2016/08/06 - 2016/08/15
2368位(同エリア6774件中)
みほさん
フリープランの旅行を予約し、ベタな観光名所を自分たちで巡る、母・娘の旅です。
初日はカプリ島へ → 旅行記①http://4travel.jp/travelogue/11166092
2日目は青の洞窟リベンジ+ポンペイ → 旅行記②http://4travel.jp/travelogue/11167141
3日目は、いよいよローマを冒険!主にヴァチカンです。
この日は27754歩、歩きました。(3日間で計61963歩!)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 旅工房
PR
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3日目。ローマ滞在も残り2日になったところでようやく市内観光開始。今日はヴァチカンに向かいます。まずはテルミニ駅に向かい、ローマパス(48時間有効、28ユーロ)を購入。スーパーとは逆側の出口近くにあるタバッキに、いろんなパスが売っています。指をさして「コレ!」と言えば、伝わりますよ。
ローマパス2日用は、1日6回交通機関を利用し、コロッセオとフォロロマーノへの入場をすれば、もとはとれます。そして交通機関をそれ以上利用し、コロッセオでの待ち時間短縮できば、十分!
さて、メトロにのってヴァチカン美術館に。降車駅は、Ottaviano駅でもCipro駅でも良いようですが、案内にはCipro駅の方に「ヴァチカン美術館」の表記があったので、そちらで降りました。テルミニ駅 駅
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2分ほど歩いて、階段を上るとヴァチカン市国の壁が。そこから、さらに2分ほど歩くとヴァチカン美術館に到着です。このとき8時過ぎ。すでに壁にそってずらーっと人が並んでいて、列の最後尾は壁に「ヴァチカン美術館→」というプレートが埋まっているところの、ちょうど真下ぐらいでした。たぶん、2時間は待つなぁ・・・という感じ。
行く日が明確に決まっているのであれば、絶対にネットで予約しておくことをオススメします。しかし私たちはローマでの3日間のうちいつ行くのか、決めていませんでしたので、予約無し。2時間待つか・・・と思っていたちょうどその時。
西アジア系のお兄さんが近づいてきました。列に並んでいると、いろんな人が「FastPass, No wait in line!」などと叫んで近づいてきます。ロマの人とも思えるような人もいるので、基本無視しますが、そのお兄さんはスーツを着ており、身なりも綺麗。そして、胸には「Travel Agency」のバッジと、ローマ市公認の会社であること、写真つきの社員証がかかっていて、信用できそうなオーラが少しありました。
聞くと値段は33ユーロ(普通の入場料の倍の値段)。そんなもんかな、と思える値段ではある。何度も何度も、「詐欺じゃない」と言う。とりあえず、母を列に残して、話を聞きに行ってみることにした。お土産やさんの並ぶストリートに、そのエージェントが。恐る恐る中に入ってみると、中には日本人のご夫婦が、すでにそのチケットを購入済み。そのご夫婦は何度もローマに滞在したことがあるらしく、「ここは信用できるところよ。」と。もし、日本人の方がいらっしゃらなければ、すごく不安だったと思いますが、せっかくの滞在中の貴重な時間を待ち時間に使うより・・・と思い、実際のネットで予約されているチケットを確認し、購入することに。
原理としてはこう。
①私たちもアクセス可能な、事前のネット予約を、そのエージェントも行う。(この会社は1時間おきに10名分予約)
②列に並ぶ人に声をかけて、人数分勧誘。
③時間になったら、美術館の入り口に連れて行き、予約票と実際のチケットを交換し、旅行客に渡す
現物を手にするまではやはりそわそわしましたが、結果として倍の料金を払うことで、8時45分にはヴァチカン美術館の中にいました。やったー!バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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入り口でガイドブックを購入(13ユーロ)
早速、エジプト館から見ていきます。
これは、昨日もみたヒエログリフ。王の名前には○で囲ってあります。コレが解読の秘訣だった、ということはよく知られていますね。 -
