2016/05/19 - 2016/05/19
27位(同エリア8件中)
めておら☆さん
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”イタリアの最も美しい村(I borghi piu' belli d'Italia)”という民間が運営する団体があります。
その団体が”最も美しい村”と認定するのは、美しい景観や歴史的な遺産を持つ町や村はもちろんですが、反対に、大きな価値を持つにもかかわらず、主要な観光ルートから外れているために劣化・過疎化・廃村化の危険性に晒されている小規模な町や村も対象になるのだそうです。なぜなら、認定することによって観光客誘致を促進し、町の保護や再活性化を図る目的で。
サルデーニャ島には現在、これに認定されている町が5つあります。
・アッツァーラ(Atzara)
・ボーザ(Bosa)
・カルロフォルテ(Carloforte)
・カステルサルド(Castelsardo)
・ポザーダ(Posada)
私は今回の旅行でカルロフォルテを除く4つの町を巡ってきました。
この日訪れたのは、島の西岸にほど近い町ボーザ。山のふもとにカラフルな家々が立ち並ぶ遠景は、訪れる人々をまず驚かせ、魅了します。
しかし内部に入っても、自然と調和する美しい景観をたくさん目にすることができます。
海、山、川、そして町が全て融合する景観は大変珍しく、恐らくイタリア本土でもなかなか目にすることができないでしょう。
ボーザは私が今回訪れた4つの”イタリアの最も美しい村”の中で、不動のナンバーワンになりました!
1日目 5/13 成田空港→ローマ・フィウミチーノ空港→カリアリ
2日目 5/14 カリアリ
3日目 5/15 カリアリ・エルマス空港(レンタカー借出)→サン・スペラーテ→バルーミニ→アッツァーラ
4日目 5/16 アッツァーラ→サン・サルヴァトーレ→タロス遺跡→カブラス→オリスターノ→ボーロレ→ヌーオロ
5日目 5/17 ヌーオロ→オルゴーゾロ→マモイアーダ→ガヴォイ→フォンニ→ヌーオロ
6日目 5/18 ヌーオロ→ポザーダ→オルビア→ペヴェロビーチ→ポルト・チェルヴォ→カステルサルド
★7日目 5/19 カステルサルド→サッサリ→サッカルジャ教会→ティンヌーラ→スーニ→ボーザ→ヌラーゲ・パルマヴェーラ→アルゲーロ・フェルティリア空港(レンタカー返却)→アルゲーロ
8日目 5/20 アルゲーロ
9日目 5/21 アルゲーロ・フェルティリア空港→ローマ・フィウミチーノ空港→成田空港
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス レンタカー タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
7日目 5/19(木)
「サッカルジャ教会 田園の中に突如現れるシマシマの物体&壁画アートの町ティンヌーラとスーニをはしご♪」編のつづき
→ http://4travel.jp/travelogue/11156237
スーニからSS129(国道129号)を島の西岸に向かって10分ほど走ると、突如山間に現れるカラフルな集落、ボーザ(Bosa)です。
”イタリアの最も美しい村(I borghi piu' belli d'Italia)”の一つに数えられる町で、サルデーニャではこの他4つの町がこれに認定されています。
”イタリアの最も美しい村”についてはコチラ
↓↓↓
ウィキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%9C%80%E3%82%82%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%84%E6%9D%91
