2016/07/01 - 2016/07/15
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ダメちゃんさん
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毎年7月の福岡市内は、「博多祇園山笠」で盛り上がります。
7/1(金)お神入れ〜7/15(金)追い山笠までの15日間は、旧・博多町内に受け継がれてきた七つの自治組織の男衆がかつぐ、7体の「舁き山笠(かきやまがさ)」が披露されます。
また、福岡市内の14ヶ所に展示披露される、高さが約10mもあるスケールの「飾り山笠」は、博多人形師のみなさんによる豪華絢爛な人形たちで飾られます。
山笠には2つの面があって、櫛田神社に向いた面を「表(武者姿)」と、その裏側は「見送り(童話やテレビアニメキャラが多いです)」と呼びます。
・・・今回は、NHK大河ドラマ「真田丸」の主人公、真田 信繁(幸村)をテーマにした飾り山笠が多かったです〜
ロンドン発のグローバル情報誌「モノクル(MONOCLE)」による【2016年版・世界の住みやすい街ランキング・第7位】にも選ばれた≪福岡≫の祭り旅行記です。
ご覧いただければ幸いです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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博多祇園山笠の中心地になる博多の鎮守社「櫛田神社」は、地元の人々からは『お櫛田さん』の愛称で呼ばれています。
期間中の『お櫛田さん』の参道には、お祭り提灯が連なります。 -
夕暮れには綺麗な明かりが灯ります。
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梅雨時期開催とはいえ、今年のお祭り期間中は雨の日が多かった気がします。
雨に霞むお櫛田さんです。 -
お櫛田さんの門前です・・・「祇園大祭」というのですね〜
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それでは、今年の一番手になる「東流(ながれ)」の舁き山笠(かきやまがさ)から紹介いたします。
その前に、用語の簡単な説明です
「流(ながれ)」とは、(旧)博多町に存在した自治組織(町内会?)の呼び名で、奇数の七は縁起がいいとされ、「流も七つ」と決められたそうです〜ラッキーセブンですねぇ。
「舁き山笠(かきやまがさ)」とは、各流の男集が山笠(大きなお神輿)の棒を肩にかついで走ることを「舁く」と言い、その山笠のことを「舁き山笠」と呼びます。 -
縦じま模様の法被(はっぴ)姿が、お祭り気分を盛り上げてくれます。
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「一番・東流(ながれ)」の"舁き山笠"の標題は「若武者応破波濤」・・・能楽の演目「ハ島」が題材です。
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舁き山笠のバックに回ってみました。
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表題「若武者応破波濤」の内容は、京の都からの旅の僧一行が四国のハ島に宿泊した際に、僧の夢の中に源義経の亡霊が現れて、自分の勇敢な戦いぶりを話すという物語。
一番山笠らしく有名な武将が登場しました。
人形師は白水 英章さん。 -
九州一の夜の歓楽街「中州」には、「舁き山笠と飾り山笠」の二体が登場。
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二番手・中州流の舁き山笠の標題は「坂田怪童丸」
坂田公時(サカタノキントキ)「幼名=金太郎」が、その怪力で滝を登ろうとする大鯉を捕まえようとしているシーンです。
子供たちのすこやかな成長を願った作品ですが、赤色の金太郎さんはこわいなぁ〜人形師は溝口 堂央さん。 -
画面の右手前に見える法被(はっぴ)には、「中州」の文字がビッシリです。
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二番手・中州流の飾り山笠の表題は「智略真田勇戦誉」
