぐらいか？行ってまえ～～　(^_-)

ねっ！
太宰府天満宮から観世音寺まで1.7km
もう600ｍ歩けば大宰府政庁跡に着く・・・
　
しかし、この案内板は狂ってない？
歩けど歩けどたどり着かない。疲れました。

やっと観世音寺の入り口まで来ました。
　
後から調べたら、コミュニティバス「まほろば号」がルートを走ってた。観光案内所で教えてくれれば使ったのに

はぁ～！参道の長いこと
疲れていると、お寺が小さく見えます。　('_')

脇院かな？
　
苔むすお庭に風情があります。
昔は、この辺りも全部大宰府政庁の中だったからかな？

本堂
　
参拝客もなく静かな佇まいです
私らには、この方が好きです。賑やかな寺社仏閣はどうも苦手で

建物は江戸時代初期のものだそうですが、観世音寺の名前は源氏物語にも登場するとか
　

残念なことは、鳩除けのためか金網が張られご本尊が良く見えないこと。
辛うじて、お足元だけ　(^^♪
　
ほんとは写すものではなく、仏像は浴びるものと言ってた美人女子アナがいましたっけ

菩提樹の一種で「木ゲン樹」　（「ゲン」の字は漢字がありません）
　
向こうに見える丸い石は、碾磑（テンガイ）と呼ばれる石臼です。
高麗から来た僧が小麦を引いたとか？

静寂の中、凛とした姿がお美しい
すてきなお寺でした。
　
宝物殿の中にある社務所で御朱印を頂いて来ました。
とっても丁寧に書いて頂けました。　合掌！

続いて、お隣の戒壇院ですが・・
同じく、長い参道が続きます。
　
思わず、道から手を合わせ「なむあみだぶつ」と唱えて参拝しました。
　

歴史の散歩道
　
三歩道にしては遠すぎる。三千歩道の過ちでわ？　(^_-)

大宰府展示館
　
まほろばの都　文化財を守ろう！　
大賛成です。

史蹟　大宰府跡　
　
やっと、たどり着きました。
まほろばの里です。

大宰府政庁南門跡

中は、とっても広い広場
子供を遊ばせ、市民の憩いの広場となってました。

楼門と共に左右に宮殿の如く建物があったのでしょう。
大きな基礎石が柱の大きさを物語っています。
　
そっと目を閉じると、昔の姿が見えてきます。

都府楼跡は、豪華絢爛の宮殿跡でもあったような

古都 大宰府は、大陸と日本の文化の交差点
　
アジアに開かれた玄関口として、遠くは西アジアやヨーロッパからの文物なども伝えられた街。
　
その大宰府は、九州の政治経済・軍事・外交を司る役所として、奈良時代・平安時代において特に大きな役割を果たしたそうな
　
　静けさや　強者どもの　夢の跡
　
　
強い時代もあり、弱体した時代もあり・・歴史を積み重ねて、現代があります。
栄枯盛衰、祇園精舎の鐘の音が聞こえてくるような
　
　
　
たくさん歩いた後は、大宰府駅ではなく都府楼前駅に向かいます。

都府楼前駅は西鉄の天神大牟田線にありますが、大宰府駅はその支線上にあります。
　
ちょっとしたショートカットとして歩いたのですが・・
コミュニティバスのまほろば号を利用した方が良いのかも？　
　
ただし、本物の「歴史の道」を歩くと西鉄路線から遠ざかるから要注意です。
帰れなくなりますよ。　(^^ゞ
　
　
おまけに、西鉄の都府楼駅は上り線と下り線とが別々の駅舎になっていて、駅舎の中で行き来ができません。
　
間違えて反対向きの駅舎にピッして入ってしまい、向こう岸に行けません。駅員に聞いたら、ピッせずに出て、反対側の駅員に事情を話してピッせずに入構してくださいって
　
経緯を文字にすると難しい？理解できますか？　爆笑

さて、２日目の夕食は・・
博多春吉の「ふぐ大将いし松」さんです。
http://www.kankai.net/4415/44-15/corce.html
　
　
このお店だけは予約を入れてあり、大体の時間に博多へ戻りました。
冬の味覚の代表は、なんと言ってもフグとカニ
　
テレビで天然トラフグの美味しい店と紹介されてましたので、楽しみにして来ました。