公式サイト http://www.borghipiubelliditalia.it/ -
イチオシ
町を見下ろす展望台があったので、一旦車を降りて眺めます。
なんてキレイな町なんだろう・・・
今回のサルデーニャ旅行でも一番と言っていいほど、印象的で美しいその佇まいにしばし無言で見入ります。
カラフルな家々が身を寄せあうその後方に、町を見守るように鎮座する山、中腹には町のシンボルである”セッラヴァッレ城(Castello di Serravalle)”が見えます。
ワクワク感MAX、早速町の内部へ向かいます! -
街歩きの前に訪れたのは、”サン・ピエトロ教会(Chiesa di San Pietro)”。
町の中心から2kmほど離れた静かな農道沿いにあります。 -
その起源は11世紀にまで遡る大変歴史のある教会で、ロマネスク様式(一部ゴシック様式の混合)。この様式のものとしては、サルデーニャで最も古い教会の一つなんだそうです。
ただ、その後13世紀まで続いた改修工事により、当時の面影は内部にわずかに残るだけだと言います。もちろんファザードも13世紀初頭のもの。
さらに、1938年の大掛かりな修復によって外部の石を取り替えた為、残念ながら元来の風貌は失われてしまったといいます。 -
教会左手に建つ鐘楼、未完のまま残っていると言います。
そう言えば、鐘楼というわりに”鐘”を納める部分が無いような・・・
かつては見張り塔として使われていたそうです。なるほど。 -
ファザードの3つのアーチのうち中央には扉があり、扉の上部には写真のようなレリーフが施されています。
よく見ると6つのアーチを持つ柱廊が表現されているようです。各アーチの中には中央に聖母子、その両脇に聖ペテロと聖パウロ、一番左にはこの教会の創設者でありボーザの司教、コスタンティーノ・デ・カストラが彫られています。 -
このバラ窓はファザードに計3つ施されています。
写真は扉の上部のバラ窓。
外観を見ただけで興味をそそられる教会。しかも古ければ古いほど、中に入りたい願望が募る・・・ -
扉の貼り紙を見ると開場時間は・・・
4月〜6月 9:30〜12:30、15:30〜17:30
7月〜8月 9:30〜12:30、16:00〜18:00
9月 9:30〜12:30、15:00〜17:00
10月 9:30〜12:30
てことは、11月と12月は開いてないのかな。
ちなみに月曜は休館、入場料は2ユーロとなってます。
この時はもう12:30をまわっていたので、残念ながら一歩遅かった!
ま、ほとんどの教会はお昼は閉まっているので、想定内ではあったのですが・・・
それにしても残念! -
次にやって来たのは、”サンタントニオ教会(Chiesa di Sant'Antonio)”。
サン・ピエトロ教会があるサン・ピエトロ通りを西へ1.4kmほどのところにあります。
ここも開いてないどころか、修復中(-_-;)
ま、ボーザに来た一番の目的は教会めぐりではなく、その美しい町の景観を見る為なので、残念ですが先に進みます。 -
サンタントニオ教会からさらに西へ少し行くと、町の入口となる橋があります。
”ヴェッキオ橋(Ponte Vecchio)”です。
この名を聞くと真っ先に、フィレンツェの同名の橋を思い浮かべます。
橋の入口の左手に、広めの無料駐車場があるのを事前に確認していたので、まずはそこに駐車して、徒歩で町を散策します。 -
川沿いに駐車スペースがあるのですが、空が無い!
どうしよう・・・ -
ちょうど1台出て行ったので、すかさずそこに停めます。
建物の前だから、大丈夫かな・・・とちょっとドキドキしながら。 -
12:50 街歩き開始です!
