2016/05/18 - 2016/05/18
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めておら☆さん
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サルデーニャ島北東部に位置する港町、オルビア(Olbia)。中世、サルデーニャを治ていた4つの国の1つ、ガッルーラ国の首都として重要な役割を果たしていました。
町を東西に貫くメインストリート、ウンベルト1世通り(Via Umberto I)が観光の中心となりますが、その周囲は住宅地がほとんどで、観光地としてのみどころは少ないと言えます。
しかし!町に存在する2つの教会はとても美しく一見の価値ありです。
また、世界中のセレブが集まる高級リゾート地”エメラルド海岸(Costa Smeralda)にほど近いので、宿泊代を抑えられるオルビアに拠点を置き海岸へ足を伸ばすのもよいと思います。
1日目 5/13 成田空港→ローマ・フィウミチーノ空港→カリアリ
2日目 5/14 カリアリ
3日目 5/15 カリアリ・エルマス空港(レンタカー借出)→サン・スペラーテ→バルーミニ→アッツァーラ
4日目 5/16 アッツァーラ→サン・サルヴァトーレ→タロス遺跡→カブラス→オリスターノ→ボーロレ→ヌーオロ
5日目 5/17 ヌーオロ→オルゴーゾロ→マモイアーダ→ガヴォイ→フォンニ→ヌーオロ
★6日目 5/18 ヌーオロ→ポザーダ→オルビア→ペヴェロビーチ→ポルト・チェルヴォ→カステルサルド
7日目 5/19 カステルサルド→サッサリ→サッカルジャ教会→ティンヌーラ→スーニ→ボーザ→ヌラーゲ・パルマヴェーラ→アルゲーロ・フェルティリア空港(レンタカー返却)→アルゲーロ
8日目 5/20 アルゲーロ
9日目 5/21 アルゲーロ・フェルティリア空港→ローマ・フィウミチーノ空港→成田空港
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス レンタカー タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
6日目 5/18(水)
「ポザーダ 小休止したくなる、穏やかで美しい町」編のつづき
→ http://4travel.jp/travelogue/11149607
ポザーダからSS131(Strada Statale 131=国道131号)を北へ進みます。目指すのはサルデーニャ島北東部の港町、オルビア(Olbia)。
ポザーダからは約45km、35分ほどのドライブです。 -
オルビアの町が見えて来ました。
海だぁ〜!
ずっと山・山・山の景色だったので、ちょっと新鮮。 -
予定通り40分弱で町に着いたものの、港沿いのプリンチペ・ウンベルト通り(Via Principe Umberto)が渋滞。なかなか進みません。
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11:00 ベネデット・ブリン広場(Piazzale Benedetto Brin)に到着。
ここは港に突き出た埠頭のような地形をしていて、広い一般駐車場になっています。通りを渡ってすぐ目の前が、メインストリートであるウンベルト1世通り(Corso Umberto I)の入口になっています。
事前に調べたら無料駐車場のようだったので来てみると、既にいっぱいでスペースが無い・・・
どんどん奥へ入っていき、ようやく倉庫の脇に停める事ができました。 -
車を降りて、ウンベルト1世通りに向かいます。
向こうに黄色い建物が見えている所が、通りの入口。観光のスタート地点です。
写真左手が広い駐車スペースになっています。白線で区画された、無料駐車場です。 -
オルビアの港。向こうにヤシの並木が見えますが、あの辺りにはさらに大きな港があり、大型の船が停泊しています。
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港の前は緑の多い公園になっています。
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モニュメントもあったりして。
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ウンベルト1世通りの入口に到着。ここから街歩きのスタートです。左手に見えているのは市庁舎(Municipio)です。
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1932年に建造されたリバティー様式の邸宅を、現在は市庁舎として使用しています。
写真手前にインフォメーションを示す”i”の看板が見えますが、この市庁舎1階に観光案内所が入っています。 -
観光案内所に入ろうとすると、警察車輌発見。
見つけるとナゼか写真撮りたくなる。 -
市庁舎。港に面した部分です。
二階の窓を囲むアーチが綺麗。一階は5つの窓の前にそれぞれ違った鉄柵が施されていてユニークです。 -
こちらはウンベルト1世通りに面したファザード。
コロンナ家という貴族の邸宅だったというだけあり、優美な佇まいです。 -
イチオシ
サルデーニャ特有の強い風にひるがえるのは、欧州旗、イタリア国旗、そしてサルデーニャの州旗。
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サルデーニャ州旗には4人のムーア人が描かれており、一説によると、それは中世に島を治めていたカラリス、ガッルーラ、トーレス、アルボレアという4つの国を象徴していると言われています。
この4つの国のうち、ガッルーラの首都がこのオルビアでした。
