2016/10/29 - 2016/10/29
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comodoさん
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私の母は、今年に入ってから体調を壊して、桜の季節もずっと入院していた。
20年もエアロビを続けるほど元気で、美味しいものを食べることが好きで、いつもおしゃれな母がこの1年はほとんど外出もできなかった。
現在も強い薬を服用中で抵抗力が落ちたまま、今年も残すところあと2か月となった。
私よりよっぽどしっかりしていた母が、時々ボケたことを言うようになったのは娘としてはつらい・・・
私ボケてきたわぁと言えるのはまだマシという事か。
寒くなる前にちょっとリフレッシュさせてあげたいと思うが、紅葉にはまだちょっと早いし(この時は10月)、抵抗力の落ちている母を電車に乗せるわけにはいかない。
まして人ごみはもってのほか。
自然豊かな景色を見てエネルギーチャージできるところはないかな。
ところが母は「自然より街中の方がいいわ。ホテルのショップとか見て回る方が楽しいもの♪」
そうだ、新宿生まれの元祖都会っ子の母はこういう人だった。
ところが、父はアウトレットなら行くがホテル内のお店なんてつまらないと言う。
母はアウトレットなんて嫌だと言う(;´Д`)
そんな時sakatomo様のバラ園を思い出した。
二人とも花が大好きだ。
何も告げずに勝手にバラ園に連れ出すことにした。
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今日(10/29)は昨日とはうってかわって暖かいお天気(*^▽^*)
ここのところ連日、寒かったり暖かかったりと安定しない。
元気な人でも体調が崩しやすい天候だから、お年寄りは気をつけなくちゃ。
さっさと家事を済ませて「今からそっちに行くから、出かける用意しといて」とまずは電話を入れる。 -
父は昔から季節ごとに庭に花を植え替えるマメな人だった。
いつもたくさんの花を上手に育てていた。
考えてみると、母が土いじりをしていたのは見た事がない。
母は、2週間に1度くらいのペースで、お花を活けて玄関に飾っていた。
そういう楽しみ方をする人だった。
趣向は違えど、2人とも花が好きなことに変わりない。 -
京成バラ園は、面積3万㎡に1600品種のバラが植栽されているバラの聖地。
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今が一番の見頃というけれど、けっこうまばらになっているエリアもある。
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たくさんの種類のバラはそれぞれ香りも違う。
様々な色、様々な大きさ、同じバラでも個性がある。 -
豪華な花は一輪でも見ごたえがあって存在感がある。
まさに「女優」って感じ。 -
どうよ、私、美しいでしょ?って言ってるような・・・
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花弁が内側を向いていてこんもりしている。
可愛いんだか可愛くないんだか・・・
さながら、アイドルタレント?
ワンコで言ったらブサカワ犬? -
大きいバラはもちろん素敵だけれど、私は小さいバラも好き。
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バラのアーチはすっかり緑だけになっていた(>_<)
迫力のあるバラのアーチ、ぜひ見たかった。 -
こんな色の口紅が似合った頃もあったっけ。
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同じ赤といっても、迫力のある赤や落ち着いた深い赤、可愛らしい赤と様々だ。
娘が3歳の七五三で着た着物の赤を思い出した(*^-^*) -
こんなに多くの品種があったらどうせ名前は覚えられない。
でも、それぞれ花弁の形も枚数も違うし開き方も違う。
気に入ったバラくらい、名前を見てくれば良かった。 -
マイペースな父は一人でフラフラと行ってしまう。
たわいもない話をしながら、バラの小径を母とゆっくり歩いた。 -
このアーチもバラに覆いつくされていたんだろうなぁ。
決して遅い時期に来たわけではないのに残念・・・ -
左奥に見えるのは桂由美のプロデュースによる「由美のガゼボ」
ガゼボというのは、ガーデンに設置されている屋根と柱だけの小さな建物のことで、西洋風のあずまやだそう。 -
園内にはところどころにベンチがあって、座ってバラを鑑賞できるようになっている。
ローズガーデンが一望できる高台のベンチで父と母はしばらく休憩。
ベンチで並んで座っている二人を撮った。
ずいぶん小さくなった気がした・・・ -
完成されたガーデンも美しいけれど、自然を活かしたナチュラルガーデンも愛おしい。
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深みのあるオレンジ系は大人っぽい。
