八重山諸島(石垣島、西表島、黒島)の冬旅③

2016/12/22 - 2016/12/24

12月下旬に石垣島を拠点に、西表島や黒島を訪ねた際の旅行記です。
これはそのうち3日目、石垣島の観光をした記録です。

エリア 石垣島(沖縄)

八重山諸島の冬旅3日目は、石垣島観光です。
昨日より少しだけ早く朝食を食べに行きました。
ホテルの朝食会場もクリスマスの飾り付けです。クリスマスイブだということを思い出しました。連休でもあるので、今日はお客さんが沢山います。

昨日と違うメニューもあったので、できるだけそうしたものを選んで食べます。
昨日のカレーが美味しかったので、また食べます。さらに今日は牛丼も食べてしまいました。

今日は石垣島を回るため、オリックスレンタカーを借ります。ホテルまで迎えに来てもらい、事務所で手続きをします。
西表島では4500円だったのに、こちらでは2800円です。
カーナビに番号などを登録するやり方なども丁寧に教えてくれました。
帰りは空港近くの事務所に乗り捨てでき、大変便利でした。

レンタカーに乗ってまず最初に向かったのは、石垣島鍾乳洞です。
石垣市内から車で約8～10分くらいで、バンナ公園の手前です。入場すると温度が22～23°くらいで一年中一定だそうです。

もともとは海底にあったとのことで、サンゴ礁からできた鍾乳洞です。色々な形の鍾乳石があり、ライトアップもしており、1080円の入場料からすれば、リーズナブルです。かなり見所ありです。
さらに売店も大きく食事を取れるところもありました。空港にも系列の売店がありました。

次にいったのは、バンナ公園です。石垣島のほぼ中央付近にある大変大きな公園です。
バンナ岳の麓にあり、かなり標高が高いので、いくつもの展望台があり、島の各方面の海がそれぞれからよく見えます。
さらに自然観測やアスレチックなどの施設もあり、観光地としても十分評価できます。

公園の真ん中を通るバンナスカイラインを登り切ると最初にあるのが、「エメラルドの海を見る展望台」です。
新石垣空港や石垣市内、さらには竹富島などが間近に見えます。
また、違う方面では名蔵湾なども見えます。バンナ公園の中では、一二を争う観光スポットだと思います。

次は「南の島の展望台」です。変わった形の展望台でした。

この南の島の展望台からは、川平湾側が見えました。

バンナ公園から208号線を名蔵方面に降りていき、石垣やいま村に到着しました。
国の登録有形文化財にもなっている施設です。また、ラムサール条約登録域となっている「名蔵アンパル」も見ることができます。
施設内には6棟の民家などが保存されており、それぞれじっくり見れます。
また、小さな子供にはリスザル園があるので、決して飽きない施設だと言えます。

石垣の古民家の様子が良く分かります。こうした民家の他に農家や漁師の作業小屋などもあります。

これが漁師の小屋です。

ラムサール条約の登録域となっている「名蔵アンパル」の一部です。民家群のエリアから少し下っていくと遊歩道が整備されており、マングローブをみれます。

子供に人気のリスザル園です。餌を買って持っていると、どんどん取りにきてしまいます。
しかし、抱こうとするのはダメだそうです。

石垣やいま村から川平を経由して底地ビーチに来ました。
車で行くには少し分かりにくい場所ですが、川平湾から車で5分くらいの場所です。
カーナビで誘導された場所は駐車する場所がなく、しかも浜に近いところでスタックしそうだったので、ちょっとした路肩に車を停めて浜にでました。ここは遠浅で白砂の綺麗なビーチです。
12月に訪れたので誰もいませんでした。波の音だけが聞こえるので、動画を撮っておきました。

底地ビーチから川平湾に戻りました。川平湾は2度目ですが、いつ来ても美しいです。
周りに島があることや海の水の色が薄いことなども影響していると思います。空いている駐車場を、探すのに少し時間がかかりましたが、海近くの場所が空いていました。
石垣島に来たら絶対に来るべき場所だとつくづく感じました。

次に、川平湾から玉取崎展望台に向かう途中にある米原ビーチに寄りました。
米原キャンプ場を目印に行きますが、駐車場がないため、ゆっくりと砂浜で遊んでいる時間がなかったのが残念です。ビーチは遠浅で泳ぎやすそうですが、冬場なので誰もいませんでした。

米原ビーチから丘の方に向かった地域に米原のヤエヤマヤシ群落があります。石垣港伊原間線際に突然、ヤシが見えて来るので、わかります。
沢山のヤシがあり、日本とは思えない地域です。
案内に従っていくとヤシ記念館にたどり着きますが、よくよく見ると個人の方の運営のようで、入場しませんでした。