さて、どんな町なんでしょうか。 -
ウンベルト1世通りは、町を東西に貫くメインストリート。
歩き始めるとすぐ、こんな絵に目が止まりました。
艶かしいサルデーニャ美女たちかな。エキゾチックな美しさです。 -
市民図書館(Biblioteca Civica)
シンプリチャーナ(Simpliciana)という名前のついた建物です。
市庁舎から150mほど歩くと、右手に見えてきます。 -
新しく見えますが、古い邸宅を修復したものだそうです。
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さらに歩みを進めると・・・
発見しちゃいました、ジェラート屋さん♪ -
イチオシ
店頭のゆるキャラが入れと言ってるので、素直に従います。
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どのジェラート屋さんで見てもワクワクするこのショーケース。
全部食べたいくらい♪ -
コーンの2フレーバーで2.5ユーロ。
ノッチョーラ(ヘーゼルナッツ)とヌテッラ(ヘーゼルナッツ風味のチョコペースト)をチョイス。上に生クリームもちょい乗せです。
わぁ、たっぷり盛ってくれました。味も濃厚!美味しかったです♪ -
ひと休みした後は、ウンベルト1世通りをさらに西へ進みます。
この通りは西へ向かってゆる〜い坂になっています。両側にはバールやレストラン、様々なお店が並びます。 -
来た道を振り返ると、下り坂になっているのがわかります。
その遠く先に海が覗いています。 -
途中にあった雰囲気の良いバール。
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イチオシ
ウンベルト1世通りから途中の路地、カリアリ通り(Via Cagliari)を右に入ると、いきなり現れる美しい教会。
”サン・パオロ教会(Chiesa di San Paolo)”。オルビアで最も重要な教区教会で、町の最も高い位置に建っています。
中世末期、ローマ時代にヘラクレスを祀っていた神殿跡に建造されたと言われていますが、現在の姿は18世紀に改修されたものです。 -
何と言っても特徴的なのは、このマヨルカ焼のカラフルなクーポラ。大きいので、港からもよく見えました。
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高い鐘楼も堂々たるものです。
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ファザードは至ってシンプル、それだけに美しく組み上げられた角石の目が際立ちます。
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入口上部、教会の守護聖人聖パウロのレリーフ。
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ファザードに向かって右手に、小さな礼拝堂が併設されています。
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”サンタ・クローチェ礼拝堂(Oratorio di Santa Croce)”
ここだけ見ると、山小屋のようで愛らしい佇まいです。残念ながら閉まっていて、中に入ることはできませんでした。
しかし、肝心の教会の方は開いていたので、早速入ってみます。 -
内部はラテン十字になっており、翼廊と左右に3つずつ礼拝堂が備わっています。
町の中心にあるのに、不思議なほど静まり返っています。 -
主祭壇。
中央と左右に色鮮やかなフレスコ画が描かれています。 -
中央には聖パウロの像。その後ろにはキリストの復活を描いたフレスコ画。
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あれ、クーポラに何も描かれてない!
事前に教会の写真を色々見た時、クーポラにもフレスコ画が描かれてたはずなのに。
修復で書き直すのかなぁ・・・ -
黒い聖母(Madonna nera)
カリアリのドゥオーモでも目にしました。
キリスト教信仰以前の異教徒の信仰であった大地母神と、聖母マリア像が一体化したものだと言われています。
なんだか人を引き付ける、不思議な魅力があります。 -
右翼廊。
祭壇には十字架のキリスト、その上部にも鮮やかなフレスコ画が描かれています。 -
恐らく聖書の一場面だと思うのですが、何のシーンだろう?
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何より目を引いたのは、左手にあるパイプオルガン。
その存在感もさることながら、木と金属の美しい融合に感嘆します。 -
こちらは左翼廊。
やはり祭壇上部に鮮やかなフレスコ画が描かれています。 -
これはキリストが五千人にパンを与えたという逸話を描いているようです。
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18世紀に作られた、木製の説教壇。とても荘厳な雰囲気です。
ん?なんか手のようなものが出てますよ。 -
説教壇からニョキッと伸びた手は、十字架を持っていました。
面白い(^^) -
”ロザリオの聖母”の美しいフレスコ画が描かれた礼拝堂。
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この礼拝堂には幼子キリストを抱くナザレのヨセフ(San Giuseppe)の像が。
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教会のようだけど、どこの建物だろう?