ヴェッキオ橋を渡って、旧市街へ入って行きます。
橋はティレニア海に注ぐテーモ川(Fiume Temo)に架かっています。
ボーザの町はこのテーモ川のほとりにできた町なんです。
山間の緑に囲まれていながら、その中を川が流れる。そのシチュエーションから景観の美しい町であることは容易に想像できます。
きっとそれが”イタリアの最も美しい村”の一つに選ばれた最大の理由なのでしょう。 -
ヴェッキオ橋から河口のある西側を眺める。
右手は旧市街、左手には19世紀前半に建てられた製革工場が並びます。
なぜ旧市街から離れた川沿いに製革工場が建てられたかというと、作業の際に出る悪臭が町に及ばないようにとの理由からだったようです。もちろん、給排水や運搬にも適していたからでしょうが。 -
川の北岸。カラフルな建物が並びます。
-
一方、川の南岸、製革工場群は工場らしい質素な佇まい。
この二階建で大きな二つの窓を持つ造りが、当時のサルデーニャにおける工場建築の典型なんだそうです。
それにしても相変わらずの曇天。青空ならもっと美しい景色が見られるのになぁ・・・ -
ヴェッキオ橋を渡り切るとすぐ、目の前に迫るこのクーポラ。
”インマコラータ・コンチェツィオーネ大聖堂(Cattedrale dell'Immacolata Concezione)”のものです。
この大聖堂はボーザのドウォーモで、処女マリアに捧げられたもの。12世紀の建造当初はロマネスク様式でしたが、1803年に大掛かりな修復が行われバロック様式に変貌したようです。
面白いことにこの聖堂、クーポラを2つ持っているんです。
中央の大きなクーポラの右後方に2つ目のクーポラがチラリと覗いています。また、写真右端に鐘楼も見えます。 -
クーポラは2つともマヨルカ焼のカラフルな屋根です。
それにしても古そうですね〜。 -
全体がうまく撮れなかったファザード。後期バロック様式です。
-
緑色の扉が印象的でした。
・・・が、もちろん開いてません。わかっていてもやっぱり残念。 -
大聖堂から”ヴィットリオ・エマヌエーレ2世通り(Corso Vittorio Emanuele ?)”に入りました。
町を東西に走るこの通りは町のメインストリートで、お店やレストランなどが並びます。
小さい町なので、メインストリートと言ってもさほど広くなく、比較的静かなんですけどね。 -
それでも町の中心に近づくにつれ、徐々にそれらしい雰囲気になってきます。人通りが少ないのは、ランチタイムだからかな。
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ずーっと続くこの石畳が美しい。
-
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世通りを西に進んで行くと、右手に時計の付いた小さな教会があります。
”ロザリオ教会(Chiesa del Rosario)”です。
建造された年は明らかになっていませんが、元々あった古い教会の上に建てられ19世紀に大掛かりな修復が施されたのが現在の姿になっています。
建築当初の面影としてわずかに残るのが、マニエリスム(盛期ルネッサンスとバロックの合間に当たる建築様式)の扉口のみです。 -
扉上部の聖母子のレリーフ。
-
なんと言っても一番印象深いのが、ファザード上部の時計。両面が同じ時計になっています。
カワイイですね〜。
この教会はシエスタなのに開いてました。小躍りしながら中へ入ります♪ -
外観同様、内部もとても可憐な印象。
単身廊式で左右に各2つずつの礼拝堂があります。
小さいけど、とても丹念に手を加えられた印象があります。 -
天井の装飾がオモシロイ。
右側の窓は本物ですが、左側の窓はだまし絵なんです。確かに、光が射し込んでいるのは右側からのみですね。 -
主祭壇。
黒い大理石のうねうねした柱が印象的です。 -
祭壇中央には美しい聖母子像が。教会の名前にちなんで、ロザリオを手にしています。
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色大理石の説教壇。
カラフル過ぎなくて、スッキリした印象。 -
4つの礼拝堂も飾り過ぎることなく、とはいえ丹精に作られている印象。
なぜかとても身近に感じ、好感が持てる教会です。 -
-
一番右の壁龕には、どなたがいらっしゃったんでしょう?
