2016/07/14 - 2016/07/15
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miharashiさん
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2016年の7月中旬の晴天が続く時期を狙って、スイスなどヨーロッパアルプスのトレッキングに出かけました。旅行期間中は、事前の天気予報よりも天気が良く、7日間晴天続きで、その間毎日トレッキングに明け暮れることになりました。第一部は、スイス南部のヴァレー地方、アニヴィエの谷の西隣にあるエランの谷のトレッキングの前半部分で、谷の最奥のアローラ周辺をトレッキングしたときの旅行記です。(表紙写真は、エランの谷のトレッキング途中のお花畑とモン・コロン(3637m))
旅行の全日程は以下の通り。
7月14日 羽田 0:30ー(エミレーツ航空、ドバイ経由)ー>13:15 ジュネーブ着(空港でレンタカー借り出し)。
ジュネーブ空港ー(車)ー>エランの谷。 (エヴォレーヌ泊)
7月15日 エヴォレーヌー(車)ー>アローラ。アローラ周辺をトレッキング後、車でグイユまで戻り、ラック・ブルーまで往復トレッキング。(エヴォレーヌ泊)
7月16日 エヴォレーヌー(車)ー>(アニヴィエの谷)グリメンツ。
グリメンツからロープウェイでCol de Soreboisそば(Contrate)まで上がり、そこからCol de Soreboisまで往復トレッキング。
グリメンツー(車)ー>ツィナール。(ツィナール泊)
7月17日 ツィナールー(車)ー>サン・リュク。ケーブルカーでTignousaへ。
そこからBella Tola小屋を経て、Bella Tola湖まで往復トレッキング。(ツィナール泊)
7月18日 ツィナールー(車)ー>テッシュー(電車)ー>ツェルマット。
ツェルマットからゴルナーグラート鉄道でローテンボーテンへ。
ローテンボーテンからリッフェルアルプまでトレッキング。(テッシュ泊)
7月19日 再びツェルマットヘ。さらにスネガケーブルカーとテレキャビンでブラウヘルドへ。
ブラウヘルドからシュテリゼー、グリンゼー、ライゼーを経由してスネガまでトレッキング。(テッシュ泊)
7月20日 テッシュー(車)ー>グラン・サン・ベルナール峠ー(車)ー>クールマイヨール(イタリア)。
車でフェレの谷に入り、ラヴァケイまで移動後、ボナッティ小屋まで往復トレッキング。(クールマイヨール泊)
7月21日 クールマイヨールー(車)ー>シャモニー(モンブラントンネル通過)。
レ・プラーズからテレキャビンでフレジェール、さらにリフトでランデックスまで上がり、そこからラック・ブランを経由してフレジェールまでトレッキング。(アルジャンティエール泊)
7月22日 アルジャンティエールー(車)ー>サン・レオナール(スイス) (地底湖見学)。サン・レオナールー(車)?>モラン(シエール)。(モラン泊)
7月23日 モランー(車)ー>ヴベー(チャップリンの墓)ー(車)ー>ローザンヌ(ノートルダム大聖堂)ー(車)ー>トロシュナ(オードリーへプバーンの墓)。(ローザンヌ泊)
7月24日 ローザンヌー(車)ー>ジュネーブ空港(レンタカー返却)。
ジュネーブ15:15 ー(エミレーツ航空、ドバイ経由)ー>(25日)17:30 成田着。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今回の旅行の最初の目的地は、スイス南部のヴァレー(ヴァリス)地方。幅の広いローヌ谷からヴァレー・アルプスまでは、南に向けてたくさんの谷が枝分かれして延びており、今回は、シオンから延びるエラン谷と、その隣のシエールから延びるアニヴィエの谷を訪れた。エランの谷は、スイスの原風景が見られると言われている秘境のひとつで、谷の中心の村・エヴォレーヌには以前から行ってみたいと思っていて、フォートラベルのロク69さんのブログも何度も読んで、うらやましく思っていた。今回の旅行で、長年の思いがついに実現するときがやってきたのだった。
(写真は、最初にトレッキングしたエランの谷・アローラの風景) -
今回はトレッキングが中心の旅ということで、最初はレンタカーを使わずにバスで行くことにしていた。ところが、エランの谷のバス時間を調べていたら、2時間に一本しか走らないような状態で、非常に不便なことに気付き、結局全行程レンタカーを使うことになってしまった。
7月14日、午後1時過ぎにジュネーブ到着。空港でレンタカーを借り出し、午後3時過ぎに出発。青空は見えているが、雲の多いいまいちの天気。明日からは快晴の日が続くという予報なので、初日の移動日はこの天気で十分だ。 -
カーナビの指示に従って走っていくと、シオンの手前からショートカットの少々狭い脇道に入ってしまったが、その後エランの谷のへのメインの上り路に入ることができた。ナビは時々とんでもない指示を出してくるので、どうしても信用ならない。ときには無視することも必要だ。最初の上り坂はヘアピンカーブの連続。シオン城や市街地が眼下に広がる絶景が見えた。
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途中ウゼーニュというところで「ウゼーニュのピラミッド」と呼ばれる奇岩に出会った。これは氷河の作用でできた堆石地帯が浸食されてできたそうで、 石柱の高さは10〜15メートルを越すものもあるそうだ。トルコのカッパドキアにも似ているし、2007年に行ったフランスのプロヴァンス地方でも似たような奇岩をみている。
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さらに谷の中に入り、まもなくエヴォレーヌに到着。ここまでの道は非常にいい道だった。
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村の入り口にあるホテル(Hotel Hermitage)にチェックイン。
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7月15日、天気予報どおりに、朝から青空が広がり、ホテルの窓からはきれいに山が見えていた。
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部屋で持参した朝食を食べた後、すぐに谷の最奥にあるアローラに車で向かった。
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山が次第に近づいてきた。途中まではいい道で、穏やかな坂道。
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やがて道幅も狭くなり、急に高度を上げて行く。バス停のところで、撮影タイム。
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ダン・ブランシュ(Dent Blanche(4357m))とLes Hauderesの村。
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ダン・ブランシュを拡大して。
