2016/12/17 - 2016/12/17
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ケロケロマニアさん
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ローマの街歩き前半を終えた前旅行記からの続きとなりますが、ここではヴァチカンに入国した朝の様子を取り上げさせて頂きます。
やはりローマにいらした方なら、市域内にある世界最小の国家、ヴァチカンには行きたくなりますよね。
私もやはり新規訪問国数を増やしたい、というある意味不純な動機から、ここには絶対に立ち寄らないと、と思っていました。
2015年は新規訪問国を増やすことが出来ませんでしたので、2014年のコスタリカ以来の46か国目〈4トラベルさんのカテゴリーにおいて)となりました。
前旅行記の最後で紹介させて頂いた安宿のチェックアウト時間は午前11時、ということで、荷物を宿にデポして手ぶらな状態で早朝のヴァチカン市国散策を楽しませて頂きました。
本旅行記では、その3時間程の旅程を記させて頂きたいと思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
という訳で、まずはこのクラシカルなエレベーターに乗って出発です。
-
朝6時半頃の出発でしたので、まだ夜の名残の薄暗さの中歩きました。
逆にちょっとした電飾が楽しめるのが良かったです(;´∀`)。 -
近くにあったホテルの様子。
こういうホテルだと、一泊どの位するのかな??? -
空が明るくなってきた頃、テルミニ駅に到着。
ここから地下鉄に乗ります。 -
例のごとく、BIT(一回券)を駅の窓口で買おうとしたのですが、朝早いこともあってか、窓口はクローズ。
仕方がないので、トラブルが多いという自販機で、ドキドキしながら購入してみます。
5ユーロ札でお釣りが出ない、みたいな話が多いようでしたので、ここはリスク回避のため、2ユーロ硬貨投入で、最悪お釣りが出なくても0.5ユーロの損失、と開き直って発券してみましたが…。
BITと共に、ちゃんと50ユーロセント硬貨が出てきてくれました。
良かった~(;'∀')。 -
それでは地下鉄に乗り込みましょう。
-
ヴァチカンの最寄り駅までは地下鉄で6駅です。
ただ、地下鉄内の表記を見ると、最寄りの地下鉄駅の一つ手前の駅にVATICANOの表記が…。
あれっ、記憶違いだったかな、と、もう一度地図を見直しますが、やはり明らかにここでVATICANO表記がある駅よりも、一つ先の駅の方が立地的には大分近そうです。
なので、こちらの黄色い表記は無視しして、予定通りの駅で下車することにしました。 -
やって来たのはOTTAVIANO駅です。
ここから”国境”までは徒歩10分位の距離です。 -
ちょっとしたクリスマス風のオーナメントの下を歩いていきます。
-
サンピエトロ大聖堂のクーポラ(円屋根)が見えてきましたよ。
-
そして”国境”沿いの外壁へと到達しました。
一応、軍の警備があるようですね…。 -
そして国境へ。
ここにあるのがこちらの「天使の門」です。 -
勿論、パスポートチェックとかは一切ありません。
あっさりと歩いて出入国完了です( ´∀` )。 -
ヴァチカン内にて、最初のお土産物屋さんで国内地図が販売されていました。
でも、ヴァチカンって、国土の大半は一般人は立ち入りできませんよね。
観光客立ち寄り可能面積比率としては、世界でも屈指の低率国家といえるのかもしれません。
因みに、北朝鮮とかはこの比率はどの位なんだろう?等と、どうでも良いことを考えつつ先へ進みます。 -
同国最大の観光名所の一つと言えばこちら。
サンピエトロ広場ですね。
柱廊がとても美しいですね。
上部の人物をあしらった彫刻もお洒落です。 -
サンピエトロ広場は、上記のような柱廊に囲まれた円形の広場ですが、その中央部には、立派なオベリスクと、季節柄、巨大なクリスマスツリーが飾られていました。
まあ、カトリック総本山の公園中心部ですから、そりゃ、そうですわな。 -
こっちに見えるのがサンピエトロ大聖堂です。
-
大聖堂に関しては、入場の際にボディチェックがあります。
この行列が日中時間帯は凄い、とのことでしたので、大聖堂のオープンする朝7時を目途にここを訪れた、という訳です。
実際の到着は7時20分頃となりましたが、流石にこの時間帯ですと行列も短そうです。 -
セキュリティー入口にはこんな表記が。
因みに国境の出入国審査ではありませんので、勿論、パスポートチェックとかはありません。 -
行列に並びながら、この角度での朝のサンピエトロ広場の景観を楽しみます。
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セキュリティー通過までにかかった時間は約10分。
やはりここは朝早くに行くに限りますよ( ´∀` )。 -
朝日を浴びて色付いている彫刻さん達。
さりげなく美しいですね! -
一つ一つが芸術作品のようですね。
芸術的な審美眼がない私のような者でも美しく感じてしまうのは、朝の凛とした空気からなのか…。 -
さて、大聖堂内見学の最初に訪れたのがこちら。
