![サルデーニャ中部の山岳地帯、バルバージャ地方の中心となる町”ヌーオロ(Nuoro)”。そこにとっても興味深い博物館があるんです。<br /><br />”サルデーニャ民族誌博物館(Museo Etnografico Sardo)”。民族誌博物館としてはサルデーニャで最も充実した施設で、島の歴史や文化、民族、生活などについて一度に学べる展示品が揃っています。<br /><br />日本ではあまり知られていない謎の島サルデーニャ。その、イタリアでありながらイタリアと一線を画した独特な文化に触れると、たちまち虜になってしまうかもしれません。<br /><br /> 1日目 5/13 成田空港→ローマ・フィウミチーノ空港→カリアリ<br /> 2日目 5/14 カリアリ<br /> 3日目 5/15 カリアリ・エルマス空港(レンタカー借出)→サン・スペラーテ→バルーミニ→アッツァーラ<br /> 4日目 5/16 アッツァーラ→サン・サルヴァトーレ→タロス遺跡→カブラス→オリスターノ→ボーロレ→ヌーオロ<br />★5日目 5/17 ヌーオロ→オルゴーゾロ→マモイアーダ→ガヴォイ→フォンニ→ヌーオロ<br /> 6日目 5/18 ヌーオロ→ポザーダ→オルビア→ペヴェロビーチ→ポルト・チェルヴォ→カステルサルド<br /> 7日目 5/19 カステルサルド→サッサリ→サッカルジャ教会→ティンヌーラ→スーニ→ボーザ→ヌラーゲ・パルマヴェーラ→アルゲーロ・フェルティリア空港(レンタカー返却)→アルゲーロ<br /> 8日目 5/20 アルゲーロ<br /> 9日目 5/21 アルゲーロ・フェルティリア空港→ローマ・フィウミチーノ空港→成田空港](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/14/90/650x_11149071.jpg?updated_at=1468698496)
2016/05/17 - 2016/05/17
51位(同エリア8件中)
めておら☆さん
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サルデーニャ中部の山岳地帯、バルバージャ地方の中心となる町”ヌーオロ(Nuoro)”。そこにとっても興味深い博物館があるんです。
”サルデーニャ民族誌博物館(Museo Etnografico Sardo)”。民族誌博物館としてはサルデーニャで最も充実した施設で、島の歴史や文化、民族、生活などについて一度に学べる展示品が揃っています。
日本ではあまり知られていない謎の島サルデーニャ。その、イタリアでありながらイタリアと一線を画した独特な文化に触れると、たちまち虜になってしまうかもしれません。
1日目 5/13 成田空港→ローマ・フィウミチーノ空港→カリアリ
2日目 5/14 カリアリ
3日目 5/15 カリアリ・エルマス空港(レンタカー借出)→サン・スペラーテ→バルーミニ→アッツァーラ
4日目 5/16 アッツァーラ→サン・サルヴァトーレ→タロス遺跡→カブラス→オリスターノ→ボーロレ→ヌーオロ
★5日目 5/17 ヌーオロ→オルゴーゾロ→マモイアーダ→ガヴォイ→フォンニ→ヌーオロ
6日目 5/18 ヌーオロ→ポザーダ→オルビア→ペヴェロビーチ→ポルト・チェルヴォ→カステルサルド
7日目 5/19 カステルサルド→サッサリ→サッカルジャ教会→ティンヌーラ→スーニ→ボーザ→ヌラーゲ・パルマヴェーラ→アルゲーロ・フェルティリア空港(レンタカー返却)→アルゲーロ
8日目 5/20 アルゲーロ
9日目 5/21 アルゲーロ・フェルティリア空港→ローマ・フィウミチーノ空港→成田空港
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス レンタカー タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
5日目 5/17(火)
「フォンニ 美しい壁画アートに彩られた町」編のつづき
→ http://4travel.jp/travelogue/11146633
フォンニ(Fonni)で壁画アートの美しさを堪能した後は、前日から宿泊しているヌーオロ(Nuoro)の町へ戻ります。 -
フォンニからヌーオロは約33km、車で30分ほどの距離。相変わらず、ジェンナルジェントゥの山並みが続きます。
最も高い山では1,800mを超えるというこの山脈に、これまた高い高〜い橋がかかっています。さながらジェットコースターのレールのよう。
よく造ったもんだ。 -
サルデーニャでドライブを始めてからは、ずーーーっと山・山・山の景色を眺めています。いかに島の大半を山が占めているのかを実感。
-
そしてこの風景もよく目にしました。
山腹で放牧されている羊さん達。
道路を走っていると、バイクでツーリングしているグループや、自転車で旅をしている人にもよく遭遇しました。そうそう、馬に乗ってパッカラパッカラ走ってるおっちゃんも(笑) -
ヌーオロに帰って来ました。
宿泊しているB&Bに戻る前に、もう一つ訪れるところがあったので、そのまま車で向かいますが、途中ジェラートの看板を発見!
