![西安の地理感を全体的に把握するため、自転車での城壁巡りは初日にしようと決めていたので、この日はまず西安城壁の上をレンタル自転車で一周し、その後、書院門、碑林博物館へ行きました。<br /><br />(写真はクリックすると鮮明な大画面で表示されます)](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/18/75/650x_11187598.jpg?updated_at=1479990279)
2016/10/30 - 2016/11/05
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laolao5さん
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西安の地理感を全体的に把握するため、自転車での城壁巡りは初日にしようと決めていたので、この日はまず西安城壁の上をレンタル自転車で一周し、その後、書院門、碑林博物館へ行きました。
(写真はクリックすると鮮明な大画面で表示されます)
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ホテルで朝食をとった後、徒歩で城壁の南門へ向かいます。
写真は途中の朝の風景です。街の至る所でこのような屋台で朝食を売っていました。 -
中国将棋に興じるおじさんたちです。
駒の進め方も日本とは違い、駒を思いっきり盤に叩きつけ大きな音を立てて駒を進めていました。大迫力です。 -
途中、両替のため南大街に面している中国工商銀行に立ち寄りました。
朝一だったので、行員さん達が玄関の両脇で列を作って並んでいる中を進まなければならず、恥ずかしかったです。
両替は2階の専用窓口に案内されました。写真は隣にあったお金持ち用のセクションです。専任の資金運用アドバイザーデスクや貴金属販売コーナーが有りました。
両替はパスポートの提示後、人の良さそうな中年の行員さんが、ゆっくり時間をかけてやってくれました。見ていると電卓を使わず、全て算盤で計算していました。理由を聞くとそのほうが早い、とのことでした。
肝心の換算レートですが、一元あたり約15.9円と納得のいくレートでした。 -
朝の南大街を南門へ向かいます。
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ルイヴィトンへの配達光景。
三輪自転車での配達が中国らしい雰囲気だと思いました。 -
地下道を潜って南門の入場口に出ます。
この日の西安は、前の1週間がずっと雨だったことと、月曜日の朝という事もあり、滞在した一週間で最も空気が澄んでいる日でした。この日に城壁を回る自転車に乗れてラッキーでした。 -
チケット売り場で54元のチケットを買い入場します。
階段を上り、レンタル自転車貸し場に行きます。 -
鐘楼がクリアに見えます。
他の日になるとスモックのため街のどの方向を見ても遠くは霞んで見えました。 -
自転車を借りて、いよいよ出発です。
一般的には、時計の反対回りにスタートするらしいですが、きれいな朝の順光だったので、私は西に向けて出発しました。結果的に何の問題もありませんでした。
自転車のレンタル料は1人乗りの場合、2時間で45元です。同時に保証金として200元を払いますが、これは自転車の返却時に全額戻ります。
城壁は一周約14キロで、急げば2時間で周れるとの事ですが、私は当初から超過料金を払ってもいいので、ゆっくり回ろうと決めていました。超過料金といっても10分毎 に5元、2時間超過でも60元です。
結局、私は4時間かけて、途中の隋唐代の城壁を展示している「含光門博物館」に入館したり、途中の写真を撮りながらのんびり一周しました。超過料金は55元でした。保証金は時間超過でも200元全額戻ってきます。 -
南門から南西方面を望む。
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城壁の上から外側にあるお堀(護城河)と城壁をぐるりと取り巻くようにある公園(環城公園)を撮った写真です。
朝の太極拳練習をしている人たちがいました。ちなみにこのお堀は最近まで汚れがひどかったそうですが、近年水質改善が進んだそうです。
西安市の水質改善には京都市も少しお手伝いをしたみたいです。
http://www.gcus.jp/report/wholeReport/proceeding/pdf/H22-4th_Kyoto.pdf -
合唱練習する人たち。
色々な公園で同様の光景が見られました。 -
散水車。
西や北から飛んでくる砂塵が多いので散水作業が必要なのかな、と思いました。 -
公園に備え付けの器械で遊ぶ親子たち。
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城壁の南西にある朱雀門の付近で開かれていた朝市です。
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いろんな野菜や果物が小さなトラックに乗せられて販売されていました。
画面からは分かりませんが、絶え間なく鳴らされるクラクションや人々の話声・叫び声で本当に賑やかでした。 -