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4本のコリント式円柱の色が独特です。
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ロザリオ教会を出て、歩いてきた方向を振り返ると、建物の間に覗くドゥオーモのカラフルなクーポラ。
ずらりと並ぶ建物もカラフルで、とても雰囲気がいい。 -
窓辺の植物もいいアクセントになってます。
イタリア人は窓辺の演出が上手ですね。 -
この建物も、とってもステキ〜♪
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”コスティトゥツィオーネ広場(Piazza Costituzione)”
旧市街で最も賑わう広場。周囲にはレストランやピッツェリアが並び、オープンテラスで多くの人達がランチの最中。
う〜、私もなんか食べたい(^_^;) -
コスティトゥツィオーネ広場の近くに、ツタのからまりまくる建物発見。
これもいい雰囲気ですね〜。 -
”サンタ・クローチェ教会(Chiesa di Santa Croce)”
コスティトゥツィオーネ広場の裏手、サンタ・クローチェ通りにあります。
ファザードを見ただけで歴史を感ますが、16世紀に元あった小礼拝堂の跡に建てられたそうです。
ラッキーなことに、ここも開いてました! -
内部は単身廊式、左に2つの礼拝堂と右に3つの礼拝堂を有しています。
入った瞬間、天井を埋め尽くすフレスコ画に視線が止まります。1880年に描かれたものです。 -
あたかも漆喰装飾を施しているように、陰影を付けて描かれています。
古いとはいえ、色調も美しい。 -
主祭壇上部とクーポラにも、とても美しいフレスコ画が描かれています。
-
クーポラのフレスコ画。
十字架を手に天高く舞う天使たち、向かう先には聖霊の象徴である白い鳩が描かれています。 -
主祭壇上部のフレスコ画。
聖書の一場面かな。天に向けて浮揚するキリスト、その下では兵士たちが恐れをなして見上げているようです。 -
主祭壇中央のアーチの中にはキリストの磔刑像、左には聖母マリアが。右は大アントニウス?
アーチの上部に腰掛ける4人の天使たちがカワイイ。 -
”サンタ・クローチェ(聖十字架)”の名がつく教会なので、キリストの磔刑にまつわる像がいくつか置かれていました。
それがねぇ、どれも痛々しくて・・・ -
激しい鞭打ちの跡でしょうか。見ているだけで痛い(>_<;)
-
目はうつろですが、何かをしっかり伝えているような表情。
しっかり記憶に焼き付いてます。 -
礼拝堂の一つ。
中央の聖母子像も美しいのですが、それを囲む4体の天使の像が可愛くて目に止まります。 -
よく見ると手に2つの目玉を持っているようです。
殉教の際に目をくりぬかれた聖ルチアかな? -
幼子キリストを抱くパドヴァの聖アントニオ。
-
この礼拝堂がひときわ古さを感じさせ、ひときわ興味をそそりました。
-
円柱も大理石もフレスコ画も、色褪せ剥がれ落ちていますが、流れた時の重みが美しさとなって残る感じ。
アーチの間に設えられたコリント式円柱が、まるで神殿の一画を見ているような雰囲気を醸し出してます。 -
再びサンタ・クローチェ通りを歩く。
生活感漂う、細〜い細〜い路地。こんなところを歩くのが楽しい♪ -
1軒1軒違った色。カラフルです。
-
路地に駐車してる車をみると、ビックリする事が多々。
窓なんか取れそうでも、テープで貼っときゃへっちゃらさ!
・・・って、こんなのはまだ序の口です。 -
笑!!
ミラー垂れ下がってる!
でもこんなのも気にしない、おおらかなイタリア人♪ -
テーモ川沿いのルンゴ・テーモ・デ・ガスペリ通り(Lungo Temo de Gasperi)に出て来ました。
ちょっと青空が出て来た!このままスッキリ晴れてくれたらいいなぁ。
対岸に目をやると、製革工場の建物が並んでいます。
大きさや色はちょっとずつ違うけど、建築様式はどれも一緒ですね。 -
対岸の景色を眺めながら、テーモ川沿いをそぞろ歩く。
-
ズラリと並ぶ製革工場。1989年には国の記念建造物に指定されたんだそうです。
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川辺に停泊していた船。イタリアの国旗つけて、カワイイです♪
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穏やかに流れる川、静かで落ち着いた佇まいの町。
ボーザの魅力にどんどん引き込まれていきます。 -
さて、元来たヴェッキオ橋に向かって歩いて行きます。
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あ、Ponte Vecchio(ヴェッキオ橋)の看板だ。