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狭く暗いトンネルを通る。ここでバスに出会ったらアウトだ。バスを避けるために、あらかじめバスの時間を調べ、出会わない時間帯を選んでホテルを出てきたのだった。
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トンネルをぬけると、奥に白い峰が現れた。
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ホテルも見えてきたので、そろそろアローラだ。
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アローラとおぼしきところに着くと、道は山の斜面を登る急なヘヤピンの坂道になった。坂道の途中にアローラの町が現れた。
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さらに坂道を登っていくと、パーキングのサインがある空き地があったので、そこに駐車。空き地からは谷の奥に台形の山がでんと聳えているのが見えた。モン・コロン(Mont Collon)だ。高さは3637mで4000mに満たない山だが、実にどっしりとしていて存在感のある山だ。
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その右側。中央はPigne d'Arollaという山。モン・コロンに比べるとおとなしい山容だが、高さは3796mでモン・コロンより高い。
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両方の山をパノラマにしてみた(画像をクリックしてください)。
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モン・コロンの拡大。
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Pigne d'Arollaの右側には氷河も見える。
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氷河を拡大。
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駐車場から北東側にも険しい山が聳えているのが見えた。
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駐車場からはいくつかのトレイルが始まっているが、その中で、リュージュ小屋(Cabane des Aiguilles Rouges)まで上がるトレイルに沿って登っていくことにした。ところがいきなり急な坂道を上る羽目に。(あとで気が付いたのだが、トレイルの脇にある車道を上ってくればいくらか楽だったかも)
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急な坂道を上がる途中で撮影。トレイルの周りには様々な花が咲いていて、モン・コロンの眺めがすばらしい。
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同上。
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高度が上がるにつれ、モン・コロンもますます高く見える。
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眺めのいいテラスのようなところで一休み。駐車場はもうかなり下のほうに。
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展望がいいので記念撮影。
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トレイルの東側に見える山々。こちらも高さは3600mを越えるが、残念ながら逆光でよく見えない。
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さらに登ると、広々とした草原に出てきた。
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登山道には黄色い花が満開。
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別の黄色い花。
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さらに別の黄色い花も。
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朝よりは薄い雲が出てきた。
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中腹には鮮やかな色のアザミが。
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おなじみのマーガレットも。
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トレイルの北東側を撮影。トレイルの途中に家が数件。家畜小屋かもしれない。
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トレイルの先はまだまだ登りが続く。
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大分上に登ってきた。再び東側を撮影。まだ逆光状態だ。
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トレイル脇のお花畑とモン・コロン。
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ツツジのようなアルペンローゼも咲いていた。
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アルペンローゼの拡大。
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広々とした草原を登ってくるトレッカー。
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私達より遅く登ってきて、あっという間に追い抜いていった。
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トレイル途中でモン・コロンをバックに記念撮影。
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トレイルの脇で見かけたきれいな花。
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同上。
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アザミも。
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黄色の花も初めて見た花だ。
