ウィーン・真夏のヨーロッパ３ヵ国！〜芸術の街を駆け巡る・後編〜　2

2016/07/30 - 2016/08/01

今年の夏休みは、５年ぶりのヨーロッパ。
ANAのマイルも貯まったことだし早々と２月頃にチケットだけ押さえ、後はワクワク待つばかり。

しかし、3週間前になって私の体調が悪くなり一時は最悪、旅行中止まで考えましたが何のことはなく、お医者様の「心配ないよ。旅行は行った方がいい」の一言でみるみる快調へ。ほっとしました。

旅先は、ずっと憧れていたクロアチア・ドブロブニク。
「アドリア海の真珠」と言われている世界遺産は写真で見るのとは何が違うんだろう？
それを肌で感じてみたいと思いました。

直行便はないのでどこを経由して行こうかと悩みましたが、夫婦共々行ったことのないオーストリア・ウィーン経由にしました。今年の９月にはウィーンまでの直行便がなくなってしまうというので、尚更乗っておきたいと思って。
旅の計画を立て始めると、本来の目的地・ドブロブニクよりも見どころがいっぱいのウィーン。
安易に経由地だからと２泊にしてしまったことを後悔。
少なくともあと１泊ほしかったというのが本音ですが、もう遅いので、できる限り行きたい所を巡ろうという詰め込み観光となりました。

でも、思ったよりコンパクトで地下鉄やタクシーも便利。
清潔で安全でとても居心地のいいウィーンが大好きになりました。

ANA特典航空券・エコノミー（Ｒシーズン）　60,000マイル／一人

1日目　成田〜ウィーン　
2日目　ウィーン　　　　　　　←←←←旅行記はココ
3日目　ウィーン〜ドブロブニク←←←←旅行記はココ
4日目　モンテネグロ
5日目　ドブロブニク
6日目　ドブロブニク〜羽田

?はこちらから　http://4travel.jp/travelogue/11156966

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 航空会社: ANA オーストリア航空 クロアチア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

【２日目】

おはようございます。
朝食は小さく静かなレストランでいただきます。

時間のない私たちは、時差ボケと戦うために頑張って早起きしました。
まだ、２組しか他にいません。

パンが美味しそう。いや、美味しかったです。

しっかり目にいただきます。
ハムとチーズとパンの種類が充実していてどれも美味しい。

さあ、実質この日しかしっかり観光できません。

突き抜けるような青空の中、シュテファン大聖堂を見上げながら地下鉄でまずは、シェーンブルン宮殿へ向かいます。

ホテルから駅まで徒歩３分くらい。

チケットは、４８時間乗り放題をCATのチケット購入する時に一緒に購入しました。
初めて乗る前に改札でガシャンとバリデーションします。

地下鉄はこんな感じ。分かりやすい。

乗り換えます。
日曜日の朝はあんまり人がいません。

地下鉄は暗い雰囲気。
夜、女性一人では怖いのかも。

昼間は危なげないです。

シェーンブルン宮殿は終点。

駅から15分程歩きます。
時刻は９時過ぎですが、じりじりと日差しが強く暑いです。

ゲートからとんでもなく広い、大迫力の様相が伺える。

夏はチケット購入だけでも長蛇の列と聞いたので、日本でネット購入ておきました。
実際はそこまで長蛇ではなかったですが、直接入り口へ行けるので時間のない私たちにはよかったです。

館内は撮影NG。

見応え十分です。中は非常に暑いので水分補給をお忘れなく。
ハプスブルグ家の本を２冊読んでおいてよかったです。
日本語のオーディオ無料だったので借りました。いいサービスですね。

