雨のち晴れ、ここは天国ですか？　ムオッタス・ムラーユ (2016スイス４)

2016/09/05 - 2016/09/05

サンモリッツに行ったら、どこをハイキングする？

事前に本を読んでも、横文字の名前が難しいし、難易度も
自分にとって、どうなのか全然、わからない。
時間だって、我が家の体力では、どうなるかわからない。

そんなとき、役に立つのが４トラ、
いろいろ読ませていただいてムオッタス・ムラーユにしました。
とても良いコースでした。

アルプスの画家、セガンティーニが山小屋建てて住んだの

分かります。すばらしいハイキング・コースです。満足！

エリア スイス

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

2016年9月5日、月曜日9時30分

旅行5日目、いつものようにサンモリッツに

朝からベルリナ沿線を向かうも、今日は雨.....

地球の歩き方、雨の日に従って

セガンティーニ美術館に行くも、

ガ〜ン!　月曜は休館日。

雨の日にノープラン、まだ朝の10時だよ、どうしよう。


氷河鉄道沿線ドライブで見逃した、ラントヴァッサー橋、
遠いかな？ナビで調べたらサンモリッツから23Km、車で、
わずか１時間、急慮、小雨決行、行くこと決めました。
この判断すごく良かったです。小雨でも問題なし、楽しめました。

途中、アルブラ峠のゲストハウスで、さらに神の声

午前11時半

お店のオジさん、雲の動きのレーダを見せて

「コノ雲ノ動キヲ、ヨク見ヨ。山ノ上ハ、今日ハ雪ダヨ。
コノ動キダト、４時グライカラ、夕方ハ晴レルヨ」

信じるものは救われる。

アルブラ峠の神の声を信じて、

ラントヴァッサー橋のハイキングは早めに、２時間で終えて

午後４時半には、ムオッタス・ムラーユのケーブル・カーの

駅に来ました。

はい、ここポイントです。

このケーブルカー、

7時45〜23時、なんと２３時!!!まで30分毎に動いているんです。



晩夏とは言え、夏のヨーロッパの日は長い。
午後４時半から、ムオッタス・ムラーユから
セガンティーニの小屋までのハイキング
強行します。

1738mの地上から、

2456mのムオッタス・ムラーユの展望台まで

700m、あっという間、10分で上ります。

展望台には

ロマンテックホテル・ムオッタス・ムラーユが

あります。

高級レストランもあり、今日の夕食はココと
決めてます。

雨上がり午後５時の

ムオッタス・ムラーユ展望台からの眺め。

...
.....
....................................

ふっ〜、言葉にならない。美しい。

ここは天国ですか。


サンモリッツ湖、シルヴァプラナ湖、シルス湖と
アルプスの山々を背景にした３つの湖が、一度に
見れます。空気も新鮮、ここは天国ですか。

ため息をつきながらも、もう午後５時５分。

ゆっくりはしてられません。

セガンティーニ小屋までのハイキング強行します。
(地図、黄色の道)

看板では1時間45分、７時について８時ごろ戻ってくる。

最初は平坦な道、なんの問題もありません。


遠くに見える雪山は3000m級です。気持ちはいいや。

５分でムラーユ牧場に到着、順調です。

牛さんが、のどかです。馬さんもいます。

カウルが響きます。

ちょうど５時半です。

一番上にセガンティーニの小屋まで１時間15分って
書いてあるので、ピッタシ、30分歩きました。
看板通りのペースです、大丈夫。

渓谷の小川を越えて、ここからが本番です。


ここから高低差431m登ります。
地球の歩き方には、技術３/体力２と書いてあるけど、
大丈夫かな？

午後５時４５分

ムオッタス・ムラーユの展望台が、もう、

あんな向こうです。

ガレ場を歩きますが、さすがスイス

すごい整備されています。

もう夕方の６時、こんな時間にハイキングしてる人は

誰もいません。

気温も冷えてきて、ちょっと不安に.....

峰を越えて、ちょっとひらけるたんびに

わぉ〜。

正面の白い山は
Bellavista(3922m)Piz Zupo(3996m),Piz Argient(3945m)と
モルテラテッチュ氷河です。

ということは、右の山と雲にちょっと隠れた、白い山は
ピッツ・ベルニナ(4049m)です。

一歩、歩くたびに

4000mの白いアルプスと氷河が

目の前に、迫ってくる。

これだよ、スイスの魅力は!!!




