2016/09/03 - 2016/09/04
15887位(同エリア25682件中)
n733さん
折りたたみ自転車 「CARACLE-S スポーツパッケージ 2016」でソウルからプサンまで韓国を縦断してきました。
航空券手配はANAのマイレージ15000マイルを使用。
往路はユナイテッド航空(成田―インチョン)
帰路はアシアナ航空(インチョン―福岡)
1日目はソウル郊外のヤンピョンからチュンジュまで。
PR
-
9月2日(金)成田空港第一ターミナル。
スーツケースに相棒「CARACLE-S」を入れてまずはユナイテッド航空のカウンターでチェックイン。ユナイテッド航空はエコノミーでも23キロの荷物が2つまで無料なので、スーツケースの他、バックパックも一緒に預けて楽々出国となった。
自転車輪行の際はタイヤの空気を抜かなくてはならないため、韓国に着いたら空気を入れなおさないといけない。そのため、空気入れを携帯するが、普通の空気入れでは大きいため、携帯用の空気入れを持っているがこれではなかなか空気が入れられず苦労するので、最近はCO2ボンベを使って一気に高圧空気を入れるのが主流となっている。が、このCO2ボンベが航空会社や国によって取り扱いが異なっていて、その場で没収ということもよくあるそうだが、ユナイテッド航空ではそのまま運送してくれてほっとした! -
出国後は自販機で麦茶だけ購入して久々のLCCではない航空会社なので量は少ないかもしれないが機内食が出ると期待して食べ物は買わずに搭乗。
-
機内食?は軽食のサンドイッチ一つと飲み物だけという簡素なものだったが、出ないよりはましといったところでよく噛んで満腹にして、あとはインチョン到着後に食べることにする。
-
インチョン空港には午後8時半に到着、入国審査、荷物受け取り、両替を済ませ、路線番号6009のデラックスリムジンで新沙駅(シンサ)まで向かう。15000W(1500円)で50分。
今までの訪韓では荷物が少なかったので電車でソウルまで出ていたが、今回は自転車入りのスーツケースなど荷物が多く、またソウル駅から離れたカンナム地区のゲストハウスを予約したので、リムジンを選択したが、とても楽にゲストハウスの最寄り駅まで素早く移動することができた。 -
新沙駅近くのゲストハウスに到着してまずはスーツケースからCARACLE-Sを取り出してダメージが無いかを確認。
-
バス停からゲストハウスまでの途中にコンビニがあったので、小腹を満たすべく、キムパブと飲み物を購入。
-
CARACLE-Sを展開しさらにダメージが無いかを確認します。ダメージ無しです!
今回宿泊するゲストハウスは SUNCITY GUEST HOUSE で一泊3500円くらい。
自分のプランでは初日と最終日にこのゲストハウスに宿泊して、スーツケースを預かってもらう計画。その旨をメールで問い合わせたら快く自転車旅中預かってくれるとのことだったのですぐにEXPEDIAで予約を入れてあった。
このゲストハウスにはラインのアカウントがあり、事前にラインで到着時間を連絡してあったため、係の方が出迎えしてくださり、スムーズにチェックイン。エレベーターもあって、スーツケースも楽に部屋まで運ぶことができた。ゲストハウスと言っても個室で専用のバストイレ付きでほぼホテルと変わりなし。また係の方が日本人だったのでさらに安心!
