2016/05/18 - 2016/05/18
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めておら☆さん
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”イタリアの最も美しい村(I borghi piu' belli d'Italia)”という民間が運営する団体があります。
その団体が”最も美しい村”と認定するのは、美しい景観や歴史的な遺産を持つ町や村はもちろんですが、反対に、大きな価値を持つにもかかわらず、主要な観光ルートから外れているために劣化・過疎化・廃村化の危険性に晒されている小規模な町や村も対象になるのだそうです。なぜなら、認定することによって観光客誘致を促進し、町の保護や再活性化を図る目的で。
サルデーニャ島には現在、これに認定されている町が5つあります。
・アッツァーラ(Atzara)
・ボーザ(Bosa)
・カルロフォルテ(Carloforte)
・カステルサルド(Castelsardo)
・ポザーダ(Posada)
私は今回の旅行でカルロフォルテを除く4つの町を巡ってきました。
この日訪れたのは、島の中部ヌーオロ県にあるポザーダ。ラテン語で”休息する、立ち止まる”という意味を持つその名の通り、まさに立ち寄って小休止したくなる町です。
さて、その魅力とは・・・??
1日目 5/13 成田空港→ローマ・フィウミチーノ空港→カリアリ
2日目 5/14 カリアリ
3日目 5/15 カリアリ・エルマス空港(レンタカー借出)→サン・スペラーテ→バルーミニ→アッツァーラ
4日目 5/16 アッツァーラ→サン・サルヴァトーレ→タロス遺跡→カブラス→オリスターノ→ボーロレ→ヌーオロ
5日目 5/17 ヌーオロ→オルゴーゾロ→マモイアーダ→ガヴォイ→フォンニ→ヌーオロ
★6日目 5/18 ヌーオロ→ポザーダ→オルビア→ペヴェロビーチ→ポルト・チェルヴォ→カステルサルド
7日目 5/19 カステルサルド→サッサリ→サッカルジャ教会→ティンヌーラ→スーニ→ボーザ→ヌラーゲ・パルマヴェーラ→アルゲーロ・フェルティリア空港(レンタカー返却)→アルゲーロ
8日目 5/20 アルゲーロ
9日目 5/21 アルゲーロ・フェルティリア空港→ローマ・フィウミチーノ空港→成田空港
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス レンタカー タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
6日目 5/18(水)
「ヌーオロ(2日目) サルデーニャ民族誌博物館」編のつづき
→ http://4travel.jp/travelogue/11149071
5:45 目覚ましが鳴る少し前に目が覚める。外を眺めると、まさに朝陽が上り始めたところでした。
サルデーニャの旅も半分以上行程が終わり、少々体も疲労がたまり気味。
でも、こんな清々しい朝の空気を吸い込むと、自然とリフレッシュします。 -
ヌーオロの朝。2泊したこの町とも、もうすぐお別れです。
-
宿泊した”B&B Nughe' e' Oro(ヌーゲ・エ・オーロ)”の朝食ルーム。
7:30の朝食開始時刻ピッタリにやって来ると、オーナーのマッシモがせっせと支度をしていました。手際よく私にカプチーノを淹れてくれます。
奥さんのカルラもやって来て、おしゃべりが始まりました。 -
昨日と全く同じ朝食。でも、全然飽きないカルラお手製のケーキ。瓶に入ったヨーグルトも彼女の手作り。とっても美味しかった。
すぐに出発しなければならなかったのであまりのんびりできませんでしたが、とても親切にしてくれたマッシモとカルラにお礼を言い、別れを惜しみました。 -