しばらく自転車で進むと、含光門のあたりに、隋唐代の城壁を展示してある博物館がありました。入場は無料です。
参観の最中は自転車から離れることになるため、私は自転車をとめておく為のチェーン錠を日本から持参しましたが役に立ちました。自転車を乗っていかれてしまうと保証金が戻ってこないので。 -
現在の城壁は、昔からの城壁から発展したものであるということがよくわかりました。
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城壁の断面です。土塁を築く際に用いられた工法は版築(はんちく)と呼ばれるそうです。
Wikiより: 版築とは、土を建材に用い強く突き固める方法で、堅固な土壁や建築の基礎部分を徐々に高く構築する工法を指す。もともと石灰分を多量に含んだ微粒子から成りこの工法に著しく適した黄土が広く堆積した黄河流域で古代から用いられ、特に発展を見せた工法である。 -
私が借りた自転車です。
ここのレンタル自転車はシートが硬いためお尻が痛くなるとの記事を見かけたので、日本のアマゾンでシートカバーを買って行ったところ、結構快適でした。570円です。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B009XSL7T8/ref=oh_aui_detailpage_o01_s00?ie=UTF8&psc=1 -
城壁の南西端から、これから進む北側を望む。
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やってきた方向を振り返る。
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道は北に向かって遥かに続きます。
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城壁の西側には木がたくさん植わっていました。
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城壁から内側を見た写真です。
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安定門(西門)のレンタル自転車場です。
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さらに北側を望む。
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またまた散水車です。
後に自転車やバイクが居ようがお構いなしに散水します。 -
所々に迷子になったときのための連絡標識があります。合理的だと思いました。
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西安市児童病院です。
早朝から親子連れがたくさんいました。 -
城壁の内部には高層建築はありませんが、一旦、目を城壁の外に移すとこのような高層マンションが城壁を囲むように林立しています。
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ラマ寺院です。
テープに録音されたチベット風の音楽がずっと流れていました。 -
城壁の北西端から東側を望む写真です。
この辺りからやや疲れてきました。 -
城壁の内部を南に向かって見た写真です。
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城壁は西安の地元民は無料、或いは割引料金で入れるので散歩している人々が結構いました。
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電動カートとそれを追い越すアメリカ人の子供達。
自転車が無理な人には電動カートもあります。 -
北側城壁の内側です。
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城壁から北側を望む。
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城壁の内部には、こんな感じの古びた商店があり人々が商売をしていました。
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建設中のマンション群。
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北城壁の外側です。
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新婚さんが城壁をバックに記念撮影をしていました。
ドレスの色が赤なのが中国らしいと思いました。 -
西安駅。
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西安の駅の東側にあるバスターミナルです。
後日、兵馬俑に行く時のバスがここから発着するためよく見ておきました。兵馬俑へのバス遊5 (306)路は、この写真だと手前列、左から7つ目からの出発でした。 -
もうじき取り壊す建物なのでしょうか。
