2016/06/25 - 2016/07/01
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azianokazeさん
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6月29日午後「フレペの滝」を一人で散策、30日午前中は知床クルーズを楽しみます。
船上からの写真は逆光のため見苦しいものばかりになってしまいましたが、お付き合いください。
写真は「ヨウシペツの滝」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ガイド・送迎付き知床五湖めぐりを終えて、帰路は「知床自然センター」で降ろしてもらい、ひとりで「フレペの滝」へ。
まずは昼食。「知床自然センター」内で食べた「エゾ鹿バーガー」
言われなければ、普通のハンバーガーと思ってしまうかも。
鹿肉はヘルシーとかで、北海道に限らず、各地で目にする機会も増えています。
****エゾシカ対策****
林縁を主な生活場所とし、ほとんどの植物を食べる幅広い食性を持つことから農林業被害を引き起こしやすく、生息密度が極めて高くなると植生の著しい退行など森林生態系に大きな影響を及ぼします。
明治期の大雪と乱獲により一時は絶滅寸前にまで減少しましたが、その後の保護政策や生息環境の改変などの結果、分布域を拡大しながら生息数を増やしております。
現在は農林業被害や交通事故の増加、強度の採食や踏み付けによる生態系への影響などが深刻な社会問題となっています。
北海道では、人とエゾシカとの適切な関係を築き、地域社会の健全な発展に寄与するため、平成26年3月に制定した「北海道エゾシカ対策推進条例」に基づき、総合的かつ計画的にエゾシカ対策を進めています。【北海道庁HP】
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駆除した鹿の有効活用ということのようです。ただ、野生獣ですから、適正に処理されていないと感染症などの危険もあるようです。 -
エゾシカはともかく、クマとの遭遇は困ります。「知床自然センター」の情報によれば、この付近での出没は・・・結構あります。
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「自然センター」から「フレペの滝」へは、写真のような気持ちがいい遊歩道が整備されており、往復で2kmほどです。
五湖散策のあとだけに、正直なところ「お疲れモード」 スローペースで歩きます。 -
森を抜けると草原が開けます。
開拓が行われていた頃、家畜の餌として草を刈り取っていたエリアのようです。
いったん木々が伐採されると、強風のため木は成長できず、こうした草原が残ります。
冬場などはエゾシカの餌場ともなっています。
開放的なのはいいのですが、日差しがきつい。 -
海を見下ろす断崖に展望台があります。
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展望台から眺める「フレペの滝」
知床連山を背景に美しい眺めです。 -
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断崖の途中から地下水がホロホロと流れ落ちる優美な滝は「乙女の涙」とも称されています。
余談ながら、わりと「フレペの滝」の近くに、もうひとつの滝がありますが、こちらは地上から見ることはできません。
そこで、人知れずながす「男の涙」とも呼ばれているそうです。
知床クルーズで海上から見ることができます。 -
見づらいですが、この展望台に出没したクマの写真が注意喚起のため掲示されていました。
ただ、こんな場所で出会ったら、後ろは100mの断崖絶壁、前にはクマ・・・どうしようもありません。ひたすらクマがこっちへ来ないことを願うだけです。 -
展望台からの帰路 知床連山がきれいです。
なお、展望台から向かい側に見えた灯台へは行けないようです。 -
草原にはワラビがいっぱい。
何でも食べてしまうエゾシカですが、アクが強いワラビは食べないため、ワラビが繁茂することに。 -
「知床自然センター」に戻り、ウトロの街までのタクシーを呼ぼうとしたのですが、遠方に出払っているのか電話がつながりません。
歩くと5km程度はありそう。下り坂とはいえ、そんな元気は残っていません。1時間ほどバスを待つことに。
土産物などの買い物をすませ、外に置かれたベンチに腰かけてタバコを吸ったり、手持ちのお菓子をバリバリかじったりしていました。
そこに30歳ぐらいの女性がやってきて、タブレットで撮る場所を変えながら建物の写真を何枚か撮り始めました。
やがて、その女性が「すみません」とわたしに声をかけてきました。
多分、自分の写真を撮って欲しいということだろうと思ったのですが・・・・。
「すみません。建物全体の写真を撮ろうとするそちらのお顔も写ってしまいますので、横を向いていていただければ・・・・」
「横って・・・・あっちを向いておけばいいのですか?・・・・じゃ、向こうに移動しましょう」と写真に入らないベンチへ移動しました。女性は「いや、いてもらっていいのですが」とは言っていましたが。
勝手に顔を公開いしないという配慮は素晴らしいのでしょうが、自分が写真を撮りたいので「横を向いていてほしい」というのは・・・・どんなものでしょうか?
それとも単に私の見苦しい顔が写りこむのが嫌だったのでしょうか?
