1996/09/25 - 1996/11/13
506位(同エリア727件中)
みどくつさん
ラトビアの首都リガから、夜行寝台列車に乗って、リトアニアの首都ヴィりニュスへ到着。
寝ていると午前5時半ごろに車掌に起こされる。
ヴィりニュス到着が、僕の腕時計で朝の6時13分。
しかし、駅の時計は7時過ぎを示している。
つまり、一時間進んでいる。
しかしこれは、時差の問題ではなく、ちょうど夏時間が冬時間に変わったためらしい。
町がまだ動いていないので、駅地下の荷物預かり所にバックパックを預ける。
ヴィリニュスは小雨だ。
小雨の中を町の中心へ、方向の検討をつけて歩き出す。
が、途中で方向を間違てていることに気がついて、また駅へと戻ってくる。
駅で雨を避けていると、9時過ぎになって鉄道駅の案内所が開いた。
英語の通じる人がいたので、思い切って今夜のワルシャワ行き寝台列車の予約をする。
出発が今日の午後5時34分、ワルシャワ到着が翌日午前5時57分。
昼がまるまる使えるので、ヴィリニュス観光はそれで十分だろう。
駅を出て左側のビルの地下に、ガードマンつきの両替所がある。
そこで50ドル札を両替すると、200Lita弱(1Lita=約30円)になる。
その金を手にして、駅前のマクドナルドでビッグマックコンポを食べると13.60Lita(400円)。
今度は地図通りに歩いて、大聖堂へ行く。
この大聖堂は、ソビエト時代は美術館として使われていたもののようだ。
入り口がわからずうろうろしていたら、ハガキ売りのちょっと怪しげなおじさんが入り口を教えてくれた。
絵葉書を買って、切手を貼って送る。
旧市街の観光地を見てまわって駅へ戻り、出発時刻を確認して、今夜のために水とパンとスプライトとバナナ三本を購入。
これはつまり、手持ちの金を使い尽くそうと言う意味だね。
駅前の公園にある地下トイレがとてもキレイだったが、使用料を1Lit取られる。
ポーランドのビザを取り出して確認する。
サイフにドルの小額紙幣を入れる。
また、使い切れずに残った40Litちょっとを10ドルちょっとに再両替する。
17時34分発一等寝台列車2号車61号寝台が僕のベッド。
シーツ代は取られない。
他に人はいないので、コンパートメントを僕が独占できているようだ(うれしい)。
今日一日を振り返る。
朝リトアニアに無事到着して、夕方ワルシャワ(ポーランド)行きの寝台車の切符が買えた。
昼間にヴィりニュスの観光を済ませた。
余った金はドルへと再両替できた。
そして、寝台車はコンパートメント独占だ。
「これは完璧な一日だったね」と、満足感が五体に染み渡る。
そこに、客室係の女の子が、ベラルーシのトランジットビザの申請書をもって来て、手渡して去る。
なんと、リトアニアからポーランドへのこの列車は、ベラルーシを通過するようだよ。
その通過のためのトランジットビザを取らなければならないらしい。
トランジットビザ申請書はキリル文字で書いてある。
全く理解できない。
また、税関申告書もくっついている。
これもキリル文字だ。
全く理解できない。
うーん、困った。
世界旅行者は大きな落とし穴に落ちてしまったのか…。
しかしもちろん、世界旅行者が困った時は神のお告げがあるものだが。
そこに、先とは違う、ロシア人らしいほっぺの赤いかわいい女の子が、コンパートメントへ入ってきた。
そして彼女は、世界旅行者にささやいた…。
【旅行哲学】どんなに困った時でも、助けは必ず来るものだ。
- 旅行の満足度
- 4.0
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