ビタミンシャージもお忘れなく。

敷地の端のグロリエッテから宮殿を見下ろしたい！
でも、猛暑と時差ボケで少々そこまで上るのが不安…と思っていたその時、
このバス？電車？が目の前を横切った！

止まって〜〜と言わんばかりに夫と手を挙げる（笑）も、素通り。
しばらく行った所に停留所があり、そこまで電車を追いかけて運よく乗れました。
7ユーロで乗り放題。

かなりのろのろ運転で、冷房も扇風機もなし。歩いてもそんなに変わらなかったかも！？

でも、ここは少し高台だからか風が涼しくてとっても気持ちいい！
おまけにこの眺め。

マリア・テレジアもここから見下ろす景色を気に入っていたらしい。
同じ景色を見ていると思うと不思議な気分。

宮殿。

しばしこちらで涼んでボーっとする。
無事に旅行に出発できてよかったね。

有料でさらにグロリエッテの屋上にも行けます。
行きませんでしたが。

こちらでトイレを借りたので、更なるビタミンチャージの為に冷たいカットフルーツ購入。

皆、思い思いにのんびりしたりお茶したり、中には日傘を放り投げてモデル撮りに精を出すどこかの国の人々も。

人間観察も楽しいグロリエッテ。

カットフルーツのお陰で、宮殿まで歩いて下ろうと元気が出てきました。

芝生も完璧に管理され、広大ってこういう事いうのねという大パノラマ。

「まるで絵はがきだね、この眺め」と何度つぶやいたことか。
こんな感想しか言えんのかとお互いの表現力の無さに少々呆れる。

こんな素敵な緑のトンネルもあります。

こちらも「まるで絵はがき」な眺め。

地下鉄でオペラ座近くまで来ました。

今回オペラは断念。客引きのお兄さんたちがいっぱい声を掛けてきます。
「私たちには時間がないの、ごめんね」と正直に答えるとあっさり引き下がって
「分かったよ。いい旅を！ありがとう（日本語）」とか「さよな〜ら〜！（日本語）」といってくれます。

何度もこのセリフで断った。
いつかオペラを観劇する日が来ますように。

次は美術史美術館に向かいます。

信号待ちのリンク通り。
木漏れ日が、少し暑さを和らげてくれます。

途中、モーツァルトさんにもご挨拶して。。。

到着しました！

自然史博物館と対になった配置で、その間にマリア・テレジア像がそびえ立ちます。
写真は自然史博物館。

想像以上に立派な建物とマリア・テレジア！

さすが銅像も豪華絢爛です。
会いたかった、マリア・テレジア。

興奮冷めやらぬまま、美術史美術館へ。

細かなレリーフ満載です。

チケット購入して、入場します。

何とも言えない絶妙な空調。
そしてこの空間。

ここまで細部に渡って細かく、豪勢な美術館は初めてです。

天井のフレスコ画も見事。

展示物は撮影禁止だったと思います。

そして、どうしてもこの目で見たかったのが、世界一美しいカフェ。

ここは素晴らしい空間でした。どこに目を凝らして見ても細かい彫刻がいっぱい。
贅を尽くして作られたことが一目で分かります。

上からの眺めも好き。

天井が高いから、人々の声が反響します。
それが何とも言えない美しい響きに聞こえる。

そろそろお腹が空いてきました。
お昼はとっくに過ぎています。

王宮を横切っているときに、こちらを見つけました。
冷たくて美味しい水のサーバー。
夫も列に並んでペットボトルにたっぷり補充！
これ、日本にもあったらいいのに…。

王宮。

暑い中、お馬さんもお疲れさまです！

カフェ・ツェントラル。
こちらで遅いランチを。

運よく待たずに案内されました。

うわ〜、天井高ーい。
ウィーンの建物は、けた違いに美しい。

スマートな対応の人や陽気な人、はにかみ屋の可愛い人、素敵なキャラクターに富んだスタッフさんはプロの接客。

ウィーン名物のシュニッツェルとグラーシュ、野菜スープをオーダー。

シュニッツェルは少しお塩かけたくらい優しい味。
グラーシュ、野菜スープは濃厚で野菜たっぷりで美味しかったです。

入り口に座って出迎えてくれる。

この後二個所のカフェに行く予定だけれど、ショーケースを見ると食べたくなっちゃう…。ぐっと我慢。

しかししかし、なんと私の目が段々開かなくなり、そのうちどう頑張っても２ミリくらいしか開かなくなり。。。そう時差ボケが襲ってきたのです。

とりあえず、待っている人がいるのでお店を後にしました。
居心地よくて眠くなってしまったよ。

そんな私を半笑いで見る夫。

日曜日の午後、首都ウィーンの人々は自宅でゆっくりするのでしょうか。
誰もいない。

一番の大通り、ケルントナー通りは観光客がいたいた。
ここ、アントワープの大通りに雰囲気が似ている気がしました。

眠い目をこすりながら、お土産屋さん巡りをしたり人間観察したり…。
ほろ酔いで歩くウィーンはどこも清潔で安全です。（トイレも）

ここでも、美味しいタダの水発見！
補充補充。

シュテファン大聖堂前に来ました。
もうホテルはすぐそこです。

中に入ってみました。荘厳な空気。

目の前のマンナーでお土産まとめ買い。
美味しいし見た目も可愛い。

日本はもっと暑いと分かっているが、どうしてもヨーロッパのお土産はチョコレートが無難と思ってしまう。
結果、お疲れの方が多い我が職場には好評でした。

本当はザッハーでザッハトルテを頂きたかった…涙
しかし、けれど私の眠気は限界。少し距離のあるザッハーは諦め、近くのオーバーラーに行くことに。ここも同じくらい行きたかったお店。

チーズパイとフルーツタルト、メランジェ（ウィーンナーコーヒー）と共に。
甘すぎなくて美味しい。日本の倍ほどの大きさ、完食。
こちらのホールスタッフの男性もとても素敵なプロの接客。