もちろん食べないワケがありません。半ば急ブレーキで車を停め、小走りでお店に吸い込まれました。
看板を見ると、お菓子屋さん兼ジェラート屋さんなので、これは絶対美味しいに違いない! -
コーンの2フレーバーで2ユーロ。
私の定番、ピスタッキオ(ピスタチオ)とノッチョーラ(ヘーゼルナッツ)です。
さすが、お菓子屋さんだけあって本格的な味わい。美味しかった♪ -
17:00 本日最後の目的地に到着。
”サルデーニャ民族誌博物館(Museo Etnografico Sardo)”です。
民族誌博物館としてはサルデーニャで最も充実した施設で、島の歴史や文化、民族、生活などについて一度に学べる展示品が揃っています。
Via Antonio Mereu, 56, 08100 Nuoro
TEL: 0784 257035
10/1〜3/15 10:00〜13:00、15:00〜19:00
3/16〜9/30 10:00〜13:00、15:00〜20:00
月曜定休 入場料5ユーロ
http://www.isresardegna.it/index.php?xsl=565&s=16&v=9&c=4093&nodesc=1
※現在の博物館はこのサイトで紹介している展示内容と若干異なります。最近になって改装されたのですが、サイト上には以前の情報が残っているようです。 -
敷地の前に車がたくさん路駐してありました。付近の人に尋ねると、そこに駐車してよいとの事だったので私も路駐。
入場料5ユーロを払い、早速中に入ります。
ちなみに、展示の説明は全てイタリア語で記載されているので、チケット売場で申し出ると英語の説明書がもらえます。 -
フロアは確か3階に分かれていたと思います。
チケット売場から進むと、始めにこんな部屋が。 -
サルデーニャ島をモチーフにした床絵、正面には大きなスクリーンにはサルデーニャの風景や祭の様子などが映し出されています。
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さらに進むと、50万年前(北京原人のあたりでしょうか?)から現在に至るまでの、世界とサルデーニャを表す年表が連なります。
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謎の巨石文化、ヌラーゲ時代の説明も。
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1階はこんな風にパネルの展示が多かったです。
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パネルのテーマに合わせて、実物の展示も。
これは20世紀に制作されたサルデーニャの銃器や工芸品を展示しているようです。 -
刀や銃
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イチオシ
サルデーニャの伝統工芸である刺繍や織物。その芸術性の高さで有名です。
羊の毛を植物で染色し、ポコポコと立体的に浮き出た模様が特徴。
鮮やかな色彩、伝統とはいえ柄もポップで可愛いんです。 -
これは物入れかな?
