クリスマス・イルミネーションはいずこも盛んなり ～ 東京を中心に見る

2016/12/01 - 2016/12/25

12月ともなると、各地でクリスマス・イルミネーションが盛んになる。この時期街を歩くのが楽しみである。

今年はクリスマス・イルミネーションで有名なミッドタウンや恵比寿ガーデンプレイスのようなところには行かなかったが、銀座や丸の内周辺を歩いたり、日比谷公園のクリスマス・マーケットを見て回ったり、地元の町田周辺を歩き回わった程度にすぎなかった。しかし、それだけでも楽しむことは出来た。

今回小生が見て回わったところは有名なところだけではなかったが、いくつかを紹介してみたいと思う。

エリア 銀座・有楽町・日比谷(東京)

• 旅行の満足度: 4.5

JR山手線を利用して新宿から上野駅に着いた。駅から上野公園へ向かったが、コンコースを通って外に出た。そのコンコースには巨大なツリーが飾ってあった。

その巨大なクリスマス・ツリーは人々の目を引き、よく見ると興味あるものが見えた。

上野動物園が近い地域性を表しているのかパンダがツリーに飾られ、近くを通る人が盛んに写真に収めている。

小生が住む町田市にある玉川学園には12月になると構内にある大きなモミの木にクリスマス・イルミネーションが点され、地域の人々が見に訪れている。小生も一年置きくらいに訪れている。

学園入り口近くには “Wishing you Happy Holiday!“ と書かれた文字と大きなリースが飾られている。柔らかな照明が当てられ、けばけばしさはなく、いかにも教育機関としての品格が感じられる。

町田にはシバヒロ（元市役所跡）というイベント広場がある。クリスマスの時期だけのイベントで、子供向けのメリーゴーラウンドや屋台、ステージなどが行われていた。

広場は暗くなると、照明が点され、美しく輝いている。その中心にメリーゴーラウンドがあり、小さな子供たちが遊んでいる。小生も足を止めてしばらく見ていた。

食べ物の屋台も何軒かでていた。この屋台では静岡県富士宮の焼きそばを売っていた。

こちらはトルコの方が店を出していて、ローストチキンやパエリアを販売していたが、ほとんど客はいなかった。

紙芝居のアトラクションもあった。今時紙芝居があるとは知らなかったが、図書館などでは行われているようだった（認識不足！）。

近くにいた子供たちやその親が集まり、始まった。見ていると、彼女の独特の話し方や動作で子供たちがどんどん引き込まれるのが分かった。

暗くなると、シバヒロに一斉にイルミネーションが点され、幻想的な風景が展開した。

久しぶりに銀座へ出か掛けた。松屋百貨店前では例年キリスト教の救世軍（ Salvation Army )による募金活動が行われている。

寒空の中で何時間もトランペットを弾き、寄付を呼び掛けている。しかし、大方の人々は何の関心も示さず、通りすぎていく。

銀座通リにはきれいなイルミネーションが華麗な姿を見せていた。

銀座を彩る「ギンザ・イルミネーション」が行われていた。銀座に店を構える海外有名ブランドと地元店が協力して行っているで、今年で６年になるそうだ。

大きな植木鉢に植えられた木をモミの木をモチーフにしたイルミネーションのオブジュが飾られている。

銀座大道りには外国のブランド物を扱うたくさんのショップが店を構えているが、この時期各店が独自の飾りを展開している。

この店はCHAUMETで、ショップ全面に大きな飾りを出している。

BVLUGARIは正にシンプルそのものの飾りがビルの壁面に飾られている。

OMEGAは入り口に大きなリボンのついたイルミネーションが飾られている。

キラキラ輝き、華やかだ。

宝飾店で知られたSWAROVSKの飾りは決して華やかと言うわけではないが、地味ながらも見事だ。

日比谷公園では「東京クリスマス・マ－ケット2016」が開かれていた。ヨーロッパではクリスマスの時期は華やかなマ―ケット風景が見られるが、ここ東京でもドイツのその一端を再現している。

ここがクリスマス・マーケットの入り口で、多くの人が盛んに写真を撮っていた。

クリスマス・マーケットではいろいろなイベントが行われていて、特にこのテント内で行われていた講習会に興味を覚えた。それはどんなものかと言うと、・・・・

これは何だかお分かりですか。

このテントで教えていたのは、ドイツのクリスマス・オーナメントで、３種類あった、

だんだん暗くなると、照明が点き、一層華やかさを増してきた。

大きなマトリーシカが飾られている。

ドイツの家を模した木工品が販売されている。店頭ではドイツの方が一生懸命に説明をしている。

コンサートもあった。

小さな赤ん坊を抱いたお母さんも参加していたりして、なかなか良い歌声にしばし聞き惚ほれた。

日比谷公園のすぐ前に帝国ホテルがあったので寄ってみた。

ちょうど帝国ホテルでは毎年恒例のクリスマス・コンサートが24日に行われいた。慶応大学と早稲田大学のグリークラブによる合同演奏会である。

指揮者のたくみな指揮によって、一糸乱れぬ演奏を展開していた。

皆真剣な顔付きで、クリスマス・ソングや讃美歌を歌っている。

あるカフェの入り口に太めのサンタクロースの人形が置かれている。通る人は皆写真を撮っていて、小生もつられて撮ってしまった。

新国際ビルディングの入り口にきれいな飾りがあった。いかにもクリスマスらしい温かみのあるデコレーションである。

東京駅まで出てきた。駅の建物がきれいにライトアップされている。

JPタワー（ White Kitte ）もライトアップされて、美しい。

東京駅前で開催されている「東京ミチテラス」を見たいと思ったが、あまりにもすごい人ごみにあきらめて、通りすがりに遠くから写真を撮っただけであった。

丸の内中通リは数百メ－トルに渡って、きれいにイルミネーションが施され、目を楽しませてくれた。

この通リは人が多く、歩くのもままならない程であった。ライト・アップされた木々が輝いていた。