今年のNHK大河ドラマ「真田丸」の主人公・真田信繁(幸村、1568〜1616)が徳川家康軍と繰り広げた『大坂冬の陣』での攻防戦を再現。
白馬に乗った武者姿の真田信繁の、躍動感が伝わってきました。
人形師は今年も三宅 隆さん。 -
ライトアップされた夜は、少し雰囲気が変わって見えます。
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見送り(裏)側は「一休知恵競之妙」
室町時代の臨済宗の僧侶「一休宗純 和尚」のとんち話が題材で、将軍・足利義満が一休さんに出した問題の一つ『屏風絵の虎が夜な夜な屏風を抜け出して暴れるので退治して欲しい』と頼まれて捕まえるシーンです。
虎の絵の前に「一休さんと一休和尚」が並んで登場〜
人形師は中村 信喬さん。 -
こちらは、ライトアップされた画像です。
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見送り(裏)側の説明パネルです。
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連日連夜の山笠の管理、ほんとうにご苦労さまです。
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「三番手・西流」に来ました〜複数の法被姿が見えますが、お互いの山笠を見せ合う慣習があるそうです・・・お互いの作品を褒め合うのですねぇ〜
舁き山笠の標題は「弁慶仁王立」
武蔵坊弁慶は、幼少時に比叡山に預けられますが乱行をはたらいて追い出され、やがて京都の五条の大橋で義経に出会い、義経に襲い掛かるが返り討ちにあいます・・・ -
・・・その後、義経の家来となって平家討伐の功名を立てますが、兄の源頼朝と対立した義経は、奥州藤原秀衡のもとへ身を寄せます。秀衡の死後、子の泰衡は頼朝の命により義経主従を襲い、弁慶は薙刀を振って戦い、身を挺して義経をかばい、仁王立ちのまま最期まで守り通したと伝わっています。
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弁慶の気迫と勇気を伝える作品になっています〜
人形師は今井 洋之さん。 -
舁き山笠のバックに回ってみました。
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後姿も賑やかですね〜
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このスタイルで舁き山笠を担ぎます。
「博多っ子」らしい、凛々しい後ろ姿です〜 -
福岡県庁に近い場所にある「四番手・千代流」には、『舁き山笠と飾り山笠』の二体が登場。
舁き山の標題は「秀麗陵王鬼面勲」。
六世紀の中国(北斎)の皇族「蘭陵王長恭」は勇猛な武将ではあったが、その顔立ちは女性のように美しく、配下の兵が見とれて士気が上がらなかったそうです。
そのために「鬼の仮面」をつけて兵士を指揮し、敵国(北周)の大軍を打ち破ったという伝説のシーンを再現。
人形師は川崎 修一さん。 -
舁き山の後ろ姿です。
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丁寧に作られている説明パネルです。
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四番手・千代流の「舁き山笠」から少し離れた場所にある「飾り山笠]に来ました。
「千代流」のみなさんの集会場所のテントが併設されています。 -
千代流の「舁き山笠」です。
撮影したのは土曜日でしたが、社会科見学の小学生たちが「千代流」のガイドさんの説明を聞いてました。 -
”飾り山笠”の表題は「真田日本一之兵智略真田勇戦誉」と長いものです。
今年のNHK大河ドラマ「真田丸」の主人公・真田信繁(幸村、1568〜1616)が、大坂城外に築いた出城『真田丸』を駆使して、徳川家康軍と繰り広げた『大坂・冬の陣』での攻防戦を再現〜
人形師は川崎 修一さん。 -
夕暮れ時にも見てきました。
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表題の説明パネルです。
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見送り(裏)側は、中国から日本に伝わり「蘭陵王」と名づけられた舞楽がテーマ。
