香港2★香港島に移動　3度目の正直？　香港醫學博物館

2016/09/16 - 2016/09/16

この日も夜は舞火龍を見に行く予定で
少し早めに香港島に移動しました。

15時50分には上環駅に到着したので
今まで何度か行って運悪く入れなかった
醫學博物館に行ってみることにしました。



○　香港醫學博物館について　○
この醫學博物館がある太平山区は1840年代、香港で最初に華人居住区となった場所です。人口密度が高く、衛生条件が劣悪だったことで1894年にはペストが大流行しました。

そのペスト大流行の現場の近くに建てられたのがこちらの醫學博物館（細菌學検験所）です。醫學博物館の前身は、1906年設立の細菌學検験所で、医学化学検査のために設計された香港で最初の建物でした。細菌學検験所はその後、研究分野が広がったため病理検験所となり、1973年まで研究が行われていました。

香港醫學博物館は1996年にオープンし、現在、医療器具の紹介や、香港の医療衛生、看護、19世紀のペスト流行、実験室の展示、漢方の紹介と展示などが行われています。

エリア 香港(香港)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

上環駅を出て、医学博物館に向かいます。

七色の階段のぼって

さらに階段上って

オシャレな骨董品のお店。さすがSOHO！！

このあたりは孫文の生活した場所。

またまた階段。

そして到着★

○　香港醫學博物館

Alexandre Yersin像

Alexandre Yersinはスイス出身でフランスに帰化した医師であり細菌学者。1894年、Yersinはフランス政府とパスツール研究所の依頼で香港に派遣され、中国東北地方の肺ペスト大流行の研究を行い、病気の原因となる病原菌を突き止めました。

入場券は20HKドル。

まずは紹介ビデオをちょこっと見て、そのあと建物の紹介の展示。

医学博物館の建物は、イギリスエドワード式の建物で、香港の建築士の20世紀初頭の傑作のひとつとも称されています。ゆったりとしたベランダ、多くの窓、そして換気もよいことから、亜熱帯気候に合った設計となっています。屋根は中国式の瓦屋根となっていて、香港文化の要素も取り入れられています。

2階へ。

中医（漢方）の治療に使われる器具

暖炉？

センザンコウ

漢方では排毒作用などがあるそうです。

センザンコウとトラの骨…

跋罐もありました。

そういえば上海で挑戦したなぁ(^^;)

面白かったけどちょっと怖かった記憶が(^^;)

お灸と言っても色んな種類があるんですね。

香港でのお産について

昔は自宅での出産が主で危険が伴うことが多かったですが、助産婦や看護婦の育成が行われるようになり、病院や診療所での出産が主流となりました。

孫文（孫中山）が通っていた香港西医書院を題材にした出版物

陳永嫺女史は日本統治時代看護師訓練課程を受け、1945年卒業試験に合格しました。そして同年8月1日にこの卒業証書を受け取りました。

しかし、その1週間後に日本が降伏したことから、陳永嫺女史を含む、この年に卒業した看護師の卵たちは、日本人から卒業証書を受け取った唯一の卒業生たちということになりました。

広いベランダ

階段の窓

香港西医書院の卒業生と高学年の学生から数名が1902年から1912年にかけて政府の細菌学者の助手として雇われていました。

纏足の模型

纏足と言えば、小さい足の方が美しいということで、幼い時期からこういった靴を履いているわけですが…

纏足した足のレントゲン写真。

地下の展示室へ

いきなりの漢方店

霊芝

それぞれの土地土地で有名な漢方薬の材料があります。

中国の伝統的な草薬店を再現した者。存安堂の額以外は、1920年代創業で2009年初めに閉店した、旺角の漢方薬局、大安堂から寄付されたもの。

お隣のお部屋は…

いきなりの手術室(^^;)

牛痘を接種した牛を利用し、天然痘を予防するワクチンを生産

麻酔についての展示

麻酔器具

私も何度か手術受けたことがありますが、麻酔が無かったらホント手術つらいでしょうね…(^^;)

年季の入った歯医者さん

虫歯三段階

眼科

17時見学終了！

○　普慶坊

孫文が結成した政治結社、中国同盟会の旧招待所。

○　卜公公園