上下には、これもサルデーニャの伝統工芸であるカゴ細工が見えます。 -
ここも織物やカゴが。
本当にイタリアというよりは、どこか異国の文化を目の当たりにしているようです。 -
かつての羊飼いたちの写真を展示したコーナーも。
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今も昔も、サルデーニャ、特に中部山岳地帯の重要な収入源である羊飼いの仕事。農耕に向かない地理の中で、生活を支える為に好むと好まざるとに関わらず粛々とその生業に従事してきた人々の、努力や苦労、そして小さな幸せが垣間見えるようです。
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羊の後を行く父と子。父の姿を見て、この子も立派な羊飼いに成長していくんでしょうね。
一旦家を出ると、数カ月も家に戻らないことがあるという羊飼いの仕事。その為でしょう、ロバの背に大きな鍋とたくさんの荷物が積んであります。 -
昔の羊飼いの絵。この姿を見て山賊と間違える人もいたとか。
こんな逸話も、ヌーオロ周辺が”バルバージャ(野蛮人の土地)”と呼ばれるようになった一因のようです。 -
羊に食べさせる草を求め、季節ごとに遊牧を行う羊飼いたちは、簡素な小屋を建てて野営する他、島のあちこちに点在するヌラーゲ(先史時代の石造りの遺跡)を小屋代わりにして生活していたようです。
小屋の外で焚火をし、暖をとっている写真。その表情にちょっと疲れが見えるようです。 -
羊の乳しぼり。こんな風に後ろ向きにしてやるんですねぇ。
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次の遊牧地へ移動するのでしょうか。無骨だけど優しさを感じる表情に、ちょっと心が温まります。
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このコーナーでは遊牧やチーズ作りなどに用いた道具が展示してありました。
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大小様々なカウベルや、鎖など。よくわからない道具もイロイロ。
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おっ、やってますねぇ、チーズ作り!
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遊牧中に絞りたての羊の乳で作っていたんでしょうね。
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羊の乳絞り・・・あ、さっき写真で見たのといっしょだ。
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ここでは農民たちの表情や作業風景のパネルを展示していました。
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汗と土にまみれて寡黙に働く農民たちの表情。サルデーニャの人々の実直な気質が表れているようです。
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鍬を持ったおばぁちゃんは、豊作を祈ってるんでしょうね。
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大きな藁の束を頭に乗せて歩く女性たち。けっこうな重さだと思いますが・・・たくましいですね。
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家族一体になって作業に取り組む。藁を空に舞わせていたずらっぽく笑う父、その横で控えめに微笑む母。子供たちも生き生きした表情です。いい写真だな。
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これは何をしてるんだろう?
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袋の中は収穫した麦でしょうか。重そうな袋を積み込んでいます。
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農民の女性はこんな格好をしていたんですね。
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ここからは狩人や漁師について展示されていました。
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ちょっとミステリアスなこの絵にしばらく見入ってしまったのですが、2人の狩人が息をひそめて一頭のイノシシに狙いを定めている場面です。
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鹿を撃ち獲ったようです。
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こんな小さな船に5人乗ってる?!それを1人で押し出しているようです。
いやいや、カメラ目線になってないで手伝いなよ(笑) -
貝の養殖かな?いーっぱい獲れてますね。
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わ〜、こちらも豊漁!
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カジキマグロかな?でっかいですね〜。
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これは何をしているところかな?漁に使う道具のようですが。
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網を直しているんでしょうね。
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このコーナーでは田舎の村々と、そこに暮す人々の生活を紹介していました。
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パンを窯に入れる女性たち。作っているのは儀式用の装飾パンのようです。
後で紹介しますが、サルデーニャには数多くの儀式用パンが存在し、形も装飾も様々でパンとは思えないほど美しいんです。 -
薄くて丸いパリパリパン、パーネ・カラザウを作っているところですね。
サルデーニャの食卓には無くてはならないパンです。 -
古い家、その前には丸くて大きなパン窯があります。
いかにも写真慣れしていない、直立不動の女性が素朴でいいですね。 -
パン作りの様子と、その道具が展示してあります。
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石臼。これで麦を粉にしたんですね。
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作業する女性たちの周囲には、大きなカゴや鍋、パンを窯に入れるヘラなどがあります。
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そしてここからが”儀式用パン(pane rituale)”の展示です。これが見たかったんですよね〜!
