2017/01/03 - 2017/01/03
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kojikojiさん
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日曜美術館を見ていたら上野の森美術館で開催されている「デトロイト美術館展」では月曜日と火曜日は祭日も含めて、展示作品の写真撮影(フラッシュは禁止)が出来て、一部の作品を除いてSNSにアップしても良いという面白い企画でした。2日は弟家族と母と食事会だったので、3日火曜日に上野まで出掛けることにしました。当初は朝10時に上野着の予定でしたが、妻が出遅れたので11時着になってしまいました。でも年末年始の主婦はお疲れなので仕方ありません。チケットを買って中に入るとかなりの混雑でした。皆さんの目的も一緒で、8割以上の方がスマホを片手に持っての鑑賞です。中には写真だけ撮っている方もいらっしゃいますが、肩越しにスマホを出されるのはちょっと嫌な気分でした。また、スマホで撮影するとズームや傾きを調整するのに時間がかかり、周りから注目されている方も見受けられます。じっくり絵画を鑑賞するなら月曜と火曜日は外した方が良いと思いました。展示されている絵画は各画家の質の高い作品ばかりでしたが、これといった目玉は無いので、写真が撮れなかったら観に来なかったかもしれません。1,600円という金額も微妙に思えました。混雑もあって全部を観終わるのに1時間30分くらいかかりました。お昼は韻松亭か精養軒と思っていたのですが、どこも長蛇の列だったので諦めて御徒町の寿司幸へ行ってみました。すると見事にお休みでした。仕方ないので近くの磯丸水産に入りました。御徒町の店は初めて入りましたが、お店の方も親切で気持ち良く食事できました。一杯飲みながら貝を焼いて、帰り際に二木の菓子で買い物をして早めに切り上げて帰路につきました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
-
NHKの日曜美術館で写真撮影が出来ると知るまで全くノーマークだったデトロイト美術館展に行ってきました。月曜日と火曜日は祭日を含め写真撮影が可能です。一部の作品を除いてSNSに載せるのもOKという太っ腹。印象派以降の作品がメインの展示会でした。
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「白い服の道化師」ピエール・オーギュスト・ルノワール
ルノワールの息子のジャンの7歳の肖像画。コメディア・デラルテの登場人物とキャプションに書かれてありましたが、フランスでポピュラーなアルルカンでは無くて、仮面は被っていませんがナポリが起源のプルチネッラのようです。アルルカンの衣装ではこの男の子の優しい顔が目立ちませんね。 -
「座る浴女」ピエール・オーギュスト・ルノワール
みずみずしい女性の裸体が綺麗でした。同じ題材でも晩年の作品の方がしっとりして丁寧に描かれているような気がします。 -
「肘掛け椅子の女性」ピエール・オーギュスト・ルノワール
ファムファタールという言葉が浮かびそうな美しい女性です。青く静脈が透き通ったような肌と対照的な顔の温かみが印象的です。 -
「朝の乗馬」エドガー・ドガ
未完の作品だそうです。ドガは競馬や競馬場を好み、左から疾走して駆け込んでくる切り取られた馬は写真的な構図に見えます。 -
「バイオリニストと若い女性」エドガー・ドガ
話しをしている二人に声を掛けて振り向いた瞬間を撮ったスナップショットのような表現です。 -
「楽屋の踊り子たち」エドガー・ドガ
稽古中の踊り子を描いています。 -
お行儀悪くチェロに足を乗せてトウシューズを履き直している姿が可愛らしいです。最近バレエを始めた5歳の姪を思い出します。
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「包帯を巻いた女性」エドガー・ドガ
アメリカのニューオリンズ時代の作品で、末弟のルネの妻エステル・ミュソンとされるそうです。ドガがアメリカに渡っていたことを初めて知りました。 -
「女性の肖像」エドガー・ドガ
パリのオペラ座の踊り子マロがモデルとされる肖像画です。同時期の作品に少女のような顔つきの「マドモワゼル・マロ」があり、同じモデルを少女として描き、中年女性としても描いたそうです。 -
「川辺でまどろむ浴女」ギュスターヴ・クールベ
肉体の現実的な量感ある描写を目指したクールベの特徴がよく表れた作品です。描かれた時代の衣装を描くことにより神話や伝説をモチーフにせず、近代の生活を作品に導入しようと試みているようです。 -
「小道」カミーユ・ピサロ
1885年にショルシュ・スーラら新印象主義の作家と出会い、点描法を受け入れたそうです。1890年以降は印象派へと回帰します。この絵はエラニー・シェル・エプトという村の風景。井戸端会議に夢中な女性が気になります。 -
「グラジオラス」クロード・モネ
パリ郊外のアルジャントゥイユのモネの家の庭で描かれています。 -
日傘を差した青いドレスの女性はモネの妻カミーユですね。
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「喜び楽しみ人々」カロリュス・デュラン