-
このヴェッキオ橋は、スカイスキャナーという航空会社が認定した”イタリアの最も美しい橋30選”の中に入っています。
フィレンツェのヴェッキオ橋、ヴェネツィアのリアルト橋、ローマのサンタンジェロ橋などの有名どころと並んでですよー。スゴイですね。
イタリアの最も美しい橋30選
↓↓↓
https://www.skyscanner.it/notizie/i-30-ponti-piu-belli-ditalia -
旧市街を徒歩でくるっと散策し、ヴェッキオ橋のたもとのインマコラータ・コンチェツィオーネ大聖堂まで戻って来ました。
-
クーポラ越しに町の北側を見上げると、セッラヴァッレ城が見えます。
さーて、次はあの城へ行ってみますよ♪
一旦駐車場へ戻り、車で移動します。 -
先ほど歩いたヴィットリオ・エマヌエーレ2世通りを、今度は車で通ります。
狭いから人を轢かないように気をつけないと〜(汗) -
数分で城のある高台に上がって来ました。
高台の西側、カノニコ・ガヴィーノ・ニーノ通り(Via Canonico Gavino Nino)にみんな路駐していたので私も。
これより先は車輛進入禁止になっていたので、ここからは200mほどの坂道を徒歩で上っていきます。 -
イチオシ
車を降りて西側を眺めると、目を見張るような美しい景色が広がっていました。
これはホントに感動だった! -
イチオシ
山間にオレンジ色の屋根が密集していて、遠くにはティレニア海が覗いています。
神様のプレゼントか、先ほどまでの曇天がウソのようにスッキリ晴れ渡り、青空のもと、町の美しさが引き立っています。 -
手前に”カルミネ教会(Chiesa del Carmine)”のクーポラと鐘楼が見えます。
この教会も訪れたい場所の一つだったのですが、時間がなさそう・・・
その前に、おそらく夕方まで閉まってるだろうな。 -
ズームで見ると、町の中を流れるテーモ川も見て取れました。
海、山、川、そして町。これらが全て融合してる景色ってなかなか見られません。おそらくイタリア本土でもまれなんじゃないかな。
ボーザの最大の魅力はこの景観にあると感じました。これを見る為だけに町を訪れても、決して損は無いくらい。 -
坂道をのぼり、城の入口までやって来ました。
開場時間が記載されていますが、長いのでHPをご参照ください(注・イタリア語です)
↓↓↓
http://www.castellodibosa.com/castellodibosa/orari-e-tariffe-monumenti/castello-e-cappella-palatina.html
入場料は4ユーロ。城の敷地内には小さな教会(パラティーナ礼拝堂 Cappella Palatina)もあり、それも一緒に見学できます。 -
ここからまたしばらく、階段を上って行かなければなりません。
ひーひー息切れ・・・ -
着きました!
町に到着する前、山間の展望台から見えていたセッラヴァッレ城です。
セッラヴッァッレの丘に造られた城塞なので”セッラヴァッレ城(Castello di Serravalle)の名が付いていますが、12世紀にトスカーナの貴族マラスピーナ家によって建てられた城なので、別名”マラスピーナ城(Castello Malaspina)”とも呼ばれています。
チケット売場で4ユーロ支払うと、イタリア語のパンフレットを渡されました(確か英語のものもあり、選択できたと思います)。
パンフレットは退場の際要返却です。 -
上空から見るとこんな感じです。
丘の頂上は城壁に囲まれ、見張り塔もいくつか備えられています。
敷地の南側にオレンジ色の屋根が見えますが、これがパラティーナ礼拝堂です。
ちなみに、城に上がってくる階段は城壁の右下に伸びる線。結構長くて急だった・・・ -
さて、城内を見て回ります。
入口からすぐの塔。これが一番大きかった。
どこかで見た造りだなぁ、と思ったら、カリアリで見たサン・パンクラツィオの塔やエレファンテの塔と同じ建築家が建てたんだそうです。
サン・パンクラツィオの塔はコチラ → http://4travel.jp/travelogue/11135898
エレファンテの塔はコチラ → http://4travel.jp/travelogue/11136920 -
城壁にそって進みます。すると、またボーザの美しい景観が眼下に広がり、城そっちのけで見入ってしまいます。
正直、城に来たのは一番高いところから町を見たかったからですもん♪ -
また塔だ。
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連なる塔を半分面白がって通り抜けて行きます(←子供か)