昼ごはんの時間が過ぎていたので、フリーペーパーに掲載されていた「はんなとーら」というレストランに行きました。
玉取崎展望台の坂の手前の交差点にあります。グリーンの建物がお洒落で庭もきちんと手入れされています。

島豚のキーマカレー850円と気まぐれタコライス1000円を頼みましたが、評判の通り、美味しくいただけました。写真はタコライスです。

島豚のキーマカレーです。

昼食後は、玉取崎展望台に登りました。
石垣島北部の海と山を一望できるスポットです。駐車場は広いのですが、駐車できる区画が少なく、車路に当たる部分に多くの車が停まっていました。
駐車場から徒歩で2～3分くらい登ると展望台につきます。海の深さによって色が変わることがよくわかります。

このような素敵な風景が見れます。

島の北端にあたる平久保崎灯台への途中で、石垣島サンセットビーチに立ち寄りました。
12月だから当然ですが、行き方にも迷うほど人がいませんでした。
しかし、ビーチに来て見たら、裸で砂遊びしている親子連れがいました。干潮でも泳げるというビーチなので、暖かければ泳ぎたくなる浜です。

ただ、ハブクラゲに注意という看板が立っていたので、怖さもあることも知りました。

石垣島最北端の平久保崎に到着です。
琉球政府時代は他国の船の往来などを見張るための遠見台として利用されていて、現在は灯台があります。
頂上付近の駐車場が狭いので、待っている車が多かったのですが、我々は予め手前の空き地に置いて歩いたので、待つことはありませんでした。

平久保崎は風が大変に強く、吹き飛ばされそうになりました。ただ、海の色と緑のコントラストが素晴らしく、景色に魅了され随分と長く滞在しました。

平久保崎から戻ってくる途中で、野底崎と伊土名ビーチの間くらいの県道79号線沿いに無料駐車場がありました。
ここから階段を降りると「吹通川のヒルギ群落」を見ることができます。ドライブの休憩にちょうどいい場所です。八重山諸島の多くのマングローブはヒルギだそうですので、ここでよく確認できます。

浦底湾側から新石垣空港に帰る途中の県道87号富野里大川線沿いに底原ダムがあります。
灌漑対策として国営で建設されたもので、農業用フィルダムとしては日本で一番長い堤体だそうです。

遊歩道の入り口にあたる部分に「世果報の水」(ゆがふのみず)という石碑があります。綺麗で長い堤体がダムらしく素晴らしいです。

県道87号富野里大川線から市街地側に入った場所に真栄里ダムがあります。
先ほどの底原ダムと一緒に沖縄県が日本に戻った時から計画され建設されたダムです。
日本で一番南に位置する多目的ダムとのことですが、アプローチがわかりにくく観光目的ではないつくりでした。

オリックスレンタカーに車を返して、新石垣空港に送ってもらいました。19時25分発の羽田までの直行便で帰ります。

空港の中にある島土産という店で、ミンサー柄の柄のTシャツを買いました。
今回の旅では2枚くらいTシャツを買おうと思い、ずっと探していましたが、最後に気に入ったものが見つかり感激です。

新石垣空港にあるお土産屋さんの砂川冷凍総合食品です。
石垣牛など生物を中心に売っています。ここでは、帰りの時間などを考慮して、お土産に氷を入れてくれました。

帰りの便を待つまでの間、砂川冷凍総合食品でオリオンビールと練り物などのおつまみを買ってフードコートで飲み食いしました。

さらに、源というお店で1000円のビールセットを頼みました。
えだまめや刺身など3品のおつまみがついているので、お得です。
フードコート的なテーブルなので、先ほどの砂川冷凍総合食品で残波を買い増して飲んでも大丈夫でした。

空港でチェックインしてからは、あまり大したものは買えなくなります。
しかし、最後にビールを飲んだり、ブルーシールのアイスを食べたりするのにこのコーラルウェイは不可欠です。
今回はここで最後のお土産であるロイズのチョコレートを買いました。

帰りの飛行機は、JTAの前に南西航空だった頃のSWALカラーの塗装でした。

帰りの便では、酔っ払っていて乗り込んですぐに寝てしまったようで、離陸したことを知りませんでしたが、予定通り無事に羽田に到着しました。

羽田空港からの帰りはいつも利用している京急リムジンバスに乗り込みます。
本数が多く、しかも荷物を持って歩かなくて済むので、大変に楽です。また、ほとんど予定時刻より遅くなることがなく、時間管理もきちんとされています。
旅で疲れ切っている乗客が多いので、車内は大変に静かなのもいいです。
この旅の記録はこれでお終いです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。