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先ほど見た白い花に似ているが、花びらが違う。
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以下登山道で出会った花々をまとめて、その1。
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その2。
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その3。
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その4。
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登ってきた方向を振り返って撮影。かなり登ったはずだが、見える景色はさっきまでとあまり変わらない。
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道端のきれいな花といっしょに。
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さらに登る。斜面の上に何やら小屋のようなものが見えたので、とりあえずそこまで行ってみることに。
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途中で休み休み、ゆっくりと登っていく。
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モン・コロンがひときわ高く見えるようになったが、雲も湧き始めてきた。
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東側の山々も逆光状態が和らいできた。
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モン・コロンの周りの雲が段々増えてきた。手前の黄色い花は咲き終わりと見えて、しおれ気味。
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前述の花と違って、今が見ごろな鮮やかな黄色の花々とモン・コロン。
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同上。
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再び東側。こちらもだいぶ雲が湧いてきている。
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十字架が建っているところまで登ってきた。
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十字架のさらに上には、とりあえず登りの目標としていた小屋があった。その先を越えてさらに登っていくとルージュ小屋があるという。朝急いで出発したので、ストックを持ってくるのを忘れたし、雲が湧いてきて、これ以上登っても見える景色は同じようなので、ここで引き返すことにした。
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引き返す前に記念撮影。
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下りの斜面に咲く花をバックに再び記念撮影。
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良く見る花だが名前がわからない。このあたりに群生していた。
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そろそろ下りて行くことに。
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トレイルから斜面を見上げて。
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下りは登りよりはるかに順調だ。
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このあたり伏流水が流れだして、靴がぬれて歩きにくかった。
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またモンコロンの周りの雲が取れてきた。これから登ってくる人もいた。
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上の小屋が遠くに見えるほど下ってくる頃には、日ざしが強くなり暑くなってきた。
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草原の下の方まで下ってきた。牛が気持ちよさそうに寝転んでいる。
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下ってきた草原の右後方に見えた山。下ってくるときには近くの山の陰になって気づかなかったが、かなり険しい山だ。
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帰りは行きに登った急坂を下りずに、途中から車道を下る。
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車道の周りも白い花が満開だった。
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白い花のほかにも色とりどりの花が咲いていた。
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同上。
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こんな黄色い花も。
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再び一面白い花。
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駐車場まで戻ってきた。
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駐車場に入る道の周りにも白い花がいっぱい咲いていた。結局、登りに2時間少々、下りに1時間少々のトレッキングだった。登りの道は思いのほか急できつかったが、トレイルの周りはとにかく花がいっぱいで、山々の眺めもすばらしく、花と山の眺望を同時に楽しむには格好のトレッキングコースだといえるだろう。
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駐車場から下り、途中アローラの町を通り抜け、エヴォレーヌ方面へ車で戻る。このあと、少し下ったところにあるグイユで駐車。そこからラック・ブランまでの二度目のトレッキングをすることに。(第二部に続く)
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