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<br />1988年3月18日、アルジェの「ホテルユニバース」で、午前5時半に起きる。<br />アルジェのバスターミナルへ歩いて、トゥーグルトへのバスを待つ。<br /><br />午前7時ぴったりに、バスは動き出す。<br /> 時間通りに発車したので、ちょっとビックリ。<br /><br />ということは、昨日の情報「乗車時間は9時間(到着は午後4時)」も正しいかしら。<br />バスもオンボロではないし、乗客もきちんとした人が多いので、明るいうちに到着すると、確信する。<br /><br />僕の他は、乗客に外国人旅行者はいない。<br />だいたい、僕が旅していた1988年3月というのが、アルジェリア情勢としては、微妙な時期だった。<br /><br />このあと、暴動が起きたり、アルジェリア内戦が始まったりで、混乱が続いた。<br /> 現在も、混乱が収まったわけでもなく、2013年には「アルジェリア人質事件」が起きた。<br /><br />僕が旅したときは、ぎりぎり治安が守られていた時期ではなかったのかな。<br /> 僕がアルジェにいたときの市内の雰囲気を見ても、「チョー危険!」だったからね。<br /><br />僕がアルジェリア東部の砂漠の中にある町トゥーグルトへ向かうのも、とっととチュニジアへ出国するため。<br />トゥーグルトからエルウッドを経由して、陸路でチュニジアのトゥズールへ出ればいい。<br /><br />チュニジアは、観光国なので、特に問題なく旅が出来るはず。<br /> 最後はチュニスから、船でシチリア経由で、ローマへ行くつもり。<br /><br />今日はただ、バスの車窓から砂漠を眺めてぼんやりしていればいい。<br /> 窓からの眺めは、一面の砂漠だった。<br /><br />途中では、砂漠から巨大な岩が斜めに突き出ていたりと、なかなか面白い風景もあった。<br /> 何もすることがないので、頭に浮かんだ日本の歌を、小声で歌い続けた。<br /><br />主に、ユーミン(松任谷由実)の曲が多かった。<br /> 彼女の曲のパターンの一つとして、別れたた恋人/友だちが、海外で生活していて、日本で再会する話とかね。<br /><br />僕も離婚をして、この旅に出たわけだが、まだ別れた人のことを思っていた。<br />でも、やり直すことは出来ない。<br /><br />社会も変化し、人間も変わってしまったからだね。<br /> 気軽でいい加減な生活を、あのまま続けることは、不可能だった。<br /><br />僕にとっては、夢のような生活だったが。<br />パートナーは苦しかっただろうと思う。<br /><br />それを、ここで謝罪しておきます。<br /> 僕は、わがままだったけれど、自分勝手だったけれど、真剣に愛していた。<br /><br />それもまた、わがままだったから、言えることなんだけどね。<br /> 午後1時に、昼食で、バスは止まった。<br /><br />ここがノートを見ると「TOLGA」というところだった。<br />レストランに歩いていくと、アルジェリア人から、「一緒に食事をしよう」と誘われる。<br /><br />一緒に食事をして、適当な話をする。<br /> 旅の話は、どこでも一緒。<br /><br />「どこから来た」「なに人だ」「どのくらい旅をしている」程度のこと。<br /> 「僕くらいの歳だと、子供はいるのか。何人いる」と聞かれるもの。<br /><br />ここでは、「日本からアルジェリアまでいくらかかる?」という質問があったのを覚えている。<br /> 僕は日本からロンドンに飛んで、海路(ドーバー海峡のフェリー、ジブラルタル海峡のフェリー)、と陸路(バスや鉄道)でここまでやってきた。<br /><br />それを説明するのも面倒なので、往復で20万円程度の話をしたと思う。<br /><br />食事が終わったら、アルジェリア人が、支払ってくれた。<br /> 当然という雰囲気だったので、素直に、ありがたくおごっていただきました。<br /><br />またバスに乗り込んで、ボーッとしている。<br />これまでの海外旅行では、長距離バスはそれほど乗ってなかった。<br /><br />これから、アメリカへ渡って、グレイハウンドで北米一周したときは、連日バスだったけどね。<br />南米へ行くと、20時間程度のバス旅行は普通だった。<br /><br />でも、北アフリカを横断したときは、まだまだ旅慣れてなかったので、夜行バスというのは、考えてなかった。<br />そのまま順調に走って、トゥーグルトに到着したのが、午後5時。<br /><br />午前7時にアルジェを出て、午後5時にトゥーグルト着。<br /> 結局、9時間の予定が、10時間かかったわけだ。<br /><br />到着したら、昼ごはんをおごってくれたアルジェリア人が、ホテルまで連れて行ってくれた。<br /> 何か裏があるかと、ちょっと疑ったが、すっきりさわやかに別れる。<br /><br />アルジェリアは気持ちがいいね。<br />モロッコは、観光客ズレしていて、すべて疑ってかかった方がいい。<br /><br />アルジェリアは、それほど観光客が多いわけではないので、旅人に自然と親切にするのだろう。<br />イスラム諸国は基本的に、商業民族なので、旅人に親切にするのが基本なのかも。<br /><br />さて、明日は、エルウッドへ向かう。<br />それから先、陸路国境が通れるかどうか、そこはわからない。<br /><br />僕の旅行ノートにも書いてある。<br /> 「エルウッドが無理なら、コンスタンティンヌに抜けて、そこから国境越えになる」ってね。<br /><br />まあ、早い話、行ってみないとわからないってことね。<br />だったら、行ってみましょうか。<br /><br /><br />