早速、フロントバックを装着するためのリクセンカウルのアタッチメントを取り付け、空気圧を確認し、明日に備える。シャワーを浴びて自転車旅に必要ない最終日のランニンググッズなどはスーツケースに格納し、明日からの自転車旅の身支度をして、12時半ころ就寝。
翌朝は朝4時半に目覚ましをセットする。4時間しかないので早く眠ることにする。 -
9月3日(土)
フロントは朝10時からなので、スーツケースは部屋に残し、鍵はあらかじめ指定されたところに置き、朝5時20分に宿を出発。新沙駅までは5分くらいで到着。ガンナム サンシティ ゲストハウス ホテル
-
新沙駅発の5時40分の地下鉄で玉水駅へ。そこからは連絡通路で繋がっている首都圏電鉄中央線の玉水駅を6時17分発の電車に乗った。
-
自転車表示のある扉(先頭車両と一番後ろの車両)から乗車します。
今回の旅は韓国を縦断する自転車道に沿って、まだ行ったことのないプサンまで行くこと。自転車で走れる日は正味3.5日しか無い。
韓国には4大河川と言われる大きな川があり、今回はそのうち漢江(ハンガン)と洛東江(ナクドンガン)沿いにある自転車道を行く。
ハンガンの河口はインチョン空港近くにあり、ナクドンガンの河口はプサン空港の近くにある。この間は633キロある。
このインチョン空港付近が起点の自転車道をアラ水路自転車道、ソウルからチュンジュまでが、ハンガン自転車道、チュンジュからサンジュ付近がセジェ自転車道、セジェからプサンがナクドンガン自転車道となっている。
今回の正味3.5日を考えると、インチョン空港近くからプサンまで行くには距離的にかなりハードになるため、あらかじめ調べてあった土日は地下鉄や電車に自転車を輪行袋に入れることなく、原型のまま持ち込める制度を利用して、ゲストハウス近くの地下鉄3号線の新沙(シンサ)駅から玉水(オクス)駅まで、玉水駅からは首都圏電鉄中央線にて70分ほどの揚平(ヤンピョン)駅まで向かうことにした。料金は地下鉄と電車合わせて2200W。50分も乗車してとても安い! -
インチョンからヤンピョン区間の約100キロは次回の訪韓時に走ることとして、今回はプサンまで行くのが最優先。電車の最前列と最後尾が自転車を詰め込める車両で、自分は途中駅からの乗車だったので、すでに始発駅だろうか、ロードレーサーやMTBが搭載されていて、ヘルメットやカラフルなウエアを纏ったサイクリストがたくさん乗車していた。自分もその中に入れてもらってCARACLE-Sとともにヤンピョン駅まで向かう。
-
大盛況です。
-
だんだんと下車していき、ヤンピョン駅に来る頃には自分とMTB1台のみとなる。皆、おそらく、適当なところからソウルまで川沿いをサイクリングするのだろう。プサンまでしかも小径車で向かう物好きは自分くらいだろうな・・到着は7時30分。
-
これから先に補給が出来ない可能性があるので、念のため駅の食堂でソコギキムパプ(牛肉のり巻き)とトースト(韓国の定番朝食で甘い味付けが癖になる)を購入。リュックに詰め込んだ。
-
ヤンピョン駅です。
-
ヤンピョン駅から300mほど離れた漢江沿いの自転車道に到着。この先のルートの再確認や天候をチェックして準備OK!朝8時30分スタート。さて3日半でプサンまで行けるか?台風も接近していて天候も気になる。小雨が降っているがカッパを着るまでもない感じ。早速スタート!!
