2016/05/03 - 2016/05/07
257位(同エリア932件中)
じんさん
4泊5日でノルウェーのオスロとベルゲンとフィヨルドを巡った旅の記録。
これまで北欧にはプラスのイメージだけでなくマイナスのイメージもあったことから、旅行先として考えてもなかなか「よし行くぞ」という感じには至らなかった。そのため、夫婦共に飛行機での乗り継ぎ以外にスカンジナビア半島にはまだ行ったことが無かったのだが、今回、安いオスロ行きのチケットが見つかったことを動機に、いよいよ足を踏み入れることにした。
飛行機のチケット、ホテルの予約、鉄道類の予約等は全て個人手配。レストランは迷わなくて良いように初日の夜だけを予約。
行く前のノルウェーの印象:
・自然に恵まれている(森と湖ばかり)
・ムンクの『叫び』
・食事は北海系の魚ばかり
・寒そう
・いろんなものの価格が高い
行ってみた後の感想:
【体感気温】
5月初旬のオスロはさほど寒くなく、日中は薄手の防寒具が一枚あればこと足りた。夜はベイエリアを歩くのであれば薄手のコートがあるといい。ベルゲンはそれより少し寒い程度。凍えるほどではなかった。フェリーでのフィヨルドツアーで船上にいる間はさすがに寒く、小さくまとめられるユニクロの冬用のコートやニット帽が役立った。
【自然】
ベルゲン鉄道に乗ってる間の景色は森と湖ばかりでなく、雪で覆い尽くされた標高の高い一帯や雪解け水が流れる渓流などもあって飽きることなく楽しめる。スマホで車窓からの風景をスローで撮影すると、結構感動的な映像記録が残せる。もちろん天気にも左右されるが、特にフィヨルドでのパノラマ風景は必見。
【文化】
ムンクの『叫び』は人気者。ただ、意外と美術館も混雑していなかったし、土産物屋などでキャラクターとしてあちこち見られるというわけでもなかった。ベルゲンの世界遺産「ブリッゲン」の建物の傾き具合が歴史を感じる。土産物屋になってるのでその中も少し見てまわれる。建物と建物の間の路地に中に入って散策するのも楽しかった。
【食事】
レストランの料金がドイツ、スペイン、イタリアなどと比べて2〜3倍高くつくが、それなりのものが食べられる。魚介系に限らずトナカイや鯨肉など、意外と食材にも幅があり、味付けも美味しいところにあたった。ベルゲンに醸造所があると言う地ビールの『ハンザ・ビール』も美味しかった。
旅程:
1日目
・オスロ空港到着、空港からエクスプレスに乗ってオスロ駅へ移動
・オスロのベイエリアで夕食(レストラン事前予約)
2日目
オスロ散策
・オスロ国立美術館で「ムンクの『叫び』」鑑賞
・王宮前で「衛兵の交代式」見学
・市庁舎内見学
・再びオスロのベイエリアで夕食
http://4travel.jp/travelogue/11141750
3日目
・朝からベルゲン鉄道に乗ってベルゲンへ移動
http://4travel.jp/travelogue/11145956
・夕方、ベルゲン市街を散策、世界遺産の「ブリッゲン地区」を見学
http://4travel.jp/travelogue/11149219
4日目
・ベルゲン鉄道でVoss(ヴォス)まで移動
・Vossからヴォスバスでグドヴァンゲンへ移動
・グドヴァンゲンからフェリーに乗ってフロムへ移動、
船上から世界遺産のネーロイフィヨルド見学
・フロムからフロム山岳鉄道でミュルダールへ移動
・ベルゲン鉄道でオスロへ移動
http://4travel.jp/travelogue/11156177
5日目
・オスロ散策、ホテルのチェックアウト前に一人でヴィーゲラン彫刻公園散策
・時間になるまでオスロ市街でぶらぶら
・オスロ駅からエクスプレスに乗って空港まで移動
http://4travel.jp/travelogue/11156524
★「ノルウェー・ナットシェル」チケット
3日目と4日目は「ノルウェー・ナットシェル」というチケットを使ってノルウェー南部を周遊。ベルゲン鉄道を計3回、バス、フェリー、フロム山岳鉄道を各1回利用しながら、フィヨルドなどのノルウェーの自然やベルゲンを巡ることができる。個々にチケットを手配しているといろいろと大変だが、これがサイトで一括購入することができる。それが「ノルウェー・ナットシェル」。出発日、順路、起点・終点などはサイト上で多少カスタム可能。あくまでも個人旅行向けのため、ガイドや添乗員はいない。
