シチリア島と南イタリアをめぐる旅⑨　マテ―ラ

2015/05/03 - 2015/05/12

世界遺産になって、洞窟住居に住む人も増え、ホテルやレストランなどになっているところもありましたが、活用されずに空き家のままというところもまだ結構残っていました。

エリア マテーラ(イタリア)

「色彩がない」というのが第一印象でした。

家も教会も石そのままの色で、木々も少ない。

周辺の景色。

高い木はなく荒涼としていました。

でも、この荒涼とした風景を求めて映画のロケも数多く行われたとか。

打ち捨てられたままのサッシ。

こちらも空き家のようですね。

一方、ホテル開業に向けて改装中のサッシもありました。

斜面に家があるので、自分の家の天井が通路になっている・・なんてこともあります。

下から見た所で、煙突のある平らなところが家の天井で、そこがそのまま道にもなっています。

洞窟住居の中に昔の暮らしを再現した博物館です。

内部は意外と広いように感じました。

台所。

水の確保はたいへんだったでしょうね。

井戸に水を汲みに行って、階段を上って・・。

室内は下へ下へと階段が続いていて、下は貯蔵庫だったそうです。

階段がすり減って滑りやすくなっていました。

レストランとして利用されているところもあります。

ガイドさんは現地の方で、昔は洞窟に住んでいて、いったん新市街に移り住んだけど、最近また洞窟住居に転居してきたとか。日本のテレビ番組に出たと言ってました。

階段や坂ばかりで、実際住むにはたいへんだろうな。

サッシの建物の壁には、換気坑なのか、穴が開いています。

模様も様々。

サッシ地区には教会がたくさんあります。

その中でも目立つのは洞窟教会のサンタ・マリア・デ・イドリス教会です。

岩の上に十字架があります。

こちらはバロック様式のサン・フランチェスコ・ダッシジ教会です。

見どころは壁や柱のスタッコ細工。

天井もきれいです。

新市街の公園。

新市街は普通の町でした。

ところで、マテ―ラの新市街は建設ラッシュで、多くのアパート・マンションが建設中でした。

人工が増えているのでしょうかね？