北京　オバサン一人旅　７９８芸術区

2016/08/29 - 2016/09/05

中国語検定２級合格記念ひとり旅！
四合院ホテルに滞在してテキトーにうろつく７泊８日

行った場所

＊南鑼鼓巷
＊景山公園　鼓楼　后海
＊慕田峪長城
＊馬連道茶市場
＊７９８芸術区
＊琉璃廠
＊旧イタリア大使館
＊天津

エリア 北京(中国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エクスペディア

７９８芸術区には、バスで行くのをおすすめします。

わたしは、地下鉄１０号線で「三元橋」へ。
三元橋駅に面した通りを渡って、すこし右に行ったところの「三元橋東」バス停から「４０３」のバスで行きました。

「大山子路口東」で降りれば、芸術区への入り口はすぐにわかります。

東直門から「８５０」のバスでも行けます。

ここですよー！　的な看板や門などはなく、工業団地にふらっと入っていく感じ。

北京798芸術区 博物館・美術館・ギャラリー

AからEまでの５つのゾーンがあり、それぞれ案内図があります。無料Wi-Fiが飛んでいて、登録すればスマホで情報を見ることもできます。

が、わたしはテキトーが好きなんで、あえて地図なしで。
どこに何があるか、知らないほうが面白くないですか？

1950年代（大躍進政策の時代！）に作られた建物群を眺めながらブラブラ歩いていると、あっここに！　こんなところにも！　という感じで作品が現れます。

飛行機の翼を地面にぶっ刺した作品。
ワイドレンズじゃないと全体が撮れない大きさです。

グラフィティ。

全体的な雰囲気は「横浜トリエンナーレ」みたいですが、もっとゆるくて自由な感じがします。

毛沢東を称えるスローガンが壁に残っています。
「毛主席万歳」「偉大な統帥」

大躍進当時の器械！

東ドイツ製！　たまんない。

むき出しのパイプに心がおどるぅ！
絶えずシューシューと音がしていて、間欠的に水しぶきが噴き出してたんだけど、いまでも何かを作っているのか？　それとも作品なのか？

ここは服飾デザインの工房らしく、服がいっぱい。

真ん中にドーンと置いてある器械を見ていたら、２階から人が降りてきて、いきなりわたしが穿いてるズボン（タイ製ヨガパンツ）を引っ張るのでびっくり。
「ちょっと見せて」「こうなってるのか」…調べられてしまった（笑）。デザイナーか？

巨大なタンクを塗装中。どんな作品になるのやら。

バルブの色づかいが巧まずしてアートになっているんですわ。

適度に緑があって目が休まる。

芸術区内にあるホテル。ものすごくオサレ！
わたしは絶対に泊まれない。落ち着かない。

http://www.booking.com/hotel/cn/grace-beijing.ja.html

かと思えば、中国らしい門もあり。

カフェでビール。冷え冷えで美味いです。
ここには欧米人がたくさんいて、彼らは当然のように昼からビール飲んでますので、遠慮なく流れに乗りましょう。

正直、すごいっ！　と思える作品はあんまりなかったな…。

絵も本人もキョーレツな画家　CAO YONG。
こういう人の作品って誰が買うんだろうか。

http://caoyong.us/

微妙なんだよな…。

リオオリンピックで大ブレイクした、全力出しきり娘フーユエンホイちゃんの絵。
みんな一緒に写真取ってました。

https://www.youtube.com/watch?v=unVJgpanzOI

作品の周りをグルグル回って鬼ごっこする親子。

芸術見るぞ〜！　と気合入れて鼻息荒くなっちゃうひとは来ないほうがいいかもね。でっかい展覧会に朝から並んじゃう人とか、どこかに行ったら名所を全部見ないと気がすまない人には向きません。

ぜったいに見逃せない作品なんかひとつもありません。
ぶらぶら流して、気に入ったのがあったらゆっくり見る感じでいいと思います。

あ、この写真展はすごくよかった！
http://photo.artron.net/20160413/n861083.html
「中国新礦工」炭鉱で働く男たち。

真っ暗な坑道内で撮った写真と、自分の家で撮った彼らの写真を並べて見せているの。

地下１８０メートルから３００メートルにいるところ。
顔だけボウっと浮かんでる。どうやって撮るんだろう。

緊張感がぁ〜！
ニヤッと笑ってる人もいて、よけい怖い。

自分の部屋でリラックスした表情。
本人手書きの一言コメントがいい！

この人は「仕事安全に、家庭幸せに」。
「家族のために金を稼ぐ！」とか「もっと給料ほしい」とか書いてる人もいました。

図録があったら絶対に買ったと思う。なんでないんだ！
それ以前に、この会場に主催者がわの人が誰もいなかったし（笑）。盗まれたらどうするのよ。

ほんとゆるいなあ！

溶かした銅で彫刻作品を作っている、朱炳任という大先生の博物館もすごかった。

フラフラ歩いてたら、道ばたに金ピカのクラゲ様のものがウジャウジャわらわらと〜！

ウジャウジャに導かれて中に入ると、金ピカのひまわりが〜！

金ピカの田んぼが〜！　
溶かした銅で作った田んぼ！　どうなの！？

値段もついています。この鹿（らしい）は380000人民元。
どうですかお客さん！