チケットの購入サイトはこちら。
https://www.norwaynutshell.com/
ノルウェー・ナットシェルを使った移動に関しては以下の3日目の旅行記から。
http://4travel.jp/travelogue/11145956
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
オスロ空港到着。
空港の建物が木の風合いがあり、モダン。
天気は少し小雨がぱらつくぐらい。
15:40のエアポートエクスプレスでオスロ駅まで直行。 -
16:00、オスロ駅に到着。ここまでノンストップで約20分。ノルウェー中央駅で終点になる列車とこの先まだ行く列車とがあり、必ずしも執着駅ではないので注意。また、ホームもそれによって異なる。
到着後、ノルウェーナットシェルのチケットを引き換えにチケットセンターを探す。それがなかなか見つからず、駅中のショッピングエリアに迷い込む。さらに迷いに迷って地下鉄のホームにまで降りてしまう。すぐさま引き返したものの、ホームから続くエスカレータの上で待機していた駅員に無賃乗車扱いされ捕まりかけた。
なんとか事情を説明して許しをいただき、罰金払うことなく解放。ついでに教わったチケットセンターの方向へと向かう。 -
ようやくたどり着いたチケットセンター。
人に聞いてたらすぐに見つかるような場所にあった。
『ノルウェー・ナットシェル』のチケットは郵送で送ってもらうようにもできたが、一番手数料がかからず確実だと思ったので、チケットセンターでの引き合替えにしておいた。
一人当たりのチケットの枚数が5,6枚あり、その発券作業やら一つ一つの乗車時刻の確認、乗船時刻の手書き記入、あらためて説明なんかもあって合計20分ぐらいはかかっただろうか。窓口は幾つかあり、来た時にはほとんど並ばずに済んだものの、全て終わった時にはちょっと行列ができていた。なんとも非効率な…。
なお、2日後の乗車時刻前の朝8時過ぎ頃には、まだこのチケットセンターは開いて無かった。チケットセンターでの引き換えを考えてる人は前日までに終わらしておいた方が良いだろう。 -
16:35、オスロ駅の外へ。
ちょうど雨も上がった。
ここから予約したホテルまでは徒歩5分程度のところなので歩いて向かう。 -
駅前広場の真ん中にあったトラのオブジェ。
しっぽにぶら下がったり、特に子供たちに人気。 -
16:40、予約したコンフォートホテル・ヴォルスパーケン(Comfort Hotel Børsparken)に到着。このホテルで2泊する。
駅舎とこのホテルの間に「コンフォートホテル・エクスプレスセントラルステーション」という名のホテルもある。そちらにはフィヨルドツアーから戻ってきた夜に宿泊したので、後の旅行記で比較してみようかと思う。Comfort Hotel Boersparken ホテル
-
ホテルの部屋。
少し狭い感じ。窓の外は何もない内庭で、お向かいの部屋の宿泊客とご対面。明り取り程度。ただ、中は板張りの床で洗面所も含めて清潔感があり、「北欧」というイメージ通りのところだった。洗面所とシャワールームが床暖房だったのが驚いた。これも北欧ならでは? -
『ノルウェー・ナットシェル』のチケットの束。
ベルゲン鉄道は3回分のチケットがそれぞれあり、長距離移動は席が指定。バスは個別のチケットが付いてなかったがこのチケットの束がチケット代わり。フェリーは乗船時間が手書きされる。フェリーに乗るには、チケット購入時にメールで送られてきた「旅程表」を別途印刷して持っていく必要あり。
なお、チケットセンターではガイドの小冊子も付けてくれる。一部は日本語も記載。ベルゲン鉄道で移動している間、見どころなどを確認するのにこの小冊子が結構役立った。 -
17:40、ホテルで小休止した後、夕飯を食べにでかける。
この日の夕食のレストランは事前に予約済み。 -
ベイエリアまで路面電車も走っているが、来たばかりなのでまずは徒歩で出歩く。
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港はもうすぐ。
広々としていて比較的安全そうに見える。 -
オスロ市庁舎。
港に面して建っている。
入り口はこの反対側に。オスロ市庁舎 建造物
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市庁舎前の港の風景。
