2016/07/16 - 2016/07/23
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sasamiさん
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2回目の旅行記投稿です。
夏休みを利用してロンドンへ。昨年はポルトガルとスペインで街歩きを楽しみましたが、今年は芸術に浸るために美術館や博物館をメインに据えました。大好きなフェルメールも確実に押さえてます。
仕事の関係上、次いつ海外旅行出来るかわからないので、「やりたこと全部やる」をテーマにして贅沢に、欲張り行程を組みました。なので、エディンバラ日帰りや、パリ日帰りなど、強引なこともしております(笑)。
0日目 羽田到着・宿泊●
1日目 羽田→ロンドン●
2日目 ロンドン観光(ナショナルギャラリー・ロンドン塔など)●
3日目 ロンドン観光(ウェストミンスター寺院・ケンウッドハウスなど)●
4日目 エディンバラ日帰り○
5日目 バイブリー・グラストンベリー・ストーンヘンジ
6日目 パリ日帰り
7日目 ロンドン観光(大英博物館)・ロンドン出発
8日目 羽田到着
※事前準備していったもの(航空券・ホテルはエクスペディアで予約)
・旅行保険
・ロンドンパスバウチャー(現地で引き換えます)
・ビジターオイスターカード(30ポンド分入金済のもの)
・ヒースローエクスプレスチケット(往復)
・エディンバラとパリの日帰りツアーのバウチャー
・湖水地方を移動するためのリムジンのバウチャー
・パリ観光用のミュージアムパス(2日分)
ミュージアムパスは少しもったいない感じですが、効率よく回るために購入しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
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4日目です。今日はロンドンから北に550km。スコットランドの首都であるエディンバラに日帰り旅行です。
エディンバラは紀元前からの歴史を持ち、美しい旧市街は世界遺産にも登録されています。
今回は日帰りツアーを申し込みました。キングクロス駅6時30分集合、7時過ぎに出発。エディンバラに11時半ごろ到着、エディンバラを18時半ごろに発つという弾丸行程です。
写真はキングクロス駅。朝一番なので人は少なめです。ドームに覆われたとてもきれいな駅でした。インフォメーション前にツアーの係員の人がやってきて、時間になると往復の鉄道チケット、特典のバス乗り放題チケットの引換券、エディンバラ城の入場券をくれました。キングス クロス セント パンクラス駅 駅
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有名なハリーポッターのモニュメント。
この時間だとたださびしいだけですね。 -
さあ出発です。
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奮発して一等車にしました。二つ並びの席と、通路を挟んで一席。
自分は二つ並びの席の通路側でした。窓側にはビジネスマン風の若いお兄さんが座っていました。特に会話はなしです(苦笑)。 -
朝食はイングリッシュブレックファスト!
お皿に盛りつけられたホットミールとパンです。とてもおいしかったー。
ちなみに真ん中の真っ黒な謎の食べ物。おいしかったのですが未だに何か分かりません。 -
イギリスの車窓から。
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海が見えてきました。
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延々と海岸線を走ります。とてものどかで、きれいで、ぼんやりと眺めていると心が凪いで行きます。
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エディンバラ・ウェーバリー駅にほぼ定刻通り到着です。
駅を出た瞬間にこの光景。すごい・・・。エディンバラ ウェーバリー駅 駅
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灰色のレンガで統一された街の入口です。
渋い。 -
まずはここ。スコットランド国立美術館です。ウェーバリー駅からは歩いて10分ほどのところに位置しています。
規模はそこまで大きくありません。神殿風の壮観な建物ですが、入場料は無料。ありがたいです。スコットランド国立博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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イチオシ
発見!フェルメールの最も初期の作品の一つで、貴重な宗教画「マルタとマリアの家のキリスト」です。
現存するフェルメール作品の中では最大サイズ。絶妙な陰影とまではいかないものの、衣服の質感など繊細な表現はまさにフェルメール。美しいです。 -
分かりにくいですが、左下にサインがあります。
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こうして離れて撮ってみると大きさが分かります。
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モネの「麦わら積み」。冬バージョンです。
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ゴッホ「Head of Peasant Woman」