まずは20キロ先のヨジュボ(ボとはどうやら堰?のことを指すらしいが定かでは無い・・)を目指す。雄大な漢江の景色を眺めながら、プサン目指して南下。舗装もばっちりで走りやすい。トイレも至る所に整備されている。またサイクルスタンド付きの休憩ベンチもたくさんあり、本当に整備が行き届いている印象。
きれいな景色を眺めながらサイクリングしていると3キロ先にサイクリング証明センター?又はスタンプを押す場所があるよ的な看板が出てくる。ハングルオンリーなので意味はよくわからないが、自転車の絵と3kmは見て取れるのでそのように理解。 -
以後、1kmおき毎に看板が出てきて、スタンプが置いてある赤い電話ボックスみたいなものが見えてくる。この中にスタンプが設置されていて、サイクリングパスポートにスタンプを押して全部集まるとメダルなどがもらえる仕組みのようです。
-
ここは大きなレストエリアとなっていて、セブンイレブンも併設されていて、多くの自転車乗りが休憩しながら語らっている。とても良い環境。セブンイレブンもほぼ、自転車乗りを当てにしている商売形態であるが、成り立っていくのだろうか・・少々気になる。後このようなレストエリアがところどころにあるが、すべての堰や橋、ダムにコンビニが設置されているわけでは無いので、コンビニを見つけたら余分に食料や飲み物を購入しておくのが吉。区間によっては50キロくらい飲み物や食べ物を入手出来ないこともあるのでスマホで今から走るルート上の地図(NAVER地図が便利)を確認してサイクリングロード沿いに村があるかなどを把握して走ることをおすすめします。
-
たくさんのサイクリストが休憩しています。
-
ここで、ヤンピョン駅で買ったトーストとコンビニで購入したコーラゼロ500ml(1800W、高い!)で補給。10分くらい休んだあと、次はカンチョンボを目指す。この間は短くて10キロくらい。
-
良い環境です!
-
レストエリアや証明センターの運営、サイクルパスポートの発行などはK-WATERという政府系の橋や堰、ダムや河川を管理している会社が運営しているらしいがこれらの施設はとてもユニークな形をしていることが多く、それもサイクリングの楽しみの一つとなった。
-
自転車環境がとても良いです。
-
スタンプを押す赤いボックスの脇にはこういった空気入れなどが完備されています。
-
ヨジュボの証明センターでサイクリングパスポートをゲット。値段は4500W。受付のアジョシ(おじさん)に「サイクリングパスポートはあるか?」と英語で聞くとすぐに出してくれた。このサイクリングパスポートは韓国のパスポートに似せて作ってあるとかで色は深い緑色、ビニールカバーもかけてある、なかなかしっかりした作りになっていて、自分のお土産にも最適。この先、20キロ~30キロ毎にスタンプステーションがあるため、適度にスタンプを押すことで休憩も出来るし、モチベーションもあがるので、証明センターなどで聞いてみて、サイクリングパスポートを早めにどこかで入手しておくのが良いと思う。
-
こんな感じでスタンプを押していきます。結構楽しいです。
-
大きな橋を横切って対岸のサイクリングロードにつながるループ場の道路は自転車に乗って下ることは無理なので、素直に降りて自転車を引く。
その後もサイクリングロードをひた走る、途中から一部、一般道路を走る部分があるが、交通量は少ない。しかし少し登り。ほどなく道なりに走ると分岐があるが、ところどころにある、大きな看板(たぶん4大河川自転車道はこちらみたいな感じだと思う)に矢印がふってあるのでそちらに向かえば問題なし。ハングルが読めない方でも最初に4の数字にあってハングルが書いてあればそれは4大河川自転車道みたいなことが書いてあるはず・・なので、それに従って行けばプサンまで問題なくいける。
このあたりで日が照ってきて熱くなってきた。いたるところに設置されているベンチでお昼ご飯。ヤンピョン駅で買っておいたソコギキムパプを食べて休憩。たくさん買っておいたつもりの水分も残り少なくなってきたので温存して次のレストエリアか商店を目指す。 -
しかしなかなか水分補給できそうなところが見当たらない。いままで20キロおきくらいにあったのに。。NAVER MAPでこの先の町や村があるか確認するものの40キロくらい先ではないと無さそう。しかも、一般道とサイクリングロードが交差するところにあるガソリンスタンドが一軒ある程度で、気が遠くなってきたが、まずは残りの水分と塩飴を舐めてごまかしつつ、ゆっくり走行した。
喉もカラカラで川の水を飲みそうな勢いだったが、頼みの綱のガソリンスタンドが目の前に現れた。もうガソリンスタンドの店員さんに水をもらおうと思った矢先、隣には商店が!
