2016/12/18 - 2016/12/18
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LP1989さん
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思いのほか 日曜休みが巡ってきたので、
京都の人気スポットの鹿苑寺(金閣寺)へ。
本来なら 先ず 相国寺を拝観した上で、金閣や銀閣に行きたかったのだが、
相国寺の特別拝観(法堂の鳴き龍など)が 12月15日限りで終了していた。
「金閣寺は、 行っておきたい場所の上位候補である。」
「現地が混んでいても、今回は、長居する時間がある。」
「日曜とはいえ、12月中旬なら 混み具合が緩いかもしれない。」
・・・ということで 今回の訪問先は金閣寺に。
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バスで金閣寺へ。
「混んでいるから、1台目には、すぐは乗れない」 とか、
「渋滞するため、1時間近い移動時間を要する」 との評判だったので、
京都駅から乗らず、地下鉄で北大路まで移動して、
北大路バスターミナルで乗車。
おかげで(?) 発車間際に飛び乗っても 余裕で座ることができた。
北大路から金閣寺道までは、あっという間。
降りた所は 幅広の西大路通り。
北のはずれの ひっそりした所でバスを降りるとイメージしていたが、
大違い。 -
西大路通りから鞍馬口通りを西に進んで、黒門の前へ。
門から先が参道だな。 -
黒門の手前の交差点で、右手(北方向)に大文字を発見。
これが、あの「五山の送り火」の大文字か。
後で調べたら、大文字は二つあって、
こちらは「左大文字」ということね。 -
黒門を抜けて、参道を進む。
「朝一で来なければ、混雑必至」 と覚悟していたが、
実際、来てみたら、10時38分にして、この程度の人手。 -
総門に向かう左手に 世界文化遺産の標識。
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そして、総門の手前右手には 石碑。
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総門をくぐって、境内へ。
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総門の左に掲げられた「五用心(五戒)」の言葉。
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総門を抜けた右手に存する「一文字蹲踞」と呼ばれる船形の石。
宝船のように見えるので、縁起がよいとされている。 -
鐘楼では 有償で鐘をつくことができる。
その様子に 欧米系外国人が関心を寄せていた。 -
(拝観受付手前右に存する)庫裏は、典型的な切妻構造。
中で写経が できるそうだ。 -
拝観受付を済ませ、中に入る。
400円の拝観料は (他の寺院に比べて)安い。
そして、金閣寺の入場券は御札だった。
(余談だが・・・御札の扱い方で 外国人が すぐ判ったな。) -
金閣(舎利殿)へ刻々と接近。
金閣寺内は 順路が決められている。一方通行。 -
金閣と対面。 南からの姿を満喫する人々。
鏡湖池を挟んだこの場所こそ、鹿苑寺の超目玉スポットだが、
さほど 混んでいない。むしろ、程よい賑わいと感じる。
皆が皆、互いに気を遣い、譲り合っているので、
少し待てば、自分の撮影ポジションを確保できる。 -
天気にも恵まれた。空の色まで水面に映っている。
12月中旬の京都、しかも 北部となれば、
凍えるほどの寒さを覚悟していたが、この日は暖かい。
予想外の陽気で 半袖になった人も、何組かいた。 -
雪景色こそ、金閣の最高の姿であることは 承知しているが、今回の晴天に満足。
三層三様の舎利殿を接写すると・・・ -
三層は、中央の桟唐戸の両脇に花頭窓を配する唐様。
二層は、左側の広縁奥の仏間は、板扉の両脇に格子窓を配し、
右側の部屋は、全面を舞良戸で覆う和様。 -
寝殿造りの初層の中の様子を窺う。
現在の初層は「法水院」と称される義満を祀るスペース。
中央に宝冠釈迦如来坐像、その左に足利義満坐像が見える。 -
そして、てっぺんを飾る鳳凰は、永遠の命、権力を表す。
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方丈を南西側から。
屋内、敷地内には入れなかった。
北西ゾーンには・・・ -
樹齢:600年とされる「陸舟の松」
義満が遺愛した盆栽を この場所に移し、
帆掛け舟の形状に仕上げたと伝えられる五葉松。 -
陸舟の松を別角度(南側)から。
「陸舟」は、「りくしゅう」とも、「おかふね」とも読むそうだ。 -
北東側からの舎利殿ショット。
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北面から舎利殿を捉える。