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中央は聖フランチェスコ、左は聖アントニウス、右は聖サルヴァトーレ。
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ちょっと憂いを帯びた表情の聖フランチェスコは何を思うのでしょう・・・
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ちょっと目にしたことがないタイプの礼拝堂。
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祭壇画に描かれているのは、燃え盛る火の中で苦しむ人々に聖母マリアと幼子キリストが救いの手を差し伸べている場面のようです。
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天井のアーチには、聖人や慈善活動で功績を残した人物などが描かれています。
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マザー・テレサ(Madre Teresa) 1910年8月26日〜1997年9月5日
カトリック教会の修道女で、修道会「神の愛の宣教者会」の創立者。
貧しい人々の為に行った様々な活動が高く評価され、1979年にノーベル平和賞を受賞。その他にも数々の受賞や、世界でわずか7人のみのアメリカ名誉市民に選出されました。 -
ローマ教皇ヨハネ23世(Papa Giovanni XXIII) 1881年11月25日〜1963年6月3日
教皇という立場でありながら時折バチカンを抜け出し、ローマの学校や病院を訪れたり、人々の中に自ら歩み寄るなど、飾らずユーモアがあり、親しみやすい人柄であったといいます。
ある日ローマの刑務所を訪れた教皇は、「君たちの方からは来られないから、私がやって来たよ」と自ら囚人たちに温かい言葉をかけ、励ましたそうです。
囚われの身であった彼らに、救いの光が射したのでしょう。教皇を喜びの拍手で迎え、その前に膝まずき祝福を求めたといいます。
そんな彼の逸話がこの壁画になっています。 -
モーセ(Mose)
旧約聖書の”出エジプト記”などに現れる、紀元前13世紀ごろ活躍したとされる古代イスラエルの民族指導者。
シナイ山で神より授かった10の戒律が記された石板(十戒)を手にしています。
【十戒】
1.主が唯一の神である
2.偶像を作ってはならない(偶像崇拝の禁止)
3.神の名をみだりに唱えてはならない
4.安息日を守ること
5.父母を敬うこと
6.殺人をしてはいけない(汝、殺す無かれ)
7.姦淫をしてはいけない
8.盗んではいけない
9.偽証してはいけない
10.隣人の家をむさぼってはいけない(他人の物を欲しがるな) -
聖ベネディクト(San Benedetto) 480年頃〜547年
中世キリスト教の修道院長で、修道院の創設や戒律の制定などの功績により「西欧修道士の父」と呼ばれています。
彼自身は大変質素な生活をし、旅人や貧者には寛大にふるまっていました。その生き方そのものが、当時の西欧の精神史に多大な影響を与えたといいます。
-
聖リタ(Santa Rita) 1381年〜1457年
イタリア・ウンブリア地方の聖アウグスチノ修道会の修道女で、カトリック教会の聖人。その生涯は大変波乱に満ちたものでした。
幼い頃から修道女に憧れていましたが、両親の勧めで地方の名士と結婚。しかしその夫には毎日暴力を振るわれます。リタは毎日祈りを捧げ、それにより夫は改心しますが、以前から彼に恨みを持っていた人物により暗殺されます。
彼女の2人の息子は父の復讐をしようと目論みますが、これもリタの祈りにより回避、しかし2人とも病気で命を落とし、リタは愛する家族を全て失ってしまいました。
こうして聖アウグスチノ修道院の門を叩きますが、年齢を理由に断られ、4度目にしてようやく入会を許され修道女となったそうです。しかし、修道女の中には夫の暗殺者の親類もおり、修道生活もまた苦労に満ちたものだったようです。
しかし彼女は、人生の苦難を知るからこそ逆に人々へ愛を持って接し、苦しみ、絶望した人々に希望を与え続ける生涯を送ったといいます。 -
これは聖リタの像です。
キリストの磔刑像とロザリオを手にしたその表情は、とても慈愛に満ちています。 -
よく見ると、額に傷のようなものが見えます。
これにもまた逸話が。
聖リタは救い主であるキリストが受けた苦しみを分かち合いたいと強く望んでいました。
そんなある日、彼女が磔刑像の前で祈っていると、茨の冠の棘が外れて飛び、彼女の額に刺さりました。このときの傷は聖リタが亡くなるまでの15年間額に残り、血を流し続けたといいます。
この逸話から、彼女の図像には額に傷が施されているんだそうです。
それにしても、本当に慈悲深いお顔です。見ているとその愛が心に染み入ってくるよう。 -
ひと通り内部を見終えて外に出ます。扉の方を振り返ると、そこにも素晴らしいフレスコ画が。どうやら歴代のローマ教皇が並んでいるようなのですが・・・
フレスコ画と扉の間にはイエズス会の紋章も見えます。 -
外に出て、ウンベルト1世通りに戻りました。ショーウィンドウを眺めながら再び散策。