この前日、ヌーオロに入る前にボーロレという町の儀式用パンの博物館に立ち寄ったのですが、悲しいかな閉館日で見られなかったんです。まさかここで見られるとは思わなかったので、嬉しさのあまり一人小躍りしてました♪
儀式用パンというと、シチリアの、ゆで卵を殻ごと仕込んだ復活祭(pasqua)のパンが有名ですが、サルデーニャのパンは本当に多種多様。祝日ごとに様々な形状のものが存在するんです。写真はぜーんぶパンですよ! -
これらは元旦に作られるパンです。
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ほんっとに、これがパンなの?!と思うものがいっぱい。
ん?なんだかオモシロイものもありますね〜。 -
めちゃめちゃシュール(笑)
三人とも卵を手に持っています。シチリアの卵のパン同様、これらも復活祭用のパンですね。 -
これも復活祭用。やっぱり卵が仕込んであります。
それにしても細かい細工ですね〜! -
これは聖マルコの祝日に用いるパン。左はレーイ(Lei)という町のもの、右はマコメール(Macomer)という町のもの。
町ごとにもデザインが違うんですね。 -
これらも全て聖マルコの日のパンです。やはり町ごとに微妙に異なる装飾です。
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上半分の丸いパンは聖アントニウス、左下の小さな白いパンは聖リタ、右下の小鳥のようなものは慰めの聖母、それぞれの祝日のパンです。
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これはとにかくデカかった!優に1m以上はあったと思います。
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これらは子供たち用のパン。
特に女の子は小さい頃からパン作りに加わり、簡単な形状のものを遊びながら作り、そして本格的なパン作りの技術を身に着けていくといいます。
また、子供用のパンはおしゃぶりの代わりに用いられたり、さながらオモチャのような役割も担っているようです。 -
結婚式用パンの数々。
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散りばめられた小花の華やかさが、結婚式をイメージさせます。
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これらも結婚式用のパン。やはり町ごとに形状が違います。
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長い遊牧生活を送る羊飼いが発明したという、日持ちするパン”パーネ・カラザウ”。
薄くて丸いのが特徴ですが、やはり種類がいろいろあるようですね。 -
これらは日常生活で食されるパン。みごとなまでのバリエーション!
色も形も大きさも、本当に様々です。 -
パンの展示コーナーは本当に貴重でした。日本ではなかなかこんなパンを目にすることが無いですからね。
それにしても、展示を眺めながらずーっと思っていたこと。
「食べてみた〜い!」 -
次のフロアはサルデーニャの伝統工芸の一つ、織物に関するものが展示されていました。
この織り方をするとこんな生地になりますよ、的なことが書かれています。 -
その種類たるや、これまた様々です。先ほどのパンもそうですが、サルデーニャの女性たちって本当に器用なんですね。
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はた織り機。
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機織りをする女性の写真。まだあどけない少女のようです。
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こんな縦型の織り機も。
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あ、こんな風に使ってたんですね。
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わ、みんなで並んでも使えるんだ!
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ここからは美しい織物の数々です。
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ちょっとエスニックでもある。
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立体感のある模様。
サルデーニャの織物の特徴はこのポコポコと浮き出た柄なんです。可愛らしいものが多くて女性は熱心に写真を撮っていました。 -
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これはレース編みですね。美しい、そして仕事が細かい!
