2016/06/11 - 2016/06/11
608位(同エリア950件中)
三峯霧美さん
関東地方に暮らしていると、どこに行っても出会う浅間神社。
浅間(あさま)は火山という意味で、浅間神社は富士山を祀っています。
富士山周辺をぐるりと回って浅間神社や富士山ゆかりの神社を訪ねて回る計画を立てました。
第一弾は富士吉田市と河口湖周辺ですが、中央道のお約束の渋滞にはまり、スバルラインと林道の往復に時間を取られ、予定していた神社をまわり切れませんでした。
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中央道の下り相模湖まで週末の朝の渋滞に絶賛大参加して、河口湖IC到着が10時半を回ってしまいました。
富士山は5合目から上は雲の中、梅雨の時期なので雨が降ってないだけ、ありがたいけれど、スバルラインの料金を払って5合目まで上がっても、頂上部分が見えないならコスパが悪い、どうしたものかと迷います。とりあえず、河口湖ICに一番近い、新倉山の浅間神社に向かいます。 -
10:50 神社参道の脇を進み新倉山浅間公園の駐車場に車を停めました。参道脇から駐車場への道はとても狭く、相互通行できません。
神社は浅間公園に隣接しています。駐車場は無料。 -
参道入り口まで歩いて戻ると、いきなり石段です。近所の中学生が水筒を持って石段をかけ登って行きます。「こんにちは!」って元気に挨拶してくれました。
この先、神社本殿を通り越して石段を400段近く登るとミシュランガイドの表紙を飾った、五重塔・桜・富士山の写真の撮影スポットがあります。
最近、ここを訪れる外国人が増え話題になりました。新倉浅間神社 寺・神社・教会
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神社の高さまで登ってきました。やっぱり富士山は雲の中。
五重塔まで車道もあるのですが、急坂で狭くカーブもきつく、道路には自動車がつけた傷がついてます。車をぶつけたくないので、車で登る選択肢はナシ。
富士山が見えないのに石段を登る元気はないから、神社の参拝だけにしておこう。 -
手水舎、さっきの中学生は山の上まで走って往復してるのか、息を切らして手水舎に置いた水筒で水分補給中。
それをぼんやり眺めるタイ人の観光客。
今回の旅で分かったのは、20代の女性で短パンにタンクトップと肌の露出の多い方はタイの方。 -
三國第一山 富士浅間神社 (新倉浅間神社)
祭神 木花咲耶姫命・大山祗命・瓊瓊杵尊
創建は705年、807年の富士山の大噴火の時に朝廷から勅使が参向し、平城天皇から三国第一山の称号を与えられました。
戦国時代には武田信虎が北条氏との戦いで、新倉山に陣をとり、戦勝を祈願して刀を奉納しました。 -
御朱印は氏子さんらしき方が書いてくださいました。
富士山眺望日本一と書き入れてある。
あの景色を誇りに思う気持ち、わかります。
ありそうでない、あの景色。
が、外国人にとっての日本のイメージのステレオタイプの景色で、日本人的にダサさは否めない。 -
11:15 お昼にはちょっと早いけど、吉田うどんの有名店はすぐそこ。駐車場の奥から徒歩1分。行列ができることもあるというので行ってみよう。
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吉田うどん「しんたく」
民家をお店にしています。ちょうど席が空いていて、待たずに座れました。
暑かったけど、吉田うどんは初めてなので、定番の温かいうどんを注文。
氷水はセルフサービス、汗をかいていたので、とてもおいしい。ごくごく飲んでしまった。しんたく グルメ・レストラン
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肉金うどん 肉は甘辛く煮てあり、きんぴらが乗っています。揚げ玉はセルフサービスで入れ放題。
富士吉田は肉屋さんで馬肉を売ってます。肉は牛肉?馬肉?馬肉を食べたことが少なくて、よくわからない。