雑貨屋さん?面白いオブジェが並びます。 -
スワロフスキー。
ふーん、と眺めるだけ。 -
”レジーナ・マルゲリータ広場(Piazza Regina Margherita)”にやって来ました。
ウンベルト1世通りの入り口、市庁舎から400mほど西にあります。
バールやレストランなどが立ち並び、人々の憩いの場になっているようです。この時もたくさんの人で賑わっていました。 -
この広場のオモシロイところは、この地面に描かれた模様。
花のような、幾何学模様のような・・・ -
花かな、やっぱり。
-
レジーナ・マルゲリータ広場の西側、レジーナ・エレナ通り(Via Regina Elena)を
南へ進みます。 -
ほどなくして、右手にまた広場が。
”ジャコモ・マッテオッティ広場(Piazza Giacomo Matteotti)”です。 -
この広場の中心には、”トリヴェネレの泉(Fontana di Trivenere)”があります。
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トリヴェネレ=3人のヴィーナス、その名の通り中央で3人のヴィーナスが手を上げて球体を支えています。
その下に不規則に積まれた石のオブジェもオモシロイ。 -
広場でひときわ目を引く一画。
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花の赤が映えて、とてもいい雰囲気。
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くるーっと回って、またレジーナ・マルゲリータ通りに戻ります。
イタリアでは珍しいハンバーガー屋さん。某有名ハンバーガーチェーンですら勢力を伸ばせない国ですからね。
だって、ハンバーガーより安くて美味しいものがたくさんあるから。 -
ウンベルト1世通りに戻って来ました。
一旦港の方へ戻ります。 -
FIAT500が似合う街並み。やっぱりイタリアの車はイタリアの町にしっくり合うな。
-
ウンベルト1世通りからちょっと脇道に入ってみると、こんなステキなお土産物屋さん発見!
Anticas Licanzias
Via Olbia, 42, 07026 Olbia
TEL:327 882 0797
http://www.anticaslicanzias.it/ -
中に入ってみると、地元のお菓子がたくさんショーケースに並んでいました。
ちょっと小腹もすいたので、いくつかチョイス。 -
結婚式用かな。とっても綺麗な装飾!食べるのもったいないくらい。
-
サルデーニャ特有のアーモンドの粉を練って作ったお菓子が多いようです。
甘〜い甘〜いお菓子、でも美味しい♪ -
これはカスケッタス(caschettas)というお菓子。別名”花嫁のお菓子(dolce della sposa)”。やはり結婚式用ですね。見た目も華やかです。
これも小麦粉、ハチミツの他にアーモンドが使われています。 -
お菓子の他にも、パーネ・カラザウやパスタも置いてます。
-
ワインやジャム、雑貨なども。お土産を調達するのにいいかも。
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さて、一旦港に戻り、駐車場へ。車に乗って、またオルビアの町の中へ戻ります。
町のさらに西側へ向かうので車で移動し、そのまま次の町へ向かおうという目論み・・・というか横着(^^;) -
で、なにが見たかったかというと、昔の墓地の遺跡です。
サルヴァトーレ・フェーラ通り(Via Salvatore Fera)とアントニオ・スパーノ通り(Via Antonio Spano)の間にあります。
木の向こうにちょっと石組みの壁が覗いているのがそれです。
地元紙の記事でみつけたこの場所の存在。1830年頃に建てられた三身廊式の建造物の遺跡があるというのです。
記事では修復計画があるとの事でしたが、見られるか見られないかわからなくても、オルビアの町の中に遺跡があるという情報を得た時点でもう行く気満々でした。
遺跡フェチだから。 -
でも、やっぱり入れないみたいです。鉄柵で囲ってあり、作業をしている人もいません。
どうやら修復は頓挫しているよう。イタリアではよくある事です(-_-;) -
裏に回ってみると、なんとなく全体像がわかる一画が。
さほど大きな建物ではありません。でも、チラリと覗くアーチのようなものが、教会を彷彿とさせます。
ここには2つのクリプタ(地下聖堂)もあるようです。
そして、この壁の一部は古代カルタゴの城壁から持ってきた角石が使われていると、記事に書いてありました。
あ〜、近くで見たい! -
どこかから入れるんじゃ?と往生際悪くさらに周囲をまわってみる。
ここがかつて墓所だったとは思えないほど、普通の住宅地の中にあります。 -
やっぱり入れない・・・柵の隙間からカメラを入れて、ズームして見るのがせいいっぱいでした。
早く修復して、一般公開してよぉ〜(泣)
気を取り直して、次はオルビア最後の目的地となる場所へ向かいます。
この遺跡があるサルヴァトーレ・フェーラ通りを南西に向かうと、途中でファウスト・ノーチェ通り(Via Fausuto Noce)と名前が変わります。
そのファウスト・ノーチェ通りに入ってすぐ目に着くのが・・・ -
この建物!