砂漠の雄大な景色を眺めて、アルジェから10時間で、トゥーグルト(TOUGGOURT)へ到着@トゥーグルト(TOUGGOURT)/アルジェリア

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1987/09/07 - 1990/05/05

102位(同エリア119件中)

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みどくつ

みどくつさん


1988年3月18日、アルジェの「ホテルユニバース」で、午前5時半に起きる。
アルジェのバスターミナルへ歩いて、トゥーグルトへのバスを待つ。

午前7時ぴったりに、バスは動き出す。
時間通りに発車したので、ちょっとビックリ。

ということは、昨日の情報「乗車時間は9時間(到着は午後4時)」も正しいかしら。
バスもオンボロではないし、乗客もきちんとした人が多いので、明るいうちに到着すると、確信する。

僕の他は、乗客に外国人旅行者はいない。
だいたい、僕が旅していた1988年3月というのが、アルジェリア情勢としては、微妙な時期だった。

このあと、暴動が起きたり、アルジェリア内戦が始まったりで、混乱が続いた。
現在も、混乱が収まったわけでもなく、2013年には「アルジェリア人質事件」が起きた。

僕が旅したときは、ぎりぎり治安が守られていた時期ではなかったのかな。
僕がアルジェにいたときの市内の雰囲気を見ても、「チョー危険!」だったからね。

僕がアルジェリア東部の砂漠の中にある町トゥーグルトへ向かうのも、とっととチュニジアへ出国するため。
トゥーグルトからエルウッドを経由して、陸路でチュニジアのトゥズールへ出ればいい。

チュニジアは、観光国なので、特に問題なく旅が出来るはず。
最後はチュニスから、船でシチリア経由で、ローマへ行くつもり。

今日はただ、バスの車窓から砂漠を眺めてぼんやりしていればいい。
窓からの眺めは、一面の砂漠だった。

途中では、砂漠から巨大な岩が斜めに突き出ていたりと、なかなか面白い風景もあった。
何もすることがないので、頭に浮かんだ日本の歌を、小声で歌い続けた。

主に、ユーミン(松任谷由実)の曲が多かった。
彼女の曲のパターンの一つとして、別れたた恋人/友だちが、海外で生活していて、日本で再会する話とかね。

僕も離婚をして、この旅に出たわけだが、まだ別れた人のことを思っていた。
でも、やり直すことは出来ない。

社会も変化し、人間も変わってしまったからだね。
気軽でいい加減な生活を、あのまま続けることは、不可能だった。

僕にとっては、夢のような生活だったが。
パートナーは苦しかっただろうと思う。

それを、ここで謝罪しておきます。
僕は、わがままだったけれど、自分勝手だったけれど、真剣に愛していた。

それもまた、わがままだったから、言えることなんだけどね。
午後1時に、昼食で、バスは止まった。

ここがノートを見ると「TOLGA」というところだった。
レストランに歩いていくと、アルジェリア人から、「一緒に食事をしよう」と誘われる。

一緒に食事をして、適当な話をする。
旅の話は、どこでも一緒。

「どこから来た」「なに人だ」「どのくらい旅をしている」程度のこと。
「僕くらいの歳だと、子供はいるのか。何人いる」と聞かれるもの。

ここでは、「日本からアルジェリアまでいくらかかる?」という質問があったのを覚えている。
僕は日本からロンドンに飛んで、海路(ドーバー海峡のフェリー、ジブラルタル海峡のフェリー)、と陸路(バスや鉄道)でここまでやってきた。

それを説明するのも面倒なので、往復で20万円程度の話をしたと思う。

食事が終わったら、アルジェリア人が、支払ってくれた。
当然という雰囲気だったので、素直に、ありがたくおごっていただきました。

またバスに乗り込んで、ボーッとしている。
これまでの海外旅行では、長距離バスはそれほど乗ってなかった。

これから、アメリカへ渡って、グレイハウンドで北米一周したときは、連日バスだったけどね。
南米へ行くと、20時間程度のバス旅行は普通だった。

でも、北アフリカを横断したときは、まだまだ旅慣れてなかったので、夜行バスというのは、考えてなかった。
そのまま順調に走って、トゥーグルトに到着したのが、午後5時。

午前7時にアルジェを出て、午後5時にトゥーグルト着。
結局、9時間の予定が、10時間かかったわけだ。

到着したら、昼ごはんをおごってくれたアルジェリア人が、ホテルまで連れて行ってくれた。
何か裏があるかと、ちょっと疑ったが、すっきりさわやかに別れる。

アルジェリアは気持ちがいいね。
モロッコは、観光客ズレしていて、すべて疑ってかかった方がいい。

アルジェリアは、それほど観光客が多いわけではないので、旅人に自然と親切にするのだろう。
イスラム諸国は基本的に、商業民族なので、旅人に親切にするのが基本なのかも。

さて、明日は、エルウッドへ向かう。
それから先、陸路国境が通れるかどうか、そこはわからない。

僕の旅行ノートにも書いてある。
「エルウッドが無理なら、コンスタンティンヌに抜けて、そこから国境越えになる」ってね。

まあ、早い話、行ってみないとわからないってことね。
だったら、行ってみましょうか。


旅行の満足度
4.0

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