うどんは固く、腰が強い。箸で持ち上げてもヨレたまま、自重でまっすぐにならないうどんです。伊勢うどんの対極だ。 -
吉田うどんの特徴は、この「すりだね」唐辛子とごまをごま油で炒めてあります。
辛いので、たくさん入れると激辛うどんになります。
辛いの大好きなので、たっぷり入れました。 -
11:40 冨士山下宮 小室浅間神社 おむろせんげんじんじゃ
創建は807年、坂上田村麻呂の東征の戦勝を感謝して社殿を造営しました。室町時代までは、東町の金毘羅神社に鎮座しており、富士道に面し大勢の富士登山者が訪れ、湧き水で身を清めてから富士山に登ったそうです。
江戸時代初めに、町が西側に移転したのに伴い、神社も現在地に移りました。小室浅間神社 寺・神社・教会
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車のお祓いが行われていて、ドア一つ一つを神主さんがお祓いしていきます。遊びに来ていた小学生が興味深々で、神主さんの後をついて歩いてました。
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いくつもの神社を訪ねていますが、境内に神馬がいるのは、ここが初めて。
中央競馬会から奉納されたサラブレッド、トキン号。
参拝者から貰ったタンポポの葉を、あまり食べる気にならないようで、つついていました。 -
祭神 木花咲耶姫命
元は「宮」としか呼ばれていなかった神社ですが、北口浅間神社新たに祀られたり、各村で浅間大神を祀り始めたので、区別するために「下宮浅間」と呼ばれるようになりました。
「下宮」に対する「上宮」は富士二合目にある小室浅間神社と富士山そのものです。
明治にはなって現在の「小室浅間神社」に改称しました。 -
御神木の桂、鎌倉で討たれた「大塔宮護良親王」の首が葬られていると伝えられています。
とはいえ、とても清々しい感じがするのです。春には赤い花が咲くそうです。
桂の花って見たことがない。花の期間は三日と聞きました。 -
御朱印を受け取りに社務所に行くと、後ろの厩から、先ほどの男の子二人が声をそろえて「すみませ〜〜〜ん」と叫んでいます。
「すみませ〜〜〜ん、馬が出てこないんですけどぉ〜〜〜」
振り向いて見ると、トキン号は厩に入ってしまったようです。
神主さんと、笑ってしまいました。馬も忙しいのです。 -
御朱印を頂きました。
例大祭では流鏑馬が奉納されます。1530年まで富士二合目の小室浅間神社の近くで、もう一つの里宮のある勝山村と共同で奉仕されていましたが、村間の争いが激しく、流血騒ぎになるので、各自の村で行われるようになりました。
普通の流鏑馬とは違い、馬の足跡で吉凶を占う貴重なお祭です。 -
12:15 富士山頂は雲の中ですが、スバルラインの料金を払い、五合目まで登ることにしました。
富士山の一の鳥居にあたる、金鳥居を通過。 -
スバルラインを走るのは20年ぶりか、大沢駐車場で周囲を見渡すと、以前よく見えた大沢崩れ方面は、樹木が大きく成長して、まったく見えませんでした。
スバルラインは富士山を回り込むように走るので、ここから見える湖は本栖湖です。
この翌日富士山のヒルクライム(自転車5合目まで登るイベント)があるので、足慣らし?の自転車乗りがたくさんいました。 -
13:05 スバルライン5合目 冨士山小御嶽神社
5合目は外国人観光客でごった返してます。駐車場に向かう道も、車道にはみ出して歩いてる人がいるので徐行。8割〜9割が観光バスでやってきた外国人。
駐車場からお土産屋さんの脇を通って人の少ない脇の参道。小御嶽神社 寺・神社・教会
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観光客が多いロータリーからは赤い鳥居が目印。以前は日本人しかいないとクチコミされていたようですが、神社脇の展望台の景色目当ての外国人観光客が参道を歩いて行きます。
