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1989年8月3日、今日は、長距離バスに乗って、一晩過ごし、明日の朝は、ブラジルとの国境「イグアスの滝」へ行く。<br /> 泊まっていた「ホテルセントラルコルドバ」を、午前9時半に、チェックアウト。<br /><br />ホテルをチェックアウトするときに、一泊分の8000オーストラル払った。<br />と、ノートに書いてあるので、このホテルは、一泊8000オーストラル(約12ドル)だったのでしょう。<br /><br />バスターミナルまで歩き、バックパックを預けて身軽になる(預け賃500オーストラル)。<br /> 昨日新聞を読んだ「日本文化会館」へ行く。<br /><br />昨日の経験で、午後1時までオープンしているのがわかっていた。<br />バスの出発が、午後3時なので、午前中は、日本の新聞雑誌を読んで時間潰しをするつもり。<br /><br />それと、参議院選挙の結果については、もっと詳しく知りたいしね。<br /> 土井たか子が表紙になっていた、TIME(8月7日号)で「WOMAN OF THE HOUR(土井たか子)」を読む。<br /><br />日本語の活字に飢えているので、特に、文芸春秋を読むつもりだ。<br /> 文芸春秋は、海外で買うと高いので、こういうところで読むのがいい。<br /><br />活字が多いのは、海外旅行で読むには最適なんだよね。<br /> 僕は、この一回目の世界一周旅行(1987-1990)が終わった後も、ロサンゼルスの「ホテル加宝」を拠点にして、旅を続けていた。<br /><br />1995年にロサンゼルスの「ホテル加宝」から西インド諸島に旅に出た。<br />このときは、「ホテル加宝」のロビーにおいてあったサーファー雑誌「FINE」を隅から隅まで読んだものだ。<br /><br />文章に何が書いてあるかではなくて、日本語が読みたかっただけなんだね。<br />つーことは、日本語さえ書いてあれば、中身はなんでもいいってことでしょうか(涙)。<br /><br />という風に、ひたすら日本語の雑誌、新聞を読みふける。<br />そこに、新しい人が入ってきた。<br /><br />実は、この「日本文化センター」にいたのは、僕一人だったんだよ。<br />つまり、海外で日本文化を宣伝するという目的では、完全な、税金の無駄遣い。<br /><br />僕のような、海外個人旅行者が、暇を潰せる場所としては、ありがたいところだが。<br /> 本を読みふけっていると、「西本さんじゃないですか!」と、声がかかる。<br /><br />僕は、これまでも、旅の拠点ロサンゼルスで多くの人に出会っている。<br />また中米でも、南米でも、知り合った旅行者は多い。<br /><br />声をかけてきたのは誰かなーと、振り向く。<br /> 僕が一番会いたかった人だった。<br /><br />それは、チリのサンチアゴで別れた「ゲーブルくん」だったよ。<br /> 読者は知っていると思うが、僕はゲーブルくんとロサンゼルスの「ホテル加宝」で出会った。<br /><br />一緒の車で、中米を下ろうと思ったが、それを止めた。<br /> 消息を知ったのが、ペルーのチャンチャン遺跡だったね。<br /><br />訪問者名簿に名前を見つけたから。<br /> 実際に再会したのは、南米ペルーのクスコの路上だった。<br /><br />クスコでみんなでパーティをやって、別れたっけ。<br />そのあと、プーノで偶然に出会い、ボリビアのラパスでも、道でばったり出会った。<br /><br />プーノからアリカ、アリカからアントフォガスタ、アントフォガスタからサンチャゴは、一緒のバスで旅をしていた。<br />でも、お互いに一緒の時間が長すぎると感じていたので、サンチアゴを出るときに、別のルートを取って、一緒にならないようにした。<br /><br />その彼と、ブエノスアイレスかkら、イグアスの滝への長距離バスが出る日に会うなんて。<br /> 神の導きを感じるね。<br /><br />話したいことが互いにたくさんあるが、昼休みまで本を読んで過ごす。<br /> 午後1時に日本文化センターが閉まり、僕は、午後3時にイグアスの滝に向かう。<br /><br />その時間を利用して、昼食を一緒にする。<br />歯のクラウンが外れているので、柔らかい素材の中華料理にした。<br /><br />僕は、チョプスィー、マーボ豆腐、スープ。<br /> 彼は肉料理だったと思う。<br /><br />もちろんワインも、ボトルで、つけるよ♪<br />二人はとにかく気が合う上に、サンチアゴで別れてからの、旅の話が山ほどある。<br /><br />互いの体験談で、アルゼンチンの悪口を思い切りしゃべれたので、スッキリした。<br /> 内容をメモってあるが、「ホテルのチェックアウト時間が早すぎる」と、ゲーブルくんが言ったらしい。<br /><br />2人の意見が一致したのが、「経済が破綻して、金もないのに、いい服を着て気取るんじゃねーよ!」だ。<br /> 海外のレストランでは、日本語でどんなひどいことを言っても、誰にも理解できないのがいい(笑)。<br /><br />僕は、バスに乗ってしまえば、あとは寝るだけという感覚なので、ワインを追加。<br /> 昼食のワインを、寝酒にしてしまおうと言う感覚。<br /><br />2人で、思いっきり食べて飲んで、チップも入れて、一人当たり、8000オーストラル。<br /> 米ドルで13ドルだから、結構豪華な食事だったね。<br /><br />乗車時間が迫ってきたので、あっさりと別れる。<br /> 僕たちは、互いの名字は知っているが、名前は知らない。<br /><br />住所も電話番号も、これからの旅の予定も教えなかった。<br />それが、旅先で出会った旅行者の感覚。<br /><br />僕は、彼が見送りに来るのを断る。<br /> 別に、べたべたする必要はないしね。<br /><br />アルゼンチンは悪いことばかりだったが、最後に旅の仲間のゲーブルくんと再会した喜びで足も軽い。<br />ブラジルに入れば、また人の性格も、街の雰囲気も、変わるでしょう。<br /><br /><br /> <br />