クーポラ(円屋根)のてっぺんまで登ることができるんですね。
途中までエレベーターを使う場合は8ユーロ、全部歩く場合は6ユーロ。
私はどっちを選択するか、それは聞くまでもないでしょう…(^^;)。 -
支払は現金のみです。
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そしてゲットしたのがこちらのチケット。
ヴァチカン入国の貴重な記念品となりますね。 -
それでは朝一番の運動を開始しましょう( ´∀` )。
2ユーロの壁に阻まれて、立ち入ることが出来ないエレベーターを横目に…。 -
こちらをひたすら歩いて登ります。
単調な登りが螺旋状に続きますので、足元ばかり見て歩いていると、だんだんと目が回って来ます…(~_~;)。 -
2ユーロを追加してお支払いの、セレブなお客様達は、中央部にあるエレベーターを使ってスピーディーに登っておられました(-_-;)。
-
まあ、登ってしまえばこっちのもの。
これで片道あたり1ユーロのアルバイト、と思えば良いんです( ´∀` )。 -
更にあのてっぺんまで登るんか~。
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因みに、この地点から、クーポラの底辺部を半周できるようになっていますので、最後の”登頂”前にちょっと歩いてみましょう。
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ここから眺めるサンピエトロ大聖堂内部の様子。
この光景は、最低6ユーロ払わないと見られない、まさにセレブ景です!
何のこっちゃ…。 -
その通路の様子はこんな感じ。
勿論、転落しないように、大聖堂内部側は、完全に鉄柵で覆われています。 -
それでは、いよいよ頂上を目指しましょう。
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心臓や循環器系に疾患がある方は、歩いて登るのが禁止されているようですね。
そりゃ、途中で何かあっても、すぐに救助できるような場所ではないですからね…。何より狭いので、空中からのレスキューも無理そうだし…。 -
途中の小窓から見た景色。
うーん、今日もお天気は最高です。
素晴らしい!!!!! -
先程より更に狭くなった螺旋階段を縮こまりながら歩いて登っていきます。
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この辺りで半分位ですね。(エレベーター終点の階段から、という意味です。)
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更に上部に進むにつれて、一層狭くなってきました。
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何だか、日本でいう、”胎内くぐり”を延々と進んでいる感じです。
両サイドに壁面が迫って来ますので、高価な上着をお召しの方は、汚さないようにご注意下さいね。
登っている間は暑いので、出来るだけ薄着で登られた方が良いかとは思います。 -
残り三分の一まで来ましたよ。
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ここらにもちょっとした休憩ポイントが。
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そして最後の少し手前。
少し広い階段が現れて吃驚。
よくこんな所にまで、この階段の資材を持ち込んだものだと感心させられますね。 -
そして最後の登りの螺旋階段です。
ここは本当に狭かった…。 -
遂に、頂上に到着!
うわぁ~、凄い景色が広がっているぅ~。 -
登りの疲れは一気に吹っ飛びました。
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可愛らしいお姉ちゃんを肴に(?)、絶景を楽しみつつ頂部を一周していきます。
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こちらがサンピエトロ広場方面ですね。
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サンピエトロ大聖堂のクーポラの巨大な影越しに街並みを望みます。
山好きとしては、何故か東北の名峰、鳥海山の”影鳥海”を思い出してしまった…(全然違うか…。)。 -
こうして見ると、ローマって、近代的な高層建造物って、全く見当たらない町なんですね。流石、古代都市です!!!
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ここからですと、ヴァチカン国内の各施設も、手に取るように拝むことが出来ます。
あちらがヴァチカンの政庁舎でしょうか。 -
そして鉄道マニア的に気になるのは、こちらの鉄道駅。
以前はここから出入国できたそうですね。うーん、行ってみたい…。 -
今はどのような用途で活用されているんだろう???
臨時列車とか、走ることがあるのかな???