成熟した女性って感じ。 -
でも私的には小さいバラの群集だね♪
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これから、MINAM&MIKIのオーボエとキーボードのローズガーデンコンサートがあるという。
偶然のタイミングに感謝♪ -
オーボエの温かくどこか懐かしい音色がローズガーデンを包む。
30分のコンサートはあっという間でアンコールにもこたえてくださり、素敵なひと時を過ごせた。
前の方に座っていたので気がつかなかったが、満席で後ろに立って聞いてる方もいた。
贅沢な時間をありがとう。 -
暖かい午後の昼下がり、目でも耳でも堪能して父も母も楽しそう♪
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父も病気を抱えているが、それでも二人自分の足で歩いて、毎日仲良く暮らしているのは娘の私としても幸せなこと。
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あと何年、こうやって親子で出かけられるんだろう。
あと何年、一緒に食事ができるんだろう。
あと何年、私の名前を呼んでくれるんだろう・・・ -
生きとし生けるもの、哀しいかなもう一度美しく咲き誇ることはできないけれど、
できるかぎりこの世で咲いていて、と願う。 -
たとえ枯れても、あなた方の存在そのものが大事なのだから・・・
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せめて、娘の私がおばあちゃんと呼ばれるその時まで
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もう少し見守っていて
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この旅行記へのコメント (9)
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- ねんきん老人さん 2021/03/04 10:14:02
- 年寄りの見栄というのもありまして・・・。
- comodo さん、文章も写真も美しい旅行記で、心洗われる思いで拝読しました。
2016 年のことですから、もう4年以上経ちますね。 その後母上の体調はどうですか? ホテル内の店なんてつまらないと仰る、つまり私と同じ感覚の父上は今も庭の花植えをなさっていますか?
comodo さんの、ご両親をいたわるお姿を想像し、我が子たちとの違いに苦笑してしまいました。 私の息子や娘は、私に向かって「もうじき死ぬんだから、好きなことをやれるときにやっときな。ただ遠くで事故を起こされると車の引き取りが大変だから、手厚い保険に入っといてよ」などとほざいています。
もっともこれには私の姿勢も影響しているようで、私は子どもたちの前ではいつも見栄を張って「元気元太郎」「やる気満々斎」などと名乗っているものですから、子どもたちも私を気遣うそぶりを見せにくいのだと思います。
ホテルのショップを見て歩くのが楽しいと仰る母上、バラ園で勝手にフラフラと行ってしまう父上。 まだまだお元気な証拠ですね。 もう少し経つと、ご自分の元気さを語らなくなられるかも知れません。 その時はまた付き合い方も難しくなるかも知れません。
虚勢を張って元気ぶるお年寄り、見栄を張らなくなって弱点をさらけ出すようになったお年寄り・・・どちらも付き合い方が難しいと思いますが、基本的に相手を思いやる心があれば、少々の失敗があっても相手を傷つけずにいけると思います。
その点、comodo さんなら大丈夫ですね。 今回の旅行記を拝読してそれを確信しました。 ご両親は幸せですね。 これからも大切になさってください。
ねんきん老人
- comodoさん からの返信 2021/03/06 17:08:14
- RE: 年寄りの見栄というのもありまして・・・。
- ねんきん老人さま、こんにちは
お久しぶりです!お元気でいらっしゃいますか。
古い旅行記を見ていただきありがとうございました。
まだ4年半前のことなんですね・・・
ずーっと前のような気がします。
両親はあの後もそれぞれ入退院をしながら、2人で寄り添って自宅で暮らしています。
あれから、親子関係にもいろいろ変化がありました。
なんて返信したらいいのか、何度も打ち込んでは消してを繰り返して遅くなってしまいました。
今では以前のようにべったりの関係から少し距離をとっています。
何十年も押さえつけられてきた歪んだ愛情に、ちょっとしたきっかけで弾けて苦しくなってしまい・・・
思い切って父に話し、生まれて初めて本音で話をしました。
多少理解したようですが、子離れできない母は、言いなりにならなくなった娘に怒っているかもしれません(笑)
もちろん、連絡はとってますし、病院や介護関係の手続き、実家の片付けなど私がやっています。
親子は一番難しい人間関係ですね・・・
憎たらしい事が言えるねんきん老人さまの親子関係こそ、正常な親子なんだと思います。
うちの子ども達も、憎たらしい事言いますよ〜
一切反抗しなかった私とは大違いです!