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アップで見ると、その複雑な織目がよくわかります。もはや芸術です。
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カラフルでホントに可愛い♪
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でも、モノトーンもグッと来ます。
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イチオシ
素晴らしい織物の数々、ずーっと眺めていても飽きませんでした。
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ここからは、博物館の一番の見所と言って過言ではないでしょう。
民族衣装のコーナーです。
まずは入口のパネルや写真を見ます。 -
肌着からストールまで、民族衣装を構成するものがパネルで紹介されています。
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伝統の衣装をまとった男女の絵。これがサルデーニャの民族衣装の典型のようです。ここに、町ごとに様々なアレンジが加わっていくんですね。
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衣装も美しいけど、着ている女性も美しい。
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この女性も美しいですね。サルデーニャってエキゾチックな美人が多い気がします。
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美しい衣装を身に着けて、すまし気味の女性たち。
「ウォーリーを探せ」ではないですが、おっちゃんも一人混ざってます。 -
そしてフロアを見渡すと、こんな感じ。
-
イチオシ
ガラスケースにそれぞれの町の民族衣装がびっしり収まっています。
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自然と自分が訪れた町のものを探してしまいます。
これは、ムラーレス(壁画アート)で有名なオルゴーゾロ(Orgosolo)のもの。
男性の祝祭用です。 -
アッツァーラ(Atzara)の花嫁衣装兼盛装
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オリスターノ(Oristano)の花嫁衣装兼盛装。
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フォンニ(Fonni)の花嫁衣装兼盛装。
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マモイアーダ(Mamoiada)の花嫁衣装兼盛装。
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そしてこの博物館がある町、ヌーオロ(Nuoro)の花嫁衣装兼盛装。
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サルデーニャの州都、カリアリ(Cagliari)の花嫁衣装兼盛装。
その他の町の衣装も、どれもが本当に美しいものばかりです。 -
ガラスケースを取り囲む壁にも、びっしりと様々な衣類が展示してあります。
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女性が頭からかぶるストール。これがサルデーニャの衣装で最も特徴的なパーツかもしれません。
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ベストの中に着るブラウスや、男性が履くズボンです。
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このベストが美しいんです。先ほど見たサルデーニャ特有の織物や刺繍で作られて、とてもカラフル。
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スカートやその上に巻くエプロンのようなもの。
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これらは子供用の衣装。カワイイですね〜☆
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目に鮮やかな衣装の数々を見て、次のフロアに進むと・・・
なんか一気に陰気臭い雰囲気。
ま、一応、生活の中でどんな衣装がどのように用いられていたかを人形で表してるんですが・・・ -
なんか薄暗いし、人形の表情がとにかくコワイ(@_@;)
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おばぁちゃん、顔コワーイ(汗)
一緒に居たイタリア人の団体が去り、ちょうど私一人になったので余計コワかった。 -
おっちゃんも、目がうつろですもん・・・