鏡湖池を挟んて、南や南東方向から見たときは、気付かなかったのだが、
初層には、西側に迫り出した部分(名称:漱清)があるんだな。 -
鏡湖池の中央に佇む一羽の鳥。
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舎利殿、鏡湖池を離れ、北に入った所の
小ぢんまりとした三角屋根の建物は 御守りの売店。 -
西に進むと 義満が お茶の水に使ったとされる湧水が出る「銀河泉」
今も、かすかに湧き出ている。 -
更に西には 義満のお手洗の水(:手を清めた)とされる「厳下水」
現況は、とても きれいな水とは 言えないのだが・・・ -
続いて登場するのは「金閣寺垣」と呼ばれる背の低い竹垣。
但し、このゾーンは進入禁止。眺めるだけ。 -
龍門の瀧と中央の鯉魚石
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鯉が瀧を登ると龍になるという中国の故事「登竜門」に因んで、
中央の縦長の石を鯉に見立て、鯉魚石と呼んでいるが、形状は微妙だな。 -
道祖神など7体の地蔵があるゾーン。ここでは コインを投げるらしい。
渾身の一投 (とはいっても、軽いトス)で、
うまいこと 中央のすり鉢上の石に入れた。御利益あるのかな? -
安民澤に向かう石段。
金閣寺内では、ここが最大のアップダウン。 -
この注意書看板で ピーク時の混雑具合を想像できる。
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石段を上がった所の池 「安民澤」
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安民澤の中の島に存する石の五重塔、「白蛇の塚」
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白蛇が 富をもたらす縁起のいい生物であることは、ここでも同じ。
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3帖大の茶室 夕佳亭
「夕日に映える金閣が殊に佳(よろし)い」 というのが、命名由来。 -
あいにく 夕刻ではなく、まだ午前だが、この風景を指したのか?
夕佳亭に向かう途中の「見返り金閣」と呼ばれる最後の金閣ビュー。 -
夕佳亭は、3帖レベルの狭小スペースながらも、
左奥の障子窓の形は、四角、丸、三角と 凝っているんだな。 -
夕佳亭の左横には、「貴人榻(きじんとう)」と呼ばれる腰掛。
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「榻 = 腰掛」を理解すれば、後は文字通りの意味なんだな。
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夕佳亭の向かいには、
足利義政が愛用したとされる石燈籠と富士形手洗鉢が置かれているのだが・・・ -
「義政と金閣に接点があるのか?」
「円錐形ではないのに どこが富士形?」 との疑問が湧く。
(後で調べたら)
前者は、「夕佳亭自体が義満とは関係ない。江戸期に作られた。」
後者は、「素材の石は、山の形だった。」
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石畳を進んで、不動堂へ
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前回の京都は、東寺を拝観したので、弘法大師つながりだな。
まだ メガネやコンタクトの御厄介には なっていないけど
何年も前から、夕暮れ時の視界はボヤけてきたし、
道路標識や雑誌のグラビアにありがちな白抜き文字が
読みにくいんだよな~。 -
勿論、私もお参り。
まだまだ、視力で シンドい思いはしたくないんで。 -
この人たちは、御朱印をもらう人たち。
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この門は、不動堂の門らしい。
外に出て、振り返ったら、その旨が表記されていた。 -
不動堂を出て、石段を下りる。これが意外と長い。
気がついたら、金閣寺内で こんな高い所まで上っていたんだな。 -
駐車場脇の売店には、金閣寺を存分に堪能した後で、
ちょいと小腹を満たしたり、喉の渇きを癒すには絶好のメニューが揃う。
この日は、とても暖かかったので、抹茶ソフトを舐る人が多かったな~。
とても、12月中旬の光景とは思えない。
私は? 拝観前から横目で気になっていた とうふの豚まんを頬張った。
味は? あっさり味の塩豚まん。
言われなければ、豆腐と気付かないな~。
予想外の好天の中、拝んだ金閣寺は期待通り。
今回の行き先に選んでよかった。
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