冬のフィレンツェの大聖堂（２０１１年）

2011/01/30 - 2011/01/30

古い写真を見直すシリーズの続き。

教会建築のなかで、私がもっとも心を打たれる傑作はフィレンツェの大聖堂だ。サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂Cattedrale di Santa Maria del Fiore、花の聖母大聖堂と呼ばれることもある。

フィレンツェには１９７５年、１９７９年、２００７年、２０１１年と４度行ったが、この大聖堂をゆっくり見て、ウフィッツィ美術館を訪問することは自動的に毎回含まれている。フィレンツェは見どころが多すぎて、１０日間滞在したこともあるが、やはり見飽きることはないどころか、見たりないところばかりなのだ。だからといって、まだ見ていない周辺的なところからスタートする気にはなれない。大聖堂やウフィッツィ美術館からまたスタートしてしまうのだ。だから他の名所は結局一度づつしか見ていないところが多い。

２００７年９月に撮影した大聖堂の写真は既に旅行記にした。http://4travel.jp/travelogue/11206486

あの時は天候に恵まれ、青空を背にした大聖堂だったが、今回は２０１１年１月３０日の冬の大聖堂だ。しかも雨模様のなかの渋い色彩の大聖堂だ。これはこれで見直していて悪くないと思った。色の異なる大理石を組み合わせた外壁の美しさが抑えた色調でシックだ。

なお、最初の３枚は夕暮れ時の撮影。

エリア フィレンツェ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0

ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会

ギベルティの扉

内部。

ヴァザーリのフレスコ画

ウッチェッロ作

カスターニョ作

１９７５年に来たときはこの床の前方右側にミケランジェロが７５歳のころのピエタがあり、それと対面した時に体が震えるほど感動したのを鮮明に記憶している。別のところに移されてしまい、それ以来、大聖堂の内部にはあまり執着心がなくなった。

そのピエタの写真はhttp://4travel.jp/travelogue/11206486

ジョットの鐘塔

洗礼堂

追加写真：これは２００７年９月撮影。

ウッチェッロの２４時間時計（これも２００７年撮影）

この旅行記へのコメント （2）

• Keiさん 2017/01/30 12:14:42

  色々な表情を見たいですね

  tadさん　こんにちは
  
  フィレンツェの大聖堂、イイですね。
  オヤジは春・夏・秋にはフィレンツェに来たことがありますが、冬は来ていません。
  
  季節や天候でも表情は違いますし、来たら御挨拶したくなりますよね。
  おかげでなかなか好きなところ以外の名所にいけない、という悩ましさもよくわかります。
  
  それがフィレンツェだけでなくイタリア各都市となったらもうお手上げです。
  
  オヤジはリタイヤしたら暫くイタリアに住んで、くまなく周遊して等と夢見ることで悶々とした気持ちを抑えています
  
  Kei
  

  tadさん からの返信 2017/01/31 01:07:04

  RE: 色々な表情を見たいですね

  > tadさん　こんにちは
  >
  > フィレンツェの大聖堂、イイですね。
  > オヤジは春・夏・秋にはフィレンツェに来たことがありますが、冬は来ていません。
  >
  > 季節や天候でも表情は違いますし、来たら御挨拶したくなりますよね。
  > おかげでなかなか好きなところ以外の名所にいけない、という悩ましさもよくわかります。
  >
  > それがフィレンツェだけでなくイタリア各都市となったらもうお手上げです。
  >
  > オヤジはリタイヤしたら暫くイタリアに住んで、くまなく周遊して等と夢見ることで悶々とした気持ちを抑えています
  >
  > Kei
  >
  
  Keiさんなら、イタリアに住めますね！！！
  
  そうなったら、訪問しますよ！　これだけイタリアを舐めつくすように見て歩くのは
  普通の人にはできません。ぜひ、あやかりたいのですが、私のほうはつい、またか、というところを優先してしまうのです。でも、例えばあのミラノの旅行記を見ただけで、一般的観光地だけを見ていたのでは、Keiさんのような喜びはえられません。そこは私にも十分わかっていますが、でも、なかなかKeiさんのような実行力と背景知識は一朝一夕ではえられません。そこがKeiさんのすごいところです！！！
  
  それにしても、ミラノもフィレンツェも、どれだけ見れば合点が行くのか計り知れないほど凄いところがまだあるんですよね。。。（ためいき）