舁き山笠と同じく、六世紀の中国(北斎)の蘭陵王は勇猛な武将であったが、その容貌が女性のように優しげで美しく、兵の士気が上がらなかったため鬼面をかぶって指揮することで、敵の大軍を打ち破ったという伝説はドラマティックです。
人形師は表と同じく川崎 修一さん。 -
ライトアップされた、飾り山笠も美しい〜
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見送り(裏)側の説明パネルです。
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「五番手・恵比須流(ながれ)」の舁き山笠が見えてきました〜
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恵比須流(ながれ)の舁き山笠の標題は「神光普照三千界」。
博多祇園山笠の誕生に関係の深い「聖一国師」は、建仁二年(1202年)10月15日駿河国に生まれ、奈良東大寺で受戒し、禅を学ぶため宋に渡り径山の無準師範の門下に入り、修行に励むこと6年、仁治二年(1241年)7月に多くの仏典など携えて博多に到着したそうです・・・ -
・・・博多に到着した頃、町中に疫病が蔓延して多くの人々が苦しんでいて、聖一国師は人々が担ぐ施餓鬼棚に乗り、祈祷水を撒いて鎮めたと伝えられています。
これが災厄除去の祇園信仰と結びついて、「博多祇園山笠」として800年後の現在まで引き継がれているそうです〜
人形師は亀田 均さん。 -
「疫病退散!」
こわい表情の聖一国師さまでした〜 -
舁き山笠のバックは、こんな仕上がりです。
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提燈にも歴史を感じますね〜
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「六番手・土居流(ながれ)」の舁き山笠の標題は「福之神招来」。
大蔵流狂言『福の神』の一幕で、毎年、福の神の社に参拝している二人の男が豆まきを始めると、福の神が現われて酒を所望するというお話し〜 -
〜酒を奉げると、福の神は喜んで、二人を豊かにしてやると言い、「朝早起きをして慈悲の心を持つこと、人の嫌がる事をしないで腹を立てないこと、夫婦仲良くすること、神に神酒を奉納すること」を心得として授けるという一幕
。
博多祇園山笠の関係者や見物客のみなさんに、災難・病気・争い事がないことを願った作品です・・・この旅行記をご覧いただいたみなさまにも!
人形師は中村 信喬さん。 -
舁き山笠のバックも綺麗な仕上がりでした〜
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7月15日の追い山笠のスタート地点は「お櫛田さん」ですが、ゴール地点がココ「須崎問屋街=廻り止」です。
七流(ながれ)のアンカー「七番手・大黒流」の舁き山笠は、この通りの先に展示されています。 -
「七番手・大黒流」の舁き山笠は、この日も仕上げの作業が続いていました。
標題は、「鐵心肝(テッシンカン)」。
修行者が死をも畏れず、悟りを妨げる煩悩などの障害を打ち破り、精進して悟りに向かう意志の固さのことらしいです・・・ -
・・・豊臣軍と徳川軍の戦乱の中、心を堅持し幾度となく幾万の敵兵にむかい戦果をあげ、「日本一の兵(つわもの)」と語り継がれている今年のNHK大河ドラマ「真田丸」の主人公・真田 信繁(幸村、1568〜1616)を題材にした作品です。
「真田信繁」の、威厳のある武者姿です。 -
後ろ姿はこんな感じです。
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後姿をアップしてみました。
人形師は置鮎 正弘さん・・・最後までお疲れさまでした。 -
舁き山笠の近くには、氷柱の中に赤い布で何かが巻かれているような?
中身は不明です(><; -
「八番・上川端通り商店街」に展示された「飾り山笠」は、アーケード内を自由に移動できるようになっています・・・ほかの飾り山笠は固定式です。
表題は「西遊記」
孫悟空・猪八戒・沙悟浄の三人の弟子を引き連れた?・僧「三蔵法師」が妖怪たちの襲撃を切り抜け、幾多の苦難の果て、ついに天竺にたどり着き、目的の取経に成功し、唐の都に帰還するというお話し。