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どうしてもっとほがらかな表情にしなかったのか、ヒジョーにギモンです。
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このおっちゃんはちょっとほのぼの感♪
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だから、みんなコワイってぇ〜!
目が死んでますもん(大汗)
そんな、ちょっとお化け屋敷的な要素も楽しめる(?)博物館です。 -
さらに進むと神聖な場所に辿り着きました。
聖母マリアへ祈りを捧げる際に使用する、ロザリオが多数展示されています。 -
中央に置かれた像も、たくさんのロザリオを手にしています。
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民族衣装をまとった女性が聖母に祈りを捧げています。
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ひと口にロザリオといっても、様々な種類があるんですね。
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その他にも美しい装飾品が数多く展示されています。
サルデーニャは金細工でも有名なんです。 -
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金の細工も本当に細やか。素晴らしい技術です。
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様々な種類のペンダントヘッド。
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周囲を海に囲まれているので、サンゴも特産品であるサルデーニャ。
ここでも、サンゴを用いた装飾品が目に付きました。 -
この首飾りがとても美しく、一目で気に入ってしまいました。
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指輪もキレイ☆
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これらの美しい装飾品を身に付けた貴婦人の絵がありました。
こんなサルデーニャの美しい民族衣装と装飾品の数々を身に付けた人々が、年に一度集まって行われるお祭りがあります。
毎年5月1日にカリアリで行われる、”聖エフィジオの祭(Festa di Sant'Efisio)”です。
さぞかし美しいだろうなぁ〜。一度は見てみたいと思っています。 -
約1時間で展示を全て見終え、1階に戻ってきました。
入って来た時は気付かなかったけど、チケット売場の近くにもこんな民族衣装をまとった人形たちが展示してありました。 -
私の”変な物アンテナ”が即座に振れます。
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エラくテキトーな顔の人形。
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めっちゃシュール。
目が殴られた後のようです。どうしてこうなったんだろう・・・
というわけで、18:15に民族誌博物館を後にしました。とても興味深く、楽しめる展示内容でした。 -
18:30 一旦、宿泊している”B&B Nughe' e' Oro(ヌーゲ・エ・オーロ)”に戻る。ラッキーなことに、今日は宿の前の道路に1台分のスペースがあり、無料で駐車することができました。
そして水が無いことに気付き、どこかで水を買おうと外に出ます。
外に出たら、やっぱり気になるピーターパン!昨日も食べた美味しいジェラート屋さんです。
さっきもジェラート食べたしなぁ・・・と思いながらも、躊躇なく吸い込まれてしまうのでした(^_^;) -
お店に入ると、昨日もいた女性スタッフに「いらっしゃい!昨日も来たよね」と言われる。やはり東洋人はまず見ないので、しっかり覚えちゃってるんですね。
奥から男性店主も出て来ました。どこから来たの?てな話になる。ちょうどいいので、「この辺りにスーパーか何か無いですか?水が欲しいんだけど・・・」と言うと「あ〜、ならプレゼントするよぉ!」と、でっかいボトルをくれました。サルデーニャの人もとっても親切です。 -
そしてオーダーしたのはワッフルコーンの3フレーバー、3ユーロです。
ノッチョーラ(ヘーゼルナッツ)、バーチョ・ビアンコ(ホワイトチョコ)、カラメルを選択。 -
上にちょっぴりパンナ(生クリーム)もトッピングしてもらいました。
これが大正解。やっぱりピーターパンは美味しいです。
このお店、カリアリとヌーオロで見つけたけど、次に行く町にもあるといいな〜!
水も調達したので、部屋に戻ってちょっと休憩。 -
20:00過ぎ。夕飯は昨日同様、B&Bすぐそばの”イル・リフージョ(Il Rifugio)”にやって来ました。疲れて遠くまであるくのも面倒だったし、何より、このお店とっても美味しかったので。
Via Antonio Mereu, 28, 08100 Nuoro