”サン・シンプリチョ聖堂(Basilica di San Simplicio)”
サルデーニャ北東部において最も古く重要な宗教的建造物で、その美しさでも知られています。
11世紀末から12世紀後半にかけて建造された、ロマネスク様式の聖堂。
ローマ皇帝ディオクレティアヌスにより「最後の大迫害」と呼ばれるキリスト教弾圧が行われた時代の殉教聖人である、聖シンプリチョを守護聖人としています。彼はオルビア初の司教でもありました。 -
ファザード上部の窓。
小さな2本の円柱で区分された3つのアーチが、ちょっとカワイイ。 -
ファザード右上部に付いている小さな鐘楼も、これまたカワイイ。
-
でも、サイドから見るとかなり大きく荘厳な建物なんです。
-
右側面。サルデーニャに来てから、この温かい色味の角石を組んで作った建造物をよく目にします。
この聖堂も角石が美しく組まれ、それが魅力の一つになっています。 -
後陣側から撮影。
後陣の屋根と、その上部にライン状にレンガが組み込まれ、それがいいアクセントになっています。 -
後陣はサン・シンプリチョ通り(Via San Simplicio)に面しています。
ちなみに私はこのすぐそばの無料駐車場(白線で区画されたスペース)に車を停めました。 -
中に入った瞬間、その美しさに息を飲みました。
内部もやはり角石が美しく組まれ、それがみごとにアーチや柱までも築いています。 -
石組みの柱と交互に、オーダーの異なる円柱が設えられています。
羊の頭のようなものが付いていると思えば・・・ -
人の顔が付いてたり・・・
-
かと思えば、シンプルなドーリア式だったりして。
-
とにかく、フレスコ画があるわけでもない、色大理石の装飾があるわけでもない、色味と言えばアーチの上に施されたレンガの色くらいなのですが、見ていて全く飽きないこの美しさは何なんでしょう?
-
そして石組みとは対照的に、天井には木が使われている。これもまたシンプルながら良いアクセントになっています。
-
主祭壇。
中央にはキリストの磔刑像、後陣には古いフレスコ画が残っています。 -
青い十字架がとても珍しい。
-
祭壇の下には、聖堂の守護聖人、聖シンプリチョの聖遺物箱が納められています。ガラスケースに彼の像も納められているので、すぐにわかります。
-
後陣の古いフレスコ画。
暗かったので綺麗に撮影できなかったのですが、2人の聖人を描いたようなフレスコ画が見て取れます。 -
2つのフレスコ画のうち1つは聖シンプリチョを描いたものだというので、恐らくこれがそうだと思います。
-
こちらは恐らく聖シンプリチョの後に司祭となった聖ヴィットーレではないかと。
-
主祭壇上部、ここにも木製の天蓋が。
木と石がうまく調和した聖堂だと感じます。 -
主祭壇左手には、聖シンプリチョの像が。
司祭服のひだや髭のうねりが自然に表現された、美しい像です。 -
イチオシ
主祭壇から振り返り後ろを見ると、ファザードの窓から光が差し込み、また違った表情を見せます。
本当に美しい聖堂、とても気に入りました。 -
入口付近の壁に飾られていたマリア像。
これも木の色合いを生かした、とても美しい像です。そして、供えられた花とそのアレンジメントが像の美しさをますます引きたてていました。 -
大満足で聖堂を出て、目の前のサン・シンプリチョ広場に出ると、カワイイ聖堂の模型を見つけました。
これもちゃんと石でできています。素晴らしい! -
ファザード
リアルに再現してますね〜。カワイイなぁ♪ -
左側面
屋根はこんな風になってるんですね。実物では見られないから、ミニチュアで見られてラッキー♪ -
右側面
-
後陣側
誰が作ったんだろう?素晴らしいとしか言いようがありません! -
12:45 気が付けばお昼を過ぎていました。お腹すいた・・・
でも、ちょっと時間が押してしまったので、悠長にランチしてる場合ではありません。
サン・シンプリチョ広場の前にバール兼お菓子屋さんがあったので、迷わず飛び込みます。
ショーケースに並ぶサンドウィッチを一つ買い、車に乗りこみました。 -
ツナタマゴサンド(tramezzino con tonno e uova)
これをパクつきながら、次の目的地へ出発するのでした。
美しいエメラルドの海岸が待っています♪♪
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この旅行記へのコメント (5)
-
- なべちゃんさん 2017/01/09 10:47:40
- こんにちは
- こんにちは、突然のコメントで失礼します。
今、大学のゼミの論文で
聖母子像の変遷について調べていて、黒い聖母の写真を探している際にこちらのページを見つけました。
もしよろしければ
こちらに載っている
サンパオロ教会の黒い聖母の写真を
使わせていただいてもよろしいでしょうか?