オーバーラーにいるとき、強い通り雨がありました。
遭遇しなくてよかった。

ザッハーでディナーも食べる予定だったんだけど…。

夫の提案で、近くのノルトゼーで持ち帰りにしました。
ここ、以前ウィーン在住だった人のオススメ。

魚介系のファストフード店。

雨を降らせた黒い雲。
もう雨は上がっている。

相変わらずの可愛らしい中庭を見下ろして部屋に到着。

ノルトゼー、美味しい！
一緒に買ったフライドポテトも、薄く衣が付いていてそれが絶妙に美味しかった。

ザッハーディナーは残念だったけれど、体調もあるし無理はしない。
もう、若くはないのでね。

お陰で深い眠りにつけました。

【３日目】
おはようございます。
前日よりも早い時間の朝食です。
一番乗り！

この日はカプレーゼがあった♪

朝食を済ませたら、早々にチェックアウトしてまずはウィーンミッテ駅でシティチェックインをします。
CAT乗り場の手前にチェックインカウンターがあり、あっという間に完了。
スーツケースをしっかり預け、時間を有効に使います。

便利なスーパー、「SPAR」。昔日本にもありましたよね。

さすがヨーロッパだなーと思える現場。
絞ったその場でボトリング。美味しいに決まってるじゃない。

当然お買い上げですわ。

月曜日の朝の光景。
通勤する人々を眺めるのも面白い。

土日に比べてスーツ姿の圧倒的にかっこいいビジネスマンがいっぱい。

今回トラムに乗る機会はありませんでした。

ナッシュマルクトへ来ました。

のんびり散策。

まだ人がまばらですが、市場はどこも楽しい。

新鮮で安いブルーベリーをつかみ取りで購入。
歩きながら食べる。美味しい〜〜。

両手にいっぱいで２ユーロちょっと。

空港へ戻ってきました。

ウィーン観光はあっと言う間。予想以上に素敵な街だった。
いつかリベンジしたい。

次の旅先は、憧れのドブロブニク！
無事に到着しますように。。。

〜つづく〜

この旅行記へのコメント （4）

• チョコさん 2017/05/22 12:41:26

  ウィーン素敵すぎますね(*´∇｀*)

  はじめまして！
  2年後に、プラハ・ウィーンへ行く予定で、今から情報を集め始めています。
  以前からの母の夢であるプラハがメインの旅にする予定でしたが、旅行記を見せていただくと、やはりプラハは2日間では足りなさそうですね(^_^;)
  シーフードのお店美味しそうですね！しかも持ち帰りが出来るのはいいいです！
  是非行ってみたいと思います☆
  

  おかつんさん からの返信 2017/05/23 18:49:13

  RE: ウィーン素敵すぎますね(*´∇｀*)

  チョコさま
  
  初めまして！書き込みいただきありがとうございます。
  お母様のためのプラハ・ウィーン旅行なんて素敵ですね！
  
  私はプラハには行っていないので、旅行記が参考にならず申し訳ないです。
  でもウィーンも２泊では全然足りず、いつかリベンジできたらと思っています。
  シーフードのファストフード店は、安くてなかなか美味しいですよ〜〜。
  街のそこら中にあります。
  
  今から旅の計画が楽しみですね。
  また他の旅行記にも遊びに来てくださいね！
  
  おかつん
  
  

• ｳﾞｪﾗnonnaさん 2016/09/29 19:37:48

  ウィーン記　とても参考になります！

  おかつんさん
  
  こんばんは。
  
  沢山の　スペイン記に　投票頂き　ありがとうございます。
  
  私は　まだウィーンに行ったことが無くて　来年の　
  ゴールデンウィークあたりに・・・と　迷っています。
  
  おかつんさんの　若い感性で　選ばれた　レストランが　大変気に入りました。
  
  素晴らしい　眺めですね。
  
  もし　ウィーンに行けたら　是非　あのレストランに行きたい！
  と思います。
  
  バーだけなら　予約なしでも　OKとの事。
  
  良い情報を　ありがとうございました。
  
  ｳﾞｪﾗnonna
  
  

  おかつんさん からの返信 2016/10/01 16:51:30

  RE: ウィーン記　とても参考になります！

  ｳﾞｪﾗnonnaさま
  
  初めまして、ご挨拶が遅れてすみません。
  スペイン旅行記がとっても楽しく、思わず次々と拝見しておりました。
  そのお陰ですっかりスペインに行きたくなってしまいました！
  スペインは未経験なんですよ…。
  
  ウィーン旅行記にお越しいただきありがとうございます。
  ＧＷにウィーンもよさそうですね！
  ウィーンの美しさ、治安の良さにすっかり魅了されて、今すぐにでももう一度訪れたいです。
  「ル・ロフト」、ぜひ行ってみてくださいね。
  日本人の姿は全く見ませんでしたが、心地よく過ごせました。
  真っ暗になる前に行くと待たずに入れるかもしれませんよ。
  
  ウィーンはとっても親切な方も多く気持ちよく過ごせました。
  
  また何度もお邪魔すると思いますが、これからもよろしくお願いします。
  
  おかつん