三蔵法師や弟子たちの表情が面白いです〜
人形師は田中 比呂志さん。 -
見送り(裏)側は、歌舞伎の演目から「本朝廿四孝(ホンチョウニジュウシコウ)」
上杉景勝、武田信玄が互いに争っていた「川中島の決戦」は、将軍足利義輝暗殺の犯人捜査を命じられたため、それぞれの息子・武田勝頼と娘・八重垣姫を婚約させ、3年間休戦するというお話。
歌舞伎らしい婚約者たちの人形の表情や華やかな衣装が楽しめました〜
人形師は田中 勇さん。 -
登場人物の配置が表示してあり、わかりやすくて良かったです。
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「九番・JR博多駅前広場」に展示された飾り山笠の表題は「猛将幸村夏之陣」。
「大坂の陣」が起こった際、真田信繁(幸村、1568〜1616)は総大将・豊臣秀頼の居城外・大坂城に出城『真田丸』を築いて、”冬と夏”と二度の戦いで大活躍して、敵軍(徳川家康)の陣にあと一歩のところまで迫ったというシーン。
真夏の甲冑姿は暑かったことでしょうね〜
人形師は生野 四郎さん。 -
表題側を斜め45度の角度から見ました〜
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飾り山の見送り(裏)側は、福岡のローカルTV番組「華丸・大吉のなんしようと(何をしているの)?」です。
お笑いコンビの博多華丸・大吉が地元福岡のいろんな場所に出没して、出会ったみなさんと繰り広げる人情バラエティー番組。
ほのぼのとした気分になれて笑顔になれました(^^)v
人形師は田中 勇さん。 -
大型複合商業施設・キャナルシティ博多は、中国・韓国等からの観光客で賑わう場所です。
「十番・キャナルシティ博多」に展示された飾り山笠の表題は、「春興鏡獅子」という新歌舞伎十八番の演目のひとつ。
大奥の鏡開きで舞を披露する弥生という踊り手が、祭壇の手獅子を取って舞いはじめると、手獅子は飛び交う蝶に誘われて弥生を引きずったまま消え去る。やがて勇壮な獅子の精が現れて、毛を振りたてて舞い狂ったというお話し
〜本物の歌舞伎を観たくなりますね〜
人形師は置鮎 琢磨さん。 -
見送り(裏)側は、「蜂侍天下無双誉」と名づけられています。
念願のJ1復帰を果たしたフットボールチーム「アビスパ福岡」がテーマ。今シーズンのスローガンは『子供たちに夢と感動を!』。
強敵揃いのJ1リーグで奮闘中の「アビスパ(蜂侍)」たちを応援したいものです〜
人形師は表と同じく置鮎 琢磨さん。 -
「表題&見送り側」の説明パネルです。
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博多川沿いの長さ約400mの川端通商店街アーケード内にも飾り山笠が展示されました。
「十一番・川端中央街」の表題は「日本一の兵(つわもの)」
1614年(慶長十九年)の大坂・冬の陣において大坂城外に築いた出城(真田丸)で大活躍した「真田信繁(幸村、1568〜1616」は、策をめぐらせて徳川家康軍の注意を引きつけて敗走させたというお話し。
信繁の凛々しい武者姿が観れました〜
人形師は中野 親一さん。 -
見送り(裏)側は、「ももたろう」がテーマ。
美少年ももたろうと犬・サル・キジの仲間たちと一緒に、鬼退治をしています〜
人形師は中野 浩さん。 -
福岡の繁華街・天神にある大型複合商業施設のソラリアプラザにも飾り山笠が登場。
「十二番・ソラリアプラザ」の表題は「決戦、川中島」。
永禄四年(1561)9月10日、越後の上杉謙信、甲斐の武田信玄が川中島 にて雌雄を決せんと両軍合わせて三万三千余により繰り広げられた合戦を再現。
高い吹抜けホールに設置された白馬に乗った謙信の表情が良いなぁ〜人形師は置鮎 正弘さん。 -
飾り山笠を真横から見てみました〜
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見送り(裏)側は、「山崎の合戦」が題材。
織田信長が明智光秀に京都・本能寺で討たれた時、羽柴秀吉は備中(現在の岡山)から京都までの約200kmを10日間で駆け戻る「中国大返し」を敢行。
秀吉軍の予想外の進軍速度に明智軍は十分な準備ができずに、明智光秀の12日間の「天下」は終わりました。
光秀が勝利していれば、歴史はどうも変わったのでしょうか?〜
人形師は小嶋 慎二さん。 -