せめて駅舎だけでも一般開放して欲しいなぁ…。
セキュリティは厳重で良いので…。 -
さて、ローマ・ヴァチカンの絶景を堪能した後は、急いで”下山”します。
そう、宿のチェックアウト時間は11時。この時点で既に9時頃でした。
まだサンピエトロ大聖堂の内部も全然見てないし…。 -
再び、”胎内くぐり”を通って…。
でも、よく見ると、登りと下りとでは違う道を経由しているみたいですね。
そりゃ、このような状態ですので、混雑時にすれ違うのは大変でしょうから…。 -
エレベーターがある段まで戻って来ました。
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勿論、下りも右側に行くことはできませんよ…(;´Д`)。
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この下り階段も登りとは違う場所のようです。
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だって、途中に登りの途中では見られなかったこんなのあるし…。
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そして、”下山”を完了すると…。
いきなり大聖堂内のこんな専用下山口に出てまいりました。
下山後、すぐに聖堂内の見学ができる無駄のない動線ルート、よく考えられて設計されているなと感心させられました。 -
流石のカトリック総本山です。
とにかく、これまで見てきた教会とは比較にならない壮麗さです。 -
いや、ここは何も語ることはできません。
是非、現地にてご自身の眼で確認して下さい。 -
撮影に関しては三脚を使わなければ全くフリーで可能ですが、やはりフラッシュは遠慮しましょうね…。
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さっきはあのてっぺんに居たんだなあと、改めてその高さに驚愕します。
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勿論、ガイドブックには色々と載っていましたが…。
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何かここは、そんなゴチャゴチャした詳細はどうでも良くて、ただただ館内の雰囲気に圧倒されるスポットだと思います。
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行列してまで入りたくなる気持ち、十分に解ります。
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でも、朝早い時間帯だと観光客も少なくて、本来の静粛な雰囲気が楽しめますので、やはりここの訪問は早朝がベストだなと思いました。
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という訳で、聖堂内を30分程ウロウロして眺めた後外に出ました。
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あれが有名なスイスの衛兵さんかな?
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最後にちょっとお土産を…。
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こんなのを頂きました。
イタリア語、読めないのが残念ですが、記念にはなりそうです。 -
そして、郵便局では、入国記念用に切手を購入。
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一応、入口と出口の通路は分けられているようですね。
まあこの時間帯は、柵が所々で切れていて、自由に行き来できましたが、混雑してくると、もっと厳格に人の流れを誘導しているのかもしれませんね。 -
建物内とは別に、こんな移動図書館みたいな郵便局ブースも。
きっとこれも、混雑時のために分けて設置されているんでしょうね。 -
という訳でヴァチカンを出国しましょう。
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”ヴァチカン国内”の露店で売られていたジュースは、聞くと3ユーロと高かったのですが…。
微妙に国境を越えてすぐの所にあるこのお店では、何と1.5ユーロで買うことが出来ました。
この微妙な差で、関税とかあるのかな?
いや、多分前者が観光地価格だっただけなのだと思いますけど…(^^;)。 -
この辺りで国を行き来していると、本当に国境って何なんだろう、って思ってしまいますね。
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”イタリア国内”の風景。
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振りカエルと、”ヴァチカン市国”の風景が…。
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そして、サンピエトロの行列の様子を見に行きます。
9時半過ぎで、もうこんなに並んでいました。 -
”国境”から、もう一度”サンピエトロ行列”を眺めます。
そして一瞬、ヴァチカンに再入国した後…。 -
再び越境してイタリアに入国…。
では先を急ぎましょう。 -
貧乏な私のことですから、当初は例のBITの100分ルールを利用して、急いでヴァチカン観光してバスで戻ろうかなどと考えていた訳ですが、流石に100分以内にヴァチカン観光を終えるのは難しくて(やってやれないことはなかったですが、そのルールのために観光を疎かにしてしまうのは勿体ないですしね…(;'∀')。)、復路は大人しくBITを買い足して、地下鉄で宿に戻ることにしました。
本当はこれに乗りたかったけど、宿のチェックアウト時間が迫ってるし…。 -
往路と同じ駅経由で…。
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地下鉄は速くて、本数も多くて便利ですね。
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10時10分頃には、宿の最寄駅に到着することが出来ました。
そして10分程歩いて宿に到着。
まだ時間があったので、最後にシャワーまで浴びることが出来ました。
ヴァチカン観光の際は、宿のチェックアウト時刻にも留意された方が良いかもしれないですね。10時チェックアウトの所だと、恐らく円屋根に登る時間は取れないかなと思います。 -
そういえば、上記でご紹介しましたクーポラの入場券ですが、裏側はこんなデザインとなっています。本当は裏が無地なら、手帳に貼り付けて保管しようかなと思ったのですが、両面刷りだとそれもできません。うーん、どうやって保管しようかな…。
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という訳で、取り敢えず手帳には、上記で買った切手を貼り付けました。
切手の右下は、ジュースを購入したお店で探してもらった、ヴァチカンデザインのユーロ硬貨(50セント)です。
そういや、よく考えたら、郵便局で切手を買ったときに、この手帳に貼り付けて消印を押してもらえば良かったかも…。ヴァチカンもサンマリノやリヒテンシュタインみたいな、入国スタンプの有料サービス始めたら儲かると思うんですけどね…。
という訳で、約2時間半のヴァチカン入国をメインとした本旅行記はこれにて終了となります。最後までご閲覧有難うございました。また続編にもお付き合い頂けましたら嬉しく思います。
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