あるいは、個人的な撮影ではなく、業務的な何かに使う写真だったのでしょうか? -
ウトロのバスターミナルの近くにある、町営の夕陽台温泉に寄ってみることに。
「近く」とは言っても、高台にあって、日中歩くと結構しんどいです。
町から歩いてくる客などいないのでしょう。
場所の表示もあまりなく、遠回りまでしてしまい、着くまでに汗だくになりました。 -
こじんまりとした露天風呂は開放的で、ウトロ港も見下ろせます。
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高台を下りて「いるかホテル」へ帰ります。
ただ、ホテルは中心部から離れているため、1日の散策で疲れた体にはしんどい。温泉でせっかく流した汗がまた・・・
途中一休みして、海鳥が舞う港の夕暮れなど眺めます。(実際は、鳥が多すぎてヒッチコック映画のように不気味でしたが) -
6月30日(木) 月曜から、それまでの記録的な曇天・雨続きから一転、晴天が続いています。
この日は船で知床を観光するクルーズを予約してあります。
「ゴジラ岩観光」の「知床岬コース」(岬の先端まで行くコースで所要時間は3時間15分 料金は8000円)
結構なお値段です。 -
出航してすぐにあらわれるのが、昨日陸上から眺めた「フレペの滝」(乙女の涙)
うかつにも撮影時は気づかなかったのですが、逆光になっていたようで、船から写した写真は殆どが白くもやがかかかっっています。
修正ソフトでいじって、何とかこの程度です。 -
上記の理由で見づらいですが、人目を引く「乙女の涙」の近くで人知れずながす「男の涙」
えぐれたような崖から流れおちているため、陸上から見えないとか。 -
何かに似ているということで名前がついていたかと思いますが、何岩だか忘れました。「ゾウ岩」だったような気がしますが。
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アイヌ語で「黒い岩」を意味する「クンネポール」
岩穴のなかにはたくさんのコウモリがいるとか。
コウモリは嫌いです。 -
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写真中央に珍しい鳥が。絶滅危惧種のケイマフリです。
案内放送する方は「なかなか見られない貴重な鳥ですよ!」と強調されていましたが、遠方ということもあって、船内はいまひとつ盛り上がりません。 -
海上を飛び立つケイマフリ
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火山活動の痕跡を示す溶岩の節理
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溶岩壁にはコケが。
このあたり陸上は知床五湖 五湖から浸みだした地下水がつくるコケのようです。 -
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温泉が滝となって流れる「カムイワッカの滝」
沢登りが人気コースです。 -
何とか岩 忘れました。
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V字形に切れ込んだ姿が印象的な「ヨウシペツの滝」
逆光補正写真ですので、見苦しいのはご勘弁を。 -
「ルシャ湾」と呼ばれるこの一帯では、ヒグマがよく見られるそうです。
「ルシャ」とはアイヌ語で「浜へ降りていく道」との意味でそうです。
この「知床クルーズ」の“売り”は、美しい景色もさることながら、やはりヒグマが見られるということでしょう。
岬の先端まで行く「岬コース」なら9割以上の確率で見られるとか。
乗員・乗客、目を凝らしてクマを探します。
最初のクマは、放送で「あそこにいますね」と案内がありましたが、結局わかりませんでした。そのくらい小さくしか見えません。
2匹目のクマが・・・実はこの写真中央、河原と草地の境目付近に写っています。大きく拡大したうえに、目を凝らさないとわかりませんが。 -
イネやネコではなく、クマです。
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無理やりズームすると・・・。
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船内での人間の騒ぎを知ってか知らずか、クマは森へと帰っていきました。
クルーズ船から眺めるクマはこんな感じです。大型船よりは近づけますが、それでもこれ以上陸に近づくと座礁します。船長も「こんなところで職を失いたくないので・・・」と言っておられました。
昨日の知床五湖散策では各自に双眼鏡が貸与されましたが、双眼鏡はこのクルーズこそに必要なものです。
結局、この日のクルーズで見かけたクマは3頭。
まあ、昨日五湖に行く車で間近に遭遇しましたので、クマはよしとしましょう。 -
漁師が使う「番屋」 クマとの共存です。
移動はもっぱら船ですが、陸上も世界遺産知床は、知床大橋より先は漁業関係者などを除く一般人の立ち入りは禁止されています。
ただし、反対の羅臼側は、ウトロ側と違ってかなり先端近くまで集落があります。 -
「たこ岩」
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「カシュニの滝」
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同上
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岬先端も近いあたりの、特徴的な岩の景色
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知床岬先端
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岬のかなたには国後の山々が見えます。
野付半島側から見たのは国後島の南側ですが、知床岬越しに見えるのは島の北端です。 -
国後の山にズーム この先不用意に近づくと拿捕されます。
船内の案内では「国境」という言葉を使用していましたが、もちろん日本政府は知床・国後間に「国境」が存在するとは認めていません。
ただ、現地の感覚からすれば、越えれば拿捕される「国境」なのでしょう。 -
帰路に望む知床の山々 途中、イルカにも出会いましたが、あまり船に近づいてはくれませんでした。
イルカにも種類があって、船のつくる波で遊ぶような種類もいるそうです。 -
ウトロ港に帰着
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港で遊ぶカモメ
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ただ、こんなにいると「ホラー」です。
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港近くの「ゴジラ岩」 カモメたちが群がっていますが、ゴジラは怒りません。優しいゴジラです。
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船を下りて食べた「ウニ・イクラ丼」 2200円 北海道なら安いのでは・・・と思ったのですが、やはり高かったです。
東京・築地の方が安かったりして。 とてもおいしかったです。
午後はバスで斜里に移動します。
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