福岡の繁華街「天神」にあるアーケード商店街にも飾り山笠が展示されました。
「十三番・新天町」の表題は「須佐之男切大蛇」。
日本神話として有名な『八岐大蛇退治』の一場面を再現。
須佐之男命(スサノウノミコト)は天上界から追放されて、出雲国に降り立ちます。
人間界で大暴れを繰り返していた大蛇を酔わせて眠ったところを退治した際に、尾の部分から出てきた三種の神器のひとつ「草薙の大刀」を、天照大神に献上したというお話し。
迫力のある作品でした〜
人形師は亀田 均さん。 -
見送り(裏)側は、昨年に続いて「サザエさん」が題材。
長谷川町子さん原作の長寿テレビ番組「サザエさん」の平和な磯野家ファミリーの笑顔を見ていると癒されますね〜
視聴率が下降気味らしく少し心配です(><;
人形師は表と同じく亀田 均さん。 -
「飾り山笠」のお隣りには、こどもたちが肩に担ぐ「子供用山笠」も展示されていました。
こちらは可愛い表情の「須佐之男命」でした。 -
美術館も入っている大型複合商業施設・博多リバレインにも飾り山が展示されました。
「十四番・博多リバレイン」の表題は「戦国桶狭間」。
永禄3年(1560)5月19日・・・太陽暦の6月12日だそうです。
尾張の領主「織田信長」が、駿河・遠江・三河の領主「今川義元」の2万5千の大軍に対して、わずか「10分の1」の兵で打ち破り、近世という時代の幕を開けた日本史上に残る有名な合戦シーンを再現。
勇壮な武者姿が素晴らしい作品でした〜
人形師は生野 四郎さん。 -
夜にも行って撮ってみました。
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〜表題の説明パネルです〜
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見送り(裏)側は、「昔話博多勢揃い」と名づけられています。
今年は第99回ライオンズクラブ国際大会が福岡市で開催されました。
世界中から集まっていただいたみなさんに、日本文化を紹介するために「日本昔話」の主人公たちを勢揃いさせたそうです。
かぐや姫、桃太郎、金太郎、浦島太郎など、どこかのCMみたいなメンバーでした(笑い)
人形師は表と同じく生野 四郎さん。 -
夜にも撮ってみました。
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〜見送り側の説明パネルです〜
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福岡の繁華街・天神にある、大丸デパートのパサージュ広場にも飾り山笠が登場。
「十五番・天神一丁目」の表題は「大坂・冬の陣」。
「真田 信繁(幸村)1568〜1616」は大胆不敵な軍略と勇猛果敢さで、豊臣家を支える名将として、慶長十九年(1614年)の大坂冬の陣に参戦。
大坂城外に築いた出城『真田丸』により、大軍勢で押し寄せる徳川家康軍を翻弄しました。
馬上の信繁が格好いい〜
人形師は中村 信喬さん。 -
〜表題の説明パネルです〜
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見送り(裏)側は「大坂・夏の陣」がテーマです。
前年の「大坂・冬の陣」で苦戦した徳川軍は、いったんは和睦して兵を引いたのですが、大坂城の外堀を埋めたうえで、慶長二十年(1615年)の夏に再び攻め寄せました。
最後の決戦を覚悟して大坂城外に飛び出した真田 信繁は徳川軍の本陣に突入して、家康の目前まで攻め寄せたといわれています。
落城間近の大坂城を背にして、家康をにらみつけている武者姿の真田信繁が凛々しいです。
人形師は白水 英章さん。 -
〜見送り側の説明パネルです〜
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福岡市中央区のメインストリート”渡辺通り”にも飾り山笠が展示されました。
「十六番・渡辺通一丁目」の表題は「決闘、巌流島」
今から400年前の慶長十七年(1612年)4月13日、
福岡県北九州市門司区と山口県下関市の中間にある関門海峡に浮かぶ小島(舟島)で繰り広げられた「佐々木小次郎と宮本武蔵」の剣術対決は武蔵の勝利。
この舟島が”巌流”と名乗った佐々木小次郎にちなんで、「巌流島」と呼ばれるようになりました。
人形師は中野 親一さん。 -
見送り(裏)側は、「愛と勇気のアンパンマン」と名づけられています。
