2016/04/28 - 2016/05/06
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raicoさん
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2日目もなぎささんの案内でサン・ジミニャーノそばのワイナリーへ。
4/28 羽田→ドーハ→ローマ→フィレンツェ
4/29 フィレンツェ→サン・ジミニャーノ
4/30 サン・ジミニャーノ→シエナ→オルチャ渓谷
5/1 ピエンツァ→モンテプルチャーノ→モンテキエッロ→バーニョヴィニョニ→オルチャ渓谷
5/2 オルチャ渓谷→ラディコーファニ→ピティリアーノ
5/3 ピティリアーノ→ソヴァナ→ソラーノ→ポルトエルコレ→オルビエート
5/4 オルビエート→チヴィタ・バニョレージョ→カステルッチョ
5/5 カステルッチョ→ローマ
5/6 ローマ→羽田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
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2日目はピサの観光を予定していたのだが、ワイナリーもよいところがあればとガイドをお願いしていたら、なぎささんのお店の取引先の方がぜひうちに来てください。というわけで予定を変更することに。
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途中でワイナリーを案内してくれる取引先の方と待ち合わせをするはずが一向に現れない。待つこと30分ほどでようやく登場。さすがイタリア。
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高速を走り1時間ほどで目的の地グイッチャルディーニ・ストロッツィというワイナリーに到着。一見するとここにワイナリーがあるようには見えませんが坂を上った高台にお屋敷兼ワイナリーがあるようです。
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ワイナリに向かう先にはこのような見事な糸杉が。
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向かった先には重厚な扉。いよいよなかへと入ります。
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こちらは1000年も続く名門貴族のワイナリー。左がグッチャルディーニ家の家紋、右がストロッツィ家の家紋。ルネッサンス時代にはかのメディチ家と勢力を2分していたこともあるとか
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そしてこちらの樹木は樹齢300年を超えるのだとか
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こちらの2人がモナリザのモデルとして最有力視されているリサ・ゲラルディーニの15代目の子孫で、ワイナリーの経営も彼女達に任されているようです
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ワイナリーの営業をするお二人に説明をうけます。
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こちらがワイナリー当主のジローラモ・ストロッツィ・グッチャルディーニ。彼の愛称がMOMIであることからワインにこの名前が付けられたらしい。
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そしてこちらが当主のおじいさまにあたるフランチェスコ・グッチャルディーニ。彼はフィレンツェ市長や外務大臣なども務めた著名人。なんと哲学者マキャベッリは彼の秘書で、ミケランジェロを友人に持ち、絵画のレッスンを受けていたほど博識のある人物でもあったそうです。
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歴史は1427年にバルディ家によってワインの生産が始められ、1503年には初の“ヴェルナッチャ種”の栽培が行われました。そして1524年、盛大に行われたバルディ家とジローラモ伯爵家との婚姻から5世紀に渡り、グイッチャルディーニ家の所有となり現在に至ります。
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中に入るとミュージアムのようになっていてフィアットの車なども展示されています。
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1800年代になるとヴェルナッチャ種は病気により壊滅状態になり、1900年代になるとキャンティが主流となりました。
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その後、歴史あるヴェルナッチャ種のワインを復活させるためにフランチェスコが当時においては他に例を見ぬほど莫大な費用をかけて、最新の醸造設備の整ったカンティーナを建設し、本格的にワイナリーとして活動を始めました。こちらのステンレスタンクはヴェルナッチャようです
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らせん階段を下りてワインの製造工場へ向かいます。
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昔使っていたセミオートのワイン入れ機械。当時は藁に包まれたフィアスコと呼ばれる瓶に詰められていました
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昔ながらの道具も数々展示されています。
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こちらのコンクリートの貯蔵庫は間口の広さに関わらず同じ量が入るように作るのが職人技なんだとか
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最近ではこちらのステンレス製で絞るようですが、こちらの機会は相当なお値段のようです。
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こちらの楕円の大きな樽は現在は使用していないとのこと
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さらに地下へと向かいます。
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ここは上の階より若干温度が高めで15~16度を保っているのだとか。
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こちらはベルナッチャのリゼルバ。ロットナンバーのL.5280は2015年の『5』とその年の280日目にボトル詰めしたという意味だとか。
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三日月マークのこちらの棚にはミランニという名前の重要なワインが貯蔵されている。
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昔、瓶詰はこんな機械を使用して
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コルク詰めはこんな道具を使用していたのだとか
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いったん外に出て、2階へと上がります。
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ここはヴィン・サントと呼ばれるデザートワインの貯蔵庫
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一度樽詰めしたら、画像のように栓をして3年間ねかせるそうで、窓から入る光による温度と湿度により出来が変わるためあえて地上で発酵させるのだとか。古い樽のほうがいい出来になるようですが出来上がった後はすべて一緒にして瓶詰めされるのだそうです。
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こちらのお屋敷は現在も一家が住まわれているようです。いよいよお待ちかね、ワインのテイスティングを兼ねたランチへといざなわれます
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ゴージャスなダイニングはいかにも貴族のお屋敷そのもの。そしてこちらの家族のための料理人にお料理を振舞っていただけるなんて、こんなチャンスはそうそうありません。
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ここにはベルルスコーニやイングランドのトニーブレアなど著名人がたくさん訪れている模様
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ワイナリーは事前予約により見学可能ですが、通常はこちらのレストランで食事をさせてもらえることはないようです。
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まずはスパークリングで乾杯
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そして前菜にはレバーペーストのクロスティーニとブルスケッタ
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そしてプロシュートとサラミの盛り合わせ
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ワインも8本ほど用意されすべてテイスティングさせて頂きました。
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さすがは、イタリア人とにかくよくしゃべります。
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こちらのラグーソースのパスタがこれまた絶品。
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イタリアといえばサッカー。彼らにとってはフィオレンティーナ命でACミランの話をしたら前回ひどい負け方をしたと熱く語るのでした
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これはうさぎとチキンのフリット。これまた美味しい。
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締めのヴィン・サントを飲んでトータル3時間。これぞイタリア式のランチだ!
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場所を移動するとこちらが一般の方向けのレストラン。
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道具のDisplayも素敵です。
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偉い人が来たらこちらの門から入るのだろうか?
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こちらのワインは値段もお手頃。3本程お買い上げしました。
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陽気な彼らのアテンドはサイコーでした。そして、企画をしてくれたナギサさんにも感謝です。ピサよりこちらをチョイスして大正解
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