こちらは死者の書。思っていたよりもかなり長め。3メートルくらいはありますね。
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アップで見ると、ここにもヒエログリフが見えます。
これは審判のシーン。オシリス神の前で、心臓が天秤にかけられます。真実の羽と釣り合いがとれれば来世にむかえますが、もし駄目ならアメミット(頭がワニ、上半身はライオン、下半身はカバという怪物)に食べられてしまうのです。 -
次はヘレニズムとローマの彫刻が立ち並ぶところへ。
やはり有名な「ラオコーン」の前には人がたくさん集まっていました。
が、ほかにも迫力のある彫刻がいっぱい。まだあまり人が入ってなかったので、それぞれの彫刻のポーズを真似して写真をたくさんとりました。(お見せできないのが残念!笑) -
今回の旅で覚えたことの1つ。「アテナ(ミネルヴァ)」
兜をかぶり、武器を持つ”女神”は彼女だけ。
これだけは、見分けることができるようになりました笑 -
こちらは地図の間。一番好きな場所です。
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2度もいったカプリ島の地図。
単なる地形図ではなく、どこに教会があるのかや、港町なども書かれてあります。 -
イタリア半島の地図。これがとっても気に入ったので、ポストカードを購入しました。
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教皇の居室の方に進みます。ラファエロの「アテネの学堂」が壁に。
教科書などでよく見ますし、見所でもありますから、部屋の一番目立つところにある、と思いがち。
ですが、経路からいうと、部屋に入ってから振り返るとあります。みんながガイドを聞いたりしながら、ずーっとこの絵を見ています。
真ん中のプラトンとアリストテレスの思想の違いに注目するのも楽しいですが、他に書かれている思想家や学者が、なぜ彼らをチョイスしたのかを考えるのもまた面白いかな、と。 -
ラファエロの間には、他にも見ごたえがある絵が描かれてあります、ってガイドブックに書いていました。前回はスルーしてしまったので、今回はこちらをじっくり。
一人だけ違う方向見ている・・・と面白がられて、妹に写真とられました。笑 -
こちらは世界地図。アフリカの先が書かれてあるので、大航海時代以降に描かれたのでしょう。ヨーロッパのほうはかなり詳細に書かれていますが、アジアは適当。そして、日本はありません。
「日本がないわー」と話していると、隣からお兄さんが声をかけてきてくれました。
「この当時は、新大陸への進出に興味があったから、ラテンアメリカの方はかなり詳細に書かれているよ。」と。 -
そのお兄さんはドミニカ出身。たしかに!こちらはしっかり描かれてあります。
お兄さんは一人旅が趣味で、日本にも2度ほど来たそうです。他の地図も見ながら、一緒にひたすら日本を探していました。
最後に話したのは、もうそろそろあるはずのWBCについて。
第1回・第2回チャンピオンの日本出身の私と、第3回チャンピオンのドミニカ出身のお兄さん。
次はどちらが勝つのか!? WBCのときに今日の日のことを思い出してね、っていうてさよならしました。
さわやかないいお兄さんだったわ〜 -
12時を過ぎました。おなかがすいた!ということで、ヴァチカン内のカフェテリアでお昼を食べることに。
ワンプレートの食事と、スイーツと、ペットボトル1本で10ユーロ。
食事には、数種類のパスタ、リゾット、ピザ。
スイーツは、カットフルーツかティラミスがありました。
これを3人でわけっこしました。 -
プチトマトとオリーブのパスタ。たぶんガーリック&オリーブオイルで味付けされてるんじゃないかな。
あっさりした味で、ペロリと食べちゃいました。 -
見学再開。残りは、システィーナ礼拝堂と絵画館。
システィーナ礼拝堂は写真不可なので、ダヴィンチの「聖ヒエロニムス」の絵を。
未完成のようですが、肉体や表情の美しさは十分です。 -
最後にあったのは、アダムとイブが禁断の果実を食べる絵。
これらの有名な絵は、B4くらいのサイズで、ジグソーパズルが売られていたので購入。7ユーロ。 -
いえ、こちらが最後でした。おそらく、美術品をメンテナンスする部屋が少しだけ後悔されていました。
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お土産としてポストカードを購入し(0.9ユーロ)、自分にお手紙。
もちろん、先ほどのイタリア半島の絵です。