まさにオアシス。ホッとして、店に飛び込みコーラと水をがぶ飲みし、アイスクリームでクールダウン。生き返った! -
食堂も併設されていたが、何も食べる気にはなれなかったのでとりあえず、先を急ぐ。忘れずに水分を余分にリュックにしまう。
また大きな橋を渡って対岸へ。ここからは専用自転車道と一般道路の併走区間を経てチュンジュ手前まで。今日はヤンピョンからチュンジュまではほぼ平坦なコースで105キロの道のり、あと10キロほどでチュンジュに到着。まだ日は高いが昨晩の寝不足もあり、少々疲れてきたので、ベンチでどうするかを考えた結果、20キロ先のスアンポ温泉まで行くか大変迷ったが、(なんとなく登り区間になりそうな気がして気持ちが折れたのもある・・)やはり予定通りチュンジュで宿泊することにした。
また今晩の宿を決めていないので、スアンポよりチュンジュの方が鉄道の駅もあり、宿が多く探しやすいだろうとの判断もあった。
チュンジュの街は目の前に見えているがここに来て大きく川の流れに沿って迂回するもどかしさがあったが、どうにか、今日の目的地チュンジュ駅に午後4時に到着した。 -
チュンジュ駅で到着の記念撮影をして周りを見渡すと数件の大小のモーテルが見え、その中でなんとなく安そうで小綺麗そうな宿にあたりをつけ、フロントへ。中に入ると思いのほか古くて焦ったが、疲れていたのでここにすることにして、フロントのアジュンマに声をかける。にこやかに対応してくれ、宿泊費30000Wを支払い鍵をもらって部屋に自転車を運び入れた。韓国語オンリーだったが、なんとかなってほっとする。
-
モーテルの部屋は広く、古いものの清掃は行き届いており、一晩眠るくらいなら全く問題なし。
冷蔵庫が壊れていてがっかりしたが、モーテルのすぐ脇にはコンビニCUがあり、冷たい飲み物が欲しくなったらコンビニに行けばいいやと納得する。コンビニCUは元ファミマであったが、最近は大人の事情?からCUに名前が変わったそう。今後たくさんお世話になるコンビニで韓国ではもっともポピュラーかもしれない。 -
疲れ果てており、早く横になりたかったので、食堂でご飯を食べるのはやめてコンビニでキムパプとカップラーメン、アイスクリーム、コーラで晩餐。自分はお酒は飲めないので、コーラとピーナッツが晩酌代わりとなる。
今日は105キロ、朝8時30分にヤンピョン駅を出発して夕方4時にチュンジュ駅に到着。出発する時はレインウエアを着るほどではなかったが小雨で路面は濡れている状態だったが、途中で小雨もあがり、概ね、風も無く、順調なサイクリングとなった。
明日の天気予報を見ると、日本に接近している台風の前面の雲が明日以降プサンまでの道のりにべったりかかる予定。地図とにらめっこして、台風の影響を避けることも想定して、プサンまでの自転車旅をあきらめ、比較的天気の良さそうな、西海岸へ抜けるサイクリングロードの旅に変更することも想定する。自分の中ではプサンまでどうにか行きたいが、大雨でも降って川が増水して通行止めになったり、また自分の身に危険が生じることも考えつつ、非常に迷った。
ちょうど、チュンジュ市あたりが激しい雨予報となっていることもあり、チュンジュ駅から西海岸まで1時間ほど鉄道に乗って悪天エリアをショートカットする作戦などなどたくさんのプランを練りまくって結局結論は明日の朝、もう一回天気を確認してみることにして、12時くらいに就寝。翌朝はもし鉄道にするなら朝一の鉄道に乗りたいので明日は朝4時半に目覚ましをセット。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
韓国 縦断自転車ひとり旅
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
-
ガンナム サンシティ ゲストハウス
3.28
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 韓国 縦断自転車ひとり旅
0
32