8:00 チェックアウトしてB&Bを出ます。写真はジャコモ・マッテオッティ通り(Via Giacomo Matteotti)に面するB&Bのエントランス。
-
この通りに無料で路駐することができます(運よく空きスペースがあればですが)。
荷物を積み込み、さぁ、次の町へ出発です! -
町の東側、アスプロモンテ通り(Via Aspromonte)を走っていると展望台が。
-
イチオシ
そこには、息を飲むような絶景が広がっていました。
これがバルバージャ、ヌーオロの本当の美しさだなぁと、町を離れる寸前に実感しました。 -
さて、今日はサルデーニャ中部の山岳地帯を抜け、島の東海岸へ向かいます。
まず最初の目的地はヌーオロから北東へ約58km、海岸線にほど近いポザーダ(Posada)。
”イタリアの最も美しい村(I borghi piu' belli d'Italia)”の一つに数えられる町です。サルデーニャではこの他4つの町がこれに認定されています。
”イタリアの最も美しい村”についてはコチラ
↓↓↓
ウィキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%9C%80%E3%82%82%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%84%E6%9D%91
公式サイト http://www.borghipiubelliditalia.it/ -
ポザーダまでは車で約40分。海側へ向かうと言っても、なかなか山間からは抜けられません。
なにせサルデーニャは海岸線ギリギリまで山が広がる地形ですから。 -
ほーら、また羊さん達です。
-
フツーに道を横断してたりするんですよね(笑)
そんな時はのーんびり待ちます。 -
イチオシ
海岸線が近づくにつれ、ジェンナルジェントゥ山地の荒々しい姿がよく見てとれるようになります。
緑の育たぬゴツゴツした岩だらけの山。でも、容易に人を寄せ付けない野趣溢れるその姿が、サルデーニャの魅力の一つであると感じさせられます。 -
ポザーダが近づいて来ました。町へ行く前に、ちょっと寄り道。
ここはスターニョ・ロング(Stagno Longu)という湖。SP24(県道24号)をポザーダへ向けて北西に走ると、途中、サン・ジョヴァンニ・ビーチ(Spiaggia di San Giovanni)へ抜けるバルバージャ通り(Via Barbagia)があります。
通り沿いに海岸付近まで続くスターニョ・ロング。
写真右手が海岸方向です。 -
イチオシ
バルバージャ通りの途中で車を停めます。
実は、この湖越しにポザーダの町を眺めることができるんです。
写真左手、遠くに小さく塔が見えているのが、ポザーダの町です。 -
アップにすると、町の様子がわかってきます。
スターニョ・ロングとポザーダの町を一体にした写真が撮りたくて、ここにやって来たのですが、時期によっては湖にフラミンゴの姿も見られるようです。 -
いい眺め・・・
-
イチオシ
私が撮るとこの程度ですが、上手な方だったら、きっと素晴らしい1枚が撮れる場所だと思います。
-
さらにアップ。岩で形成された小さな丘、その天辺に高い塔を擁した城があります。丘の裾には、それを取り囲むように家々が並んでいます。
これがイタリアの美しい村、ポザーダです。
どれどれ、早速町の内部へ行ってみましょう♪ -
SP24から町へ近づいてくると、小さな小さな教会があります。
”サンタ・ルチア教会(Chiesa di Santa Lucia)”
小さいだけに、内部がどうなっているのかとても興味がありましたが、残念ながら閉まっていました。 -
教会を正面に右手を見ると、ポザーダの町がもうすぐそこに!