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東南端から西を望む。
いよいよ終点へ向かってラストスパートです。この頃にはさすがに相当疲れてきました。 -
遠くに大雁塔を望む。
往時の大雁塔は、城壁を挟んで北側にある大明宮の含元殿と向き合っていたといいますが、このことがよく分かりました。 -
城壁で自転車の精算を済ませて碑林博物館へ向かいます。
途中、書院門通りを通り抜けた所で青空麻雀をしていました。 -
ギャラリーも交えて相当な盛況でした。
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碑林博物館の内部です。
それまでの喧騒が嘘のように、聞こえて来るのは鳥のさえずり声だけで、別世界のような静寂でした。
ここで注意点を1つ。入場する際のチケットですが、私は言われるままに払ったところ、城壁のチケットもセットになった100元のセットを売られてしまいました。城壁の入場券が必要ない方は博物館だけの金額を用意しておいた方がいいです。 -
博物館の内部です。
石を背負っている動物は亀ではなく、龍と亀の間に生まれた贔屓(ひいき)という重い物を背負うのが好きな伝説上の生き物と言うことです。
写真左に写っているおばあさんは隣の孫に、石碑上の特定の字を拡大してデジカメで撮るように指図していました。訳を聞くと、趣味である習字の手本にするためだそうです。中国の人々の漢字に対する思い入れは、我々日本人よりもずっと強いような印象を受けました。 -
石碑の拓本をとっていました。
辺りには墨の匂いが漂っていい雰囲気でした。 -
併設された博物館にあったサイの石像です。その質感に圧倒されました。
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昔馬をつないでおくためのものです。
上部の動物たちの表情は皆違っていました。 -
博物館の消防隊員たちがホースの展開訓練をしていました。
笑い声が溢れるずいぶんリラックスした訓練雰囲気でした。 -
仏像館で見た仏頭。
今回の旅を通じて、日本の仏教美術は、ある意味当然ではありますが、中国仏教美術の模倣であることを再認識しました。 -
静寂な碑林を後にし、また喧騒の中に戻ります。
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夕食をとったレストランです。
"金湯酸菜肥腸米線"と言うものをチェーン店で注文してみましたが、またまたハズレ。麺汁は酸っぱくて辛くどうも私の味覚とは合いません。
写真は学校の宿題をしながらお母さんを待つ少女です。中国のレストランではこのように子供が一生懸命勉強する光景を度々目にしました。 -
街角で紙製のお札"冥銭"を燃やす光景です。
聞いてみたところ、この日はご先祖の供養をする日という話でした。 -
お堀の夜景。
中国のライトアップ技術や感覚も相当優れていると感じました。 -
夜の柏樹林路を疾走する無灯火の自転車と電動スクーター。
中国の大都市では、大気汚染防止のためにガソリン使用のバイクが禁止されています。なので街では電動スクーターが多用されています。 街のバイクショップで聞いたところ、これらのバイクの最高時速は40キロあるいはタイプによっては60キロ出るそうです。
中国の街を歩く上で1番危ないと思ったのは、これらの音もなく後から近ずいてくるスクーターです。
この1週間で覚えた町歩きのコツは、後でスクーターのクラクションがなっても、右や左に急に避けない、ということです。あくまでも後を確認しながらゆっくりと方向転換をしないとぶつけられる危険が増します。 -
夜は中国版の漫才である「相声」を聞きに行きました。
毎晩夜8時から10時までやっています。値段は1人50元~。電話での予約は私の中国語では無理なので、直接チケットを買いに行きましたが、ここでも忙しい受付のお姉さんに邪険にされながら何とか買うことができました(汗)。 -
劇場内部です。
座席は100席程ありますが、月曜の夜8時にも関わらずほぼ満席でした。来客にはお茶とひまわりの種などが供されます。
追加料金を払えば果物などさらに注文することができます。皆さんひまわりの種をポリポリ音を立てながら食べていました。 -
談笑しながら、開演を待つお客さんたち。
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劇場の支配人が簡単な挨拶をして始まります。
2時間の間に5~6組の漫才を聞くことができました。内容はほとんどわかりませんでしたが、プロの噺家が話す中国語の旋律に浸ることができ大変満足でした。 -
中国版カスタネット「板子」で調子を取りながらの前口上です。
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お客さん達はたびたび大いに笑っていました。
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余韻に浸りながら20分ほど歩いてホテルまで戻りました。
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