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<br />1989年9月3日、アマゾン奥地の、ブラジル、コロンビア、ペルーの三国国境地帯。<br /> 僕は、コロンビアのレティシアの港から、モーターボートでタバチンガへ来た。<br /><br />タバチンガの浮き桟橋から、典型的なアマゾン川のリバーボートへ乗り込む(スケッチ参照)。<br />リバーボートは、午前11時半にタバチンガの桟橋を出る。<br /><br />アマゾン川を遡り、午後12時45分に、無事ベンジャミンコンスタントの桟橋に到着(乗船時間は1時間15分)。<br />ガイドブックによると、この2つの町は、20km程度離れているそうだから、この時間は納得かな。<br /><br />ところで、いま確認のために調べていたら、「BENJAMIN CONSTANT」は、「ベンジャミンコンスタン」と日本語の地図にあった。<br />ブラジルはポルトガル語で、ポルトガル語は実はフランス語とよく似ている。<br /><br />フランス語では単語の最後の子音は発音しないのが原則。<br />だから、最後の子音「T」を落として、ベンジャミンコンスタンと呼ぶのでしょう(多分)。<br /><br />でも、そこまで厳密に表現することもないと思うので、僕は「ベンジャミンコンスタント」と書きます。<br />アメリカ人が発音するとしたら、「ベンジャミンコンスタント」となるだろうしね。<br /><br />このアマゾン川でびっくりしたことがある。<br />それは、船から眺めていると、川岸が川へと崩れていくこと。<br /><br />つまり、アマゾン川の蛇行が、目の前で進行中なわけだ。<br /> 別にアマゾン川の流れが激しいわけでもなんでもなく、川はゆったりと流れている。<br /><br />それなのに、目の前で静かに、何気なく、岸が崩れていくんだ。<br /> 川岸までびっしりとジャングルが迫っていて、木々が茂っている。<br /><br />ずいぶん高く成長した木もあるが、それが地面を削られて、木ごとアマゾンに倒れこんでいくんだ。<br />アマゾンでは、川のルートが、常に変化しているということがわかる。<br /><br />確かに、マナウスからタバチンガへの飛行機の窓からは、アマゾンの蛇行が数千の蛇がくねっているように見えたからね。<br />これは、アマゾンを実際に船で通らないと、理解できないだろう。<br /><br />何度も書くが、川の流れの変化が、実際に目の前で起きているなんて、ビックリだ。<br /> 僕はもっと、長い時間をかけて、ゆっくりと地形は変化するものと、思っていたからね。<br /><br />これは本当にビックリこいたので、しつこく書いておきます(笑)。<br />さて、到着したベンジャミンコンスタントは、とても小さな町だった。<br /><br />いま、グーグルマップで見ると、結構大きな町のようだ。<br />でも1989年の僕の印象として、製材業があるだけのジャングルの中の場所という印象を受けた。<br /><br />切り倒された木材が見えたからかな。<br />また、丘の上に教会があったことを覚えている。<br /><br />タバチンガへ戻る船は、午後2時と4時にあるという話。<br /> 別にタバチンガに長くいても意味がないので、2時の船が出ることを確認して、波止場で船を待つ。<br /><br />2時の船は、来た時の船よりも大きくて、立派だった。<br /> 二階になっていて、2階料金は15クルザード(450円)、1階料金は10クルザード(300円)。<br /><br />僕は2階に席を取ったが、乗客もほとんどいなくて、これはステキな経験だったよね。<br /> 地元の船に乗っていると考えると、なんでもない普通のこと。<br /><br />でもこれがアマゾンツアーに参加しているのだったら、ものすごい金を取られるだろうし。<br />まあ、物事は、考え方によって、お得なものになるってわけね。<br /><br />僕は2階席からアマゾン川と岸を眺めていた。<br />するとそのとき、リバーボートの後方から、小型のモーターボートが勢いよく走ってきた。<br /><br />モーターボートの運転手の他に、白い服を着た女性が乗っている。<br />リバーボートに乗り遅れて、追いかけてきたんだ。<br /><br />ところが、リバーボートのウェーク(船から出る波/航跡)に、追いかけてきた小さなボートが乗り上げてしまった。<br />あっという間に、ひっくり返る。<br /><br />リバーボートは、引き返して、女性を助けあげた。<br /> 女性は、ハンドバッグ一つを持って、リバーボートに乗る。<br /><br />どうやらこれ自体、たいして珍しい事故でもないのか、誰も騒いだりはしなかった。<br />アマゾンでは、よくあることなのだろう。<br /><br />あとは特に言うようなこともなく、無事に3時半ごろ、ボートはタバチンガの港に到着。<br /> 片道1時間ちょっと、往復2時間半程度の船旅というのは、ちょうどよかったかな。<br /><br />ある意味、一週間もかけて、リバーボートでアマゾンを旅したら、退屈でたまらなかっただろう。<br />すぐに気が変わる僕としては、この程度の「アマゾン奥地をリバーボートで探検する話」で、十分です。<br /><br />タバチンガの船着場で、さて、レティシアへいくコレクティーボ(マイクロバス)でも捜そうと、あたりを見回す。<br />すると、「あんた、日本人かいのう」と、広島弁で話しかけられる。<br /><br />この広島弁が正しいかどうかわからないが、広島弁だったことは確かだ。<br /> 見ると、アジア系の顔をした軍人だ。<br /><br />当然日系人なのだろう。<br /> 僕は日本語で「はい、日本人です」と答える。<br /><br />時間もあるので、一緒にビールを飲んで話をする。<br /> 彼は、現地の美女といっしょだ。<br /><br />彼は、コテコテの広島弁をしゃべる。<br />なんでも、おじいさんが広島からの移民で、家では広島弁を使っていたとか。<br /><br />広島弁とポルトガル語をごっちゃにしてしゃべるが、だいたいのことはわかったよ。<br /> 彼に、レティシアへの行き方を教えてもらう。<br /><br />コレクティーボに乗って、レティシアの広場へ。<br /> 料金は、0.5クルザード(15円)と教えられてたが、降りる時に1.5クルザード(45円)取られた。<br /><br />レティシアの広場近くの食堂で、ビール(大)500ペソ(150円)を飲んで、のんびりする。<br /> 確か、行きつけのおばさんの店で、CALDO DE GALLINA(鶏肉の煮込み肉)にパンで、夕食にしたんだと思う。<br /><br />あとは、ビール(小)180ペソ(54円)を、2本飲んだ。<br />アマゾン奥地はみんな親切でやさしいが、ただ一つ問題なのが、ビールの値段が高いことかな。<br /><br />「ホテルアメリカーノ」の若妻さんに、明日チェックアウトすると告げて、ホテル代1200ペソ(360円)を払った。<br /> 「明日のフライトで、ボゴダへ行きます」と、別れを告げる。<br /><br />明日は、レティシアを出て、コロンビアの首都ボゴダへ、向かいます。<br /><br /><br /> <br /><br /><br /><br /><br />