ピッツ・ベルニナ(4049m)も、お顔を出してくれた。

午後６時１５分、

ムオッタス・ムラーユ展望台を出発してから

１時間10分、

ついにセガンティーニの小屋をとらえる。

アルプスの画家セガンティーニは４１歳の若さで
死ぬ(1899年)まで、ここで、絵を描き続けたんだな。

わかるわ、

写真整理していても、実際の風景は、もっと、もっと
きれいだったと思う。絵でしか表現できないかもしれない。

午後６時半、

セガンティーニの小屋が見えたところで満足。

気温が下がってきたので、ここで満足
引き返すことにしました。
無理は禁物です。

ムオッタス・ムラーユの展望台、

あんなに近くに見えるんだけどなぁ。

モルテラテッチュ氷河、ピッツベルニナ、ロゼッタの谷

ずっ〜と見ていたいけど、戻らないと。

下りは足元を見て、

可憐な高山植物に癒されながら。

。

帰り、午後７時15分。

もう誰もいないので、柵から牛が出てきて

遊歩道も牛さんの無法地帯です。

妻は赤い服着てたので、大きく迂回します。

牛さん、大迫力

怖いですよ。

このムラーノ牧場の牛

大自然の中で、育って、いかにうまいか

書いてあります。

(ドイツ語なので想像です。
でも肌もつやつや、毛並みもピカピカなので
ブランド牛に間違いないと思いました)

午後７時２０分、サンセットです。

戻って正解でした。

サンモリッツの街に灯りが灯ります。

日没前の、２時間ちょっとのハイキングでした。

シューズと暖かい恰好が大事だと思いました。

展望台のロマンティツクホテル・ムオッタス・ムラーユの

レストランでディナーをとります。

あのムラーユ牧場の牛さんがスペシャル・メニューです。

当然、ムラーユ牛のステーキ260gを注文します。

スイスは物価高ですが、高級レストランになると、逆に

値段は安く感じます。

レストランでは、トレッキングシューズはいていたので

珍しかったのか、いろんな人から声かけられました。

皆さん、きれいな服きて、夜景楽しむためだけに食事に

来てるんですね。ちょっと気おくれして、写真とろうと

思ったら、もう９時、外は真っ暗でした。

本当に楽しい１日でした。

下界に降りてホテルに戻ったら、もう11時、
ホテルのオーナが心配して待ってました。
本当に、時間を忘れてしまいました。

この旅行記へのコメント （2）

• ドロミティさん 2016/09/21 10:03:52

  まさに天国ですね！

  GuteReiseさん、おはようございます^^
  
  ラントヴァッサー橋のハイキングの後に、ムオッタス・ムラーユでのハイキングなさるとは
  ゲーテライゼ家の体力恐るべしです^^
  
  旅先での貴重な一日を有意義に過ごされていることがよく分かりました！
  我が家も見倣わなくては！
  
  ムオタス・ムラーユの展望レストラン、夜は皆様、お洒落して
  お食事を楽しみにいらしているのですね。
  もし次回サンモリッツに行きましたら、ちょっぴりお洒落して
  夜の展望レストランでお食事したいです♪
  
  GuteReiseさんの旅行記をタイムリーに拝見いたしたく、フォローさせていただきますので、
  改めて宜しくお願いいたします。ﾄﾞﾛﾐﾃｨ
  
  

  GuteReiseさん からの返信 2016/09/21 14:40:51

  RE: まさに天国ですね！

  セガンティーニもエンガディン、「天国の入り口」と言ってます。
  
  ムオッタス・ムラーユ展望台のレストラン、
  ロマンティツクホテル・ムオッタス・ムラーユの名前通り、
  素晴らしい夕暮れ、夜景が見れ、ロマンティツクです。
  なにも知らず予約なしで行ったんですが、席が空いてて、良かったです。
  絶景が見えるレストランで有名みたいです。
  
  また、サンモリッツに行く機会があったら、
  我が家も、また行くと思います。今度は窓側の席を予約して行きます。
  オシャレして行きたいけど、山も、もう一度、同じコース歩いてみたいです、赤い服だけは、避けます。
  
  GuteReise
  
  ドロミティさん、フォローありがとうございます。いつか、ムオッタス・ムラーユ展望台のレストランで、お会いすることがありましたら、よろしく、お願いします。