奥にある窓口で、切手も売ってあります。国内・国外(ヨーロッパ、アフリカ、アジアなど)地域にによって、切手のデザインや値段が違います。日本へはアジア用2.6ユーロ。 ローマ教皇フランシスコが手を振る写真が切手になっていました。
「JAPAN」を目立つように書いていれば、あとの住所は全部日本語で大丈夫。
ポストに投函。8月9日に投函しましたが、実際に日本に到着したのは8月25日。二週間かかりましたが、自分宛なのでちょうどいいですね。笑 -
ヴァチカン博物館名物、ぐるぐるの階段をおりて、見学終了。14時くらいになりました。これでも結構スタスタ歩いたほうです。入り口で2時間待っていたら・・・と思うと、ぞっとします。倍の値段ではありましたが、Fastpassを購入して正解でした。
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さて、次はサン=ピエトロ大聖堂へ。
まずは、回廊の右手側にあるセキュリティーチェックを受けます。ここで30分ほど並びました。日陰もないので、ここが一番しんどかった気がします。
チェックを通ると、そのまままっすぐ歩いてクーポラのチケット売り場を目指します。サン ピエトロ大聖堂 寺院・教会
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クーポラへは、階段とエレベーター利用とがあります。エレベーター利用が6ユーロ。エレベーター利用とはいえ、その後かなり階段があり、息切れはんぱない。
ちなみに、チケットの図柄は数種類あるようです。私のは青空、妹のは夕暮れ、母のはどこにあるかも分からない窓でした。(ちょっと残念)クーポラ (円屋根) 建造物
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クーポラの中、つまり大聖堂の十字に交わる部分を上から見ることもできます。
下から見ると、絵画のように見えるものが、近くから見ると実はモザイクだった・・・ということに感動しました。 -
ちなみに、この旅行の前に映画の「天使と悪魔」を見ていたので、美術品を見るとどうしても大事な部分がどうなっているのか、見てしまいました笑
ここの天使たちのは、葉っぱで隠されていましたが、あとから手直ししたんだなってことがよく分かるかんじになってました。 -
苦労して上がったところからの景色。
広場にはあまり人がいなくてびっくり。このとき16時過ぎですから、みんなカフェとかでお茶してるのかな?暑いしね。 -
ヴァチカン内の、建物も上からばっちり見ることができます。聖職者たちの住居なのか、それとも会議などを行う重要な建物なのか。わかりません!笑
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サン=ピエトロ大聖堂内では、コレだけ見ました。もう疲れちゃっていたので笑
ミケランジェロの「ピエタ」です。
でもこれ実は、ミケランジェロの作品じゃぁないかもって今なっているようですね。
こんなすばらしい作品を作ることができたのは、一体誰だったのでしょうか。 -
スイス憲兵!!
黄色と青のコントラストがとっても素敵。観光客がバシバシ写真をとる中で、おしゃべりもせず、そわそわもせず、ずーっとじっと立っている姿を見て、「やっぱり、軍人さんなんだな」と思いました。 -
広場には、マンホールみたいなものが2箇所あって、そこから見ると回廊に4本あるはずの柱が全部重なって見える・・というのも有名ですが、ここから一歩ずれると、いきなり全部現れるので、ほんとうにびっくりします。
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これも「天使と悪魔」でみたやつ。
西、っていってた気がしたので、一応WESTを撮ってみたのですが、果たして正解なのでしょうか?笑
ヴァチカンは以上で終わり。 -
サンタンジェロ城とサンタンジェロ橋の前では、いろんな天使になりきって写真をたくさん撮りました。
前回のときも、サンタンジェロ城は素通りしてしまったのに・・・今回も・・・笑
次来る機会があれば、もうヴァチカン美術館は行かないと思うので、こちらやボルゲーゼ美術館などを見れればいいな、と思います。
ローマ観光はこの日もまだまだ続くのですが、長くなってきたので一度きりますー。お読みいただき、ありがとうございました。サンタンジェロ城 城・宮殿
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