-
サンタ・ルチア教会から東環状線(Via Circonvallazione Est)を西へ進むと、途中のカーブから北環状線(Via Circonvallazione Nordo)に名前が変わります。
そのカーブの所に、こんな広い駐車場があります。白線で区画されてるし、特に表示も無かったので無料駐車場です。ここに車を停めて、徒歩でポザーダの旧市街へ上って行きます。
・・・が、私はここに駐車せず、車が入って行けるギリギリの所まで行きました。 -
ナツィオナーレ通り(Via Nazionale)
あらかじめGoogleのストリートビューで、ここに駐車場があるのを調査済みでした。横着して、丘の中腹くらいまで車で上って来たことになります。
但し、写真のスペースは黄色い線が引かれているので、駐車を避けました。
なぜなら、イタリアで黄色い線の区画は契約者、緊急車輛、また障害者専用だからです。レッカー移動されたら大変ですからね。 -
でも、その向かいにちゃーんと白線の区画(無料駐車場)があるのも調査済みだったので、そちらに停めます。
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9:15 まずは観光案内所(Ufficio turistico)の矢印に従って歩き始めます。
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この階段を上って行きます。
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階段を上り切ると、こんな石畳の美しい通りに出ます。サルヴァトーレ・サッタ通り(Via Salvatore Satta)です。
左手にいくつか案内表示がありますが、観光案内所を示す”i”の文字に従って進みます。 -
ふと見ると、ポザーダの町とそれを取り囲む自然が一望できました。
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先ほど立ち寄ったスターニョ・ロングの方向を見ると、向こうに海も見えました。
あの海岸沿いにはビーチがいくつも並び、バカンスシーズンにはポザーダを拠点とする海水浴客も多く訪れるようです。 -
石畳をさらに進む。
ほんとに美しい石畳です。この町の起源はヌラーゲ時代まで遡りますが、現在は中世の面影を色濃く残した街並が特徴になっています。 -
途中、町の案内板を見つけました。旧市街はこんな形をしてるんですね。
最終目的地は中央上部の”ファーヴァ城(Castello della Fava)”、日本語だと”ソラマメ城”になります。カワイイ♪ -
さーて、頑張って上ってくぞぉ〜!
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それにしてもステキな街並。こんなのを眺めながら歩くと、全く苦にならないんですよね。
-
また案内板を見つけました。
サス・コンケッダス(Sas Concheddas)という切り立った岩の洞窟内に、紀元前3千年新石器時代の証となる陶器の一部が納められているようです。
この時代に作られた陶器は、絵のようならせん状の模様が施されており、ヌラーゲ時代以前の文明の特徴だそうです。 -
サス・コンケッダス(Sas Concheddas)
ホントだ、ゴツゴツした岩肌を利用して作られたんですね。残念ながら閉まっていて、中には入れませんでした。 -
エレオノーラ・ダルボレア広場(Piazza Eleonora d'Arborea)
写真のレストランがあります。その向かいにあるのが・・・ -
貴婦人たちの家(Casa delle Dame)
ここが観光案内所になっており、内部の見学もできます。 -
開場時間
7〜8月 月〜日 9:00-13:00 18:00-23:00
9〜10月 火〜日 9:00-13:00 16:00-20:00
11〜3月 月〜土 9:00-13:00
4〜6月 月〜金 9:00-13:00
入場は無料です。 -
中に入るとカウンターがあり、町の地図をもらいました。
3階建てだったと思うのですが、館内は自由に見学できます。 -
ポザーダの模型ですね。
そっか、家はこんな風に丘の南東部分にだけあるんですね。じゃ、裏側はどうなっているのかな?帰りに見てみよう。 -
上の階にはこんなスペースが。
スクリーンを見ながら、町について学んだりできるのかな? -
さらに階段を上ります。
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屋根裏風の部屋。窓からは、先ほど見たような海を臨む美しい景色が見えました。
貴婦人方は、きっとここで穏やかな暮らしを送っていたことでしょう。 -
ポザーダを取り囲む美しい自然を撮影したパネルが展示してありました。
山あり、田園あり、沼あり、海あり、本当に自然に恵まれた土地です。 -
外に出て先に進むと、たくさん文字が書かれた壁が。
どうやら町で最初に作られた城壁のようです。こんな落書きしていいの?!と思い、よく見ると・・・ -
ステキな言葉が書かれていました。