印象派誕生前の第二帝政期のパリで好まれた画題だそうです。 -
三人の女性は画家の妻と妻の妹と姉で幼子は画家の娘で、幸福感がこちらにも伝わってきます。
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「パリのカフェにて」アンリ・ジェルヴェクス
今でも探せば同じカフェがパリに残っていそうです。5年前にパリの古いカフェ巡りをしたことを思い出します。 -
画面の中心で煙草に火をつけているのが25歳のジェルヴェクス本人です。
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「膝にガウンをまとって立つ裸婦」フェリックス・ヴァロットン
どこかで見たことのある顔だと思っていたのですが、家に帰ってM・C・エッシャーの絵に出てくる登場人物のようだと気づきました。 -
「トゥールーズ速報」モーリス・ドニ
新聞「トゥールーズ速報」の広告ポスターの絵画版です。「女性の髪飾りはギリシャ神話のエルメスを想像させ素早い情報伝達の寓意。」と説明文にありましたが翼の生えたペタソスを被っているようには見えません。こぼれ落ちる新聞に手を伸ばす人々の動きにスピード感を感じます。 -
「自画像」ポール・ゴーギャン
タヒチからフランスへ一時帰国していた時期の作品。
「背景のドラクロワの素描は伝統絵画へのオマージュでありながら過去を現す。」という説明文にウフィツィ美術館のミケランジェロの「聖家族」という絵を思い出しました。家族を挟んで背後が旧約聖書の時代、家族から前が新約聖書の時代という解釈でした。 -
「水浴する人々」ポール・セザンヌ
セザンヌは人体表現のためにモデルを使わず、ルーブル美術館で様々な作品を研究したそうです。そう言われると右の男性はミケランジェロの瀕死の奴隷にも見えます。 -
「サント・ヴィクトワール山」ポール・セザンヌ
遠近法に則った伝統的な表現を避け、均一的で平面的な画面構成です。展覧会の最後にリコーで再現した立体印刷の複製画があったのですが、触ってみるとこの絵は非常に薄塗でした。 -
「画家の婦人」ポール・セザンヌ
イコンのような平面的な作品で、セザンヌは24枚の妻の肖像を残しています。 -
「三つの髑髏」ポール・セザンヌ
最晩年の作品で、形状のデフォルメと同じモチーフの反復や配置などセザンヌ独自の表現だそうです。一番右側のスカルが一番好きです。 -
「心に浮かぶ蝶」オディロン・ルドン
蝶はギリシャ神話で「精神」を意味し、キリスト教的価値観では「生命」「死」「復活」を象徴します。この絵では死後肉体を離れる魂を擬人化しているそうです。絵と額の組み合わせが良かったです。そしてこの絵を見た日本人は山種美術館蔵の速水御舟の「炎舞」を想像するなと思いました。 -
「犬と女性」ピエール・ボナール
長年連れ添い、翌年結婚するマルトと画家のお気に入りのダックスフントを描いたものです。ビクトリアン調の食器棚の重量感と壁のグリーンが女性のドレスの色とマッチして安心して眺めていられます。 -
「自画像」フィンセント・ファン・ゴッホ
麦わら帽子を被り、青いスモックを着た自画像です。この絵はさすがにチケットの写真でもあるので人が多いです。順序で行くと左側から右に流れるのが暗黙のルールのようでしたが、まあ割り込みというかスマホを持った片手が肩越しに伸びてきます。片手なのでアングルが定まらず時間がかかりちょっとイラっとします。日本のニュースなどで中国の人が並ばないとかマナーがなっていないと面白ろ可笑しく揶揄されますが、日本人も大して変わらないと思います。 -
下方の指跡から一部を指で描いているのが分かるとありましたが、立ち止まって確認できませんでした。昨年ベルギーとオランダの美術館をたくさん回りながら時間が無くなってクレラー・ミュラー美術館へ行けなかったのが悔やまれます。ゴッホの作品は各地の美術館に当たり前のように展示されていました。
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「オワーズ川の岸辺、オーヴェールにて」フィンセント・ファン・ゴッホ
オワーズ川の岸辺の夏の風景。この作人もリコーが再現した複製画が触れるようになっていました。 -
小舟などは非常に厚塗りになっていて、これも指を使ったのではないだろうかと新しい触感で絵を鑑賞できました。しかしゴッホの描く木々を見ていると心の奥底がざわざわした気分になります。
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「白いフォルムのある習作」ワシリー・カンディンスキー
抽象絵画の父と呼ばれたカンディンスキーは敬虔なロシア正教徒だったので、画面右上に正教会のドームや塔が見られます。 -
「倒れた蝋燭のある静物」マックス・ベックマン
ベックマンは第一次世界大戦への従軍で悲惨な現実を目の当たりにし、倫理的で理想世界に生きる人の姿を求めたそうです。 -
「年老いた納付」パウラ・モーダーゾーン・ベッカー
全く知らない画家でしたが、今回気に入った作品の一つです。
リンデンの葉が茂る初夏の光の中、現世の過酷で困難な人生から自由な精神世界へ老婦が解放される姿を想像させます。宗教や信心の強さを感じます。 -
