近鉄から分離された４つの路線に乗ってきた【その４】　伊賀鉄道

2016/09/09 - 2016/09/09

大手私鉄の中で最大規模の近鉄から、三重県内、岐阜県内にある４つの路線が別会社に分離しました。
これらの路線にはすべて近鉄時代乗車していますが、今回改めて乗りに行ってきました。

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最後に乗ったのが、旧伊賀線の伊賀鉄道。全区間伊賀市内を走っています。
この路線ももともと「伊賀鉄道」として開業した路線で、結果的にまた元の名前に戻ったことになります。

エリア 伊賀・上野(三重)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線 JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

【その３】の四日市あすなろう鉄道　からのつづき。

近鉄四日市駅から、伊賀鉄道に乗るために近鉄特急で伊賀神戸駅に向かう。

近鉄四日市駅 駅

最初に乗るのは賢島行きの伊勢志摩ライナー。

伊勢志摩ライナー 乗り物

最後尾のデラックスシートに乗ってみた。

２＋１の３列シートである。

ゆっくり、ふんぞり返って景色を眺める。

数年前、出張で来たことがある白子駅。

白子駅 駅

津駅。

津駅 駅

その次の停車駅の伊勢中川駅で大阪難波行きの特急に乗り換える。

伊勢中川駅 駅

で、この列車で乗ったのがビスタカー。

近鉄特急 ビスタEX 乗り物

内部はダブルデッキ。
車両の真ん中に出入り口があって、下の階はグループ用の半個室、上の階が一般座席車。

２階部分にあたる一般座席車。

伊勢中川駅を出発。

先ほど乗って来た名古屋線と分岐。

次の停車駅、伊賀神戸駅までの間に山越えがあって、中京圏から関西圏に入ってくる。
ただしまだ三重県。

そして伊賀神戸駅に着く。

今まで乗って来た近鉄特急と、向こうに停まっている伊賀鉄道の電車。

伊賀神戸駅の大阪方面ホームから改札までは、踏切を渡る。

伊賀神戸駅。

伊賀神戸駅 駅

駅舎の中。正面が伊賀鉄道の改札。左は近鉄線の自動改札。
伊賀鉄道が近鉄から切り離されて、改札が別になった。

ただし鉄道施設はまだ近鉄が所有。２９年度に伊賀市に譲渡されるらしい。

伊賀鉄道 乗り物

伊賀鉄道の駅名標は、紫色のライン。

さりげなく伊賀の忍者がいたりします。

伊賀鉄道の電車は、分社後に近鉄時代の車両から東急のお古車両にすべて置き換えられた。
しかもすべてラッピング電車。

伊賀鉄道でも１日乗車券を買いました。

伊賀神戸駅を出発。
この路線も元近鉄でありながら狭軌路線。

近鉄線から高校生がたくさん乗り継いできて、車内は結構騒がしい。
同じ三重県内でも、会話はすっかり関西圏のイントネーションである。

運転席。東急時代そのまんまですね。

最初の駅、比土駅。
この駅のように、かつてすれ違い設備があったような線形の駅がいくつかある。

比土駅 駅

しばらく家のない雑木林の中を走ったりする。

比土駅と上林駅の間にある池。

片面ホームの上林駅。

上林駅 駅

電車が通るスペース以外雑草に覆われた区間が多い。

猪田道駅。

猪田道駅 駅

すれ違いの電車はふくろう？　のラッピング。

やがて上野の市街地に入ってくる。

家の間をぬうように走る。

広小路駅。

広小路駅 駅

この電車の終点、上野市駅に到着。

車内の高校生がたくさん降りる。
改札が１つしかないので、抜けるのに結構時間がかかる^^;

歴史を感じさせる上野市駅の駅舎。
平成の大合併で上野市は「伊賀市」になったが、駅名は旧市名のまま。
ちなみに、伊賀鉄道は全線旧上野市域を通っている。

上野市駅 駅

駅前は広いロータリーになっている。

近くの踏切から駅構内方向を見る。

駅前には「銀河鉄道９９９」の銅像もある。

伊賀線は大正５年に開業して、今年で１００周年だそうだ。

上野市駅の構内にある車庫。伊賀鉄道の本社もここにある。

上野市駅から伊賀上野行きの電車に乗る。
伊賀神戸方面は近鉄線の、伊賀上野方面はＪＲ線のダイヤにそれぞれ接続しているため、この駅を境に直通している電車はほとんどない。

東急のお古電車であるが、一部クロスシートに改造されている。

駅や車内、いたるところに忍者の人形を見かける。さすが伊賀。

上野市を出発。しばらく市街地を走る。

西大手駅のホームから。

西大手駅 駅

市街地を出ると、長い鉄橋を渡る。

この川、その名も「服部川」。忍者つながり？（←考えすぎ）

鉄橋を渡ると２つめの駅、新居駅。

新居駅 駅

そこから右方向にカーブしていくと、ＪＲ関西線と合流する。

そして、伊賀上野駅構内へ。駅の端っこ、１番線が伊賀鉄道のホームである。

終点、伊賀上野駅着。これで目的の４路線を乗ったことになる。

さらに【その５】のおまけ編へつづく。

伊賀上野駅 駅