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サージェント「Lady Agnew of Lochnaw」
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ゴーギャン「The Vision of Sermon」
赤が印象的で、羽の生えた人が誰かと戦ってる(?)のを女性たちが見ているという不思議な絵です。
調べてみたら、「説教のあとの幻影(ヤコブと天使の闘い)」という和題があるようです。旧約聖書の一場面をテーマにしているとのことですが、祈るようにみている女性の表情と、遠くで闘っている構図がなんとなくシュールというか… -
ドガ「Portrait of Diego Martelli」
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シスレー「The Seine at Suresnes」
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国立美術館を後にし、ホリールード宮殿のクイーンズ・ギャラリーへ。バスに乗るためロイヤルマイルにやってきました。この街並み、とても素敵です。来たときにも感じましたが、グレー系で統一された建物が渋くて、歴史の重みを醸し出しています。
何と言うか、「魔法が今でも息づいています」って言われても納得してしまいそうな、古い魅力がこの街には詰まっています。ロイヤル マイル 旧市街・古い町並み
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そして道端にはたくさんの大道芸人さんがいます。
たしか、時期になればそういうお祭りが開催されているはず。
浮いてますね。 -
バグパイプの奏者さん。結構たくさんいました。衣装も伝統的なものですね。しかし、絶対暑いはず。
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バスに乗ります。エディンバラのバスはウェーバリー駅を起点として、ホリールード宮殿やエディンバラ城などを結んでいます。
ロンドンでもらった引換券を運転手さんに渡して、一日券に交換します。 -
そしてやってきましたホリールード宮殿のクイーンズギャラリー。
前回の旅行記の冒頭、ロンドンのクイーンズギャラリーのところでも述べましたが、クイーンズギャラリーでは展示品が常に入れ替わっています。つまり、常設展がないということです。
クイーンズギャラリーはフェルメールの「音楽の稽古」を所有していますが、人気のあるフェルメールも常に展示している訳ではないので、出会えるかどうかはタイミングが重要。もちろん展示されているタイミングを狙って旅行出来ればそれが一番なのですが、社会人になればなかなかそうもいかないですよね。
今回の旅行で観ることが出来たのは、本当に幸運だと思います。ホリルードハウス宮殿 城・宮殿
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来ました!フェルメールの「音楽の稽古」です。
光が差し込む室内に、ヴァージナルを演奏する女性と男性が描かれています。
手前のテーブルクロス、テーブルに乗った白い陶器の質感や色彩などこれぞフェルメール!緻密さ繊細さ、陰影、空間構成どれをとっても素晴らしいです。
調べて分かったのですが、このヴァージナルには「音楽は喜びの伴侶、悲しみの薬」という言葉が記されているそうです。昔から音楽は人々の生活や感情に寄り添うものであったことが分かりますね。 -
イチオシ
大きくもう一枚。この構図、ものや人物の配置、フェルメールの作品には「調和」という言葉がぴったりです。
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こちらはピーテル・デ・ホーホ。今回の展示品のテーマはフランドルでした。
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エディンバラの芸術を楽しんだ後は、自然を楽しみましょう。ということでやってきたのが、「アーサー王の玉座」と呼ばれる丘。
ホリールード宮殿からバスに乗って数駅のほど近いところにあります。
ここからはエディンバラの街が良く見えるということでやってきました。かなり迫力がありますが、エディンバラの中ではややマイナーなスポットなのでしょうか。 -
とは言え、この傾斜です。なかなか厳しい道のりになりそうです。
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少しのぼり振り返ってみると、かなりきつい坂道だということが分かります。いやきつい。
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でも上って行くほど素晴らしい眺望になります。
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遠くに海が見えます。そういえばエディンバラは湾に面した街でした。
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かなり歩きましたが、どうやら入口を間違えたのか丘の一番高いところへは行けそうにありません。疲れもたまってきたので引き返すことにしました。
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再びバスに乗り、今度はエディンバラ観光のマストスポット、エディンバラ城を目指します。
バスは街中を循環しているので、ひとまずウェーバリー駅まで街を眺めながら戻ることにしました。 -