『タバチンガからベンジャミンコンスタントへ、リバーボートでアマゾン川を往復して、広島弁の兵士と話す』@ベンジャミンコンスタント@ブラジル

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1987/09/07 - 1990/05/05

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みどくつ

みどくつさん


1989年9月3日、アマゾン奥地の、ブラジル、コロンビア、ペルーの三国国境地帯。
僕は、コロンビアのレティシアの港から、モーターボートでタバチンガへ来た。

タバチンガの浮き桟橋から、典型的なアマゾン川のリバーボートへ乗り込む(スケッチ参照)。
リバーボートは、午前11時半にタバチンガの桟橋を出る。

アマゾン川を遡り、午後12時45分に、無事ベンジャミンコンスタントの桟橋に到着(乗船時間は1時間15分)。
ガイドブックによると、この2つの町は、20km程度離れているそうだから、この時間は納得かな。

ところで、いま確認のために調べていたら、「BENJAMIN CONSTANT」は、「ベンジャミンコンスタン」と日本語の地図にあった。
ブラジルはポルトガル語で、ポルトガル語は実はフランス語とよく似ている。

フランス語では単語の最後の子音は発音しないのが原則。
だから、最後の子音「T」を落として、ベンジャミンコンスタンと呼ぶのでしょう(多分)。

でも、そこまで厳密に表現することもないと思うので、僕は「ベンジャミンコンスタント」と書きます。
アメリカ人が発音するとしたら、「ベンジャミンコンスタント」となるだろうしね。

このアマゾン川でびっくりしたことがある。
それは、船から眺めていると、川岸が川へと崩れていくこと。

つまり、アマゾン川の蛇行が、目の前で進行中なわけだ。
別にアマゾン川の流れが激しいわけでもなんでもなく、川はゆったりと流れている。

それなのに、目の前で静かに、何気なく、岸が崩れていくんだ。
川岸までびっしりとジャングルが迫っていて、木々が茂っている。

ずいぶん高く成長した木もあるが、それが地面を削られて、木ごとアマゾンに倒れこんでいくんだ。
アマゾンでは、川のルートが、常に変化しているということがわかる。

確かに、マナウスからタバチンガへの飛行機の窓からは、アマゾンの蛇行が数千の蛇がくねっているように見えたからね。
これは、アマゾンを実際に船で通らないと、理解できないだろう。