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う〜ん、でもやっぱり景色が美しい☆
もうすっかりボーザの虜になってます。 -
西側を見ればオレンジの町並と、向こうに見えるティレニア海。
-
東側を見ると山や田園の緑豊かな、心和む風景。
-
イチオシ
写真左手、テーモ川沿いに連なる製革工場群も見えます。
どんなに見ていても飽きない、町の美しさ。
この町にも、訪れて本当によかったなぁ・・・と心底感じていました。 -
あ、右手にヴェッキオ橋、そして中央にドウォーモも見えます。
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さらに城壁を進んでいくと、礼拝堂が見えて来ました。
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下に降りて、中に入ってみます。
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ファザードではなく、建物の側面にちょこんと小さな鐘楼が乗っかってるんですね。
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筒状になっているのは後陣部分かな。
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14世紀に建てられたという小さな小さな礼拝堂。でも、とても神聖な雰囲気が漂っています。
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主祭壇。
派手さはありませんが、ブルーグレーの大理石がとても気品を感じさせます。 -
祭壇中央にはロザリオをたくさん身につけた聖母子像。
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この礼拝堂で最大の見所は、14世紀に描かれたフレスコ画。
時代の流れの中で覆われて見えなくなっていたのですが、1972年に内部の修復を行っていた際、このフレスコ画で出てきたんだそうです。
ところどころ剥がれてはいるものの、身廊の左右の壁に鮮やかな色彩で残されています。 -
たくさんの聖人たちが描かれています。その上部、食卓のようなものが描かれていますが、これは「最後の晩餐」です。残念ながらキリストと12使徒達の顔が途切れてしまっています。
-
-
-
これは3人の生者と3人の死体を描いたもので、こんな逸話を元にしています。
ある日3人の若い貴族が狩りから帰る途中、3体の死体と遭遇します。死体は貴族たちに向かって「私達はお前たちだったのだ。そしてお前たちは私達になるであろう」と脅すように言ったのだそうです。
若い貴族たちは恐怖に怯えその場を逃げ去ったといいます。
一番左の3人が貴族たち。中央の老人は聖マカリオ、人間が死して腐敗し、骨になっていく様子を説明しているんだそうです。
これは古代ローマ時代の思想”メメント・モリ(memento mori)=死を忘れるな”を暗示しています。
ただ、古代ローマ時代には「我々は明日死ぬ身なのだから、今を楽しんで生きよ」という意味合いが強かったのですが、キリスト教での解釈はかなり異なり、「人はいずれは死ぬのだから、現世の富や名声は空虚である(=だから強欲にならずに徳を積み、来世に思いを馳せよ)」という意味合いを持っているようです。 -
パンフレットを見ると、私の好きな大天使ミカエルも描かれているようなのですが、もしかしてこの羽だけ見えているのがそうかなぁ・・・
-
入口の扉周辺にも白馬や聖人たちが美しく描かれています。
小さいながらも宝物をギュッと凝縮したような礼拝堂でした。 -
外に出ると、大砲の筒が。
礼拝堂のフレスコ画を眺めて一瞬夢の世界に居たけど、そう、ここは城塞の中だったっけ。 -
城内をひと通り見終えて、元来た入口へ戻ります。
-
またひーこらひーこら階段を降りました。
下から見上げたセッラヴァッレ城は青い空に堂々たる姿で浮かび上がっていました。 -
車を停めた場所に戻るべく、カノニコ・ガヴィーノ・ニーノ通りを下って行きます。
時折、町の景色を眺めながら。 -
14:20 セッラヴァッレ城と美しいボーザの町に別れを告げます。
約1時間半という短い滞在時間でしたが、ボーザの魅力を十分満喫できたなぁ〜という充実感でいっぱい。
町には教会もたくさんあるので、また機会があればゆっくり教会めぐりをしながら美味しいものも食べたいな〜。
そして、こんな美しい町だからきっと夜景もキレイに違いない! -
・・・ということで、また夜景の絵ハガキを買いました。
ヴェッキオ橋の夜景です。テーモ川に街あかりが反射してキレイ〜☆
生で見たかった!
