坂本龍馬の登った霧島・高千穂峰

2016/11/06 - 2016/11/06

霧島の高千穂峰に登りました。
この山は霧島の中でももっとも有名な山で、坂本龍馬が「新婚旅行」で登った山としても有名です。
ハイキング・コースのつもりだったのが、実際登ってみればかなりハードな登山になりました。

エリア 霧島温泉郷(鹿児島)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

えびの高原・ビジターセンターでは紅葉＆快晴で大賑わい。
まずは、２時間３０分の白鳥山登山コースに出発。
韓国岳がとても美しく見えました。

３０分ほど山道を登っていくと、まずパノラマ展望台に着きます。
緑色の白紫池がとても美しい。
うしろの台形のような山は霧島連山・甑岳です。

白紫池の周りを歩いて行きます。

さらに２０分ほど登ると白鳥山の頂上に着きます。
六観音御池と後ろに見えるのは霧島連山の最高峰・韓国岳です。

白鳥山から下ってきたところにある六観音御池。
この池の周りは紅葉が始まっていました。

白鳥山から１時間ほどかけて降りてくると、ハイキング・コースの終点である不動池に着きます。
いままでの３つの池はいずれももともとは火口でした。
霧島連山は火山が２０以上あり、死火山の火口は湖（カルデラ湖）になっているのが多いです。

さて、えびの高原から車で高千穂峰の登山基地である高千穂河原というところへ向かいます。
高千穂河原駐車場に車をとめて、今度は高千穂峰への山登り。
この山は霧島山の中で２番目に高い山で霧島を代表する高峰。
天照大神の孫・ニニギがこの山から人間世界に降り立ったとされる山です。

坂本龍馬も妻・お龍と２人で登った山です。
もう２時だけど、登り１時間半、下り１時間とあるので、日没前には帰ってこれるるでしょう（と、その時は考えていました）。

１５分ほど登ってきたところです。
駐車場がはるか下に。

ところがここからが大変でした。
まず火口まで登るところ。
ものすごい急坂。

しかも途中からごつごつした岩の地帯になり、まるで岩登り。
転がり落ちたらやばい。

結局岩場を４５分もかかってまずは「御鉢（火口）」に到着しました。
ここまででも疲労困憊。
正直ハイキングコースだと思ってなめていました。

ちなみに「龍馬伝」では坂本龍馬役の福山雅治さんも、妻・お龍役の真木よう子さんもここでロケをしていました。
こんなところまでロケのために登ってくるなんて、２人ともすごい！（あとスタッフの方たちも）

高千穂峰はまだ遠くにそびえているし、日が沈んでしまったら、おそらく降りられない。
午前中に２時間山登りして体力も消耗しているし、ここでUターンしようか悩んだけど、せっかくここまで登ってきたことだし、もう１時間歩いて、そこで戻ることにしました。
下山の時間も考えれば、タイムリミットはあと２時間だ。

さらに急坂を這うように登って、高千穂峰の頂上についたのは、３時５０分。
結局「御鉢（火口）」から５０分、駐車場から１時間５０分もかかってしまいました。

この高千穂峰の頂上には「天逆鉾」があります。
いつの時代からあるのか不明ですが、今から１３００年前の奈良時代にはすでにあったらしいです。
坂本龍馬は引っこ抜いたそうですが、もちろん触るのも禁止です。

あの「御鉢（火口）」から登ってきました。
我ながらたいしたもんだと思いました。

頂上には無人の山小屋。
ちょっとここで一息。

誰も頂上にはいないし、あと１時間ちょいで日没なので、１０分ほど休憩して下山開始。
登るのも大変だったけど、下るのも大変。
登山靴ではなく、スニーカーなので、５～６回もすべって転んでしまいました。
これでねんざでもして動けなくなったらマジでやばい。

この登山道は「御鉢（火口）の淵を歩いていきます。
強風の時には、ここから滑落の危険があるそうです。
両側とも急な崖でここから落ちたらまず死ぬかもしれないし、仮に死ななくても足をねんざや骨折して動けなくなったらお陀仏だろうなあ。

１時間でなんとか日没前に駐車場まで戻れました。
いやあ、正直ハイキング・コースと思ってなめていました。

今日の泊まりは霧島国際ホテル。
霧島温泉では１，２位を争う豪華なホテル。
「龍馬伝」でロケに来た福山さんたちもこのホテルに泊まったそうです。

日曜日だったので、１泊２日で１万円でお得に泊まれました。
料理も本格的な懐石料理でした。