どうやらアントニー・クラウド・パスクィンというフランスの作家が書いた「サルデーニャ旅行」の中の一節のようです。
「サルデーニャのもてなしは元来のもの。古くから続き、とてもシンプルでかつ普遍のものです。
サルデーニャは今もなお、古来の人々の美徳や風習を思わせる、特徴的な部分を数多く残しています。
もてなしは同時に、伝統であり、嗜好であり、そしてサルデーニャにとって欠かせないものであると言えます。」 -
これはイギリスの作家、デーヴィッド・ハーバード・ローレンスという作家が書いた「海とサルデーニャ」という本の一節のようです。
作者の目前で楽し気に、こびることなく自由に振る舞う女性たち(恐らくサルデーニャの)を描写しているようです。
こんなのが、壁にずらりと書かれていました。 -
カステッロ(城)のある方向へ上って行くと、古いアーチがありました。
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アーチを抜けるときって、何故かちょっとワクワク♪
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それにしても古そう。この細かい石の組み方、作業大変だったろうなぁ。
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アーチを抜けると、おや、可愛いチビッコたちがいますよ。
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「チャオ〜♪」と声をかけると、お兄ちゃんは笑顔で、妹ちゃんはちょっとフクザツな面持ちでこちらを見ます。
東洋人の平たい顔に「げ、なにコイツ?!」って驚いたのかな(笑) -
二人はこのアーチを抜けるとすぐにある、このお土産物屋さんの子供たち。マンマが出てきて、「この子人見知りなのよぉ〜」と妹ちゃんを指さします。
このお店で記念にポザーダの絵ハガキを何枚か買いました。
去り際にもう一度、二人に「チャオ〜」と言うと、妹ちゃん、今度はちょっとはにかんだ笑顔で送ってくれました。 -
お土産物屋さんの前には、カステッロへ向かう石段が。
”カステッロ通り(Via Castello)”という表示が出ています。 -
階段を上るとすぐに見えてくるのが、”サンタントニオ・アバーテ教会(Chiesa di Sant'Antonio Abate)”。
12世紀に建てられましたが、時代の流れとともに幾度も改修が行われました。近年では24年間の大掛かりな修復期間を経て、2013年に再び使用されるようになったそうです。
ここは開いてました!よかったぁ〜。
中に入ってみます。 -
内部は単身廊式で、小さいながらも左右にそれぞれ3つずつ礼拝堂があります。
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主祭壇
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聖母子像が飾られた礼拝堂。恐らく周囲を取り囲んでいたであろう、古いフレスコ画の片鱗が見て取れます。中世まで遡るものだと言われています。
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聖母マリアの像でしょうか。ここも、天井や壁龕に、フレスコ画の名残のようなものが見られます。
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独特な衣装を身にまとっているのはキリストでしょうか。
その下には眠れる聖母らしき像が。 -
これは恐らくこの教会の守護聖人、聖アントニウスだと思います。
手に彼のシンボルであるT字の杖(取っ手より下が無くなってますが)と本を持っているので。
一番分かりやすいのは、足元にいる小さな豚(写真ではわかりませんが)。家畜の守護聖人なので、絵や彫像で表される彼のそばには、いつも豚がいます。 -
これも聖アントニウスですね。右手に杖、左手に本、その上にはこれも彼のシンボルの一つ、炎が乗っています。
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あ、これは全部揃ってる。杖、本、炎、そして足元の豚。カワイイ〜。
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教会を出ると、すぐ左手にまた階段が。カステッロへ続く階段です。
黄色い看板に”Castello della Fava”と書かれています。
このすぐ先に料金を徴収する管理人さんが居て、入場料3ユーロを払います。 -
カステッロへ向けて坂を上りはじめ、ふと振り返ると、サンタントニオ・アバーテ教会の屋根が見えました。規則正しく並んだ瓦が美しい。
そして、ファザードからは見えませんでしたが、鐘楼も付いてたことに気付きました。 -
さほど距離は無いのですが、結構急な坂を上っていきます。息切れが・・・
でも、塔が見え始めると急に足取りが軽くなります。 -
着いたぁ〜、ファーヴァ城です!