さて、次はいよいよ今回の旅の最終目的地、アルゲーロに向けて出発です。
FIAT500と最後のドライブ〜(T_T)
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この旅行記へのコメント (8)
-
- パパさん 2017/09/11 09:03:13
- ご無沙汰しています。
- 2017のイタリア旅行記をボチボチ書き始めました。
一つ教えて下さい。
サルディーニャ島の見どころです。
ガイドブックもあまり無く工程を考えるのに難儀しています。
- めておら☆さん からの返信 2017/09/11 12:04:52
- RE: ご無沙汰しています。
- パパさん、こんにちは!
こちらこそご無沙汰しておりました。
早速フィレンツェ旅行記拝見してましたよ。私は1度訪れたのですが駆け足での滞在だったので、じっくり回れていないんです。だから、いつかリベンジしたいと思ってます。
パパさんの旅行記、参考にさせていただきますね。
それと、サルデーニャのみどころですが、私は去年訪れて全て旅行記に書いているのですが、それがとりあえずはメインのみどころになると思います。一通りはくる〜っと回ったつもりです。
ただ、サルデーニャは広いので、まだまだ行きたいところはたくさん残ってますから、これもまたリベンジに燃えてます!
サルデーニャは日本ではマイナーなので、なかなか情報を入手するのが難しいですよね。私もイタリア人のブログとかでかろうじて情報収集しました。
でも、ひとつオススメの本があるのでご紹介しておきますね。
池田匡克、愛美ご夫妻が書かれた「サルデーニャ!」という本です。参考にしてみてはいかがでしょう??
めておら☆
- パパさん からの返信 2017/09/11 12:38:11
- RE: RE: ご無沙汰しています。
- めておら☆さん
返事ありがとうございます。
> それと、サルデーニャのみどころですが、私は去年訪れて全て旅行記に書いているのですが、それがとりあえずはメインのみどころになると思います。一通りはくる〜っと回ったつもりです。
旅行記を参考にいたします。
> 池田匡克、愛美ご夫妻が書かれた「サルデーニャ!」という本です。参考にしてみてはいかがでしょう??
>
本を見てみます。
また、わからないことがありましたら質問いたします。
パパさん
- めておら☆さん からの返信 2017/09/11 13:07:08
- RE: RE: RE: ご無沙汰しています。
- 了解です!
サルデーニャもすっごくいい所ですよ。本土と全く違った環境と文化で、食べ物も美味しいし。
いつでもお尋ねくださいね。
めておら☆
-
- マリアンヌさん 2016/08/16 15:16:53
- ボーザ♪
- めておらさん、こんにちわ〜
ボーザの遠景、なんてカラフルで可愛いいのでしょう!
まさに美しき村ですね。
街中も建物や窓辺が綺麗です☆
はずれにあったサン・ピエトロ教会のファザードの上のロマネスク彫刻、ほっこりしていいですね。
そして最後のほうの教会のフレスコ画の3人の生者と死体の逸話、興味深いです。めておらさんの解説になるほど〜!
昨年、ピサのカンポサントのフレスコ画でブッファルマッコの「死の凱旋」を見たんですが、狩に出かけた貴族や貴婦人が死人の亡骸を見つけてしまうという内容で、3つの棺おけに3段階の腐敗過程が描かれてました、似てますよね?
やはりメメント・モリ(死を想え)キリストの教えに従わず現世の欲に溺れる者は、永遠の死をこうむるであろうというメッセージとのこと。
おおらかなローマ時代に比べて中世って暗いね。
ラスト近くなってきましたが、続き楽しみにしてま〜す!
マリアンヌ
- めておら☆さん からの返信 2016/08/16 21:43:28
- RE: ボーザ♪
- マリアンヌさん、ご無沙汰です〜!
いつも”いいね”していただいてて、ありがとうございます(^^)
> ボーザの遠景、なんてカラフルで可愛いいのでしょう!