アンパンマンを中心にした名物キャラクターたちが勢ぞろいして、見ているだけで笑顔になれますね〜
人形師は中野 浩さん。 -
地元のプロ野球チーム「福岡ソフトバンクホークス」のフランチャイズ球場にも、飾り山が展示されました。
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「一七番・福岡ドーム」に展示された飾り山笠の表題は「熱男翔若鷹」
今年のホークスも投・打がそろって、日本一をめざしています。
工藤監督をはじめとする若鷹”熱男”たちの選手たちが、チャンピオンフラッグを博多に再び持って帰ってくることを信じています。
人形師は置鮎 琢磨さん。 -
少し近づいてみました。
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〜表題の説明パネルです〜
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見送り(裏)側の題材は「奇襲桶狭間決戦」
織田信長が尾張を統一した2年後(1560年:永禄三年)5月、駿河の今川義元が2.5万人の兵を率いて尾張に侵攻しました。
19日の朝、織田軍は折からの激しい風雨に助けられて、今川軍に察知される事なく、昼過ぎに本陣を奇襲して今川軍に勝利しました。
信長は、その後、天下取り(天下布武)の道を歩むことになります。
人形師は三宅 隆さん。 -
〜見送り側の説明パネルです〜
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福岡ドーム球場近くの歩道で見つけたマンホールにはめ込まれた、ホークスのキャラクター・・・足で踏むのを遠慮しました〜
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同じく、ホークスのキャラクターたち。
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「飾り山笠」の紹介も最後の1箇所になりました。
再び、櫛田神社に戻ります。 -
櫛田神社境内の案内図です。
7/15(金)の早朝に執り行われた「追い山笠」という行事での、
「舁き山笠」の奉納ルートが画像の左側の矢印線(境内でひと廻りします)が、わかりますか?
奉納された「舁き山笠」は、このあと市内約5kmを30分少々で駆け抜けます。 -
舁き山笠が奉納された境内の広場です。
見物者用の桟敷席には紅白の横断幕が綺麗に張られています。 -
桟敷席には、お祭りらしい横断幕も掲示されました。
「博多祇園山笠」は、国の重要無形文化財なのです。 -
櫛田神社の境内に展示された「飾り山笠」の表題は『京都五條橋之上』
平安時代末期、のちに平家討伐で功名を立てる「牛若丸(源義経)」と、その忠実な家臣となる「武蔵坊弁慶」が、京都の五条大橋で決闘するシーンです。
バックには金閣寺や銀閣寺も見えるような?
人形師は亀田 均さん。 -
見送り(裏)側は、「古事記 稲羽素兎」
神話”稲羽の素兎”で、隠岐島(鳥取県の沖合い)に住んでいた兎が、因幡(鳥取)に渡るために利用した鮫たちに、だましたことが判ってしまい毛を剥ぎ取られてしまいました。
かわいそうに思った「大国主神(おおくにぬしのみこと)」が正しい治療法により助けるシーンです。
〜やっぱり、人をだましてはいけませんねぇ〜
人形師は今井 洋之さん。 -
画像中央に、「大国主神と赤い姿の小さな兎(うさぎ)」が見えるでしょうか?
逆光で見づらくなってしまい、失礼しました(><; -
画像は、「四番手・千代流」の『舁き山笠』のアップです。
撮影前日まで顔にかぶっていた仮面を今日から外したということで、美しい顔立ちを見ることができました(^^)v
福岡(博多)の夏祭り「博多祇園山笠」は、7月15日(金)早朝の市内約5kmを駆け抜ける「追い山笠」でフィナーレを迎え、15日間のお祭りが終わりました〜来年もまた、お祭り気分を楽しみたいものです。
九州・福岡での「山笠旅行記」を最後までご覧いただきまして、誠にありがとうございました。
〜感謝いたします〜
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この旅行記へのコメント (4)
-
- hiro3さん 2016/07/21 18:09:18
- 博多祇園山笠、見事ですね!