- めておら☆さん からの返信 2017/01/09 11:11:43
- RE: こんにちは
- なべちゃんさん、こんにちは!
旅行記覗いていだたき、ありがとうございました。
黒い聖母の写真、遠慮なくお使いください。お役に立てれば私もウレシイです。
黒い聖母の論文ですかぁ。私もすごく興味あります!
是非がんばってくださいね。
めておら☆
- なべちゃんさん からの返信 2017/01/09 11:57:22
- Re: こんにちは
- ご返信ありがとうございます!
体験記読ませていただき、
私も実際に行ってみたくなりました(^^)
ありがとうございます!
写真使わせて頂きます!
良い論文ができるように頑張ります。
-
- spumamiさん 2016/07/24 21:12:00
- 混乱
- シンプリチョって聖人の名前初めて聞きました〜。
「ぷっ!」っと笑ってしまうような名前・・・。
そして"semplice"と混同してしまいそうな響き。
こりゃまずいぞ〜だって日本で素朴は「シンプル」でしょ〜。
絶対に間違えて"simplice"って言ってしまいそう〜〜!!(汗)
間違えちゃいけない!と思うと余計に混乱してくるんだよね〜
"contanti"と"contenti"が正にそうなのよ。
教会の模型はとっても可愛い。
ホント屋根は目視出来ないし興味深い。
でも、なんで手すりみたいなところに置いてあるんだろう〜?
写真を見る限りではそう感じちゃいます。
なんかね〜日本の常識では考えられないようなことが
日常にあるからイタリアは面白い!
でも、遺跡周りを徘徊しているメテさんの様子の方が
イタリア人からみたら面白かったかも(^m^)
また、あの馬に乗ったおじさんを思い出したよ〜。
spumami
- めておら☆さん からの返信 2016/07/25 12:48:21
- RE: 混乱
- mamiさん、ほんとにいつもいつもコメント
ありがとうございまーす!
> シンプリチョって聖人の名前初めて聞きました〜。
> 「ぷっ!」っと笑ってしまうような名前・・・。
でしょ、でしょ。私も「ぷぷっ」てなった(笑)
で、同じく”センプリチェ(semplice)”の間違いじゃない
かと再確認してしまった。
なんかカワイイ響きですよね〜(笑)
> 教会の模型
> でも、なんで手すりみたいなところに置いてあるんだろう〜?
さすがmamiさん、やっぱりスルドイ〜!
気づきました?あの模型が置かれてるシチュエーション。
そうなんだよ、塀というか、手摺みたいなところに無造作に
置いてあるの。しかも、手摺の幅足りてなくてはみ出してる(汗)
日本だったら絶対専用の土台かなんかつくって、その上に置く
よね。場合によっては柵で囲むとかさ。
でも、こんなテケトーなところが、面白くてやめられない
イタリアの魅力の一つだね♪
日本の常識では考えられないことを、サラーっとやってのけて
くれる(笑)
> 遺跡周りを徘徊しているメテさん
そう、かなり怪しい人になってたと思います。
今思えば、撃たれなくてヨカッタ・・・
> また、あの馬に乗ったおじさんを思い出したよ〜。
ははは、私もまた思い出しちゃった(笑)
ほんとにいつもありがとう、mamiさん!
めておら☆
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