ふぐコース　￥9772
小鉢、ふぐ刺し、ふぐ白子蒸し、ふぐちり　ふぐ雑炊、香物　
　
天然トラフグでこのお値段ならかなりお値打ちです。
しかし、食べてから不満ばかりが残りました。まず量が少なすぎる！　(^^ゞ

小鉢とふぐ刺し
　
歯ごたえは間違いないのですが、肝心の旨味が出てこない。
皿が透けて見えるぐらいに薄く切ってありまして、旨味の加減で１枚ずつか２枚一度に食べるかを考えますが、どれだけ噛んでいても旨味が出てこなければ美味しくない！
　
フグ刺しの量はこれで十分ですが、旨味がないのが大きな不満でした。

ふぐ白子蒸し
正確には、白子入り茶碗蒸しです。
　
茶碗蒸しですので卵が入ってまして、、、
卵は白子の味を濁します。白子が入っていれば有難がる訳ではなく、白子の美味しさを楽しみたいのですが。
　
白子だけを蒸せば養殖物でも美味しいものです。まあ、お値段がお値段なので量の問題でしょう。不満です！

ふぐちり
　
これで二人分。
フグしゃぶができるように、４切れ刺身が載ってます。これはグッドアイデアです。
　
でも、フグの身がこれだけでは寂しすぎませんか？フグのダシも出ないのでは？

フグのダシが少しでも出るようにと、行儀は悪いのですがかじった後の骨をもう一度鍋に入れてやりました。まあ夫婦ですので構わないので
　
白菜ばかりを食べても感動はありません。

ふぐ雑炊、香物
　
ごく普通。

カウンター席に座りましたが、お店は清潔です。
　
でも、この日は客筋が悪すぎた！
明らかにクラブのママさんと思しき女性を連れた客。その女性の化粧の臭いの凄いこと。とても飲食を楽しむことはできないはず。
　
会社の接待と思われるスーツ姿の男たち
　
大学関係者かな？年配のぎゃるを連れた４名組。居酒屋じゃないのに大きな声ではしゃぎすぎる。
　
奥では、風俗業界と思われる人物がギャルを面接してた。
　
　
皆、自腹で食事をする連中には見えず、せっかくの天然トラフグが台無しのような？
確かに、１回１万円以上の食事は一般庶民では機会が少ないはずだが、繁華街にある店なら仕方ないか？しかし、河太郎とかの料亭では、こんな客筋ではないはず。
　
今回の旅行のグルメで一番楽しみにしてただけに、一番ガッカリ！

これわ～～？
　
自分で調理した材料をビニールパックに入れるの？
調理師は、自分の料理に自信を持ってる！その材料をこんな風にして保管するのかな？
まるで、業者が調理したものを扱ってるような？
　
保管の仕方から一番気になった所です。
　

調理師免許証が掲げられてます。
　
でも、ふぐ調理師免許は掲げられてない！　なぜ？
まさか、他所で調理されたフグを使用して料理を提供してるとか？
　
　
聞けば18歳から料理の世界に入ったとか。でも、タバコを吸うんだよね。
　
一度だけ、タバコの臭いが漂ってきた。その時、客は誰もタバコを吸っていなかった。だから、このオヤジは味に鈍感なような？
　
　
我が家の嫁さんも調理師免許を持ってる。
名古屋の某企業の食堂で100食前後を作ってた。しかも、化学調味料を使わない方針で。
だから、味覚・嗅覚にはとても敏感。つられて私もかなり敏感な方だと思う。タバコの臭いなどすぐ分かる。
　
帰り際に、フグの毒テトロドトキシンに当たら、これを飲めとビタミンＣを置いて来た。そう、私の方は多少ながら薬の知識を持ってます。
　

ひれ酒
　
やはり、天然トラフグは地元の方が良いかな？
東海３県の遠州灘・三河湾・志摩地方が天然トラフグの漁場として日本一になっており、全体の約６割を占めていまようで
　
ただ、水揚げされてもほとんど下関に運んでしまう。その方が高値で売れるそうな？
帰ったら、日間賀島へフグを食べに行くか？　(^^♪
　
　
　
　
そんな、こんなで２日目の博多の夜が過ぎていきます。
明日はお安いラーメンにしようかな？　１万円食べて不満を残すよりも、ラーメンなら外れても惜しくはない(^_-)
　
明日は、博多祇園近辺のお寺をぶらぶらしながら巡ります。