- ダメちゃんさん、こんばんは。
「博多っ子純情」世代です(笑)
歴史にちなんだものが描かれているように思っていたのですが、「熱男翔若鷹」や「愛と勇気のアンパンマン」もあるのですね。
知らなんだ〜!
自分は京都の祇園祭を追いかけています。紹介できるのは少しかかりそうです。
夏祭り、いいですよね。演じられる方は大変だと思います。年々少なくなってバイト君を頼まないと出来ないとか?費用の捻出なども頭の痛い問題となっているところもあるようですが、伝統行事!長く続いていけたらいいね。
hiro3
- ダメちゃんさん からの返信 2016/07/21 18:51:32
- RE: 博多祇園山笠、見事ですね!
- hiro3さんへ
こんにちは〜
いつも、投票いだだきましてありがとうございます。
今回はあたたかいメッセージまでいただきまして、感謝しております。
私も「博多っ子純情」読んでいましたから同世代なのでしょうね(笑い)
ほんとうに、山笠の製作内容も変わってきたように感じます。
子供さんや若い世代にも楽しんでもらいたいのでしょうね。
hiro3さんが「祇園祭」を追いかけられている「祇園祭」の紹介を、のんびりとお待ちしています(笑い)
たしかに、全国各地での「夏祭り」も規模が縮小されたり、少なくなっていますよね〜
伝統行事を後世に伝えるのが、私たちの役割なのでしょうか。
お互いに、お祭りの追っかけ(?)を続けて、少しでもお役に立ちましょうね。
これからも、hiro3さんの旅行記&クチコミ情報を楽しみにしています。
〜祇園祭情報を楽しみにしているダメより〜
-
- 旅 愛子さん 2016/07/21 12:00:34
- 迫力ありますね!
こんにちは(⌒▽⌒)、ダメちゃんさん。
数々の山笠、どれも迫力満点ですね。
テーマに忠実に、細やかな細工と色合いが、
粋と交じって、カッコいいですね!
男衆も、実にカッコいい!
実は、知り合いに、いらっしゃいましてね、
その方は、奥さまが博多の方で、
その方自身は関西の方なんですが、
毎年帰郷されて、参加されているのだとか。
めちゃめちゃ楽しいと言ってました!
そうそう、もしかしたら、
来年、運が良ければ、娘が福岡に引っ越すかもしれません。
決まれば、
私も是非山笠を見学してみたいと思っていたので、
この旅行記を参考にさせていただきますね!
それでは、熱中症などには気をつけて、
盛夏を楽しんで下さいませ。
旅 愛子より
- ダメちゃんさん からの返信 2016/07/21 12:40:20
- RE: 迫力ありますね!
- 旅 愛子さまへ
〜こんにちは〜
早速に、投票&あたたかいメッセージをありがとうございます(^^)。
こういう、地域のお祭りやイベントを観るのも、転勤族の楽しみ方だと思っています。
福岡に転居して2度目の「博多祇園山笠」ですが、初めての時よりも見方が深まった気がします。
山笠の出来栄えを昨年の画像と見比べたり、博多人形師のみなさんの個性とかが少しわかったり、勉強させていただいています(笑い)
お知り合いに、博多に縁のある方がおられるのですね〜
そのような方を「のぼせもん」というそうですよ・・・「お祭り期間中は、長期休暇を取って山笠に熱中してしまい、ほかのことが手につかない」という感じでしょうか。
来年、お嬢さんが福岡に引っ越されるかもということですが、大したことはできませんが、お手伝いできれば幸いです。
ぜひ、博多に来られる際には、お声をかけてください。
屋台あたり(お好みと違うかも?)にご案内いたしますよ・・・こちらも当分は福岡生活になりそうです。
旅 愛子さんも、最近、北海道に行かれたのですね、旅行記を楽しく拝見させていただいています。
お互いに夏バテしないように注意しましょうね(^^)v
〜感謝、感謝のダメより〜
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