「静物」ラウル・デュフィ
コーヒーポットとパパイアとバゲットとボウル。
壁のハッチングの激しい線や色彩はデュフィの傾倒したフォーヴィズムを想像させます。 -
「静物」フアン・グリス
グリスはピカソとブラックに続くキュビズムの重要な画家です。中央のLE JOURNAL(新聞)の文字に目が留まります。すると周囲の点々は活字一文字という事でしょうか?子の干支が兎の組みあw背も今回気に入った作品の一つです。 -
「男の肖像」アメデオ・モディリアーニ
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「女の肖像」アメデオ・モディリアーニ
モデルは固定されていないが一緒に暮らす18歳の画学生ジャンヌ・エピュテルヌと思われる。と書いてありましたが、写真で見るジャンヌはものすごい美人なのでイメージが一致しません。モディリアニが35歳で亡くなった二日後に投身自殺するという悲しい話を思い出しました。 -
「帽子を被った若い男性」アメデオ・モディリアーニ
性格の強い攻撃的な青い視線が印象に残ります。 -
「赤いグラジオラス」シャイム・スーティン
帝政時代のロシア出身のスーティンはパリに出たのち、モディリアニの世話になります。モディリアニの死後、作風や人間関係に変化が生じ、南仏のセレに滞在し3年ほど制作に没頭します。絵の展示の順序になるほどなと思いました。まるでモディリアニの絵に捧げられた花のように見えました。 -
「コーヒータイム」アンリ・マティス
見た瞬間アルジェリアとモロッコを旅した後の作品と分かります。オリエンラル・ランチ(東洋風の昼食)とも呼ばれる作品です。 -
「窓」アンリ・マティス
イシー・レ・ムリノーにある家の部屋から見た風景。妻はマティクが大好きなのでこの数点だけ写真を撮っていました。 -
「ケシの花」アンリ・マティス
染付の花瓶と四曲の屏風から東洋的なものを感じますが、赤いケシが自由奔放に生けられています。昨年アムステルダムの市立美術館でマティス展を観た感動が蘇ります。ジャズの一連のオリジナルを全部見たのも初めてでしたし、自分で切り絵が楽しめる場所があったり、切り絵用の色紙がセットになった冊子が無料で配られていたのにはびっくりしました。 -
リコーの技術で再現された作品には触ることが出来て画家のタッチを指先で感じられます。この辺りも指で描いたのではと想像できます。
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SNSなどにアップできない作品としてオットー・ディックス「自画像」、
オスカー・ココシュカ「エルベ川、ドレスデン近郊」「エルサレムの眺め」、
ジョルジュ・ルオー「道化」、パブロ・ピカソ「座る女性」「読書する女」「アルルカンの頭部」「マヌエル・パリャレスの肖像」「アニス酒の瓶」
パブロ・ピカソ「肘掛け椅子の女性」がありました。古典主義時代のセーラ・マーフィーをモデルにしたピカソの絵を見ると改めてこの人の絵の上手さを感じます。バルセロナのピカソ美術館で観た青の時代の民族衣装の女性の絵を見た時の驚きを思い出しました。ココシュカのエルサレムの絵もグレコのトレドの眺望を思い出し、こんな絵を描いていたのだと驚きました。 -
美術館へ来た後の妻へのお駄賃は食事なので、一番近い韻松亭に行ってみましたが長蛇の列でした。その流れて精養軒にも行ってみましたが、左側のカフェランランドーレは40分以上の待ち時間で、右側のグリルフクシマはコースで5,500円から…。それなら御徒町の寿司幸がいいと言われアメ横へ。
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お正月なので公園内も少し歩いてみます。こんなところに江戸百景の月の松がありました。最近寄進されたようです。先ほど清水堂の上からは気が付きませんでした。
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寿司幸というか寿司屋横町のお店はみんなお休みでした。これ以上歩くのも面倒なので近くの磯丸水産に飛び込みました。ここで一杯やりながら貝でも焼いて食べることにしました。
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手ごろな値段で食べられるので磯丸水産は好きです。御徒町の店は初めてでしたが、お店の方がとても親切なので気持ち良く食事が出来ました。お正月だというのに大変だなと思いました。ほろ酔い気分でお腹満腹になりました。
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アメ横に来ると二木の菓子を素通りは出来ません。妻は実家のお義父さんやお兄ちゃん家族に送るお菓子を買い、私は姪っ子に320個入ったラムネを一袋。
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アメ横は年中無休のようです。
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楽しいお正月も終わりです。早めに家に帰りましょう。
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