ほんとに!私もあの遠景を見ただけで「来てよかったぁ〜!」って満足しちゃった。
是非いつか1泊して、夕景とか夜景とか見てみたいです。
> 昨年、ピサのカンポサントのフレスコ画でブッファルマッコの「死の凱旋」を見たんですが、
早速ピサ編の旅行記拝見しましたよ〜!いや〜、中身が濃い!
マリアンヌさんは教会や歴史についての知識がすごいです。
私は薄っぺらいからなぁ〜、お恥ずかしい(^^;)
あ、それで「死の凱旋」ですが、ほんとだ、棺が3つ描かれていて、どうやらこれも死体が腐敗し、骨になる過程を描いてるっぽい!
宗教画って、様々な画家が同じテーマで描いてるから、他にも別な人が描いてるかも。探してみたくなりました。
いつも興味深い情報、ありがとうございまーす♪
> やはりメメント・モリ(死を想え)
> おおらかなローマ時代に比べて中世って暗いね。
やっぱりそう思う?!私もね、キリスト教的メメント・モリの捉え方より、古代ローマ的解釈の方が好きです。
禁欲も大事だけど、どうなるかわからない来世を思うより、明日死ぬかもわからない今日を楽しんで生きる方が人間らしいかなぁって。
イタリア人も絶対その解釈ですよね、あの大らかさからいくと(笑)
サルデーニャ旅行記、終わりそうでなかなか終わらず・・・
どんどん記憶が薄れてくので、早いとこ仕上げたいです。
またお時間ありましたら覗いてみてくださいね〜(^^)/
めておら☆
-
- spumamiさん 2016/08/15 10:52:12
- 高いハードル
- こんばんは〜。
絶景スポットからの町の撮影。
車だと自由にまわれていいなぁ〜ってつくづく羨ましく思いました。
1度チャレンジしてみればなんてことないんだろうけど
やっぱり外国でのレンタカーはハードル高い。
・・・ここまで書いたまま寝ちゃった・・・おはようございます!
左ハンドルは仕事で乗ってたから問題ないけど
右側走行に見かけない標識、一方通行も多いし
何よりロータリーの回り方が分からない。
それにさ、イタリア人は飛ばすしね〜
人は平気で道路を横断するし、やっぱり怖い!
めてさんの勇気に脱帽です。
おかげでまた素敵な町を紹介してもらえました♪
spumami
- めておら☆さん からの返信 2016/08/15 16:19:53
- RE: 高いハードル
- mamiさん、またまた旅行記覗いていただいて、ありがとう
ございまーす!そしてコメントも♪
途中で寝ちゃうくらいお疲れだったのにね(^_^;)
> 車だと自由にまわれていいなぁ〜ってつくづく羨ましく
> 思いました。
そうなんですよね。小さな町だと公共交通機関ではアクセス
悪くって、移動だけで時間とられちゃうからね。
私も1ヶ月くらい休みとってゆっくり旅行できるなら、電車
やバスで景色を楽しみながら、なんてのも好きだけど、
9日間って短い中では、やはりレンタカーが効率いいです。
> 左ハンドルは仕事で乗ってたから問題ないけど
え、でもその経験あれば、ほぼクリアしたようなもんですよ!
> 右側走行に見かけない標識、一方通行も多いし
> 何よりロータリーの回り方が分からない。
ロータリーは私も最初すごく緊張しました。出るに出れなくて
何回かぐるぐるしたことも。
> それにさ、イタリア人は飛ばすしね〜
これだけは解決しようの無い問題ですもんね。自分が慣れる
しかない(汗)
ほんと、イタリア人の運転テクニックには脱帽ですね。
ウネウネした山道でも90キロくらいで飛ばしてるし、高速道路
でもウインカーなんか点けもせず、ガンガン追い越してくし。
最近はようやく私も”イタリア式運転”が身に付いてきました
けど(笑)
でもねー、mamiさんはレンタカーすると大好きなワイン飲めなく
なっちゃいますからね。
人それぞれ旅のスタイルが違うので、私は私でmamiさんから
教えてもらうこと多々です。
こちらこそ、ありがと〜♪
めておら☆
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