城と言っても現在はほぼ”城跡”に近いのですが、中央に建つ高さ20メートルの塔はしっかりその姿を残しています。
12世紀、当時サルデーニャを治めていたカラリス、ガッルーラ、トーレス、アルボレアの4つの国のうち、ガッルーラの審判達によって建造されました。彼らの王国の中心が、ここポザーダだったんです。
その後1298年にはピサ人の支配下に、1323年にはアラゴン王国が城を征服、続いて1409年までの長きに渡り、アルボレア国が城を支配することになります。
”ソラマメ城”なんて可愛い名前ついてるのに、激動の歴史だったんですね。 -
城は無くても、塔に上れればそれでヨシと♪
早速中に入ります。 -
高いとこに上る時のお約束。階段をどんどん、どんどん上って行きます。
-
途中小窓から覗くと、やはり美しい田園風景が広がり、ひととき心が和みます。
-
ささ、もうすぐ天辺です!
階段・・・というか、もう梯子ですね。これを上らなければいけません。
近くに居たフランス人のご婦人は「無理無理〜」と退いてました。 -
なんとか上り切り、下を覗くと予想以上に急だった(@_@;)
-
でも、こんな景色が目の前に広がったら、色んなことがぜーんぶ頭から吹っ飛びました。
き〜れ〜〜い!
街歩きもしたかったけど、この塔の上から景色を眺めるのが何より楽しみだったんですよね。
・・・ちょっと待て。なんだかカランカランという鈴の音と、メェ〜〜ってな声が聞こえる! -
うわっ、また羊!!
下を覗くと、羊さん御一行様が列をなして去って行きます。のどかだなぁ〜。 -
そして正面に視線を向けると、感動的な風景が。城跡の下には民家、その先には田園が広がる。さらに向こうにはキラキラ輝く海が見えます。
この景色が見られただけでもポザーダに来たかいがあるというものです。 -
あ、スターニョ・ロングも見えます。こうして見ると大きな湖だったんですね。
-
西側を見るとポザーダの町。緑の山の向こうにはジェンナルジェントゥのゴツゴツした山並みも覗きます。
-
城の北側。こちらも緑豊かな田園風景が広がります。
車の音も、人の喧噪も、なーんにも聞こえません。本当に静かで穏やかな時間が流れる町。
ポザーダとはラテン語で「休息する、立ち止まる」という意味を持つと言います。
確かに、ここは立ち寄って小休止したくなる町だなぁと思いました。 -
さて、上ったものは下りなければいけません。
下りるのは、上るのより怖かったりする・・・(汗) -
無事に下まで戻って来ました。最後に塔の周りをぐるりとまわってみます。
-
とっても几帳面な印象を与える石の積み方。
サルデーニャに来て感じたのは、サルデーニャ人って几帳面だなぁってこと。イタリア人ぽくないんです。
そんな気質が、この壁にも表れているようです(←半ばこじつけ) -
一部だけが残る城壁。完全な城の姿はどんなだったのかと、余計興味をそそります。
-
カステッロから下りて来ました。見上げると、城壁のすぐ脇に民家のようなものが。こんなとこにも住んじゃうんだ。
さて、駐車場の方へ下りていきながら、あともう少し街歩きです。 -
ロザリオの聖母教会(Chiesa della Madonna del Rosario)
18世紀初頭に建てられました。
ロザリオ通り(Via del Rosario)という細い通り沿いにあり、かつ民家の間にあるので見過ごしてしまったのですが、これがファザードです。
もちろん開いてませんでした。 -
これがロザリオ通り。上って行くと、観光案内所のある広場に出ます。
あ、観光案内所の青い壁が覗いてますね。 -
またまた見つけたステキなアーチ。
-
最後に訪れたのは、”救済の聖母教会(Chiesa di Nostra Signora del Soccorso)”
16世紀に建造された教会です。
城壁の外に位置するサルヴァトーレ・セッタ通り(Via Salvatore Setta)にあるのですが、この辺りはポザーダでも最も古い地区になります。 -
中はごくごくシンプル。
-
主祭壇。
荒削りな天井が素朴な風合いで、逆にとても好感が持てます。 -
祭壇には聖母子像。手に持ってる棒みたいなの、なんだろう?