何度も書くが、川の流れの変化が、実際に目の前で起きているなんて、ビックリだ。
僕はもっと、長い時間をかけて、ゆっくりと地形は変化するものと、思っていたからね。

これは本当にビックリこいたので、しつこく書いておきます(笑)。
さて、到着したベンジャミンコンスタントは、とても小さな町だった。

いま、グーグルマップで見ると、結構大きな町のようだ。
でも1989年の僕の印象として、製材業があるだけのジャングルの中の場所という印象を受けた。

切り倒された木材が見えたからかな。
また、丘の上に教会があったことを覚えている。

タバチンガへ戻る船は、午後2時と4時にあるという話。
別にタバチンガに長くいても意味がないので、2時の船が出ることを確認して、波止場で船を待つ。

2時の船は、来た時の船よりも大きくて、立派だった。
二階になっていて、2階料金は15クルザード(450円)、1階料金は10クルザード(300円)。

僕は2階に席を取ったが、乗客もほとんどいなくて、これはステキな経験だったよね。
地元の船に乗っていると考えると、なんでもない普通のこと。

でもこれがアマゾンツアーに参加しているのだったら、ものすごい金を取られるだろうし。
まあ、物事は、考え方によって、お得なものになるってわけね。

僕は2階席からアマゾン川と岸を眺めていた。
するとそのとき、リバーボートの後方から、小型のモーターボートが勢いよく走ってきた。

モーターボートの運転手の他に、白い服を着た女性が乗っている。
リバーボートに乗り遅れて、追いかけてきたんだ。

ところが、リバーボートのウェーク(船から出る波/航跡)に、追いかけてきた小さなボートが乗り上げてしまった。
あっという間に、ひっくり返る。

リバーボートは、引き返して、女性を助けあげた。
女性は、ハンドバッグ一つを持って、リバーボートに乗る。

どうやらこれ自体、たいして珍しい事故でもないのか、誰も騒いだりはしなかった。
アマゾンでは、よくあることなのだろう。

あとは特に言うようなこともなく、無事に3時半ごろ、ボートはタバチンガの港に到着。
片道1時間ちょっと、往復2時間半程度の船旅というのは、ちょうどよかったかな。

ある意味、一週間もかけて、リバーボートでアマゾンを旅したら、退屈でたまらなかっただろう。
すぐに気が変わる僕としては、この程度の「アマゾン奥地をリバーボートで探検する話」で、十分です。

タバチンガの船着場で、さて、レティシアへいくコレクティーボ(マイクロバス)でも捜そうと、あたりを見回す。
すると、「あんた、日本人かいのう」と、広島弁で話しかけられる。

この広島弁が正しいかどうかわからないが、広島弁だったことは確かだ。
見ると、アジア系の顔をした軍人だ。

当然日系人なのだろう。
僕は日本語で「はい、日本人です」と答える。

時間もあるので、一緒にビールを飲んで話をする。
彼は、現地の美女といっしょだ。

彼は、コテコテの広島弁をしゃべる。
なんでも、おじいさんが広島からの移民で、家では広島弁を使っていたとか。

広島弁とポルトガル語をごっちゃにしてしゃべるが、だいたいのことはわかったよ。
彼に、レティシアへの行き方を教えてもらう。

コレクティーボに乗って、レティシアの広場へ。
料金は、0.5クルザード(15円)と教えられてたが、降りる時に1.5クルザード(45円)取られた。

レティシアの広場近くの食堂で、ビール(大)500ペソ(150円)を飲んで、のんびりする。
確か、行きつけのおばさんの店で、CALDO DE GALLINA(鶏肉の煮込み肉)にパンで、夕食にしたんだと思う。

あとは、ビール(小)180ペソ(54円)を、2本飲んだ。
アマゾン奥地はみんな親切でやさしいが、ただ一つ問題なのが、ビールの値段が高いことかな。

「ホテルアメリカーノ」の若妻さんに、明日チェックアウトすると告げて、ホテル代1200ペソ(360円)を払った。
「明日のフライトで、ボゴダへ行きます」と、別れを告げる。

明日は、レティシアを出て、コロンビアの首都ボゴダへ、向かいます。







旅行の満足度
4.5

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