晴れ間が見え、青空が出てきた。
翌日からの天気に期待。 -
ベイエリア。
新しい建物が立ち並び、オシャレな雰囲気。
各地へのフェリーも停泊している。 -
引き続きベイエリア。
雰囲気の良い通り。この日、人通りが少なかく少し閑散としていたものの、一日晴れた翌日には大勢の人で賑わい、アイス屋などの露店もオープンしていた。 -
予約したレストランのある建物。
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レストラン『D/Sルイス(D/S Louise)』入り口
3日ほど前にメールで予約を入れた。
お店の中に入り、予約名を伝えると「先に地下のクロークへどうぞ」と案内される。ちょっと普段入ってるようなレストランよりは格式高い感じ。
レストランの公式サイト
http://www.dslouise.no/ディーエス ルイーズ レストラン & バー 地元の料理
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レストラン『D/Sルイス(D/S Louise)』、店内の様子。
ガイドブックなどによると「蒸気船ルイス号ゆかりのお店」と紹介。当時、客船で使われた装飾品やら船の備品・設備を店内のあちこちにあしらった内装。なかなか雰囲気がいいお店。 -
レストラン『D/Sルイス(D/S Louise)』、店内の様子。
大きなシャンデリア、数々の装飾品。
ややもすると「あり過ぎ」な多種多様なものが飾られているが、『蒸気船ルイス号』という統一したテーマでギリギリ保たれてる感じ。 -
レストラン『D/Sルイス(D/S Louise)』、店内の様子。
潜水服。
一見雰囲気を壊しかねないこちらのオブジェも、あまり自己主張し過ぎないところにさりげなく飾ってあった。ちょっとした博物館のようなもの。 -
こちらはワインセラー。
食事中、何度となく店員が忙しく出入りしていた。
この左側は特別ルームみたいになっていて、パーティで利用されていた。 -
目の飛び出るような金額の書かれていたメニューから、前菜として選んだフィッシュスープ。
メレンゲが浮かぶ濃厚でクリーミーなスープ。具はムール貝、鮭、タラ、小エビ、人参が入っている。
これだけで145クローネ=約1,750円。値段を気にすると何も食べられなくなってしまうので、金銭感覚を一旦切り替える。 -
前菜のムール貝。
実はこれ、この後に出てくるメインの魚介プレートの付け合せ。
我々のテーブルを担当してくれた店員さんから「このムール貝を前菜に持ってきましょうか?」と提案あり、お願いしたもの。 -
メインの魚介プレート。
1人前を二人でシェア。思っていたよりも大皿で大盛り。出てくる前は「値段が値段だし、少しぐらい量が足らなくても我慢するか」と思ってたのにその心配全く無し。最後は皿のふちを固める海老は食べきれず残すはめに。店員曰く、大概のお客がそうだとか。これを2人前頼んでいたらどうなっていたことやら…。
メインはロブスター、タラバガニの足、蟹味噌入りのすり身、手長海老、大きな海老、カキ、ホタテ。確かにこれらは一尾、一枚づつだったので、確かにその意味では一人前。725クローネ=約8,700円。スープやワインは高い感じがしたが、このフィッシュプレートは内容的にもお値打ち。 -
お腹もいっぱいになり、腹ごなしにベイエリアをしばらく散策。
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桜。
スポットライトにあたってるかのような日差し。
この辺り、工事も多く景気が良さそう。 -
警察官、パトロール中。
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ノーベル平和センター。(旧西駅の駅舎)
市庁舎の斜め向かいぐらいにある。ノーベル平和センター 博物館・美術館・ギャラリー
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最後はアイリッシュパブで1杯。
ノルウェーの旅、その2に続く。
http://4travel.jp/travelogue/11141750
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