-
こんな美しい聖母子の板絵もありました。
-
教会の外に出て上を見上げると、ファーヴァ城が見えました。
これで約1時間の街歩きも終了です。
ポザーダも、小さいけどとても雰囲気のある美しい町でした。
さて、サッタ通りから始めに上ってきた階段を下り、駐車場へ戻ります。 -
次の町へ向かう前に、ポザーダの町を来た時と反対の方向から見てみました。
あ、やっぱり模型で見た通り、裏側(北西側)は岩ばかりでほとんど民家はありません。
でも、これはこれで原始的な魅力があり、美しいと感じます。 -
10:15 ポザーダに別れを告げて、次の目的地へ出発!
いよいよ海のそばまで行きます。またまた楽しみ〜♪
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この旅行記へのコメント (4)
-
- spumamiさん 2016/07/22 19:11:12
- 沼っ?!
- さすが”最も美しい村”だけあるわぁ〜と
湖の向こうにそびえ立つ町の景観に感動していたら
「沼」って・・・ズッコケたよ〜〜。
フラミンゴもいるならば水は綺麗だろうし・・・。
沼ってなんだか汚いイメージがする。
そこで「湖」と「沼」の違いを調べてみた。
「湖」=植物が生息できない水深がある。「沼」=比較的浅く植物が生息できる。
らしい・・・でも水深なんて見た目じゃ分からないから「湖」にしておいてよ(笑)
spumami
- めておら☆さん からの返信 2016/07/22 21:18:00
- RE: 沼っ?!
- mamiさん、またまたコメントありがとうございます!
するどいっっっ!
やっぱり”沼”ってイメージダウンだった??
でもね、stagnoて沼とか水たまりって意味でしょ?
湖はlagoだし・・・
なんかしっくりこないな、と思いながらも”沼”に
なってしまったんだけど、そうだね、あまり頑なに
ならないで湖にしといた方がよかったね〜
早速直しとこ(笑)
でも、沼と湖の違いも初めて知りました。今まで
なんとなくイメージで使ってて、ちゃんとした
定義知らなかったんだと気付いた。
重ね重ね、どうもありがとう♪
めておら☆
-
- マリアンヌさん 2016/07/19 10:22:43
- 美しき村ポザーダ♪
- めておらさん、こんにちわ。
沼からの遠景のポザーダ、絶景ですね。
美しいの一言です!
そして村内のたたずまいもいいですね〜
石組みがなんかイタリア本島には無い感じを受けました。
先史時代から人が住んでたんですね。
渦巻きってそれっぽいですよね。
カステッロからの眺めも最高!
最後の教会の板絵の聖母、額縁の絵も素朴で癒されますね。
続き楽しみにしています。
マリアンヌ
- めておら☆さん からの返信 2016/07/19 13:32:05
- RE: 美しき村ポザーダ♪
- マリアンヌさん、毎度どもです〜!
いつもいいね&コメント、ほんとに恐縮です(^^;)
ポザーダ、もっと美しい町なんですけどねぇ・・・
私の写真技術ではちゃんと表現できてなくて(泣)
マリアンヌさんだったら写真上手なので、もっと
素敵に撮ってあげられるだろうな〜と思います。
> そして村内のたたずまいもいいですね〜
> 石組みがなんかイタリア本島には無い感じを受けました。
そうそう、私も石組みちょっと特殊だな、と思って見て
たんです。
いいですよね、あの不規則な石組みの素朴な感じ。
私達は木の文化だから、余計特別に感じますね。
そうそう、今日はマリアンヌさんのエルバ島編に
お邪魔してました。
エルバ島もいいね!小さい島なのに、あんなに魅力が
詰まってるとは思わなかった。
街並みがホントに素敵。海もキレイだし〜☆
美しい夕景の写真を見て、ランチタイム癒されました。
ありがとうございまーす!
めておら☆
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