でも、私の心にぴったり寄り添ってくれる優しさがわかる、その信頼こそが大事かなと思っています。
いつまでも親の言いなりの優しい子どもこそ要注意かもしれません(^-^;
comodo
- ねんきん老人さん からの返信 2021/03/06 17:36:07
- そのときどきの自然体で。ということでしょうか?
- comodo さん、時の経過を考えずに無責任なコメントをして、却って comodo さんのお気持ちを乱してしまったようで、申し訳ありません。
一言だけ、追加させてください。
私の従兄は現役で東大に入って、卒業後大きな病院の院長になって「一門のほまれ」といわれていました。
私とは雲泥の差があるため、何かというと比較されて閉口したものですが、その従兄の父、つまり私の伯父が80過ぎて今でいう認知症の兆しが現れたころ、ずいぶん苦労をしたようです。
そしてその伯父が死んだときに私も駆け付けたのですが、従兄がしみじみと語ったことが今でも忘れられません。
年老いた父親に尽くすというスタンスであれもこれも我慢して、父親の意に沿うようにと苦闘していたようですが、次第に父親のわがままに付き合い切れなくなり、最後の数か月は大声で怒鳴り合うような毎日だったそうです。
そしてそのことを、従兄は「最後にお互いに正直になれた。それが一番よかった」というのです。
あれからもう何十年も経ちますが、今、comodo さんのお返事を拝読して、親子の付き合い方は千差万別、何が正解か分からないけど、結局はそのときどきの自然体でいくのが一番いいのかな、と思いました。
自分にも相手にも嘘をつきながらの付き合いは、一見おだやかでいいようですが、互いに心の底で満たされないのかも知れませんね。
つまらぬことを書きました。 お許しください。
ねんきん老人
-
- G☆travelerさん 2016/11/21 10:50:15
- もしかしてこの旅行記だったのですか。
- comodoさん、こんにちは!
真っ昼間から失礼致します。
さっき旅行記一本あげて、たった今洗濯が終わりました(笑)
仕事は午後からちょっとだけします。
ところで前に話していた、書きかけの旅行記ってこのことだったのでしょうか?
いつも思うのですが、comodoさんの活字には惹き付けられます。
心を打つ言葉って、こういうものなのでしょうね。
「あと何年・・・」
私には書けない文章です。
まあ私には学がないので、当たり前といえばそうなのですが(^_^)
これからもステキな文章と写真を楽しみにしています。
G
- comodoさん からの返信 2016/11/23 23:54:54
- RE: もしかしてこの旅行記だったのですか。
- Gさん こんばんは
お褒めのお言葉いただけて、素直に嬉しい(*^-^*)
ありがとうございました!
実は、日曜日から主人の実家に帰省しておりまして先ほど帰ってきました。
お礼が遅くなってしまって失礼しました。
> ところで前に話していた、書きかけの旅行記ってこのことだったのでしょうか?