ハイテンションで大声で騒いでる人のエネルギーがすごい。 -
小御岳は20万年前の火山で、箱根の山ができる前から活動していました。その後小御岳や古富士の上に現在の富士山ができ、神社がある場所は小御岳の頂上が富士山の脇に頭を出しているところです。
五合目は「天狗の庭」と呼ばれ、山岳信仰の聖地。なんだかすげ〜パワスポっとらしいんですが、全然わかりません。 -
祭神 磐長姫命 木花咲耶姫命(富士山の神様)の姉、山の形成の歴史的には納得します。
創建は937年 現在の社殿は昭和に入り鉄筋コンクリートで再建されたものです。
スバルラインが開設されるまで、富士登山口道から外れた場所にあったため、参拝者が少なかったそうですが、お中道巡りの拠点だったそうです。 -
日本武尊社、大黒様と恵比寿様も祀られていました。
この右わきが外国人に人気の展望台、真冬以外はここから日の出が見られます。 -
人が多いわりに参拝者が少ないので、御朱印も待たずに書いていただけました。
富士山と書いてあるのです、達筆過ぎてよくわからない(笑)。
五合目は天と地の境なんですね。酸素も平地の75%しかないそうです。 -
たくさんの外国人観光客のみなさん、富士山頂は雲に隠れてしまっていますが、テンションの高さは凄い。
外国人だらけの土産物屋に入る気にならず、登山口にあるスカイパレス富士で世界遺産になった富士の紹介動画やパネル展示を見学。動画は中国語バージョンもありますが、見てる人はいませんでした。
まあ、日本人も少なかったんですが。山梨県営五合目総合管理センター 名所・史跡
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トイレの行列に並んでいたら、中国人のオバサン二人に割り込みされました。前に並んでいた日本人の親子が「並んでいるでしょう、どうして無視するの?」と憤慨していましたが、そーゆー文化ですから、あきらめましょう。
彼らが国際社会(先進国)のルールに従えるのか、それとも自国のルールを曲げないのか、それは今後の中国政府の国際社会での姿勢によるのかもしれません。
少なくとも、今は自国ルール優先のようですね。 -
次は新屋山神社の奥宮へ。スバルラインで下山して、富士吉田登山道の中の茶屋で滝沢林道に入ります。
神社は林道の富士山二合目付近にあり、始点から8?ほど走るのですが、道幅は1.5車線で細かいカーブが多く、森に囲まれて視界が開けず、とても長く感じました。 -
14:22 林道の脇に茶色の看板が現れます。「へだの辻」と呼ばれる場所に鎮座しています。
看板を過ぎ、沢にかかる橋の手前に数台の駐車スペースがあります。
国立公園内で電気も水道もないので、社務所では発電機を使っていて、手水舎はありません。 -
金運上昇の神社として近年話題になっていて、特にストーンサークルはパワースポットとして人気だったようです。
元は木が円形に生えていたところに石組をして一段盛り上げ、石の周りを歩けるように修造したようですが、土台、祠の乗った石の台座、踏み石すべてが撤去されていました。どうも行政指導が入ったようです。
ストーンサークル中心の祠は残っていたので、お参りしました。 -
祭神 大山祇神
まずは本宮と向き合う社をおまいり。 -
次にこちらもお参り、さて、どちらの神様が祀られているのかな。
手水舎はなくとも、ここまでに深い森の中を進むことが禊になっているような気分です。 -
御朱印は2種類、冬季、林道が閉鎖されると翌年のGWごろまでは神社も森の奥に鎮まり、参拝はできません。
天候不良などで林道が閉鎖されても参拝ができなくなります。 -
お参りしたご利益のように、山頂の雲が切れてきました。車を転回させて、来た道を戻ります。
林道は5合目でスバルラインから続くダートの道に合流して終わりますが、3合目から先は通年閉鎖されています。
戻って、新屋山神社の本宮へ向かいます。
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