旅の友達ゲーブルくんに、サンチアゴ以来の再会。会うべき人とは会うものなんだね♪@ブエノスアイレス/アルゼンチン

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1987/09/07 - 1990/05/05

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みどくつ

みどくつさん

1989年8月3日、今日は、長距離バスに乗って、一晩過ごし、明日の朝は、ブラジルとの国境「イグアスの滝」へ行く。
泊まっていた「ホテルセントラルコルドバ」を、午前9時半に、チェックアウト。

ホテルをチェックアウトするときに、一泊分の8000オーストラル払った。
と、ノートに書いてあるので、このホテルは、一泊8000オーストラル(約12ドル)だったのでしょう。

バスターミナルまで歩き、バックパックを預けて身軽になる(預け賃500オーストラル)。
昨日新聞を読んだ「日本文化会館」へ行く。

昨日の経験で、午後1時までオープンしているのがわかっていた。
バスの出発が、午後3時なので、午前中は、日本の新聞雑誌を読んで時間潰しをするつもり。

それと、参議院選挙の結果については、もっと詳しく知りたいしね。
土井たか子が表紙になっていた、TIME(8月7日号)で「WOMAN OF THE HOUR(土井たか子)」を読む。

日本語の活字に飢えているので、特に、文芸春秋を読むつもりだ。
文芸春秋は、海外で買うと高いので、こういうところで読むのがいい。

活字が多いのは、海外旅行で読むには最適なんだよね。
僕は、この一回目の世界一周旅行(1987-1990)が終わった後も、ロサンゼルスの「ホテル加宝」を拠点にして、旅を続けていた。

1995年にロサンゼルスの「ホテル加宝」から西インド諸島に旅に出た。
このときは、「ホテル加宝」のロビーにおいてあったサーファー雑誌「FINE」を隅から隅まで読んだものだ。