TEL:0784 232355
http://www.trattoriarifugio.com/ -
中に入ると、昨日と同じスタッフが「あ、また!」的な笑顔で出迎えてくれました。
町の景色が望める窓際の席に座ると、目の前に会計に使うパソコンが。そこには「いる りふーじょ ぬおろ」とひらがなのシールが貼ってありました。
実は、このお店の料理人は日本で修行した人なんだそうで。だからひらがなを貼ってるんですね。
行き届いたサービスと繊細さを感じる味は、日本の修行の賜物なんだと思います。
そして今日のオーダーですが、お店に来る前から決めていました。
同じB&Bに宿泊しているイタリア人と話したとき、リフージョの牛ステーキが最高に美味しいと聞いたので、迷わずそれにしました。 -
まずは昨日同様、焼きたてのフォカッチャとパーネ・カラザウが出て来ます。
これこれ、これがまた美味しいんですよ〜♪ -
そしてメインの牛ステーキ。”タリアータ(tagliata)”と言って、ステーキがスライスした状態で出て来ます。
下にはルッコラが敷いてあり、上には羊のチーズ、ペコリーノ・サルドのスライスが乗っています。
ビジュアルだけで、絶対美味しいと思える! -
ペコリーノチーズをそっと脇に寄せると、こーんなジューシーな断面が。
私は焼き加減をミディアム(イタリア語でメディアmedia)にしました。
ちなみに、ウェルダンはベン コッタ(ben cotta)、レアはアル サングェ(al sangue)と言います。
今思い出してもヨダレが出そうなのですが、とても柔らかく、塩加減が丁度よいので肉の脂の甘みも感じられます。ペコリーノチーズと一緒に食べるとまろやかさも加わり、一人陶酔してました。
これで16ユーロだったと思います。ボリュームもあったので大満足。 -
そしてなぜかいつでも食べられるフライドポテトもオーダーしちゃってました(^_^;)
まわりで食べてる人が結構いて、見たらどうしても食べたくなって。
ほら、人がマックのポテト食べてるの見ると、ムショーに食べたくなるじゃないですか。あれと一緒で。
ポテトは4ユーロ。その他水2ユーロ、コペルト(テーブルチャージ)2ユーロで合計24ユーロ。
イル・リフージョは今日も美味しかった♪スタッフもとても親切だし、お店の雰囲気も良いし。ヌーオロを訪れたら、また絶対ここで食べようと思います。 -
外に出るともう21:00を過ぎていました。陽は落ちたと言え、まだ夕方の名残が。
レストランの脇にあるこの階段を降りるとすぐB&Bです。戻って早く休まないと。
明日の朝は早くにヌーオロを発たなければいけません。 -
B&Bのバルコニーから眺める町の景色。しばしマジックアワーを堪能します。
-
シャワーを浴びて、ベッドに入る支度も整いました。
もう一度お気に入りのベランダへ。もうすっかり闇に包まれ、町灯りの美しさが際立っています。
明日はこのヌーオロがある中部山岳地帯から抜け、東海岸へと向かいます。またこれまでとは全く違う、サルデーニャの美しさに遭遇できそうな予感がして楽しみ♪
11:30 ベッドに入る。明日に向けぐっすり寝て体力回復しなきゃ〜!
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この旅行記へのコメント (2)
-
- spumamiさん 2016/07/22 18:52:42
- 証明
- こんにちは〜。
サルデーニャの民族衣装をみると「オランダ?」って思ってしまいます。
明るい民族衣装とブルカのような黒尽くめの衣装。極端すぎる〜。
甲冑の展示はなさそうなので、サルデーニャは戦(いくさ)には巻き込まれなかったのかな?
要塞とかなさそうだし・・・。あったらごめんなさい。
「ちゃんと旅行記見てくれてます?」って指摘されそうですね(^^;
ちゃんとみてますよ〜〜ウォーリーおっちゃん見つけたもん!!
spumami
- めておら☆さん からの返信 2016/07/22 21:38:31
- RE: 証明
- mamiまたまたどもです!
全部”湖”に直しましたぜい(^^)v
> サルデーニャの民族衣装をみると「オランダ?」って思ってしまいます。
あ、確かにそうですね!あの柄の感じといい、頭にかぶってるものといい、
そう、あのエプロンみたいなのも!
エスニックっぽいなって思う柄もあったけどね。
いずれにしろ独特。やっぱり本土とは違う文化ですよね。
> 甲冑の展示はなさそうなので、サルデーニャは戦(いくさ)には巻き
> 込まれなかったのかな?
私がたまたまそういう展示してる場所に行かなかっただけかもしれない
ですが、フェニキア→カルタゴ→ローマ、ローマの滅亡の後も様々な
国から征服の対象とされていたようなので、戦に巻き込まれてないはず
はないんですけどね。
城壁に囲まれてる城塞都市もたくさんあったし。ほら、カリアリも。
> ちゃんとみてますよ〜〜ウォーリーおっちゃん見つけたもん!!
おっ、さすが見つけてくれましたか?!
私、あのおっちゃん見つけたとき一人で吹いてたの(^_^;)
それにしても、いつもいつもスルドイご指摘ありがとうございます。
そして、相変わらず笑かしてくれるタイトルも♪
めておら☆
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