バスからも素晴らしい景色が眺められます。
天気も快晴。最高の観光日和です。 -
ウェーバリー駅を挟んで、エディンバラ城とは反対側のエリアです。
建物は重厚ですが、いわゆる観光地という感じはなく、街の行政や経済の中心地といった雰囲気でした。 -
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これは確か有名なモニュメントですね。
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バスで街を一通り見てウェーバリー駅に戻った後、ロイヤルマイルからエディンバラ城に向かいます。
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来ましたエディンバラ城。
城というよりは、ロンドン塔のような要塞に近い印象です。
重厚な渋い外観ですね。
チケットの引換券がツアーの特典で付いているので、こちらを使用。日本語ガイドのみレンタルしました。エディンバラ城 城・宮殿
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小高い丘の上に立地しているため、素晴らしい眺望です。
本当に天気が良くて気持ちがいいです。 -
門を入場した先には、様々な建物がありました。
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さながら小さな街みたいな感じになっています。
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建物の色が統一されていてきれいです。
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色んな建物があって、日本語のガイドを聞きながら回っていたのですが、正直記憶が・・・(涙)。
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ため息が出る眺望。
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確かここはハーフムーン・バッテリーと呼ばれる砲台だったような・・・。
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巨大大砲モンス・メグ。本当にでかいです。
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こちらはクラウン・ルームです。内部は撮影禁止でした。
ロンドン塔にもあった、王室のレガリアを展示しているところです。ここの見どころは何と言っても「運命の石」でしょう。代々のスコットランドの王がこの石の上で戴冠式を挙げたと言われています。
様々な伝承があるそうですが、西暦500年ごろにアイルランドから持ち込まれたとか。半ば神話、伝説の世界ですが、とっても古いものであるのは確か。
見た目は単なる大きな石なのですが、その不思議な歴史がその石に意味を与えているのでしょう。 -
ここはグレートホールがある建物。
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そしてここがグレートホールです。かつてスコットランド議会のミーティングが行われていました。
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現在も儀礼的行事に用いられているとか。
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スコットランドの歴史に触れることが出来ました。
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城を後にし、ロイヤルマイルを歩いてウェーバリー駅に向かいます。
途中で家族へのお土産にスコットランドウールのマフラーを買いました。ロイヤルマイルにはそういったお店がたくさんあります。
しかも安い!本当に大丈夫なのかと思うくらい安いのです。確か4つで30ポンドくらいだっと記憶しています。 -
フクロウと撮影できるところ。ハリーポッターを意識しているのでしょうか。
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そして駅に戻ってきました。午後6時ごろ出発です。
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途中は疲れ切ってしまい、なかなか道中きつかったです。
夕食は鉄道の中で出てくる軽食で済ませました。サンドイッチなどがありました。それなりに美味しかったです。 -
しかし、電車が遅れに遅れて、キングクロス駅に着いたのは11時を回っていました。途中のろのろ走るかと思ったら、駅で長い時間停まったりして、ちょっとストレスがたまりました。
そして、ロンドンが近くなると、少なくとも自分が乗っている車両はほとんど誰も居なくなってしまいました。
夜遅かったので、キングクロス駅からはタクシーを使ってホテルまで戻りました。初めて乗る有名なブラックキャブ。キングクロス、セントパンクラス駅には大きなタクシープールがあって、それなりに安心して乗れると思います。ホテルの名前と住所をあらかじめメモしておき、運転手に渡しました。
これで4日目が終了。明日は今回の旅行で行きたかったところ上位である、バイブリーやグラストンベリー、ストーンヘンジに行きます!引き続きアップ頑張ります。
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