文章に何が書いてあるかではなくて、日本語が読みたかっただけなんだね。
つーことは、日本語さえ書いてあれば、中身はなんでもいいってことでしょうか(涙)。

という風に、ひたすら日本語の雑誌、新聞を読みふける。
そこに、新しい人が入ってきた。

実は、この「日本文化センター」にいたのは、僕一人だったんだよ。
つまり、海外で日本文化を宣伝するという目的では、完全な、税金の無駄遣い。

僕のような、海外個人旅行者が、暇を潰せる場所としては、ありがたいところだが。
本を読みふけっていると、「西本さんじゃないですか!」と、声がかかる。

僕は、これまでも、旅の拠点ロサンゼルスで多くの人に出会っている。
また中米でも、南米でも、知り合った旅行者は多い。

声をかけてきたのは誰かなーと、振り向く。
僕が一番会いたかった人だった。

それは、チリのサンチアゴで別れた「ゲーブルくん」だったよ。
読者は知っていると思うが、僕はゲーブルくんとロサンゼルスの「ホテル加宝」で出会った。

一緒の車で、中米を下ろうと思ったが、それを止めた。
消息を知ったのが、ペルーのチャンチャン遺跡だったね。

訪問者名簿に名前を見つけたから。
実際に再会したのは、南米ペルーのクスコの路上だった。

クスコでみんなでパーティをやって、別れたっけ。
そのあと、プーノで偶然に出会い、ボリビアのラパスでも、道でばったり出会った。

プーノからアリカ、アリカからアントフォガスタ、アントフォガスタからサンチャゴは、一緒のバスで旅をしていた。
でも、お互いに一緒の時間が長すぎると感じていたので、サンチアゴを出るときに、別のルートを取って、一緒にならないようにした。

その彼と、ブエノスアイレスかkら、イグアスの滝への長距離バスが出る日に会うなんて。
神の導きを感じるね。

話したいことが互いにたくさんあるが、昼休みまで本を読んで過ごす。
午後1時に日本文化センターが閉まり、僕は、午後3時にイグアスの滝に向かう。

その時間を利用して、昼食を一緒にする。
歯のクラウンが外れているので、柔らかい素材の中華料理にした。

僕は、チョプスィー、マーボ豆腐、スープ。
彼は肉料理だったと思う。

もちろんワインも、ボトルで、つけるよ♪
二人はとにかく気が合う上に、サンチアゴで別れてからの、旅の話が山ほどある。

互いの体験談で、アルゼンチンの悪口を思い切りしゃべれたので、スッキリした。
内容をメモってあるが、「ホテルのチェックアウト時間が早すぎる」と、ゲーブルくんが言ったらしい。

2人の意見が一致したのが、「経済が破綻して、金もないのに、いい服を着て気取るんじゃねーよ!」だ。
海外のレストランでは、日本語でどんなひどいことを言っても、誰にも理解できないのがいい(笑)。

僕は、バスに乗ってしまえば、あとは寝るだけという感覚なので、ワインを追加。
昼食のワインを、寝酒にしてしまおうと言う感覚。

2人で、思いっきり食べて飲んで、チップも入れて、一人当たり、8000オーストラル。
米ドルで13ドルだから、結構豪華な食事だったね。

乗車時間が迫ってきたので、あっさりと別れる。
僕たちは、互いの名字は知っているが、名前は知らない。

住所も電話番号も、これからの旅の予定も教えなかった。
それが、旅先で出会った旅行者の感覚。

僕は、彼が見送りに来るのを断る。
別に、べたべたする必要はないしね。

アルゼンチンは悪いことばかりだったが、最後に旅の仲間のゲーブルくんと再会した喜びで足も軽い。
ブラジルに入れば、また人の性格も、街の雰囲気も、変わるでしょう。



旅行の満足度
3.0

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