菊乃井さん　水無月の　お献立

2016/06/23 - 2016/06/23

梅雨時の　一日。昨日からの大雨は　すっかり止んで　青空が広がりました。

九州や広島では　酷い豪雨だったようで　熊本の方々は　震災の被害も　まだそのままなのに　自然の脅威に晒され続けていて　なんとも　やるせない気持ちになるの・・・ですが・・・・そんな　日に
わたくしども　は　美食にうつつをぬかして　まいりました。

１月、４月の続いての　６月水無月の　お食事です。
http://kikunoi.jp/store/

エリア 東山・祇園・北白川(京都)

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 5.0

板前さんは　現在　フランスから　お二人、見習いに来ているそうです。
２年間を　ここで修行されるとか。　全員で・・・？あ　何十人だったか？
見習いさんを含めて　かなりの板前さんを　抱えてるそうです。

駐車場は　ここ。
２台、もしくは　３台、止められます・・・が、
バックで　出すときは　大変です（+ +;)

アジサイの季節です。

お邪魔します

ちょっと　待たされるときの　小部屋。

すっかり　夏の設えに・・・・　げに　涼しげな　よし障子に　網代の敷物。

初夏の日差しも　よし障子越だと　涼しげな　感じになりますね。

蒸し暑い　京の夏の演出　素敵です。

お庭も　昨夜の雨に洗われて　緑が新鮮。

床脇に　飾られているのは　
訶梨勒かりろく、インドの匂い袋ですが　今は　ただの飾りとして　使われているのだそう。

訶梨勒かりろく　とは　インド原産の植物で　邪気を払い　病を治す薬として　
実を袋に入れて　飾ったのがはじまりといわれいるそうです。

夏を演出する　花生けと　掛け塾。

初めに　山椒風味の　盃をいただき。

水無月の献立。

先付けは　細かく粉砕した長いもを　やんわりと固めた　蛸を乗せ
山椒の餡を　かけて　の一品。

お　い　し　い　ぃぃぃ〜〜〜本当に　菊乃井さん　ならではの　ひと品。

八寸（小茄子の田楽、川エビ、何かで巻いたグジの刺身、可愛い花胡瓜、ちょこっとモロミ、赤いのは　何かに付け込んだ玉子の黄身、枝豆も　隠れてます）
アサリの白和え。

威勢の良い　子鮎。　籠のふたを開けたら　ぴょこーんと　飛び出しました。

もうすぐ　お陀仏になるのです。

屋形船に見立てた　向こう付け。

鯛　と　烏賊。　　ワサビの美味しいこと！

山葵を下すのは　新米１年目の　板前さんの　お仕事だそうです。

向こう付け　二品め。

しまあじ、ポン酢のジュレ　と共に。

蓋物は　あらかじめ　リクエストしておいた　豚の角煮。

トロトロのジャガイモの餡が　かかって　辛子が乗って　お　い　し　い〜〜〜
としか　言い表せられないのが　残念　超美味しいです。

青ずいきも　シャリシャリ。

器も　素敵。

肉け　の物を一品　差し替えて頂いたのですが　本来は　
アナゴの入ったヒロウスの山椒餡　だったそうです。

口直しの　ソルベは　甘夏山葵。

お口、さっぱり。

先ほどの　生きの良かった　子鮎ちゃん。

無残な　姿で・・・・・おいしそう。

頭を　少し下げて　炭火で焼いております。　油がすべて　頭の方へと移っていますので　頭の方から　召し上がれ。

しっぽまで　残さず頂きました。　子鮎ちゃんも　浮かばれる事でしょう。

強肴しいざかな。

あっつ温　なので　蓋に半紙が。

仲居さんが　ささっと蓋をとって　　その中身は　七宝蒸し。

中身も美味しいのだけれど　スープが　すべての旨みを出汁に　それはそれは
美味しいので　松の実、クコの実、露生姜、何一つ残さず　飲み干しました。

満腹　満腹〜〜〜

あ、最後に　ご飯ものが　残ってたんだ〜

それに　止め椀の　新牛蒡すり流し。

汁物を　残さず　いただき　さすがに椎茸　パプリカの　お寿司食べて
あとは　箸が進まず・・・・

上だけ食べて　ご飯を残さざるをえず・・・・

なのに　これは別腹。

アーモンドのアイスにマンゴースープ、これは　菊乃井ご主人の　自慢の一品。
いつも　お代わり欲しくなります。

留めの　お抹茶。　水無月で　おしまい。

ああ〜〜〜　満足じゃぁ〜〜〜

女将さん　お綺麗どっしゃろ〜〜　小顔やし・・・

横に居並ぶ私たち。顔のでかさが際立って　　即、切り取り！

ごちそうさまでした。　また　秋に。