私は「ため息が出るような美しい景色」を「感動的な素敵な写真」にして「楽しい旅行記」---このパターンがお気に入りで、考えさせられるような旅行記は苦手です〜〜(笑)
それなのに、バラ園の旅行記は、心のつぶやきで切ない旅行記に仕上がってしまいました。
バラを主役に前向きな旅行記に作り直したかったのですが上手くいかず、きっと今の私には作れないなぁと思ってお蔵入りにしたものです。
でも、Gさんのお義母様への旅行記に、「その時のストレートな気持ちと写真」の良さを感じて、私も思い切ってアップしちゃいました(笑)
逆に、ありがとうございました(*^-^*)
comodo
-
- 葵さん 2016/11/19 08:05:31
- comodoさんの言葉一つ一つが心に響きました。
- comodoさん、おはようございます。
ご両親とご一緒にバラ園で素敵な時間をすごしているのだな、
お花や動物には癒しの力があるって言うし、
お母様も気分転換出来るといいな、なんて思いながら読み進めていたら、ある一文が目に止まり、涙がにじんで読み進めることが出来なくなってしまいました。
レモングラスさんがコメントされていましたが、
私も同じように
「あと何年、一緒に食事ができるんだろう。あと何年、私の名前を呼んでくれるんだろう・・・」
この文章にはっとさせらました。
母は足が悪いでので、一緒に出かける事が出来なくなってしまいましたが、当たり前だと思っている日常でも、そこには大前提として
「健康だから」出来ることが多々あるわけでして・・・・
子供の頃は親は元気で居るのが当たり前、でしたが、年を重ねる毎に
年老いていく両親を見て居ると「あとどれくらい一緒に・・・」と、考えるのが怖くなって、
無意識に目を背けてしまっている自分が居ました。
忙しい日々の中でも、思いやりと感謝を忘れないように、
私の両親も病院通いばかりの日々ですが、元気に過ごしている事に
改めて感謝しなければと思いました。
これから益々寒さも増していき、健康管理が大変な時期になってしまいますが、お身体ご自愛下さいね。
葵
- comodoさん からの返信 2016/11/19 10:43:34
- RE: comodoさんの言葉一つ一つが心に響きました。
- 葵 さま、おはようございます。
関東地方、今日は雨ですね〜
コメントありがとうございました。
この旅行記は先月末に出来上がっていたのですが、なんとなくアップできなくて「下書き」状態でした。
もうこのままとっておこうと思っていたのですが、昨夜勢いでアップしちゃいました(^^ゞ
でも、同世代の方々に共感してもらえてとても嬉しい(*^-^*)
不安は私だけじゃないんだなって気になりますもんね。
父いわく、うちの母は「太陽のように明るい人」ですので、身体だけでなく心も元気がなくなっていくのを見るのはショックでした。
お出かけができないのがストレスらしいのですが、感染症などのリスクを考えると怖いですし。
歳をとっていくと現状維持に精一杯で楽しい時間は少なくなっていくのかもしれません・・・
葵さんのご両親さまも風邪などひかれませんよう、怪我などされませんようお過ごしくださいませ。
comodo
-
- レモングラスさん 2016/11/18 22:16:17
- じーんとします
- comodoさん、こんばんは。
今回の旅行記は心に染みます。
あと何回出かけられるか・・・そして何回名前を呼んでもらえるか・・。
同世代が集まると必ず親の介護の話になります。
私は父はすでに他界してますが母は元気に暮らしています。でも・・・
お母さまはエアロを20年もされておられたんですね。その姿を知っている娘にとって今の状態は切ないですね。
お花を常に活けられてらしたお母さま。お花をご主人様(お父さま)とお嬢さんと見られて嬉しかったでしょうね。きっと素敵な女性なんでしょう。そして、そんなお母さまに育てられたcomodoさんも優しい女性なんでしょう・・
親は死ぬまで子供を想うし心配しますが、子供もいつまでも親には元気でいてほしいし最期に「いい人生だった」って思ってほしいと願います。
インフルエンザが流行してきてます。どうぞご自愛くださいね。
レモングラス
- comodoさん からの返信 2016/11/19 10:25:21
- RE: じーんとします
- レモングラスさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
実はこの旅行記は、先月末には出来上がっていたのですが、なんとなくアップしないまま、
ディズニーシーの旅行記の方をアップしちゃいました。
自分の心が丸裸で日記のようになってしまったから・・・(笑)
でも、同世代の方々に共感してもらえて嬉しい(*^-^*)
母は太陽のように明るくて情にもろくて気が強くてせっかちで・・・
今年は、ずっと輝いていた太陽が沈んで行くのを見ているようで切ない1年でした。
来年も、現状維持でもいいから沈んでいかないで、と願っています。
レモングラスさんのお母様も風邪などひかれませんよう、そして怪我などされませんように大事にしてくださいませ。
comodo
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